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スーパーナチュラル シーズン9　第14話『ケビンの頼み』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

現れたケビンの霊

賢人の隠れ家で突如起きる怪奇現象。電気がチカチカし、辺りが急に寒くなった。この異変に気付いたディーンは「サム！」と大声で呼びかけた。サムは慌てて部屋から出てきてディーンを捜す。そしてサムもこの異変に気が付いた。ディーンは「幽霊だ。ここに憑りついてる」と言った。2人は幽霊の正体を話し合う。「ここにいるってことは賢人の誰かなのか？でも50年も経って急に現れるか？」と言うディーンにサムは「じゃあ最近死んだ人」と言う。それを聞いてディーンは「違う。俺がこの手で火葬したんだ」と言い切る。サムは「何で言い切れるんだ？ボビーだって火葬したけど戻って来た」と反論する。だがディーンは「そう思いたいんだろ？でもこれはケビンの霊じゃない」と言う。その時コーヒーメーカーが突然音を立てて動きだす。サムは「ケビン？」と聞いた。すると傍にあったコーヒーカップが触ってもいないのに割れる。隠れ家にいる幽霊はケビンであると確信した2人はコンタクトを取ろうとコーヒーメーカーの前で粘った。そしてディーンが一人になった時彼は「死んだのは俺のせいだよな…」「守れなくて悪かった…」とケビンに対して語り掛ける。すると電気がチカチカし始めるのでサムも急いでやって来た。そして声が聞こえ始める。「勘弁してくれよ…気づかせようともがいてるのに。ディーンの後悔を聞くだけ。これじゃ前と変わらない」という声と共に徐々にケビンの姿が見えるようになった。2人が驚いているとケビンも「見えるの？」と驚く。なんで天国に行ってないんだと言うディーンにケビンは天国の門が閉まっていて入れない。大勢が困っていると話す。
そして「頼みがある。ママを捜して」と言った。クラウリーに殺されたと思っていたケビンの母親だが、冥界での幽霊同士の通信でケビンの母親を見たと言うキャンディという女性と通信したらしい。キャンディの話しでは母親はまだ生きていたということだった。ディーンたちはケビンの頼みを聞くことにする。

ラジオで繋がるあの世とこの世

キャンディが留まっていると言うウィチタの森にやって来た二人。交信しやすいようにとラジオ、それから例の”コーヒーメーカー”までディーンは持ってきていた。だがしばらく待ってもなかなかキャンディに接触できない。諦めかけたその時ラジオからキャンディの声が聞こえた。サムはキャンディの声に応えケビンの母親のことを聞き出す。キャンディはどこかに監禁されていたのだがその時隣の部屋にいたのがケビンの母親であることがわかる。キャンディはその後隙を見て脱走し殺されてしまったと言うことだが、ケビンの母親はその段階では”まだ生きていた”ということだった。監禁されていた場所の特徴からそれが倉庫だったのではとわかり、ディーンたちは近くにある倉庫を捜すことにする。FBI捜査官のふりをした2人は倉庫を訪れて貸倉庫の記録を見せてもらう。クラウリーが借りていそうな名前を見つけようとディーンが台帳を見ている時、サムは倉庫の地図を見てキャンディが言っていた3つ倉庫が並んだエリアを見つける。ディーンがそのエリアの借主を調べると「D・ウェブスター。クラウリーの自虐ネタだ…」と言う。それを聞いた貸倉庫の店員が「ウェブスターって言った？彼は向かいの倉庫も借りてる。見ますか？」と声を掛けて来た。ディーンは店員と一緒にそちらに行き、その間サムは怪しいエリアを確認にいくことにする。

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生きていたケビンママ

サムはケビンの母親が監禁されていそうな倉庫の鍵を開け、シャッターを上げる。するとそこにはケビンママがいた。怯えるケビンママに「トランさん、サムです」と言うと気づいたケビンママは安堵した。だが「早く逃げないとあの男が来るわ」と言う。その時勝手にシャッターが閉まりサムも倉庫に監禁されてしまった。シャッターを閉めたのはディーンに同行している店員だった。店員はスマホでシャッターを操作し、カメラでサムとケビンママの様子を見ていた。そして背後からディーンを殴り気絶させる。
一方閉じ込められたサムたちは操作パネルを開けて何とかシャッターを開けようとする。ケビンの宿題をよく手伝っていたと言うケビンママは慣れた手つきでロックを解除し始める。「まさかケビンは連れて来てないわね？安全な場所にいるんでしょ？やっと息子に会える」と話すケビンママ。サムは彼女の手を止めると「トランさん…お話が…」と悲しそうな顔をする。その表情で察したケビンママは涙をこらえて「それでもあの子の元に連れてって」と言った。その頃拘束され目を覚ましたディーンは店員に憑依した下っ端悪魔の愚痴を聞かされていた。「人を殺してはいけないって命令されたんだ。それどころか人質を守れって。地獄の王が言うことか？僕は元気モリモリの若い悪魔なんだ。殺したくてうずうずしてる。人を殺すのが悪魔の権利なんだろうが！ずっと我慢してたんだ…ようやくやれる」と悪魔は言うとディーンにナイフを突き刺そうとするがその時サムが助けにやって来て悪魔を叩きのめした。
悪魔を拘束した2人は目の前にナイフをちらつかせる。「早く殺せ。」と言う悪魔にサムは「やるのは僕たちじゃない」と言う。「クラウリーか？」となぜかちょっとうれしそうな悪魔に「もっと悪い」と言う。そこにケビンママが現れ悪魔を殺せるナイフを受け取ると迷わず悪魔を一刺し。見事に葬るとサムたちに「息子に会わせて」と言った。

悲しい親子の再会

サムとディーンは隠れ家に帰りケビンに母親は生きていてここに連れて来たと言う。親子は悲しい再会を果たす。
ケビンママは遺品の中からケビンの父親の形見だという指輪を見つける。「もし何かに憑りついているとしたらこの指輪ね。私が持って行くわ」と話す。ディーンは「トランさん、天国が今後どうなるかわからない。そんな時にケビンと帰るのは危険だ。魂が長く留まっていると悪い事態に…」と言うがケビンママは「それでも息子よ。子供を守るのが母親。最善を尽くす。」と言った。幽霊のケビンは母親と共に行くことになる。最後にケビンは「出て行く前に約束して。2人とも仲良くしなよ。姿は見えなくても僕は居たから。確執やケンカ。バカげてる。僕がいなくなったら二人きりになる。やっていけるの？」と言う。サムは「ああ。約束するよ。」と言いディーンも「俺も」と言った。そしてケビンたちは家から出て行った。
ディーンはサムの方に向き「なあ、ケビンが言った事…」と言うがサムは背を向けてさっさと自分の部屋へ行ってしまった。「いいさ。わかった。」と言ってディーンも自分の部屋に戻り複雑な顔をして音楽を聞いた。

仲間を得たカスティエル

バーソロミューの手下に捕まってしまったキャスは本部に連れて行かれる。だがバーソロミューはキャスに会うと「久しぶりだな」と笑顔を見せた。2人はハグをして再会を喜んでいるようにみえたが、バーソロミューの部下たちはみんなキャスを敵視していた。「君の部下は僕のことを憎んでいる。君も殺そうとしてるんじゃないのか？」と聞くキャスに「もし殺そうとしてるならとっくにやってる」とバーソロミューは答えた。そして「私もメタトロンを捜している。手段の違いはあるが我々で彼を倒せるんだ。一緒にやろう」と言った。
そしてキャスの前にバーソロミューの反対勢力の天使が連れてこられる。「反逆者を拷問して聞き出す。そして殺す。君にやってもらうぞ」とバーソロミューはキャスに言った。だがキャスは「私は君に従うか殺されるしかないんだな。ならば…」と天使の剣をバーソロミューに渡した。バーソロミューはキャスを殺すのではなく反対勢力の天使を殺す。そして「ずっと私を見下していたんだな。どちらがリーダーにふさわしいか決めよう」と言うとキャスを殴った。「天使同士の争いはやめなくては」と戦いを拒むキャスにバーソロミューは剣を突き立てようとするが、キャスはそれを止め剣を奪うとバーソロミューに向けた。「勝負はついたな。やれよ」と言うバーソロミューにキャスは「いやだ」と言った。そして剣を置き出て行こうとしたがバーソロミューが背後から刺そうとしたので仕方なくキャスは返り討ち。バーソロミューを殺した。
その後キャスの元にバーソロミューの部下がやって来る。「あなたは光を見せてくれた。あなたについていく。私だけではない」と言う彼の後ろには他にも天使たちがいた。

ケビンが幽霊になって現れましたね～。天国閉まってて入れないってメタトロン！人間は入れたって！
悲しい再会ですが、親子がまた顔を合わせることができて良かったけど悪魔たちに翻弄された人生になってしまったのが何か悲しいですね。そんなケビンの願いも聞かないサム。もう完全に冷え切ってるんでしょうか。”仕事中”はそんな感じしないのにな～。

今日の一枚

supernatural season9 ep14