ハンニバル シーズン1 第11話『ロティ Roti』
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ウィル・グレアムは犯人に共感しその動機や犯行当時の感情を再現できる【純粋な共感】という能力を持っていた。
しかしその特殊な能力は同時にウィル本人の精神に多大なストレスをもたらすものであった。それゆえFBIの適性試験に通らないが、その高い能力を買われFBIアカデミーの講師をしていた。ある日起こった女性の連続殺人事件にウィルの能力が必要だと思ったFBIのジャック・クロフォードはウィルに協力を依頼する。しかしウィルの精神への負担を懸念するFBI顧問のアラーナ・ブルームは反対する。ジャックはアラーナを納得させようと高名な精神科医ハンニバル・レクターにウィルの精神鑑定を依頼するが…
事件を解決していきながらレクター博士に影響されていくサイコサスペンス
ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。
脱走したギデオン
第6話でチルトン博士により自分が≪チェサピークの切り裂き魔≫だと思い込まされていたギデオン。彼はチルトン博士により洗脳されていたと気づき裁判を起こすことになった。そして裁判に向かう護送車の中で付き添いの看護師や警備員を無残に殺し逃走する。心臓を近くの木の枝にまるで木の実のように刺すという凶行をしこれはきっと本物のチェサピークの切り裂き魔へのメッセージであると判断された。ギデオンに何らかの接触があった者特に精神科医等は護衛をつけることになりアラーナもその一人であった。
病的ナルシシスト
女性記者ラウンズの元に精神科医のカラザースから電話が入る。カラザースはギデオンについて論文を書いており、ギデオンについて調べているラウンズに興味を持つ。共同で論文を書きたいというカラザースに一度会うため、彼のオフィスに向かった。するとそこにはカラザース医師の掻き切った喉から舌を引っ張り出して「これはコロンビアン・ネクタイだ」と言ってまだ動く舌をペチペチと叩くギデオンの姿が…
場面は変わり、現場にはクロフォードたちが来ていた。カラザースは心理学の専門誌でギデオンの事を≪病的なナルシシスト≫と書いていた。今回の事件ではそれを証明してしまったわけだった。ウィルたちはギデオンは本物のチェサピークの切り裂き魔に示すためだけではなく精神科医たちに報復していると推測。そしてウィルは死体の指が気になった。指を動かしてみるとカチッという音と共にパソコンが点く。そしてそこにはおかしなことに現場の写真入りの記事がもうネット上に上がっていた。警官が携帯で撮影して売ったのか?そう疑う現場の捜査官だが現場の異なる状況からラウンズが捕まったとわかったウィル。
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新たな死体
精神科医のナーン博士がカラザースと同じ殺され方で死亡しているのが見つかる。ウィルたちは本部でその死体を検死していると、あることに気が付く。ナーン博士の遺体には腕が無かった。「これはギデオンの仕業ではない。切り裂き魔だ。腕が無いのはギデオンの居場所を教えているんだ。あなたに。」とクロフォードに目をやる。一瞬意味がわからないクロフォードだが「腕を見つけたのはどこ?」と言うウィルの言葉でハッとした。FBI訓練生のミリアムの切断された腕が置いてあった場所だ…と。そしてその場所ではギデオンが拘束したチルトン博士の≪手術≫を始めようとしていた。
「切り裂き魔は臓器を集めているようだから、詰め合わせにして贈ろう。」ギデオンはチルトン博士の腹をメスで切り開き次々と臓器を取り出していく。そして現場についたクロフォードたちが突入するとギデオンの姿はなく、無残な姿のチルトン博士と彼の横で人工呼吸器を動かし続けるラウンズがいた。突入の様子を遠くから見ていたギデオンは歩き出し、車に乗り込む
すると後部座席にはウィルの姿が。ギデオンは「切り裂き魔を待っていたんだが君ではないよな?私も変だが君も病んでる。」と言う。銃口を向けているウィルだが目はうつろで息も荒くギデオンがホッブスに見えているらしい。そしてウィルは運転させるとレクター博士の家に連れていく。かなり混乱しているウィルは発作を起こしてしまう。
本物 対 偽物
「君が切り裂き魔を騙っている者か?」「騙っている?では君が本物か。」レクター博士とギデオンはようやく顔を合わせて会話をする。ここでアクションシーンでも始まるかと思ったらレクター博士は精神科医であるアラーナの居場所を教えてやると言う。そして意識を戻したウィルに君は熱で幻覚を見ていたんだよ、ホッブスは現実じゃないだと思い込ませて、チルトンがギデオンに殺されて心配だからアラーナの所へ行ってくるというレクター。ふらふらのウィルには少し休むよう伝える。だがそれはレクターの策略でそう言ってもウィルはアラーナの所に行ってホッブスに見えているギデオンを殺すだろうと目論んだ。案の定ウィルはホッブスの幻覚に見えるギデオンを射殺。こうしてレクター博士は自分の手を汚さずに偽物の切り裂き魔を葬ることに成功する。賢すぎてムカツク…
高熱も出し発作まで起こしつつレクターに操られるウィルの今後が心配になってしまいました。白目剥いて立ったまま気を失うなんて…変態の所業です…
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