12モンキーズ シーズン3 第10話『目撃者の帰還』(シーズン最終話)
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目撃者を捜そうとするが12モンキーズの信者たちは彼は安全だとだけ言い他は何も話さない。
そんな矢先不穏な音が当たりに響き渡った。
ジョーンズ博士はタイタン自体がマシーンであると気づき、みんなは急いで脱出を図ろうとするが目撃者を殺そうと躍起になるラムゼ、敵に捕まったキャシーなど、仲間たちは別々になってしまう。
12モンキーズを脱し、サミュエルを保護しているというオリビアの元についたラムゼ。
1917年のフランスに飛ばされてしまったジェニファー。
そして12モンキーズに捕まり、お腹の子が”目撃者”だと告げられたキャシー。
コールは痕跡を辿りキャシーを助けるため2163年へと向かうのだが…
ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。
2017年ロンドン:霊廟での待ち人
青白い女性がいると聞きつけた少年と少女は肝試しをしに霊廟へとやって来る。その霊廟はジェニファーが幾度となく紙に描いていたあの霊廟だった。中に入った少年少女は恐る恐る懐中電灯を頼りに奥へと進んでいくがそんな彼らの前に現れたのはジェニファーだった。ジェニファーを見た少年少女は「ガッカリだね…。ただのホームレスだ…。」とあからさまに残念な顔を見せた。ジェニファーは子供たちにチョコレートをあげて話をした。「なぜここにいるの?」と聞かれると「みんな役目がある。私はここにいなきゃ。」と答えどこかに向かって「来てよ~」と言っている。誰に言っているのかと聞かれれば「死にゆく男」と答えた。子供たちにもういいでしょと言って帰ってもらおうとするがその時霊廟に置かれたランプがチカチカとし始めた。ジェニファーは「お客様がやって来た!!!」と嬉しそうな声を上げていた。
1891年:息子の説得
再会した親子。エイサンはイライザのためにもタイタンへ帰還すると言うがやめるようにコールたちは説得を始める。だがエイサンの意思は変わらずコールたちに銃を向けて来る。コールとキャシーは急いでエイサンのベストマシンとも同期をし3人は違う場所へと飛ぶ。いくつかの旅をした後エイサンを捕まえたコールたちは彼をある場所へと連れて行った。そこはエイサンの起源でもある場所。杉と松の家だった。
だが時の痕跡が活発になったためこの動きはジョーンズたちにもバレてしまった。オリビアの助言により彼らが杉と松の家に行ったことはわかるが”いつ”なのかは分からない。オリビアはそれを知るには”ある物”がいるとジョーンズに言った。
一方家の中に入り鏡を見つめるエイサン。「ここはいつだ?」と聞くとコールが「1959年の12月26日だ。」と答えた。
3人は話をする。キャシーは胎動を感じた時のことや赤ん坊のエイサンを少しだけ見れたことなどを話し「今日何者であろうと明日もそうある必要はない。」と言うがエイサンは「明日…明日か!!私の知る全てだ。俺の決心を覆すことはできないぞ。」と言って銃を向けるコールの元へ進む。そして「撃たないなら殺す。彼女を愛しているなら撃つべきだ。」と言ってひざまずいた。コールはエイサンの額に銃口を付けるが撃てなかった。「楽な道は選ばねぇ。」と言うコールにエイサンは「後悔するなよ。」と言った。
1959年杉と松の家:現れた”家族”たち
赤いお茶を飲み意識を目撃者と繋げたオリビア。オリビアは杉と松の家の鏡を見つめるエイサンと対面する形で話を始める。当然コールたちはこれには全く気が付かない。
オリビアはエイサンに意識を繋げ1959年の12月26日だと聞き出し部屋の時計を見て時間も確認した。
いつどこに行けば目撃者を捕まえられるか分かったジョーンズたちはすぐに準備をし向かうことになる。ジョーンズはオリビアに「いろいろありがとう。でも留守中自由の身にはできない。」と言い、自分たちが杉と松の家に行っている間オリビアには再び檻に入ってもらうことにし、オリビアもそれを納得した。
一方エイサンはジョーンズたちがやって来る事を察知。ピンチだぞとコールたちに言った。キャシーは「タイタンであなたの物を集めた部屋があったの。そこでこれを。」と言って壊れた懐中時計を出した。それはエイサンがイライザからもらった物である。今のエイサンも同じ物を所持していた。キャシーは「彼女はあなたの心に刻もうと…」と話すがエイサンは「手遅れだ。」と言った。その瞬間外から銃声が鳴り響き家にはどんどん銃弾が撃ち込まれる。何とか身を低くして無事だったコールたち。銃撃が鳴りやむと外からジョーンズの声が聞こえて来る。ジョーンズはコールたちを説得しようとするがコールは「息子を守る。」と言って銃を構えた。その時タイタンのサイレンの音が聞こえて来る。辺りには強風と稲妻が起き一瞬にして青白い光に包まれたかと思ったらタイタンが現れた。タイタンから現れる軍団たちに目撃者を渡さないようにと娘たちも戦う。外で銃撃戦が始まった為コールはエイサンにベストマシンを着させた。安全な所へ送ろうとしたがそこへジョーンズとハンナがやって来てしまう。キャシーは「お願い、母親同士でしょ。」と言うがジョーンズはエイサンに向けて発砲。弾はエイサンに当たりそのはずみでベストマシンは誤作動を起こす。赤い光を放ちながらエイサンは消えてしまった。
目撃者は誰か
エイサンは撃たれ、”犠牲”機能も誤作動しどこかへ飛ばされてしまった。だが状況は何も変わらない。ハンナはジョーンズに「なんてことを…」と言った。ジョーンズはハンナに注射し元の世界へと帰らせた。
外から「カサンドラ。出て来い。」と言う声が聞こえる。以前ディーコンを助けてくれた軍団のハゲだった。ハゲはキャシーに「息子は?」と聞いた。キャシーは「見つかったけど撃たれたせいでベストの”犠牲”機能が誤作動した。タイタンで戻れば…。」と答える。ハゲは「目撃者は死んだ?」と聞きキャシーがそうよと答えるとハゲは「良かった。」と言い出した。ハゲは目撃者を救うつもりはなかったらしい。杉と松の家を燃やすよう手下に命じキャシーたちをタイタンへと連れて行った。中央の間に連れてこられたコールたち。中心には花びらおじさんがいてこちらを向いた。しかし彼は力なく崩れ落ちその背後にはオリビアがいた。「オリビア…」ジョーンズたちは驚いた顔を見せた。
あの時オリビアは檻に向かったのだが娘たちを始末。アドラー博士たちも殺しディーコンも痛めつけるとマシンを使ってタイタンへと来ていたのだった。ハゲは協力者であり、すべてはオリビアが目撃者を見つけるために仕組んだこと。結局は花びらおじさんも利用されていたにすぎなかった。
ハゲからエイサンは死亡したと聞いたオリビア。ジョーンズに「あなたを信じるなんて愚かだった。」と言われ「違うわ。カタリーナ。あなたは私より優れてた。成し遂げたでしょ。目撃者の殺害をね。」と言った。
コールは「ラムゼやサミュエルはゲームの駒か。」と怒る。オリビアは「ラムゼのお陰で分かった。あなたなら守護者を殺せるってね。そして母親は息子を捜す役。」とコールとキャシーに言った後に「自由になるわ。」と言ってジョーンズの腹にナイフを刺した。オリビアは「コールにも自由を!」と手下に言うと周りにいる軍団の者たちに「最初から目撃者は死にゆく男にすぎなかった。目撃者は帰還しない!」と言う。しかしその時電気が激しく点滅を始めた…。
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2017年ロンドン:待ち人来たる
霊廟で点滅を始めるランプ。そこに現れたのはジェニファーがいつも絵に描いていた”死にゆく男”。男は棺の前でうつぶせに倒れていた。ジェニファーのやるべきことは”死にゆく男を救うこと”だった。
エイサンは自分が死にゆく男であることを知っていたし、ジェニファーもそれを承知だった。
ジェニファーは子供たちに「助けを呼んで来て!!」と言った。そして瀕死のエイサンに寄り添い「大丈夫。死なないわ。」と声を掛ける。エイサンが現れた棺の前。その棺には”イライザ 永遠に最愛の人”と刻まれていた。
救急車が来て運ばれて行くエイサンにジェニファーは「あなたも時が見えるでしょ。ざっと見ることもできるはず。良い所まで早送りを。」と言った。エイサンは病院のベッドで目を覚ます所、そして自宅にて療養するところ、それから自分の体調が回復する所までを早送りで見て行く。
起き上がることのできたエイサンは「ありがとう。時が来た。」とジェニファーに言った。
来世での約束
電気がチカチカとし始めたタイタン。オリビアたちは驚き辺りを見回していた。その時仮面を着けた目撃者が姿を現した。目撃者を見たオリビアは「まさか…」と言いコールも事態が呑み込めず驚いた顔を見せる。
目撃者はローブから手を出すと両手に持っていたマシンガンで軍団たちを倒し始める。ハゲはオリビアを連れ慌ててその場から逃げ出した。目撃者はマスクを取るがやはりエイサンだった。エイサンは「行け!」とコールたちに声を掛ける。息子が生きていたと分かりキャシーは嬉しそうな顔をしていた。コールたちはジョーンズを抱えエイサンと共にタイタンから脱出しようと試みる。ベストマシンは撃たれてしまったため使い物にならなくなってしまった。
エイサンは自分の死を覚悟した上でコールたちに行けと言う。コールは「もっと知りたかった。」と言いエイサンも「来世で。」と言って2人は握手を交わした。戦いの中でエイサンはキャシーに懐中時計を渡し「定めはない。行って。お願いだ。頼む、母さん。またね。」と言った。エイサンが敵を引き付けてくれている間にコールたちは出口へと向かう。無事に外へ出たコールたち。キャシーは自分が持っている二つの懐中時計を出口に置いた。
追いかけてきたハゲたちがまぶしく光を放つそれに気づくも時遅し…。ハゲたちはパラドックスの爆発に巻き込まれて死亡した。
新たな目撃者の出現
一方捕まってしまったエイサンはオリビアの前に連れて来られる。自分の収蔵品が飾られた部屋。
エイサンは「やっと見えた。なるべき姿と信じていたもの…。時の終わりの悲しげで孤独な悪魔は俺じゃない。俺の創造は君の創造だった。時のない領域の約束。詐欺師は君だったんだ。」とオリビアに言った。オリビアは「何ですって?」と言うが頭の中で今まで見ていた仮面の目撃者が自分であることに気付く。だが「私はやってない。時を通じて命令してない。あなたに祈りあなたを崇拝した。あなたが目撃者よ。」と言って受け入れられない様子だった。エイサンは「いや間違ってる。目撃はした。彼女を失ったけどな…」とイライザの仮面を見つめた。そして「人生は時計で測れない。軍団に支えられても君は独りだ。だから負ける。」と言った。ワナワナと震えるオリビアは持っていたナイフでエイサンの喉をかき切る。エイサンの血はイライザのマスクに飛び散った。
その後オリビアは軍団を前に「エイサンは死んだ。私たちの周期が生まれ新たに始まる。私たちの森を作り出し私たちの平安、永遠を築くのよ。彼と違い私は実現する。まずは敵の拠点を破壊するわ。望まれた目撃者の帰還。彼女が戻った!」と宣言した。軍団は「目撃者は安全!目撃者は安全!」と声を上げていた。
その頃コールとキャシー、そしてケガを追うジョーンズは迎えに来たハンナとディーコンと共に再び研究所へと戻り敵の襲撃に備え急いで準備を始めることにした。
わぁ~すべてはオリビアが仕組んだことだったのですね。でも彼女は自分が”目撃者”であるとは気づいていなかったのか。
善人であるエイサンがどのようにして冷酷な目撃者になっていったのかなと思っていたのですが本来エイサンは目撃者ではなく主要人物だった感じでしょうか。周りに目撃者にされたけど真の目撃者は違ったと…。
エイサンの死がとても残念。もっと親子3人で(息子の方が年上だけどw)過ごして欲しかったな~。
オリビアは目撃者となり、真の敵はオリビアと分かったからコールとジョーンズは和解ですね。
以前出て来た荒れ果てた研究所。あれはオリビアからの襲撃を受けてってことだったのか。コールたちは上手く立ち回れるか?
そしてジェニファーちゃんはエイサンの力を借りてガッチリパズルのピースがはまったようですね。エイサンの言う通りジェニファーが主要人物の中でトップになりそうだし今後の運命も彼女が握っているのかも…。
ラストのシーン。エイサンを演じていた子役が出てたからエイサンかと思ったらジェームズって言ってたからコールのことなんですよね。お父さんもコールと同じ髪型だからややこしいわ(笑)
尾をのみ込む蛇の絵はコールの母親が書いたと言うことなんですがコールの母親も主要人物ってことか…。これもわざわざ入れてくるってことはシーズン4で何らかの動きがあるってことですよね。
シーズン3はこれで終わり。シーズン4がラストになりますのでまただいぶ時間空いちゃうと思いますが最終シーズン待ちたいと思います。
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