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ブラックリスト シーズン3　第9話『局長(前編)』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

狙う者と護る者

リズが捕まったと連絡を受けた局長とヒッチンは焦っていた。ライトはリズが逮捕された場合の対応を”大統領顧問のシンシア・パナベイカーが監督し彼女が書いた大統領命令により連邦裁判所での非公開審理となる”としていた。法廷で証言されたら元も子もない局長たちは3時間と言う猶予の中でリズを葬ろうと動き始めた。
一方レッドはレスラーに電話をかけリズを捕まえたことがいかに危険かを話す。必ずリズを守れ、そしてデンベにも手厚いもてなしを頼むと言った。そしてレッドはアラムにも電話をかけ「結社がキーンを殺しに来る。その手が及べば二度と彼女に会えない。今彼女の命を守れるのは君だけだ」と言いリズの保護を頼んだ。リズは到着し連邦裁判所へ身柄が移されるまで以前レッドが入れられていた”箱”の中に収容された。

ライトの残したヒント

ライトに連絡がつかないことをおかしいと思っていたレスラーだが、その時局長が部下を率いてやって来る。局長はズカズカとリズのいる箱の前に来るとレスラーに「身柄を移す。米国内でロシアがテロ行為を行うとの確かな情報が入ってね。その件でキーンを尋問する」と言って箱を開けようとする。食って掛かるレスラーだが局長は「コードは知ってるよ。FBIの局長が協力的でね」と言ってコードを打ち込む。だがアクセスができない。レスラーも知らなかったがいつのまにかコードが変えられていた。局長は部下に「開け方を調べろ！」と指示を出した。
手に負えなくなったレスラーはレッドに連絡。コードを変えたのはレッドが指示したおかげだとわかる。そしてトムとクーパーがカラクルトを捕まえていて自白させると言う情報を得た。レスラーはヒッチンの所へ行き「ライトが信用していたからあなたを頼ります」と言って今クーパーとカラクルトがイヴォンヌ湖の別荘にいることを話してしまう。ヒッチンは「局長はテロの裏が取れなかったら追い出すわ。それからライトのことだけど…最後に会った時仲間の名を口にしてた。確か”トミー・マーキン”。失踪と関係があるのかも」と言った。それを聞いたレスラーはその場は聞いたことのない名前だと嘘を言ったが、これによりヒッチンも結社のメンバーであることが分かった。レスラーはアラムにヒッチンが結社のメンバーだと話す。カラクルトの居場所を教えてしまったから殺しに行くはずだと考えたがクーパーと電話が繋がらない。アラムは「箱は開かないから大丈夫。僕がコードを変えたから。だから行って」と言う。レスラーはクーパー達のいるイヴォンヌ湖へと向かうことに。

別荘での出来事

妻を義姉の所へ送っていたクーパーにやっと連絡が取れたレスラー。結社が別荘に向かっているから早く逃げるように伝えるが、クーパーは戻るのに1時間かかる上に別荘は電波が届かないからトムに連絡できないと言う。レスラーは場所を聞き、自分の方が早く着くと伝え急いだ。
別荘に着いたレスラーだがトムに警戒される。しかし早くカラクルトを移動させないと結社が来ると話す。まだトムは警戒するがその時カラクルトが「おい！誰か来たぞ！」と言う。周りを見るとソロモンの手下たちが次々に別荘を囲み始める。
動けなくなり意を決したレスラーたちは戦う準備を整えた。カラクルトも銃をくれと言い仕方なく拘束を解いて銃を渡す。激しい銃撃戦が始まり人数的にも分が悪いレスラーたちだが知恵を使って上手く敵を殲滅。そしてカラクルトは銃をトムに向けるが「伏せろ」と言い背後にいた敵を倒してくれた。
ひとまず落ち着いたので脱出しようと車に向かったがそこに生き残っていたソロモンがいた。トムは銃を突き付けられてしまうがレスラーに「銃を下ろすな、FBIだろ」と言って自分に構わずソロモンを撃つように言った。しかしレスラーは銃を下ろしてしまう。「それでもFBIか？」とトムが言った時ソロモンの背後からクーパーが現れソロモンを殴ってくれた。レスラーはソロモンに銃を向け「お前らは国と俺の友達を傷つけた」と言う。クーパーがやめろと止めに入るがレスラーは怒りを抱え今にもソロモンを撃ち殺しそうになっていた。トムまで止めに入る。「親父さんの死を無駄にしていいのか？その引き金にかかってる」そう言われたレスラーはソロモンを殺さず彼を逮捕した。

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アラムの決断

アラムはリズの所へ様子を伺いに行った。大丈夫よと答えるリズだが呼吸ができないと言い出した。ドアを開けさせようとする局長が窒素のみを送り込むようにし、万が一リズが死んでも事故だと偽装しようとしていた。アラムは必死に酸素を送り込もうと換気システムにアクセスするができない。最後の手は箱を開けることだがリズがそれはダメよと言わんばかりに首を横に振った。もう息も絶え絶えのリズを見てアラムは全部マスコミにばらすぞ！と監視カメラをみているであろう局長に訴える。だが局長は何もしなかった。
そうこうしている間にリズの呼吸が止まってしまう。アラムは涙を浮かべながら「ナヴァービ…パスコードだよ”ナヴァービ”だ！」と言ってドアを開けさせてしまった。すぐにリズの元へ行き人工呼吸を始めるとリズは息を吹き返した。アラムは「リズ、ごめんよ…本当にごめん」と言った。

水面下で計画を進めるレッド

レッドはベネズエラの外務大臣に接触すべく側近のラファエルに会いに行く。(前に厨房で会ってた方ですね。レストランの支配人かと思ってたけど政府関係者ということなんでしょうか？)ラファエルを巧妙に脅し外務大臣と会えるよう手筈を整えてもらった。
レッドはナヴァービに”救援物資”がないと外務大臣に会う意味がないから何とか取り戻すように頼む。レッドたちは大掛かりなねつ造現場を作り上げ、まんまと護送中の救援物資を手に入れた。
ヘリポートで外務大臣と面会したレッド。レッドは何やら外務大臣にお願いをしたようだが相手は「なぜベネズエラがそんなバカげた提案をのむ？」と聞く。レッドは「国の転覆を図るアメリカへの報復だ」と説明。だが納得がいかず今後の財政難が解消されるわけでもないと外務大臣は断る。その時”救援物資”が届けられる。その中にはクロムプレートで作った100ドル紙幣の原版が入っていた。「財務省ソフトウェア・アップグレード時のデータで透かしも全て本物だ。変なお面を被ったテロリストから入手した。君の国の大統領に好きなだけの札を刷れる能力を授けるよ」と言った。

思い通りにならない現実

箱から出たリズを連行しようとする局長。その前にアラムが立ちはだかった。アラムは銃を向け何とか止めようとする。だがリズが「アラム、こっちを見て。あなたは悪くない。銃を下ろして」と説得した。アラムは銃を下ろし拘束されてしまう。その時だった。エレベーターからシンシア・パナベイカーが降りて来る。「このお嬢さんをどこへ連れて行くつもり？」と局長に聞くシンシア。いかにも堅物と言ったこの女性は「私の命令はキーンの身柄移送。”安全”に連邦裁判所にね」と言う。局長は情報に基づいて連行をと言うがシンシアはその情報は知ってるけど命令は元に戻されたと資料を見せる。
「移送を開始しようか。部下が外で待ってる」と局長が言うと、シンシアは「そのまま待たせて。ライトと約束したのよ。キーンの移送には必ずレスラー捜査官を同行させると」と言った。局長とヒッチンは困ったわねという顔を見せるが「今レスラー捜査官はいない」と局長が言ったその時ソロモンを連行したレスラーが帰って来る。リズは「待ってた」と言った。レスラーはヒッチンに「知ってます。あなたがライトを殺した。逃がしません」と言い、局長には「あなたは戻るまでに出て行くんだ」と言った。リズは安全に移送されレスラーから「俺は君がハメられたと信じる」と言ってもらえた。そしてデンベは釈放され、彼の入っていた檻には代わりにソロモンが入った。

今回は濃くて熱かったですね～！
最初から最後までずっと面白かったです！みんながリズの為に動き、周りの人間たちの絆もどんどん深まっていますよね。やっとレスラーもリズのことを信じてくれたし…。最後のレッドがアラムに感謝するシーンもグッときちゃいました( ；∀；)
アラムが扉を開けたのは弱さではないって本当そうです。あそこでリズが死んでいたら元も子もなかったですから。
次回はどうやらすべての準備を整えたレッドが本気を出して挑みそうですね。楽しみです～♪
ベネズエラの外務大臣に何を頼んだのでしょうね。これも来週わかるのかな？

今日の一枚

BLACKLIST season3 ep9