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ブラックリスト シーズン3　第2話『マーヴィン･ジェラード』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

逃げ込んだ先で…

自分はマーシャ・ロストヴァでロシアの秘密工作員だと言ってロシア大使館に逃げ込んだリズは情報部高官と話がしたいと要求する。そこでやって来たのが情報部門のチーフ、アレクサンダー・ラスコヴィチ。彼は「南北アメリカに潜入中の情報士官はすべて把握している。そして私は君を知らない。」と言った。リズは自分とロシアに罪が着せられているが実際は結社と呼ばれる巨大な組織の犯行であると話す。だがラスコヴィチは信じなかった。リズはカラクルトの話を持ち出し「彼は裏切った。」と言い自身の生い立ちの話もした。「カラクルトの裏切りが本当だとわかったら私に外交特権を」とリズは要求した。するとアレクサンダーの上役が話を聞くと言うが”モスクワで”と言われる。リズは「結社の思うつぼだわ！出国すれば米政府は亡命と見なす。」と言うが「どちらか選べ。モスクワへ行くか外のアメリカ人に捕まるかだ」と言われてしまいモスクワへ行かざるを得なくなってしまった。

繰り広げられるカーチェイス

リズの身を案じたレッドはロシア大使の不倫現場へと乗り込んだ。脅して何とか大使館内でのリズの情報を得ようとする。するとリズが出国すると教えられる。「クレムリンの命令だ。連邦関税局がモスクワへの連行を命じた」と言われレッドは「ヴィツィン…」と慌てた。その頃レスラーたちFBIが取り囲むロシア大使館からリズを乗せた車が出ようとしていた。だが車内はロシア領。手は出せないがレスラーは車の前に立ちはだかる。緊迫した状況になるが結局レスラーも何もできずリズは空港へと向かってしまう。そこにレッドから電話がかかって来る。リズを大使館から出すなと言われるが今出たと報告。するとレッドが「ロシア大使から聞き出した情報だ。キーンの移送はロシア連保関税局の有力者が命令していた。ウラジミール・ヴィツィンだ。その男はカラクルトが米国に入国できるよう手配もした。キーンをモスクワへ移送して話を聞く気などないんだ。飛行機に乗った瞬間殺される。彼女の車を停めろ」と言う。レスラーは慌ててリズを追いかけ車をぶつけて無理やりリズの車を停めようとする。ロシア人たちは発砲してレスラーを殺そうとしてきたが車の中のリズが押さえつけようと頑張っていた。レスラーは障害物を上手く使いリズの車を停める。救出しようとリズの方へ行くが生きていた敵が大きな銃を取り出しレスラーの方へ向けた。その時背後からリズがその敵を排除。レスラーを救った。だがリズは隙を見てまたもや逃亡してしまった。

ダイナーに立て籠もるリズとレッド

リズは携帯を使ってレッドの居場所を割り出し合流する。そこは町のダイナーだった。リズはレスラーに殺されかけたと話すがレッドから結社が君を殺そうとしていてレスラーは君を助けたんだと教えられた。そうこうしている内にレッド達の居場所がバレてしまう。ダイナーにはパトカーが到着。それに気づいたレッドはショットガンを持って外へ出て行きパトカーのライトなどを撃った。そして店の中へ戻ると「皆さん落ち着いて席に座っていてください。皆さんには申し訳ないがランチの時間を延長していただく」と言って店内の客や従業員を人質にダイナーに立て籠もることになる。そしてレッドは入り口に丸腰でやって来たレスラーに店への電力供給を再開すること、防弾仕様の車両の用意、マーヴィン・ジェラードという男を連れてこいと要求する。人質に銃を向け「猶予は90分。制限時間を過ぎたら30分ごとに人質を殺す」と言った。
そしてその頃結社のマティアスは生き残ったロシアの運転手がFBIに事情聴取されると厄介だからと彼に薬を与え殺していた。

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マーヴィン・ジェラードという男

マーヴィンはハーバード大学卒業で検事等を務めた優秀な男だったが、結婚が破綻した後人生は下り坂に。妻が親権を持つ息子を誘拐し1年服役。弁護士資格もはく奪され今は矯正施設に収監中。闇弁護士として裏の世界で大物を顧客に持ち、レッドもその一人であると言う。オレンジ色のジャンプスーツを来たマーヴィンがダイナーに到着する。「レッドから」とナヴァービは高そうなスーツを渡しマーヴィンはそれに着替えた。そして店内へと入って行く。レッドに会うと「君が私の方を向くだけで刑期が5年延びる」と文句を言った。そしてリズに会うと「やっと偉大な人物に会えた。君のために彼は自由を投げ出した」と言った。色々と世間話を交えて会話している時にマーヴィンは「君は興味ないよな。婚約した。ベッキー・ワインバーグと」と言い、3つ目の盗聴器をポットの中へ入れダメにした。レッドは「ベッキー？弁護士事務所にいた黒髪の子か。やるもんだな。隅に置けない」と言って笑った。そしてマーヴィンに解決してほしい仕事があると頼んでいると店内の客の一人がリズの銃を奪おうとする。リズはその男を殴り蹴りつける。止めに入るレッドにも銃を向け暴力的になっていた。だがレッドがじっと目を見てリズの銃を取りあげるとリズはハッとした。周りにいた他の客が自分に怯えていると感じ我に返ったようだった。リズに蹴られた男はろっ骨を折り肺も破れているとレッドは言う。リズは少しでも良くしようと手当てをした。
レッドはマーヴィンが仕事をしている間に彼の話をリズにした。「悪い仲間と付き合うようになった息子に妻の精神科医が大量の薬を飲ませるようになった。マーヴィンは離婚し親権を手に入れる為に闘った。だが元妻は”強大な法律の王国”のお姫様。彼は負けた。母親の虐待はエスカレートし思い余ってマーヴィンは息子を誘拐。警察は彼を逮捕し子供は母親に返された。マーヴィンは服役し、息子は1年後に首を吊った。15歳でね。」とマーヴィンに関する真実を話した。

洒落た逃げ道

パソコンを操作していたマーヴィンが「レイモンド、これを読んだか？ちゃんと読んだか？特に39-C項の216～217ページ5～19行目だ。ほら」と言った。レッドはパソコンをじっと見て「バカな…」と言いマーヴィンも「そうだろ、おかしなことばかりだ」と言った。そして「危険だけど何とかなる」とも話した。その時リズがケガを負わせた男が息ができない状態になる。時間に猶予がないと判断したレッドは「ここを出る」と言う。そして店内の客たちに「みなさん、用事は済んだ。速やかにキッチンへ移動してくれ」と促す。それからレスラーに電話をかけ「要求したことはどうなってる？60秒後に電気が戻らなければ人質を殺す」と言う。慌てた警察は店の電源を復旧。客たちは冷蔵庫(冷凍庫かも)へと入れられレッドとリズ、マーヴィン、ダイナーの店主、ウェイトレスはもう一つの貯蔵庫へと入って行く。店主がパネルに暗証番号を打ち込むと貯蔵庫が動き出す。どうやらエレベーターになっているらしい。そして何やら大量の札束を扱うパンツ一丁の男たちが大勢いる場所へとたどり着く。レッドは「君の商売にまで迷惑をかけ申し訳ない」と店主に謝る。店主は「いいさ、FBIが来る頃には逃げてるよ」と言った。レッドたちはその部屋から外へ通じる道を通り脱出に成功。その頃ダイナーにはレッドを目撃したという通報が本人からのものであるとわかったレスラーたちが突入していた。だがレスラーたちは隠しエレベーターに気付くことはできなかった。

脱出後の幸せ

マーヴィンは「これで私も逃亡犯だ。もうベッキーとも会えない」とぼやいていた。レッドは「君は自由だ。役立たずの仮釈放委員会も、男たちとのシャワーもなし。私が買ったバナナ園でのんびり過ごしてくれ」と言いそこへ車がやって来る。中にはベッキーがいた。マーヴィンはベッキーを見て嬉しそうな顔をした。レッドは「マイタイでも飲んで日焼けでもしてろ。いずれ私から連絡する時までに。計画を完璧にしておいてくれ。チャンスは1度だ。それじゃまた」と言ってマーヴィンを見送った。リズは「ダイナーに立て籠もったのはマーヴィンを脱獄させる為だったの？」と聞きレッドはそうだと答えた。
きれいな部屋でレッドはダイナーでお土産にもらったピーカンパイを食べていた。リズはケガをさせた男のことが頭から離れずレッドに「人々が自分を恐れていると知ってどうやって生きていくの？」と聞いた。レッドは子供の頃の夢などを話しながらリズを部屋の外へ連れて行く。そこは海だった。2人はコンテナの中に作られた豪華な部屋にいたのだ。船の上で星を見ていた。

全てレッドの計算通りに事が進んだわけですね～。しかしレッドはマーヴィンに一体何を任せたのでしょうね。これも後々分かって来るだろうから楽しみですね。
そしてマティアスに捕まったデンベが拷問されてそうな感じでしたが、デンベがレッドの居場所を吐くとは思えないんですけどね…家族の命がかかったら話してしまうのか…いや、命の恩人を売る訳がないと思いたい…何かマティアスさん腹立つからいつかぎゃふんと言わせてもらいたいです。
レッドとリズは船に乗り一体どこへ向かったのでしょうか～。そしてレスラーの前に現れたトム！早く次が観たいです！

今日の一枚

BLACKLIST season3 ep2