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ブラックリスト シーズン3　第13話『アリステア･ピット』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

プロムネストリアの出現

ニューヨークのレストランでヴァカーロ一家とエリクソン一家の息子たちが鉢合わせ、お互い撃ち合うという事件が発生する。撃たれたエリクソン家のハッピーは重体。そこに互いに利益のある解決策を示し決着させる謎の”プロムネストリア(いわゆる交渉人)”が現れたとレッドはリズに教える。そしてその男は2つのファミリーを合併する為に現れたのではということだった。「急を要する」とレッドは言い、リズは早速チームに一連の出来事を説明する。調べてみると両家は2003年までドラッグ密輸で提携してたが荷が奪われて以来決裂。もし両家が合併すればメキシコの麻薬カルテルに匹敵するほど巨大になると言う。クーパーは両家の電話などを盗聴しプロムネストリアのことなどを調べるよう指示を出した。

交渉人の提案

レスラーたちは麻薬絡みの一件ということでDEA(麻薬取締局)に協力を依頼した。そしてDEAの情報からヴァカーロ家とエリクソン家のドンが接触することがわかり早速張り込みを行うことにした。ヴァカーロとエリクソンは店の中に入って行きそこにはプロムネストリアの男が待っていた。集音器担当のナヴァービも急いで場所を移動。何とか会話を拾おうとする。プロムネストリアは両家のドンに「家族を結ぶことで抗争を止めるのです。末の息子さんと末の娘さんを結婚させるのです」と提案。両家のドンは「実現したら解決だな」と笑うがプロムネストリアは今合併しなければ仕事も失うと言った。お互いの信用が必要になるがそれがないと言うエリクソン。プロムネストリアは「それは皆さん同じです。ですからお客様全員に誓約していただきます。私が仲介するすべての合併を守ると。顧客リストです。皆さん権力も武力もあります。どちらかが裏切れば彼らが壊滅させます」と言って顧客リストを見せた。

レッドの情報網

プロムネストリアの写真は撮ったが、顔認識や指紋も引っかからないとリズに言われたレッドは「FBIはシステムが好きだな」と皮肉を言った。そしてロヘリオと言う男性を訪ねるとプロムネストリアの写真を見せて「この男を探してくれ」と頼んだ。ロヘリオは「あんたの頼みだ。任せろ」と言って写メを撮り始めた。レッドはリズに「これで街中のホテルの従業員が写真を受け取りターゲットを捜し始めた。調理、清掃、洗濯、配送、駐車係の者たちだ」と説明した。
そしてプロムネストリアの男を発見するとレスラーとナヴァービが見張る。そこにエリクソンがやって来て何やら相談をしていた。エリクソンは「息子が傷つくな。だが合併しなければ息子は死ぬな」と言って席を立った。ナヴァービがエリクソンの後をつけ、レスラーがプロムネストリアの後をつけることにした。プロムネストリアはしばらく病院の前に立っていたかと思うと突然動き始める。レスラーも後を追うがまかれてしまった。その時病院からエリクソンの末息子クリストファーと看護師で婚約者のアナが出て来る。車に乗り込もうとしたその時猛スピードでやって来た黒い車の中から発砲されアナは死亡してしまった。

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レッドにかく乱された顔合わせ会

エリクソンに恩を売ってまんまと両家の顔合わせ会に出席することになったレッド。一方アラムの調べでプロムネストリアの男は”アリステア・ピット”と言う名前ではないかとわかる。そしてピットの携帯から秘書に掛けた電話の録音から両家の顔合わせが今夜グリーンウォルド・ホテルで行われることがわかった。クーパーはすぐさま人員を配置。リズとレスラーもDEAと一緒に見張ることにした。すると連絡の取れなかったレッドが現れ驚くリズたち。レッドはヴァカーロの妻の様子がおかしいことに気付きデンベに探らせる。するとヴァカーロたちがキッチンで大量の銃を用意していることがわかった。ヴァカーロは「実行は乾杯の後だ。俺がクラスを上げたら撃て」と指示をしていた。
そして会が始まりヴァカーロが挨拶を始める。続けて乾杯をしようとしたその時レッドが「待ち望んだ乾杯の前に一言いいかな」と横やりを入れた。突然の申し出に会場にいた人々は困惑するがレッドは気にせず話を進める。その様子を監視カメラで観ていたリズは「仲介屋を誘い出そうとしてる」と言った。レッドはぺらぺらと話し続け「この合併をやったのは誰かな？謙遜しないで姿を見せてほしい。教えてほしいんだ。どうやって野獣を手玉に取ったのか。どうやって婚約者のアナを消しヴァカーロに消されたと信じさせたか、その憎い家の娘と結婚するよう丸め込んでしまうとは…何たる昼ドラ！」と話していると家族たちはざわつき始めた。そこへやっと「皆さんどうされました！」とピットが飛び込んできた。レスラーは「ターゲットだ！突入しろ！」と指示を出す。会場ではヴァカーロの「やれ」と言う言葉で隠れていた息子や手下たちがエリクソン一家に発砲し始める。そこにFBIやDEAもやって来て銃撃戦となる。その隙にレッドはピットを連れて行く。リズが「最初からその男が目的だったの？」と聞くとレッドは「話は歩きながらでいいか？」と言った。だがそこへDEAの男が銃を向けて「そいつが情報源だな。だから泳がせてる。そうだろ同志？」とリズを蔑む呼び方をし、リズも「同志って言わないで…」と言い返したその時レッドが発砲。(最初流れ弾に当たったのかと思いましたが、銃を魚ボックスに投げ入れたことからレッドが発砲したのではと思います。)DEAの男は死亡した。

復讐の完了

ピットをある場所に連れて来たレッドは「ここは4年前に買ったんだ。お前の犯行現場にいつか連れて来るためだ。ジョセフィーン・モリエール。彼女の父親は東欧最大の武器商人だった。だが成功した武器商人には敵がいた。暴力的な競争相手のストックウェルだ。直接でなくともお前が手を下したんだ。結婚させた。モリエールの娘とストックウェルの息子を。暴力が止められないひどいサイコ野郎だった。だが両家に和平と利益を約束しお前は2人を結婚させた」と言う。ピットは「頼むよ、やめてくれ。考え直せ。」と言うがレッドは「ここで彼女を腕に抱き瞳から光が消えていくのを見ていた。お前が破壊した人はこの世に比類なき美しい存在だった。」と言ってピットに銃弾を撃ち込んだ。復讐を果たしたレッドは車イスに乗り話もできないジョセフィーンに会いに行き「ジョセフィーン。終わったよ」と言った。ジョセフィーンは一粒の涙を流した。

婚約者を始末してまで合併させようというプロムネストリアの強引なやり方はヒドイもんでしたね。
ギャング一家に生まれた悲劇という感じでしょうか…。
レッドは今回私怨が入っていたと言うことですね。愛する女性をひどい目に遭わせるきっかけを作った男をようやく特定し、始末することができて良かったのかどうなのか…。
そしてトムは元カノであるジーナ・ザネタコスと一緒に仕事してましたけど、まぁレッドのせいで堅気の仕事はダメにされちゃいますもんね。仕方ないっちゃ仕方ないけど、やっぱり裏家業からは抜けられない感じなのでしょうか？
それからリズの赤ちゃんはやっぱり予想通りの展開でしたね。あれだけ大々的に犯罪者扱いされてたわけだから積極的に関わりを持とうという一般人の方はいないでしょうねぇ。結社の一連の関係がリズの人生に多大な影響を与えてるのかと思うと何だかやるせない気持ちになります。

今日の一枚

BLACKLIST season3 ep13