ブラックリスト シーズン3 第3話『イーライ・マチェット』
※この記事にはプロモーションが含まれています
ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。
盗まれたデータ
スペインに向かっていたリズとレッドだが、急遽アメリカに戻ってくる。降り立った地はアイオワ。リズが「スペインへ向かうはずじゃ?」と聞くとレッドは「守りに徹しすぎたから、これからは攻めに転じる」と答えた。どうやらアイオワで結社絡みの事件が起こっているらしくレッドはそこへ”参加”しようとやって来た。遺伝子操作をした種を独占状態で売っているヴァーディアント社。その種は食糧経済の基盤となるものだが高価で小さな農家には買えない。やむなく廃業となった農家の一部がゲリラ化し”ロス・セガドレス”という集団を作った。今回そのロス・セガドレスがヴァーディアント社の施設を襲撃した。彼らは建物を破壊しただけでなくコーンのゲノムに手を加えた方法のデータを盗み出した。それは数十億ドルの価値がありレッドはそのデータを横取りすると言った。リズは「なぜ横取りするの?」と聞く。「あの会社は結社の資金を年に何億も洗浄してる。ファイルを入手すれば会社を牛耳れる。あの会社を牛耳れば結社も思いのままだ」と答えた。
イーライの裏切り
ダイナーからの逃走経路を割り出し、それを追ったことでリズ達がアメリカに戻って来てると分かったレスラーたち。リズ達の行方を追うことにした。
一方合流場所にデンベがいないことから悪い予感がしたレッドは陸運局のグレンに電話をかけ、デンベについて調べるよう依頼した。リズとレッドは駐車場から車を盗みロス・セガドレスのメンバーがいる農場へと向かった。そこで銃で脅しリーダーである”イーライ・マチェット”の情報を聞き出す。ヴァーディアント社に潜入させていたスパイのコスタという人物のことも教えてもらった。その頃とある倉庫で盗んだデータの確認をしていたロス・セガドレスのメンバーたち。「連中の特許をネットにバラまいてやる」という者や「これは大金になる。畑や家族に受けた被害を取り戻したい」という者がいた。だがその時イーライは仲間達に発砲。「悪いな、みんな。俺の考えは違う」と言った。そして仲間の死体を布で覆うと地下へと向かう。そこには研究室があり学者がいた。学者はイーライに「複製期間の情報のコピーが2時間で終われば君のウイルスが完成する。」と言った。
スポンサーリンク
迫りくる追手
コスタの部屋に来たリズとレッド。何か手がかりがないかと捜しているとリズは通気口が気になった。レッドが調べると中には通気口より一回り小さい箱が出て来た。嬉しそうな顔をするレッドだがその時外から車のキーを閉める音が聞こえる。手がかりを追って来たレスラーたちが来てしまったのだ。リズたちは慌てて部屋から出て何とか入れ違いで脱出することができた。リズはレッドが車から出ている時にレスラーに電話を掛ける。「人生を取り戻したいの。真実を知りたいなら邪魔しないで!」と言う。レスラーは通気口のふたがずれていることに気付き「ここへ来たな?近くにいるんだろう」と言いリズは電話を切った。
コスタの家から持ち出した箱の中にはコスタがイーライに渡していた秘密文書のコピーとリストがあった。その中でも”ジェネシス計画”という計画に関する内部文書をウィルソンパークに送っていることがわかりレッドは向かうことにする。そこはイーライたちがいた倉庫だった。機転を利かせてロックを解除。中へ侵入するとコスタたちの死体を見つける。リズとレッドは慎重に奥へと向かい地下へ続く階段を下りて行き研究室を見つける。リズ達もゲノム・データをコピーしようとメモリをセット。だがその時レスラーたちもやってきてしまう。早く逃げなくてはいけないがまだデータのコピーが終わらない。そうこうしている間にレスラーたちも研究室へ到達。パソコンには”ダウンロード未完了”と出ていた。そしてリズ達の姿はなかった。
種を根絶させるウイルス
研究室を調べるレスラーたちの元へファイルの中身を確認したアラムから連絡が入る。「そこはウイルス研究所だ。ゲノム情報を盗んだのは種を根絶させるウイルスを作る為だ。全米のコーンの9割は遺伝子組み換えでヴァーディアントは最大の供給元。世界中に植えられている。ウイルスは急速に広まる。州を超えるのは数週間か数日かも…数ヵ月で海を越える。ウイルスが広がれば世界的な食糧危機だ」とアラムは言った。
レスラーはイーライの畑がその後ヴァーディアントに買われ、今は遺伝子組み換えコーンが育っているとわかりイーライがそこにウイルスを撒くのではと予想した。ナヴァービと共に急いで畑へと向かった。
イーライは検問を突破し畑に向かっていたがそこへレスラーたちがやって来る。カーチェイスを繰り広げ何とかイーライの車を停める。イーライはウイルスを持ってトウモロコシ畑へと逃げ込んだ。レスラーとナヴァービも追いかけて格闘の末何とかイーライを止めることができた。
全て始めから仕組まれていたことだった
レッドはなぜこのような場所に”ウイルス学者”がいたのか違和感を覚えた。そこでレッドはヴァーディアントの最高技術責任者であり結社の一員でもあるスーザン・ハノーヴァーを訪ねる。スーザンはレッドを見て驚いた。レッドは「悪い知らせだスーザン。君が作らせたウイルスは封じ込められた。マチェットは会社の敵だと思ってた。過激な手段に出るべく仲間から離れたのだと。でも違ったな。実際は君の側に寝返ったんだ。君の依頼で施設を襲いデータを盗んだ。君は必要なものを渡した。ウイルス学者もな。」と言った。スーザンは「ウイルスの話が本当だとして…なぜ自社を攻撃するの?」と聞いた。「君らが解決策を持ってるからだろうな。巧妙だね。過激派を雇って飢饉を起こすウイルスを撒く。そして世界がパニックになるのを待つ。金の為に。穀物をダメにするウイルスに人類が震えあがったころウイルスに負けない新製品を売り出す。前のよりもずっと高い値段でな。FBIも嗅ぎつけた。彼らは社の内部資料を見つけ倉庫へ行くだろう(実際はリズたちがファックスで資料をアラムたちに送った)倉庫の中身は言うまでもない。山と積まれた新し種だ。飢饉の恐怖に震える世界へ売る為のな。君らは大金を儲けた上に救世主になれる。」とレッドは答えた。スーザンは「何が望みなの?」と聞く。「君の友達である局長にメッセージを伝えてくれ。これは始まりであり私は戦い続ける。結社の存続を望むならキーンの潔白を証明し局長を私に渡すんだ。」とレッドは言い去って行った。
おぅ…今回もレッドさんが華麗に裏工作を続けて見事に危機を救いましたね~。でも問題というかネタが次々に出て来てます。
リズは警官を撃ってしまいすっかり”レッド側”になってしまったようです。捕まったデンベたちがマズイ状況ですがグレンの調査のおかげで近いうちに見つかりそうですね。そしてレスラーには協力を拒まれてしまったトムですがなんとクーパーさんが協力依頼をすると言う…。リズは信じてくれる人が沢山いて幸せものだな~。
記事下広告PC用336
PC用個別記事の最下部
関連記事
-
ブラックリスト シーズン3 第16話『ケアテイカー』
※この記事にはプロモーションが含まれていますブラックリスト シーズン3のあらすじ …
-
ブラックリスト シーズン3 第2話『マーヴィン・ジェラード』
※この記事にはプロモーションが含まれていますブラックリスト シーズン3のあらすじ …
-
ブラックリスト シーズン3 第1話『トロール・ファーマー』
※この記事にはプロモーションが含まれていますブラックリスト シーズン3のあらすじ …
-
ブラックリスト シーズン3 第14話『レディ・アンブロジア』
※この記事にはプロモーションが含まれていますブラックリスト シーズン3のあらすじ …
-
ブラックリスト シーズン3 第22話『アレグザンダー・カーク(前編)」』
※この記事にはプロモーションが含まれていますブラックリスト シーズン3のあらすじ …