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ブラックリスト シーズン3　第12話『フェーメ団』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

中世の自警団の復活

パーティーで子供たちを楽しませるピエロの男性が何者かに拉致、拷問されて死体で見つかる。この件でレッドは知人であるウェストンが殺された事件と関係があると考え、クーパー達に概要を説明していた。
ピエロの男ウイリアム・ダウドは溶けた鉛をかけられ、しかもそれには中世の拷問器具を使ったと考えられた。ダウドは口の中にも鉛を入れられた為内臓が焼けて死に至ったということだった。その時無事退院して復帰してきたリズがやって来る。「私は抜き？」と言うリズにレッドは「静養中だろ」と言い、クーパーも「無理するな」と心配した。リズは「大丈夫よ。心配しないで。続けて？」と言った。レッドは「聖フェーメ団。ヨーロッパの中世時代にドイツで活動した自警団だ。フェーメ裁判所は皇帝に認められ大司教の指揮で罪人を罰した。15世紀に裁かれたのは宗教的異端者などだが現代では不明だ。彼らが甦ったのなら被害者の数は計り知れない」と言った。クーパーはアラムに拷問絡みの未解決事件を調べるように指示。レスラーとナヴァービにはダウドの妻に会って話を聞くように言った。

ピエロの正体

リズ達は過去の拷問絡みの未解決事件の中からフェーメ団の犯行と思わる物を十数件見つけていた。
一方ダウドの妻に会ったレスラーたちは沢山貼られた写真の中に一枚も娘のものが無いことを変に思い、娘から話を聞こうと捜していた。アラムの情報によると娘はリサ・ニールと改名し離れて暮らしていると分かる。早速娘に話を聞きに行くとリサは12歳の時父親が少年といたところを見てしまったらしい。だが父親が少年にイタズラしていたと誰も信じてくれなかったと言う。「でも私は知ってるわ。父はモンスターよ。殺されて良かった」と言った。この話でダウドが小児性愛者だということがわかった。

渡される対象者リスト

ピエロのダウドを襲ったフェーメ団の男の一人が教会の告解室に入って来る。「私の罪をお許しください。1週間ぶりの告解ですがあれから2人を殺しました。」と言う男に神父は「よくやりました。あなたの手で主の裁きが下されたのです。」と言ってファイルを渡す。そこには”対象者”と書かれた紙に男の写真と情報が書かれていた。
フェーメ団の男は対象者になっている児童心理カウンセラーのマイヤーの所へ”問題を抱える子供を持つ親”のフリをして入り込む。「どんな治療を？親は同席します？息子に触るんですか？息子を触る想像は？」と質問しまくる。マイヤーは質問の意味がわかりませんと困惑しついには「申し訳ないがどうかお帰り下さい。」と言った。だが部屋の外にはフェーメ団たちが来ていてマイヤーは捕まり拷問器具を取り付けられた。

リズを襲った男の始末

レッドは誰かと向き合い話をしていた。銃を手にし自分がどういう人間なのか、どういう考えなのかということを話す。相手は黙って聞いているようだった。そこへデンベがリズから掛かって来た電話を取り次いだ。リズは「フェーメ団の標的は小児性愛者よ。被害者たちは起訴されていないけどそういう噂があった人達よ。」と言った。レッドは「つまり何者かが小児性愛者を裁いていると？だが例外がいる。知人のウェストンは様々な罪を犯したが小児性愛者ではない。彼の暗い欲望は子供とは無縁だ。」と言うと電話を切った。電話をデンベに渡すとレッドは再び目の前に座る男に話しかける。その男はリズに暴行した男だった。「お前は妊婦を襲い肋骨を折った。意識を失うまで痛めつけ駐車場に放置した。」と言うとレッドは男の胸に数発撃ち込み射殺した。

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モンスターを襲うモンスター

ダウド殺害に使われた鉛を調べてみるとセント・ジェームズ・シェルターと言う元受刑者用の支援施設で鉛のアクセサリーを作っている所のものだと判明する。レスラーとナヴァービはその施設へ行ってみるとそこで体の真ん中あたりにぱっくりと穴が開き、口や内臓に鉛が注がれた跡のあマイヤーの死体を見つける。その時フェーメ団の男が襲い掛かって来る。銃で仕留め他の者たちを捜す。襲ってくる者たちを何とか取り押さえ連行する。射殺したフェーメ団の一人を解剖した検死官が興奮気味に「体毛をすべて剃っていてそれだけでもかなり異様だ。しかしとりわけ報告したいのはこれだ」と言って覆っていた布を外す。ナヴァービが「去勢が何？」と冷静に聞くと検死官はナヴァービの薄いリアクションに驚いて「何って…仕事がら僕も見たことはあるが…しかも驚いたことに自分で処置してる。痛そう…」と言った。その時レスラーから逮捕した男がハーラン・ホルトと言う男で未成年者への性的暴行で7年服役していたと連絡が入る。「小児性愛者？」とナヴァービが言うとレスラーは「性欲を抑えるため去勢してる。加害者も被害者も小児性愛者か」と言った。

操られていたフェーメ団

リズはフェーメ団は起訴もされていない人物の情報をどこから入手していたのかと疑問を持った。そしてフェーメ団を利用している誰かがいるのではと考える。「フェーメ団は小児性愛者を容赦なく殺すでしょ？だったら殺したい人物を小児性愛者だと吹き込めばいい。」とレスラーに話した。今までの被害者を調べてみるとリズの考えがアタリだとわかる。リズとレスラーはハーランにこの矛盾点を話す。ウソの情報を与えられフェーメ団は操られていた、黒幕は誰？と言うとハーランは「あの方の信頼は裏切れない。それにもう手遅れだ…次の標的を狙ってる。」と話す。今夜クリーブランド高校の慈善パーティーでジェームズ・ワグナーを襲う計画があると聞いたレスラーは急いで向かうことにした。
タバコを吸うため一人でいたワグナーはフェーメ団に襲われるが音を聞きつけた生徒がいたため軽い傷で済んでいた。

黒幕の末路

その頃レッドは独自のルートで調べ上げ黒幕を見つけ出していた。教会に行き枢機卿に話しかける。「こんな話がある。神父と宦官と小児性愛者がバーに入り…」と言うと枢機卿は「なんだって？君は何者だね？」と近づいてきた。レッドは枢機卿の悪事を並べ立て「あなたは去勢した集団に子供の敵を退治してると思い込ませた。だがあなたの目的は商売敵の抹殺だ。殺人も資金洗浄も教会のためなら罪ではないと？」と言った。そして「今日私が来たのはある提案のためだ。標的は資金洗浄業者だ。興味がわくだろ？業界を牛耳りたい者にとっては消えてほしい人物だぞ。フェーメ団を呼んでくれれば彼らに説明する」と仕事の依頼をし始める。彼らは忙しいと言う枢機卿に「FBIは既にフェーメ団の団員を逮捕している。あなたの名が出るのは時間の問題だ。そこで提案だが今すぐ私の言う通りにすればFBIもお手上げの静かな場所へあなたを移す。」と言ってフェーメ団を呼び出してもらうが、それはレッドが仕組んだ罠でフェーメ団に枢機卿が嘘をついていたことを暴露し怒ったフェーメ団により枢機卿は拉致され拷問、殺害された。

今回は私の大好きなゴッサムに出ているつるピカ・ビクターがフェーメ団として出演！こちらでもつるピカを生かして可愛かったですね♡
カツラが似合わな過ぎてそれもまた可愛かったです♡
枢機卿が資金洗浄してるとかもビックリですが、フェーメ団もかなり異質で不思議な世界でした。こういう宗教系は結構好きです。自分は無宗教ですけども。
そして今回はリズの妊娠について人間関係がごちゃごちゃしてしまいましたね。たしかに何も心配がない状況ならもっと素直に妊娠を喜べるのだと思いますが、命を狙われているような状況では手放しで喜ぶことはできませんよね。リズは結局子供を産むけれど養子に出すと言う選択をしたようですがこれもどうなんでしょうねぇ…。髪色は戻してヘアカットもしてましたけどね…。
ジェラルドの歌を聞いて楽しそうなレッドだったけどデンベにもういいって言われた時の”え～…楽しいのに…”みたいな顔が面白かったですね。レッドは顔芸が素晴らしいです。「ベッドでは最悪」とナヴァービに言われたレスラーも楽しかったです♪

今日の一枚

BLACKLIST season3 ep12