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ブラックリスト シーズン3　第14話『レディ･アンブロジア』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

突然帰って来た我が子

死んだと思われていた子供が突如発見されると言う事件が起こる。レッドはリズに望まれない子を引き取り”永遠の子供”を約束する”レディ・アンブロジア”が存在すると話す。そして他にも似た事件があると言った。
調べを進めると同様の事件は多数あり、生きて発見された3人の子供の顔や体には指で描いたと思われるペインティングがされていた。そして3人の子供は2人が自閉症、一人は目が不自由なため情報が聞き出せなかった。
リズとレスラーは発見されたイーサンがいる病院へと向かう。自閉症のイーサンは会話をすることができないが、唯一リズの渡したペンに興味を持ちずっとそれを触っていた。そこへイーサンの両親がやって来る。死んだと思っていた子供が突如生きて戻って来たことに驚いていた。まずは家族の時間をとリズ達が部屋から出るとレスラーの携帯に情報が入る。両親はイーサンが消える2週間前に彼を養子に出そうとしていたと分かった。

チョウチョになる日

林の中で嬉しそうにはしゃぐ大勢の子供たち。引率しているオバサンが「マシューを送り出すのが嬉しい人は？全員かしら？」と子供たちに話しかける。みんなは大きな井戸のような所へ集まって来る。そこへ青年が重そうに何かを引き摺って来て井戸の中へと入れようとする。オバサンが「今日はマシューの日！お空に送ろう！マシューは何になるの～？」と聞くと子供たちは「チョウチョ！！」と答える。そして重そうな何かが井戸の底へと落ちて行くと沢山のチョウチョが井戸の中から空へと飛び立つ。それを見て子供たちは大興奮だった。子供たちがチョウチョを追いかけて走って行くとオバサンは青年に「あなたね。テオドア。なんてことしたの」と掴みかかった。井戸の底にはいくつもの人骨と子供の手が見えていた…。

斡旋所の男

イーサンの母親は誰かに電話を掛けた。「ノア、ジーン・リンリーよ。イーサンが見つかって戻って来た。約束と違うわ。どういう事なの？」と言った。電話の相手の男ノアは落ち着いて、大丈夫と言うがそこへ養子縁組斡旋所を調べにレスラーたちがやって来る。それに気づいたノアは「1時間後に例の所で」と言って電話を切ると姿を消してしまった。
待ち合わせの場所にやって来たジーンはノアの車に乗り込む。説明してちょうだいと怒るジーンだが後ろに乗っていたテオドアがビニールを顔に押し当てジーンを殺した。テオドアが「母さんは子供を傷つけてるよ。チョウにはしてない」と言うとノアは「母さんを疑っちゃだめだ。イーサンを逃がしただろ？今お前の尻拭いで大変なんだぞ。」と諭す。テオドアは「ゴメン、父さん」と言った。
その頃ジーンと電話が繋がらず心配するイーサンの父親。そこへレスラーたちがやって来て「あなたの口座から斡旋所のノアにイーサンが失踪後2万5000ドル送金されてる」と言って父親を連行した。だが父親は何も知らないようだった。

追われるイーサン

ノアについて調べて行くと担当案件中養子をやめたのがイーサンを含め93件、そして相談後に子供が失踪したのは16件。その16件とも特別なケアが必要な子供だとわかる。イーサンの父親から聞いた話と併せて考えると母親が関与していて口封じのために消されたのではないかと考えられた。リズは「レディ・アンブロジアはノアを通じて配偶者が養子に反対している案件を探したのよ。」と言った。そしてペイントについていた指紋から失踪している子供のものが出た。クーパーは「ノアを捜し子供たちの居所を突き止めろ」と指示を出した。それから更に調べを進めていたアラムは児童局のサイトでノアがイーサンの現在の居場所を確認したと気づく。だがその頃リズの家にノアとテオドアが来ていてリズとイーサンは襲われる。幸い向かいの部屋で警戒にあたってくれていたバズが助けに来て二人とも無事だったがテオは逃げてしまった。だがバズがノアを捕まえてくれた。

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レッドの求めるファイル

レッドはグレンを訪ねるがいつも通り待たされる。やっと話せたかと思うとこれまたいつも通りにグレンはあーだこーだと言い訳を始める。レッドは「ヴァシリア・パティンカ。元KGB。見つけてくれ」と依頼した。
そして見返りに野性的で素敵なレディを紹介すると言っていたがそのレディを見てグレンは怒る。それはアリステア・ピットが連れていた犬二匹だったのだ。犬は嫌いだと文句を言うグレンだがそれは嘘で実際は犬が大好きらしく結局喜んで引き取ることになった。そしてヴァシリア・パティンカの情報を得たレッドは早速彼女の元へと向かう。レッドは「グラスノスチのファイルを見たい」とヴァシリアに言った。だがヴァシリアは「あれは別の人生よ」と言って拒否。だがレッドは「娘さんの情報が分かれば答えは変わるか？」と食い下がる。ヴァシリアは「娘を連れて来てくれたらかわるわ。でも不可能だから答えはノーよ」と言った。

リズの母親の話

レッドはいつもの拷問屋さんブリムリーにノアから情報を聞き出してもらっていた。そこへやって来たリズはレッドに自分の赤ちゃんを欲しいと言ってくれる夫婦がいるが、自分の母親はどうだったと聞く。レッドは「君の両親は愛し合っていた。だが冷戦は厳しかった。ソビエトが崩壊した時彼は君を奪った。彼女は全てを捨てて彼と君を追った。君の母は彼とやり直したかったが君の母は変わってしまった。愛した男が愛しい娘に命を奪われた。2か月後彼女は岬へ行き、浜に服を脱ぎ捨て海の中に消えていった。」と話す。リズは自分があの晩父も母も殺してしまったのだと涙を流した。

肉食のチョウチョ

襲われて以来机の下にこもっているイーサン。だがイーサンは机の裏に沢山のチョウの絵を描いていた。リズ達がその絵のチョウについて探るとシジミチョウの種類でアフリカやアジア原産のチョウの親戚で肉食性が特徴だとわかる。何かの儀式に関係しているのかと考えクーパーは「チョウの幼虫が売られた先を調べろ」とアラムに言った。

ゆがんだ使命感

レッドはブリムリーがお散歩に出ている間にノアと話をする。「アーニャ・パティンカはどこにいる？」と聞くとノアは「あの子はもう手遅れだよ。誕生日だ」と答える。どうやらレディ・アンブロジアは連れて来た子供が12歳の誕生日を迎え子供ではなくなるタイミングで”姿を変える”らしい。(前述の井戸の儀式ですね)他の子どもたちも手伝ってチョウになる子のサナギを作ったりするとのこと。ノアはアーニャはコロニーと呼ばれる場所にいると教えた。そして「息子の死後妻は他の子を救おうとしたんだ。子供をチョウの姿に変えて自由にしてやる。そうすればずっと子供でいられる」とレッドに言った。
儀式の準備をしていたレディ・アンブロジアの所にレッドが現れる。「あなたは誰？」と驚くレディ・アンブロジアに「アーニャの守り主だ」と答えた。そしてこんな話がある、と言ってかつて湖でカヌーにのった兄弟がいてカヌーが転覆。優秀で泳ぎの得意な兄が死に、期待されていない弟が生き残った。と言い始める。「君はテオに言い続けたそうだな。”お前が兄さんを殺した”、”お前が死ねばよかった”」と続けるとレディ・アンブロジアは「2人とも死ねばよかった。美しく無垢なうちにね。それならテオもこんなことには…」と言いその話を聞いていたテオが「僕は醜い…」と言って部屋に入って来る。レッドは「この部屋に醜いものがいるが君ではないぞ、テオ。」と言った、その時デンベがアーニャを抱きかかえて「息をしてる。寝てるだけだ」とレッドに報告した。レッドはテオに「君も他の者と同じだ。幸せや喜びを感じ、母親に愛される資格がある。」と言って去って行った。その後テオは母親を井戸へ連れて行き突き落とした。井戸からは沢山のチョウが飛び立つ。そしてテオも井戸の中へと飛び込んで行った。

謎のファイル

残された子供たちはFBIが保護。イーサンは父親の元へ。そしてアーニャを無事に救ったレッドはヴァシリアの元へと連れて行く。感動の再会を果たした母娘。アーニャは手話でレッドにお礼を言った。もう死んだと思っていた娘に再び会えたことでヴァシリアは約束を守りレッドに”グラスノスチのファイル”を渡した。そこにはロストヴァと書かれていた…。

とんでもない発想で子供を殺していたレディ・アンブロジアでしたね～。本人は救っているつもりというのが何とも痛々しかったです。レッドのお陰で救われた命もありましたが、一体どういうファイルなんでしょうね。リズの父か母のものでしょうが何が書かれているのか…気になります。あ～それに肉食のチョウチョがいることも初めて知ったのでビックリしました(´・ω・｀)
今回はグレンのシーンが面白かったですね。モフモフのレディたちがかわいくて(私は絶対的に猫派ですが)。なんだかんだと文句をつけてるのにドッグランに連れて行こうとするグレンもかわいいけど、さらっとウソをつくユーモア満載のレッドもかわいい！
そしてリズのお腹もだいぶ大きくなってきたので赤ちゃんをどうするのか、トムも結局ジーナに騙されてえらい目にあってましたけど大丈夫なんでしょうか？

今日の一枚

BLACKLIST season3 ep14