ハンニバル シーズン1 第12話『ルルヴェ Releves 』
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ウィル・グレアムは犯人に共感しその動機や犯行当時の感情を再現できる【純粋な共感】という能力を持っていた。
しかしその特殊な能力は同時にウィル本人の精神に多大なストレスをもたらすものであった。それゆえFBIの適性試験に通らないが、その高い能力を買われFBIアカデミーの講師をしていた。ある日起こった女性の連続殺人事件にウィルの能力が必要だと思ったFBIのジャック・クロフォードはウィルに協力を依頼する。しかしウィルの精神への負担を懸念するFBI顧問のアラーナ・ブルームは反対する。ジャックはアラーナを納得させようと高名な精神科医ハンニバル・レクターにウィルの精神鑑定を依頼するが…
事件を解決していきながらレクター博士に影響されていくサイコサスペンス
ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。
酸素カプセルバーベキュー
前回高熱を出し、かなりヤバイ状態だったウィル。病院に入院して様子を見ることになる。そして同じ病院では第10話で自分が生きていると思わず女性を殺してしまったベッドの下に潜む都市伝説女ジョージアも入院していた。酸素カプセルに入り治療を受けているジョージアの元を訪れるウィル。「調子はどう?」だいぶよくなったジョージアを見て嬉しそうにする。そして逆にジョージアに心配されたウィル。二人は心の病という共通点から絆のようなものができていた。今度電気ショックを受けると言うジョージアは誰かを殺したとか、あまり記憶がなくそれを思い出すのが怖いと言う。そしてジョージアがもし記憶を戻すと困る人間がいる。そうハンニバル・レクターだ。ジョージアは人の顔を認識することができなかった為、神経科医を殺すレクターをウィルだと思っていた。だが真相は違う。ウィルのお見舞に来たレクターはジョージアの容体を聞いた。そしてその後ジョージアの酸素カプセルに櫛が投げ込まれる。どうして櫛があるのかわからないジョージアだが自分の髪をそっと梳かし始める。すると静電気が発生。酸素カプセルはあっという間に炎に包まれ中にいたジョージアは黒焦げの帰らぬ人となってしまう。電気がショートして発火したらしいという鑑識結果になった。
自殺ではとの疑いもあったが、ウィルは「彼女と話した。自殺は無い」と言い切った。その晩ウィルは夢を見る。目の前にジョージアが現れ外に歩いていく。後をついていくウィルが目にしたものは鹿の角に刺されながら炎に燃やされるジョージアだった。ウィルはクロフォードの所へ行き、「ジョージアの件は事故でも自殺でもない、殺されたんだ」と伝える。だが何を根拠に?そして誰に?と聞かれると「サトクリフ先生(神経科医)を殺した犯人に」と答える。ジョージアを救えなかったと気にしているのではと信じてくれないクロフォードだが、ウィルは彼女がいかに闘って生きてきたかを力説し説得する。
ウィルが信じられないジャック
ジョージアの酸素カプセルの中から小さなプラスチック片が発見された。ウィルは「多分プラスチックの櫛だと思う。それが凶器だ」と言うが、サトクリフ医師の犯人はジョージアの殺人を真似たと言う話からホッブスの模倣犯につながってしまう。いつもみる大きな鹿の幻覚などからウィルの中では何かが繋がったようだった。しかしジャック・クロフォードは関係の無い事件を結び合わせてしまっているとウィルの状態が心配になりレクター博士に相談をする。≪心の病≫を強調し、ますます不信感を抱かせようとするハンニバル博士。しかしクロフォードは逆に博士が何かを隠しているのではとレクター博士の精神科医を訪ねることにする。
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捜査の見直し
何だかんで言ってウィルの事を考えているクロフォード。なんとなくレクター博士を疑っているのか…?本部に戻りホッブスの犯行とサトクリフ神経科医の犯人との接点を見直すよう部下たちに伝える。街にある監視カメラや通話記録まで洗いざらい調べるつもりだ。一方ウィルは同じくホッブスの呪縛から抜けられないアビゲイルと話をしていた。殺人についてお互い素直に話していたが、二人ともホッブスの闇の中にまだいる。「模倣犯がまだいるからね」模倣犯の存在がホッブスを完全に消し去ることができない要因だと考える。ウィルは「必ず捕まえるよ。それには君の助けが必要だ。」とアビゲイルの手を握る。
そしてレクター博士は自分の精神科医からクロフォードが来たことを知らされる。クロフォードはあなたがウィルをかばっていると思っているわ。と聞かされた。
徐々に迫る真実
ウィルはレクター博士と模倣犯について話ていた。「僕をはめようとしているもの。そして捜査の状況や情報を得られる立場にあるものが模倣犯だ。」と話す。そしてホッブスへの電話が始まりだ。アビゲイルを連れてミネソタに行くと言う。それをきいたレクター博士はアビゲイルは自分が電話を掛けた人間だと知っているので何とか止めようとするが、確信を持ったウィルは話を聞かなかった。
クロフォードたちはホッブスの出かけた記録や通話記録などをくまなく探していた。すると被害者の女性たちと同じく大学の説明会に出ていたり電車の切符を買ったりとしていた。しかも二人分。アビゲイルが一緒にいたんだと思われ、アビゲイルの病院に向かうがそこに居たラウンズ記者にウィルがこっそり連れ出したみたいと教えられる。クロフォードは再びレクター博士の所へ行きウィルについて話を聞く。レクター博士は巧妙に話をしてウィルが犯人だと思わせるようにする。そしてクロフォードもその話を信じてしまったようだった。
モズの小屋
アビゲイルと共にミネソタの狩猟小屋に来たウィル。マリッサを始め被害者の女性たちが殺された場所でもある。そして次第にウィルの様子がおかしくなっていき、お互いが模倣犯ではと疑ってかかる。とまたここでウィルは記憶が飛び目が覚めると飛行機の中。アビゲイルの姿は見えない。うろたえるウィル。そしてアビゲイルは一人で自宅に向かっていた。そして自宅に入るとそこにはハンニバル・レクター博士が優しくお出迎え。アビゲイルはウィルの様子が変だから小屋においてきたと伝える。そしてレクターはアビゲイルにもウィルが犯人だと思わせる発言をする。アビゲイルは「ウィルは電話を掛けたのが犯人だって。どうして電話をしたの?」とレクター博士に聞くと「どうなるか興味があったから。」ととんでもない返答が!この時点でアビゲイルはもうレクターが犯人だとわかったようで、「私も殺すの?」と聞く。「すまない。アビゲイル。君を守れなかった」
という所で今回は終了。このおっさんほんとに怖い。そしてレクター博士の巧妙すぎる手口によりウィルはかなり犯人に仕立てられてます。次回はシーズン最終話になりますが、アビゲイルを殺してその罪までかぶせようとしているのでしょうか?
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