ハンニバルシーズン1　第6話『アントレ　Entree』

2015/03/24

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ハンニバルのあらすじ

ウィル・グレアムは犯人に共感しその動機や犯行当時の感情を再現できる【純粋な共感】という能力を持っていた。
しかしその特殊な能力は同時にウィル本人の精神に多大なストレスをもたらすものであった。それゆえFBIの適性試験に通らないが、その高い能力を買われFBIアカデミーの講師をしていた。ある日起こった女性の連続殺人事件にウィルの能力が必要だと思ったFBIのジャック・クロフォードはウィルに協力を依頼する。しかしウィルの精神への負担を懸念するFBI顧問のアラーナ・ブルームは反対する。ジャックはアラーナを納得させようと高名な精神科医ハンニバル・レクターにウィルの精神鑑定を依頼するが…
事件を解決していきながらレクター博士に影響されていくサイコサスペンス

精神障害犯罪者病院の囚人

病院に入っている囚人ギデオンが意識不明となり医務室へ運ばれる。看護師が世話をしていると突然目を覚ましたギデオンが看護師を殺してしまうという事件が起こる。クロフォードはウィルを連れて犯罪者病院へ向かう。早速犯行現場を見せてもらうとそこには無数の点滴スタンドなどが体中に刺された看護師の無残な遺体があった。病院のチルトン博士はその殺し方からギデオンが連続殺人犯≪チェサピークの切り裂き魔≫ではないかと言う。この2年間犯行は止まっていて、ギデオンが入院したのも2年前。時期的には辻褄は合う。
クロフォードとチェサピークの切り裂き魔とは因縁があり、2年前捜査に加えた優秀なＦＢＩ訓練生ミリアムを殺されている。クロフォードは慎重に見極めようとウィルに任せる。そしてウィルは殺し方は全く一緒だが何故かチェサピークの切り裂き魔だと思えない。模倣に思えるという。

クロフォードの苦悩

ガンにおかされている妻のベラのことで何もできない自分に悩むジャック・クロフォード。レクター博士を訪ねて話を聞いてもらう。そして妻が仕事でいない深夜、ジャックの家の電話が鳴る。受話器からはミリアムの助けを求める声が…朝になりどこから掛かってきたのか調べたが着信の形跡すらなかった。ミリアムの遺体は見つかってはいないがジャックには死んだという確信があった。もし何らかの方法で電話をかけてきたのが本物のチェサピークの切り裂き魔だとしたらギデオンは偽物だということになる。本物はそれを証明したいのだろうか？
ウィルたちと共に本物をおびき出そうと考える。そして協力者として女性記者のラウンズを選ぶ。ラウンズはギデオンと面会し、彼がチェサピークの切り裂き魔だという独占記事を書く。

怒った本物

だいたいこのドラマを見ている方は予想がついていると思うので書きますが、チェサピークの切り裂き魔はハンニバル・レクターなわけですよね。ラウンズの記事を読みながらわなわなぎりぎりしているレクター博士。いつもの優雅な物腰とは違う厳しい表情を見せています。
一方クロフォードは偽物だと言う確証を得ようとギデオンに面会し、話を聞く。訓練生のミリアムの名も知っているがどこか怪しい…と思っていると携帯に自宅からの着信。妻からだと思い出るとまたもや前回と同じセリフのミリアムの声が。自宅で調べると受話器にはミリアムの指紋。枕にはミリアムの毛髪がついていた。
ウィルは「ミリアムの死にあなたが責任を感じていると知っている者の犯行だ」と言う。

思いがけない洗脳

ギデオンと面会したアラーナはギデオンは自分はチェサピークの切り裂き魔だと誰かに思い込まされているのではと感じた。レクター博士の食事会にチルトン博士も呼び3人でギデオンについて語っていた。デザートの用意を手伝ってとレクター博士はチルトン博士と二人きりになると「あなたがギデオンを洗脳したんだね。大丈夫私はアラーナと違って寛容だよ。」と言う。どうやらギデオンはチルトン博士によって洗脳されていたようだ。
このことからレクター博士は本物は別に居ると証明しようと考えたのか…またもやクロフォードの携帯にミリアムの声の着信が。だが、今回は発信番号が通知されていて、だいたいどこからかかってきたのか絞ることができた。早速ウィルたちとその場所に向かい、発信番号へかけてみる。着信音は建物の中から聞こえてきてそちらに向かうとそこには携帯を握るミリアムの切断された腕があった…

この後、レクター博士がどのようにミリアムを殺したかというシーンが流れますが今まで穏やかな変態博士だったのにやっとこさ本領発揮のサイコパスらしい姿が見られました。この先どんどんエスカレートしていくのか？ウィルたちはいつレクターの正体に気が付くのか？ますます楽しみになってきました。