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ハンニバル シーズン1　第8話『フロマージュ Fromage』

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ネタバレしていますのでまだの方はお気を付けください

レクター博士の同類

以前友達になりたいとレクター博士に好意を抱いていた患者フランクリン。再び診察に訪れると、オペラで会った時紹介した友人トバイアスの話をし始めた。フランクリンは博士が好きな故にたまに博士になりきって友人たちの≪診断≫をするらしい。そしてネットでのサイコパス診断を見ていたところ友人のトバイアスに当てはまることが非常に多かったらしくそんなことを博士に相談していた。そしてトバイアスは弦楽器の店をしているようで少年が「この弦はいつものより硬いね。羊の腸？」と聞くと「羊とは限らない」と答え、人間の男性の腹を開き腸を取り出して洗浄、弦に仕上げていくシーンが…オペラでレクター博士を見た時の興味深そうなトバイアスの顔が思い出されます。同類に出会ったという顔だったのか…

身体に楽器の刺さった死体

コンサートホールでボルティモア管弦楽団のトロンボーン奏者が撲殺され、楽器を体に突き刺された遺体が見つかる。ウィルはプロファイリングを始める。被害者の喉を切り裂いた犯人はチェロのネック(上の方の部分)を喉から差し込みそれを弾こうとしていた。≪彼≫で音を奏でようとしていたのではと見立てる。すると観客席に人間チェロを弾くウィルに拍手を送るホッブスの幻覚が…

トバイアスの狙い

ウィルはレクター博士の元を訪れ、今回の事件の話をしていた。犯人は何のために人間チェロを作ったのか、誰かに聞かせたい？…いや誰かに殺しが上手だと見せたいのではという結論に至った。一方診察に訪れたフランクリンはトバイアスが「誰かの喉を引き裂いて楽器を作りたいと言い出した。最近それと同じ事件が起こったでしょう？彼はなんの為に私にそんな話をするのだろう？」2人で考えているとフランクリンは「…あなたに話すからだ…」と思いつく。トバイアスが何らかのメッセージを送っていることがわかったレクター博士はトバイアスの店に行く。二人は知的に会話をしているがどこか牽制しあい、そして分かり合っている感じ。レクター博士はトバイアスを食事に招く。その席でレクターが「FBIが捜査しているからそのうち君に行きつくよ」と言うとトバイアスは「誰か来たら殺してやる。フランクリンも殺して姿を消す。…実はあなたを殺そうと思ってた。」驚くレクターだがトバイアスは続けた。「ある日あなたを尾行したんだ。あなたの腕は見事だった。だが誰にも話さないよ。」トバイアスはレクター博士が人を殺すところと見た為に何らかのシンパシーを感じたようだった。同じ感覚を共有できる友人が欲しいトバイアスだがレクター博士は「私も君を殺そうとしていた。友達にはなれない」と断る。そこにウィルがやってくる。その隙にトバイアスは逃げてしまった。アラーナとキスをしてプチパニックのウィルはレクター博士に感情の話をする。そしてレクター博士は一通り聞き終えると「患者の友達が殺人事件に関わっているようだ」とウィルに言う。

無双するサイコパス2名

ウィルは巡査2人を伴ってトバイアスの店に行く。すると頭の中でまたも声が聞こえ一旦外に出た。おさまったので中に戻ると巡査２人は無残に殺されていた。するとウィルに襲い掛かるトバイアス。だが持っていた銃で反撃するとトバイアスの耳に当たり、彼は逃げていった。向かった先はレクター博士のオフィス。ちょうど診療中のフランクリンもいた。二人殺したと言うトバイアスを何とか説得しようとするフランクリン。だがレクター博士が首を一捻りして殺してしまう。「楽しみにしてたのに…」トバイアスは獲物を奪われ怒る。そして持っていた弦を振り回しレクター博士に襲い掛かる！そしてアクションシーンになるwwハンニバルらしからぬシーンに思わず笑ってしまいましたがサイコパス二人とも強え～！髪を振り乱しいつもの冷静さを微塵も感じられないレクター博士が最後は置物で殴りつけてフィニッシュ！フランクリンとトバイアスのせいにして自らは無実を主張して事を収めた。

レクター博士の本性を描き始めてから段々荒っぽくなってきました。最初は陰鬱なだけでしたが今は他の要素も入り込んできて楽しくなってきています。そしてウィルに≪友情≫に似たものを感じ始めたレクター博士。この感情が今後どのように作用していくのでしょうか？
それからウィルとアラーナがキスをするという場面がありました。今までそんな風にみていなかったのでびっくりしたのですが、それよりもラストのハンニバルの無双がすごすぎてそんなシーンは吹き飛んでしまいましたwwこの二人のキスシーンって誰得やねん…

今日の一枚