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スーパーナチュラル シーズン9　第13話『過激なダイエット』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

体重100キロ分を吸い取られた男

ホットドッグ早食い大会のチャンピオンウェインが変死体で発見される。車の中で襲われ体重が140キロから40キロに縮んでいたと言う。サムとディーンは早速この事件の調査に向かうことに。FBIになりすまし警察で話を聞くとウェインはまるでバキュームで吸い取られたかのようになっていたと言う。ウェインの一番のライバルモーガンが怪しいと思ったが彼にはアリバイがあり15人も目撃者がいるということだった。教えてくれた女性保安官と一緒にディーンは砂糖がたっぷりついたドーナツを頬張り口の周りを真っ白にしていた。
一応モーガンに話を聞きにいく。すると彼は「あいつは汚い反則野郎なんだ。死んだ人にはなんだけど…バチがあたった。」と話した。部屋に置いてある飾りからモーガンの妻マーラがロマ族でありまじないに精通しているとわかる。サムはトイレを借りるふりをして家を探り妙なまじない袋を見つけ持ち出した。モーテルに帰り調べてみると中からは髪の毛やビー玉のような謎のものが色々と入っていた。サムが調べるとそれはロマ族に伝わる呪い袋だった。夫を勝たせる為に妻がウェインを呪ったのだと考えた2人だがその時モーテルに予想外のお客がやってくる。モーガンの妻マーラだった。彼女は「袋を持ってったでしょ」と言った。話を聞くとウェインを殺す為ではなく彼を勝たせる為だったと言う。ウェインとマーラは不倫関係にありウェインに優勝させて賞金を稼がせモーガンとは離婚してウェインと一緒になる約束をしていたということだった。

死体に残された丸いアザ

呪い袋による殺人ではないとわかったディーンたちだが、また新たな被害者が出てしまった。結婚式を控えダイエットに励む若い女性がスポーツジムで82キロから33キロまで減った状態で発見された。死体を確認するとお腹のあたりに丸くでごぼことした赤いアザのような物ができていた。「吸引痕かな？」とサムは言った。ディーンも「吸い込む…取り替え子(チェンジリング)とか？」と言う。サムは「子供じゃないから当てはまらないね。」と答える。2人は分かれて調査を始めるが話を聞いたジムのインストラクターにも、そして殺されたウェインにも同じアザのようなものがあると分かる。だがジムのインストラクターは死んでいない。でも彼女は最近激やせしたのだと言う。休暇を取って彼女が向かったと言うスパを見つけ出したディーンたちは潜入捜査することにした。

施術前の特別スイーツ

ディーンとサムはインストラクターだと言ってスパの面接を受ける。だが「今募集してるインストラクターは1人なんだ…」と言われサムはインストラクターに。そしてディーンは黒いネットを頭に被る食堂の給仕係として雇われることに。「短パン似合っていいな。どうして俺が給仕係に…」とサムに不満をもらすディーン。その後ディーンはお客さんが”施術”前にもらえると言う特別なスイーツを小分けにする作業をやらされるが盗み食い。すっかりその味が気に入るとタッパをくすね誰もいない所で平らげる。しかしその直後クラクラとして倒れてしまった。朦朧とした状態のディーンはサムに「サミー…助けてくれぇ…スイートポテトだ」と電話をする。サムはスイートポテトが何のことかわからないがとりあえずキッチンの方へと行く。そして食料庫で倒れているディーンを見つけ「どうしたんだ！？」と駆け寄る。ディーンは「薬を盛られたぁ～。プディングに…お客のだけど我慢できなくて」と話す。それを聞いたサムはキッチンへ行きスイーツ担当の男性に掴みかかる。「何を入れたんだ？！」と聞くが男性は「何も入れてない。ただのサプリだよ」と答えた。そのサプリとはスパの経営者夫妻特製の代謝向上サプリだと言うがディーンは「これはサプリじゃない。睡眠導入剤だ」と言った。

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眠って起きればサイズダウン

スパに偶然ウェイン事件で話を聞いた女性保安官がいた。彼女もダイエット目的でこのスパにやってきたのだがたった1日で5キロも痩せたと言う。「なぜあなたたちがここにいるの？」と聞かれるとディーンは「俺たちはほら…潜入捜査。町で起きた一連の事件はこのスパと関係あると思うんだ」と答えた。保安官が「その根拠は？」と尋ねるとサムは「吸引痕」と答えた。すると保安官がシャツをめくり「アザってこれ？スパの施術でついたのよ。カッピングってやつ。初めは痛そうだと思ったけどぐっすり眠っちゃったぁ～。起きたらサイズダウンしてたの♪」と施術でついたアザを見せてくれた。そして施術前にはプディングを食べたという。その施術を行ったのは経営者のマリッツアだと教えてもらった。

ペルーの寄生怪物

経営者の夫ラリーはディーンたちの車のグローブボックスからFBIの身分証などを見つけ、慌ててマリッツアの所へ行く。「奴らはインストラクターなんかじゃない。これ…」と身分証を見せる。マリッツアは「FBI？」と驚くがラリーは「違う奴らはハンターだ。君はすぐに証拠を処分するんだ」と言った。マリッツアは冷蔵庫を開けて貯めておいた脂肪を入れた容器を出してゴミ箱に捨てていた。だが途中で誘惑にかられ化け物の姿になりながら脂肪を吸引しようとしたところにディーンが銃を持ってやって来る。ディーンはマリッツアをイスに縛る。マリッツアは「あなたは誤解してる。私は殺していない。」と言う。「でも怪物だ」とディーンが言うと「ピシュタコよ。ペルーの脂肪吸引種。私たちは寄生するだけ。人を殺すのが目的じゃない。この施設を作ったのも人を傷つけない為よ。皆は痩せられて私は食事を得る。」と言った。ディーンは「じゃあ誰が殺したんだ？」と聞くとマリッツアは躊躇しながら「アロンゾよ」と答えた。アロンゾはマリッツアの弟であり食堂で働いている男だった。

食欲旺盛な弟

一方ラリーはとんでもないことをしでかした義理の弟アロンゾに詰め寄り出て行けと言う。だが言う事をきかないアロンゾはラリーを殺して逃げた。サムがラリーの死体を発見しディーンとマリッツアに話した。マリッツアはアロンゾにいい生活をさせようとペルーから呼び寄せたが食欲旺盛なアロンゾは歯止めがきかず一度お客さんの施術をさせたら殺しかけてしまったので食堂係に回したという事だった。理性的に過ごせるよう食事制限をしていたがそれがアロンゾには不満だったようで今回の事件に結びついたということだった。「私は人間の味方よ」と言うマリッツアにピシュタコの退治方法を聞き出し地下に隠れているアロンゾの所へ向かった。別れて捜すとサムがアロンゾを見つける。サムは必死に闘うが力の強いアロンゾに押さえ付けられてしまった。アロンゾは口の中から太い管のように伸びる吸引口を出しサムから脂肪を搾り取ろうとする。だがその時ディーンがやって来てアロンゾの吸引口を掴むとナイフで切り取った。アロンゾは苦しむとそのまま死亡し見事退治することができた。

今回はドーナツの粉を口の周りにいっぱいつけたり、ヘアネットを被ったりとおとぼけディーンの姿が見られて面白かったです。割り切った関係となった兄弟の初”狩り” だった訳ですが見事なコンビネーションでピシュタコを退治できたと思ったけど…。やっぱり深まった溝は埋められないようですね。「ディーンは1人になるのが怖いから僕を救うんだ」と言われたディーンは「お前がもし逆の立場だったら救うだろ？」と聞きますがサムは「しないと思う。僕がディーンの立場だったら助けなかった」と答えました。それを聞いてディーンはショックを受けたようですがこの先この死に対する考え方の違いは分かり合えることはないのかな～。昔の仲良し兄弟に戻ってほしいな～。

今日の一枚

supernatural season9 ep13