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GRIMMグリム シーズン4　第8話『チュパカブラ』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

変貌

ドミニカ共和国に医師として派遣されていたディエゴという男性が帰国。愛する妻が待つ家に帰りホッと一息ついた。だが彼の首には大きな虫刺されのような痕が…その晩ディエゴは体調の悪さで目を覚まし、フラフラと家から出て行く。苦しむ彼は地面に這いつくばるが手から何かに豹変。そして散歩中の男性と犬に襲い掛かる。
翌朝全く別の場所で目を覚ましたディエゴは血だらけの自分の姿に驚きとりあえず近くにあった水で顔だけ洗い始めた。
その頃通報を受け事件現場へと来ていたニックたち。いつも通りウーから説明を受け遺体を確認すると首に大きく裂かれたような傷があり、血を抜かれていた。ニックたちは近所に住む男性フィエロスから話を聞く。彼は何も見ていないと言うが犯人はわかると言った。「チュパカブラだよ。チュパカブラの殺し方だ」と言うフィエロスに皆驚いた顔をした。その現場の横を帰って来たディエゴが通って行った。

チュパカブラの正体

署に戻ったニックたちはチュパカブラについて調べてみる。すると語源がスペイン語だと分かったのでスペイン語が堪能なジュリエットに協力を頼む。ニックとハンク、ジュリエットの3人でトレーラーに集まりチュパカブラの特徴に該当するようなヴェッセンはいないかと探す。ジュリエットの話しではスペイン系の人たちの間ではチュパカブラというのは広く知られていて、子供がわるさしないように脅かす時に使われるような存在でもあったらしい。本を見ているとそれらしいものの記述があった。「ウォルドレオール…スペイン語だ」とニックが言うとジュリエットが代わって訳してくれた。「”噂を追いプエルトリコのモカに到着。地元民は奴をモカの吸血鬼と呼ぶ。ヴェッセンと言う推測は半分正解。異形に変わり誰の目にも見える。原因は疾患で疥癬も恐水病もマラリアも考えられる。病にのみ込まれたヴェッセンだ。”」と言うことだった。つまりウォルドレオールは病気になったヴェッセンということらしい。次のページをめくると凶暴な犬のような姿のモノが描かれていた。ジュリエットは「これよ！これがチュパカブラ。祖母に聞かされた姿！」と言った。

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次々に目撃されてしまうディエゴ

体調が増々悪化し始めたディエゴは勤務先の病院の部屋を出て行くと地下駐車場へと向かう。彼の異変に気付いた同僚が駐車場へ捜しに向かうとディエゴは地面でうずくまっていた。「ディエゴ？転んだのか？」と近づく同僚は振り向いた犬のような姿の化け物に驚く。豹変したディエゴは同僚に襲い掛かり、首元に噛みついた。たまたま駐車場で居合わせてしまった女性の通報により事件は発覚。ニックたちもウーから連絡を受けるが目撃者が”服を着た犬”が犯人だと言ったことからウーは軽く嫌味のような感じで話し、ニックたちは苦い顔をした。豹変したディエゴはその後も街で人を襲おうとし、通報で駆け付けたウーは躍起になって捜し始める。するとパトカーの前にディエゴが現れ、ウーはパトカーを降りて追いかけ始めた。だが辺りを捜している最中にディエゴは人間の姿に戻ったため、ウーは襲われた人だと勘違いして見逃してしまった。
一方一命を取り留めたディエゴの同僚に話を聞くニックたち。同僚の男性はディエゴの服を着てたけど彼じゃない。別の何かだと話した。

取り乱すウー

ニックとハンクは同僚の男性の話から、ディエゴの存在に気付き彼の家へ聞き込みに向かった。ディエゴは不在だったが彼の妻に話を聞こうとする。ディエゴが事件に関与している可能性があると聞き妻は”コヨータル”にヴォーガした。そしてニックを見てグリムと気づき怯えた顔をする。ニックは「心配ない。誰も傷つける気はない。ご主人もヴェッセンなのか？」と優しく声を掛ける。ディエゴの妻は「彼もコヨータルよ。あなたが噂のグリムね。ディエゴは温厚な人よ」と言った。ハンクは「ご主人は重病かもしれない」と言い、帰ったら連絡をもらうように名刺を渡して家を出た。
すると外でウーが待っていた。もう限界のウーは「質問に答えてくれ」と言って不可解なものの存在や謎の事件それらに絶対にニックとハンクが関わっている、自分はもう警官を辞めると言って去ろうとする。ニックとハンクは話すしかないと言ってウーを追いかけヴェッセンの存在やトラブル、そしてニックのことを話そうとするが少し話した所でディエゴの家から悲鳴が聞こえて来た。急いで向かうニックたち。するとこっそり帰宅して豹変したディエゴが妻を襲っていた。ニックとハンクはすぐにディエゴを押さえ込もうとするがウーは化け物のようなディエゴの姿を見てただただ驚き固まっていた。「彼女を外へ！」「ウー！！！」と声を掛けられやっと我に返り、ディエゴの妻を連れ出していく。ウーは彼の妻もあの姿が見えると分かると銃を取り出し殺してやる！と言ってディエゴに銃を向けた。慌てて止めに入っニックのお陰で銃弾は天井に当たる。取り乱すウーにニックは「あれは病気のヴェッセンだ。現実だ。」と言った。

愛する者を守るために

ニックはモンローに電話をかけ、ディエゴの治療をしてもらうことにする。スパイス店に連れて行くとロザリーは「急がなきゃ。感染後48時間で変異が永続する。」と言いすぐに薬の調合を始めるが材料が少なく、一服分しか作れない。その時ディエゴに首を引っ掻かれた妻が痙攣をし始めてウォルドレオールに変わってしまう。襲い掛かって来る妻を押さえ付けるが薬を入れた注射器は一つしかない。ロザリーが「どっちに打つ？」と聞くとディエゴが注射器を奪い妻の脊椎に注射器を刺した。妻はみるみる人間の姿に戻って行く。だがこの行いはディエゴが永遠にウォルドレオールになることを意味した。「殺せ」と言うディエゴにニックは「助けてやれる」と言うが、結局ディエゴはまたも姿を変えてしまいハンクはやむなく彼を射殺した。
その頃更なる現実を見たウーは1人バーで酒をあおっていた。今まで見て来た不可解な死体やアスワングの姿…彼は幻覚を見てバーで暴れ、留置場へと入れられてしまう。
そして最近体調がすぐれなかったジュリエット。またも激しい頭痛に襲われるが彼女の姿はヘクセンビーストに…

あ～。チュパカブラって病気のヴェッセンだったんだ～と本気で思ってしまうほどグリムに毒されている私ですが(笑)
ちょっと悲しいエピソードでしたね。ディエゴさんは蚊に刺されたのが原因でウォルドレオールになってしまったということです。仕事も真面目に頑張り、妻も大切にする彼が悲しい運命をたどるなんて…
そしてとうとうこちら側の人間になるのか！っと思われたウーさんですが、なんとも中途半端な説明を受けた上に自暴自棄になってしまいましたね～。今後彼がどっちに転がるが気になりますが、もう以前のひょうきんなウーさんには会えないのかな…。元の彼に戻ってほしいです。
それからジュリエットが…ヴェッセンに？しかもヘクセンビースト…wwこれも呪いの副作用ではありますが、本当になっちゃったらどうなるんでしょう。これも後々戻すことができるんでしょうかね。
ヴェッセンラインの動きも暴力的になってきましたね。ロザリーが脅されて警戒している所に今度はモンローが殴られて…どうなっちゃうんでしょうか？心配ですね。みんながみんな、ピンチになっててハラハラする今後です。
王家はニックママの捜索に本腰を入れ始め、レナード警部にも接触してくるものが…あれは味方だと思いますけどレジスタンスとはまた違うんでしょうかね？ニックママのことを警部が”君らのグリム”と言っていましたがレジスタンスも含め反王家のグループ的なものでしょうか。この辺りも王家と複雑に絡んできそうなので楽しみですね。

今日の一枚

GRIMM season4 ep8