ハンニバル シーズン1 第5話『コキーユ Coquilles 』
ウィル・グレアムは犯人に共感しその動機や犯行当時の感情を再現できる【純粋な共感】という能力を持っていた。
しかしその特殊な能力は同時にウィル本人の精神に多大なストレスをもたらすものであった。それゆえFBIの適性試験に通らないが、その高い能力を買われFBIアカデミーの講師をしていた。ある日起こった女性の連続殺人事件にウィルの能力が必要だと思ったFBIのジャック・クロフォードはウィルに協力を依頼する。しかしウィルの精神への負担を懸念するFBI顧問のアラーナ・ブルームは反対する。ジャックはアラーナを納得させようと高名な精神科医ハンニバル・レクターにウィルの精神鑑定を依頼するが…
事件を解決していきながらレクター博士に影響されていくサイコサスペンス
ストレスによる夢遊病
深夜下着姿で道路をふらふらしているウィルが警察に保護される。朝になるとウィルはレクター博士の家を訪れどうして夢遊病のような症状が出たのかを話していた。ストレスによるものだろうと言っているが、レクター博士は遠回しにクロフォードを批難した。ウィルと仲違いさせようという狙いだろうか。
強烈な死体
モーテルの一室で背中の皮をまるで天使の羽のように開かれ、天井から吊るされている夫婦の死体が発見された。ウィルは能力を使い犯人と《共感》し動機を探し出そうとする。ウィルの見立てと部屋にあった吐瀉物の成分から犯人は脳腫瘍の者とわかる。 皮を羽のように開き天使のような姿にした被害者たちをベッドの周りに置いたのは自分が眠っている間に死ぬのが怖く、見守らせたんだとウィルは言った。
新たな天使
路地裏で高い所に吊るされてまたもや皮を天使の羽にされた男性の死体が発見される。下の方には何か肉片のようなものがありよく見るとそれは睾丸だった。しかし被害者のものではない。「犯人の…?一体なんのために…」現場にいた全員が回答に困る。そして犯人の考えを知りたがるクロフォードに失礼な口をきいてしまうウィル。レクター博士の策略にハマりつつあるのだろうか…
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意外な事実
最初に殺された夫婦は実は指名手配犯であったことが発覚。そして2番目に殺された警備員の男も重罪犯であった。犯人はどのようにして見極めているのか?
そして捜査により犯人の目星がつく。家族から考えられる場所を聞きウィルとクロフォードが向かうと犯人の男は自らが皮の羽を持つ天使の姿となり吊るされて死亡していた。
クロフォードの妻
クロフォードは妻と一緒にレクター博士の家を訪れ食事をご馳走してもらう。それを機にクロフォードの妻はレクター博士の診察を受けるようになる。妻の《ベラ》は肺がんにおかされていて、その事をクロフォードには伝えておらず、夫婦間がギクシャクしていると言っていた。何故か怒りが夫に向いてしまうらしい。一方浮気かなにかと思っていたクロフォードは今回の事件犯人の妻に話を聞いていた時、「夫は病気になってから私を突き離すようになり、怒りっぽくなった」という言葉にピンときた。ベラの態度と同じだったからだ。二人はきちんと話し合うことにする。だが、妻の助けを求めないはっきりした態度に悩むクロフォードだった。
今回はウィルの夢遊病とレクター博士の《囁き》が相まってウィルとクロフォードの間に少し溝が出来そうになりました。ウィルを孤立させようとしているのか…レクター博士の思惑は一体何でしょうね。
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