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ブラックリスト シーズン3　第4話『ジン』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

突然の来訪者

レッドはレナード･コールにデンベと一緒に映っていた”マティアス・ソロモン”について調べてもらっていた。ソロモンは元CIAであるがあまりの残忍さにCIAすらも解雇されたという経歴の持ち主だった。「デンベは大切な仲間だ。頼む。」とレッドは引き続きデンベの行方を捜すようコールに頼んだ。コールが家から出て行こうとした時その家の住人が帰って来る。「あなたは…」と知らない男が家にいることに困惑した住人だが上から「アラム」とレッドが呼んだ。そう、ここはアラムの家だった。レッドたちは勝手に家に入り込んでいたのだ。アラムはレッドの突然の登場に驚き「キーンさんに何か…」と心配する。だがリズは後ろの扉から「ええ、ありがとう。数日ぶりにシャワーを浴びられた」と出て来る。アラムはリズをぎゅっと抱きしめ「会いたかった。それに言うべきじゃないが、きれいだ」と言った。
レッドはアラムにとある人物を情報を渡す。「通称”ジン”という名の女を捜してる。顧客の望みを実現させるのが仕事だ。物欲、性欲、復讐…どんな望みでも叶える」と言った。そしてリズは「これがウェブアドレス。でも暗号化されてるの。レッドの考えでは私の容疑を晴らすにはジンが必要なのよ。」と紙を渡しアラムは「手伝うにしてもレスラーに報告しないと…」と言うがレッドはそれは全然構わないし、むしろそうしてくれという感じだった。その時アラムからトムが協力を申し出てきたがレスラーが断ったと言う話を聞きリズは動揺した。

届けられた復讐の獲物

アラムはレスラーにレッドたちが来たと報告し、この件を調べればリズの汚名が晴らせると説明する。レスラーはジンの事件とリズのことがどう繋がるのかはわからないが、ジンのこれまでの犯行を洗い出すことにした。
その頃ジンと思われる白人女性がまた新たな顧客へと”復讐の獲物”を届けていた。スカーフを頭から被った中東系の女性は「ついにやったのね…」と言った。届けられた”荷物”の頭巾を取るとそこには頭のはげたおじさんがいた。女性は「アラーは赦しを教えたけど赦されないこともあるの」と話しかけた。
一方調べを進めていたナヴァービたちはこれまでの事件の経緯から”アゼリ・ファイナンシャル”という会社が浮上。そして経営者のバフラム・バカーシュが何者かに拉致されたという情報をつかんだ。そのバフラムこそが、先ほどスカーフの女性に届けられた”荷物”だったのだ。

ジンとの接触

アラムの協力によりジンとの接触の機会を得たリズ。待ち合わせの公園のベンチに行き、周りでレッドと彼の部下も見張っていた。するとベンチの下に貼りつけられていた携帯が鳴る。リズはそれに出ると指示される通りに動いた。簡易トイレの右側に入るよう言われそこへ向かいレッド達も後をつける。だがそのトイレの向こう側は穴があいていて人が通れるようになっていた。リズは車に乗せられ一人でジンの元へと行くことになってしまった。
ジンの元へとやって来たリズ。「指名手配犯からの接触は珍しいわ。」と言ってジンはお茶を入れてくれた。そしてリズの望みを具体的に聞いてやるかどうか判断したいと言う。リズは「私をハメた奴らにその代償を支払わせたい。」と言う。だがジンは「おかしいわね…」と不思議そうな顔をした。続けて「私が叶えるのは激しい欲望よ。あなたの魂を突き動かすのは死や復讐ではないわ」と言う。「じゃあ何？」とリズが聞くと「失われた世界。別の人生よ。それを叶えたいなら力になれるかも」とジンは答えた。結局リズはよく考えるように言われ、元の場所へ送ってもらうことになる。その時リズはジンのハイヒールの裏に追跡装置を仕掛けた。

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身内の犯行

バフラムの息子ハミッドに話を聞きにいったナヴァービ達。近頃ニューキャッスルという会社がアゼリ・ファイナンシャルの買収を持ち掛けていたりするが、父は断っていたし買収でもめてることもないと話した。
その後父親のことが心配で仕方がないハミッドは姉のナシームに相談の電話を掛ける。だがそのナシームこそが先ほどバフラムを受け取った女性だったのだ。ナシームは父親の手首に釘を打ち込み磔状態にして拷問していた。電話を切ると「ハミッドからよ。お父さんをとても心配してたわ。でもあなたが私にした仕打ちほどひどくはないでしょ？」と言って更にハンマーで釘を奥へと打ちこんだ。
その後ナシームはFBIでナヴァービから質問等を受けるが自分は何も知らないし、会社経営のこともわからないと答えていた。そして父親を監禁しているロングアイランドのナシームの自宅に弟のハミッドがやって来る。まさか自分の姉が監禁・拷問しているとは知らず父親のことで涙を流すハミッドは会社経営のことなども相談する。ナシームは「お父さんはあなたを信じてるから後継者にしたの。今回の買収はいい話よ。受けなさい」とアドバイスした。ハミッドは「姉貴が後継者にふさわしい。父さんは偏見を捨てるべきだった。」と言う。ナシームは「父さんの無事を祈るわ」と言った。

リズが会ったジンは偽物だった

リズがつけた追跡装置のおかげでジンの居場所が発覚。早速リズたちはニューヨーク州ヨンカーズへとやって来る。レッドが家のドアをノックすると中からかわいい女の子が出て来る。「ママはいるかな？」と聞くが女の子はドアをバンッと閉めてしまった。困ったなと言う顔をするレッドだが、ドアはすぐに開く。中からはリズが会ったジンが出て来るがレッドは顔を見て「ジンじゃないな。」と言った。
レッドたちは家に上がり込み”ジンの偽物で窓口”のアリスと話をする。ジンの正体は誰なのか、何を知っているのか色々と聞き出そうとするがアリスはなかなか口を割らない。レッドたちは報酬があまり高くないのではと指摘し、アリスの上昇志向も指摘した。「君はジンなしでやっていける。ジンの情報をくれたら君を独立させてやる。しかも今より事業を拡張して儲けることができる。客なら何人でも紹介しよう。だから教えてくれ。ジンの正体を」と言ってエサをチラつかせ情報を聞き出した。

ナシームが父親にされたこと

ナシームは父親の拷問を続けていた。父親が自分を後継者から外した事などの恨みつらみを話し、ハミッド達がアゼリ・ファイナンシャルを売却しそれを買ったニューキャッスルは自分の会社だと言い放った。
その頃アラムの調べでニューキャッスルはナシームの会社であることを突き止めたレスラーたちも「復讐のためか」と言ってナシームの自宅へ向かおうとしていた。
だが先に着いたのはレッドたちだった。静かに家の中へと侵入すると磔にされているバフラムを発見。レッドは「ナシームを見つけるのが先だ」と言うがリズは「このままじゃ死んでしまう」と言ってバフラムを下ろし始める。レッドは「主役が来る前にパーティーを始めるとはな…」と呆れ気味に911へと電話を入れた。
そしてリズがバフラムの手当てをしているとナシームがやって来た。「何が望み？あなたを知ってる」とナシームはレッドに言った。レッドは「私も君を知っている。君には同情するよ。ナシームはペルシャ語で”風”の意味だ。だが生まれた時はナシール。”勝利”の意味の名だった。健康な男の子だったんだ。」と言う。そしてバフラムに「19歳の息子がゲイだと知るのはそんなにひどいことか？だから本人の意に反して局部を切り取った？息子から娘にすれば許せたのか？」と聞いた。バフラムは「イスラムの教えでは違う性別の体にとらわれることはあり得る…」と答えた。ナシームは「男の体を気に入っていたけど好きになるのも男だった！！」と怒る。「お前を守る為だ…でなきゃ殺されてた」とバフラムは言い訳をする。レッドは「では局部を切り落とすのは許されることなのか？こういう人間が最もタチが悪い自らの価値観で凝り固まってる。」とナシームを擁護した。だがそうこうしている間にサイレンが聞こえて来た。リズは「時間がないわ。早くもらいましょう」と言って”ジンの顧客名簿”を渡すように要求した。

華麗なる逃亡

レッドは言葉巧みにナシームを説得し彼女の顧客名簿をもらうことに成功。そしてナシームも連れて迎えに来たヘリで一緒に逃げようとする。レスラーたちがいる側とは反対につけたヘリ。そこにはアリスも乗っていた。ヘリが警察の用意したものではないと気づいたレスラーたちも慌てて突入。レッドとリズはヘリに乗り込むがその時リズはナシームに銃を向けた。「手帳を渡したのに！」と怒るナシームに「約束は彼とでしょ？」と言ってのけるリズ。ナシームを残してヘリは高度を上げていく。レッドは走って来たレスラーたちにひらひらと手帳を見せるとぽすんっと地面に投げ落とした。にやにやしながら華麗に去って行くレッドたち。ナシームは当然捕まり手帳はレスラーが拾った。

随分とひどい仕打ちを受けたナシームさん。父親に復讐するに決まってますよね！大人しくしてる方がおかしいくらいですもんね。顧客名簿にある結社のメンバーをレスラーがうまいことやってくれればいいなぁ～。
そしてデンベさんが！逃亡できたけどミスター・ヴァルガスの裏切りにより危険な状態に…！レッドさん早く見つけてあげて！
今回はこれプラストムの方も動き始めました。てかリズも危険を承知でトムに連絡を取ってしまいましたね～。この二人の愛は本物ですね。トムは犯罪組織への潜入を始めましたが大丈夫なのかな？心配です。でもこの人プロだから大丈夫ですよね？

今日の一枚

BLACKLIST season3 ep4