スーパーナチュラル シーズン9 第7話『バッドボーイズ』
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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。
懐かしき”我が家”
ディーンの古い知人から助けを求める電話が入った。ニューヨーク州にある農場へと向かうことになったがサムはその依頼主ソニーの存在を知らなかった。ディーンに詳しく聞くと「昔俺が2か月位いない時があっただろ?」と言った。サムは「ああ。兄貴が狩りの最中に行方不明になって親父が捜してた時?」と答えた。ディーンは「お前にはそう言ったっけ。実はなあの時俺は親父が置いて行った金をポーカーですっちまってさ。でもお腹を空かせてるお前がいるからスーパーで万引きして捕まった。で、更生施設(農場で仕事を手伝いながら更生を目指すタイプ)に入れられてたんだ。その時世話になったのがソニーってわけだ」と話した。ソニーには”家業”のことを伝えてあるから今回電話を掛けて来たと言うわけだった。ソニーと久しぶりにの再会を果たしたディーンは懐かしい家に16歳の自分を思い出していた。そしてソニーからスタッフとして昔から働くジャックが先日納屋で壊れたトラクターが急に動き出し”刺し殺された”ことを聞かされた。それだけではない。電気がチカチカしたり壁の中から何かひっかく音が聞こえると言われた。サムとディーンは早速分かれて調査を始めることにする。
幽霊の存在
納屋についたディーンはEMF装置を出した。電源を入れるとMAXの表示。「こりゃ霊だな…」と呟いた。その時奥から人の声が聞こえたので行って見ると施設で暮らしている気弱そうなメガネの男の子ティミーがいた。ティミーはブルースと言う人形を持って遊んでいた。ディーンは「俺はディーン。よろしくな。」と握手をしようと手を伸ばした。ティミーはその手を指先だけそっと握った。ディーンは「ティミー。男ならもっとしっかり手を握れ。相手の目を見て本気だってとこを見せなきゃ。もっと強く握るんだ」と教えた。ティミーはディーンの手をぎゅっと握り返しそれでいいんだと言われて嬉しそうな顔をした。
一方サムは施設のスタッフである中年女性のルースから思わぬ話を聞いていた。彼女は幽霊の存在を感じると話し幽霊の正体に心当たりがあると言うのだ。「ずっと昔この農場はハワードという男性が持ち主だった。ハワードは奥さんと農場を切り盛りしていたの。そして納屋で亡くなったジャックも昔から働いていた。ハワードは酒におぼれて変なことを思い込むようになったわ。奥さんがジャックと浮気していると。そんな事実はないんだけどハワードは妄想に憑りつかれて…で、二人を殺そうとした。ジャックは逃げられたけど奥さんは肉切り包丁で殺されたわ。ハワードはずっと刑務所にいたけど一年前に死んだの。ずっとジャックへの復讐を誓ってた。」という話を教えてくれた。サムはハワードがこの事件の犯人だと思い墓の場所を聞いて夜ディーンといつものように墓を掘り塩をまいて焼いた。
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憑りつかれた少年
ハワードの骨を焼いたことにより事件解決と安心していたディーンたちだがその晩ルースが幽霊の仕業により浴槽で死亡してしまう。ソニーから連絡を受けたディーンたちはハワードが犯人ではなかったと知りもう一度調べ直すことにした。するとティミーが他の少年たちにいじめられているのを見つけ止めに入った。ディーンはFBIの偽バッジを少年たちに見せてティミーを今後いじめないように諭し、ルースが亡くなった晩の話を聞こうとするが少年たちは用事を言いつけられてその時は町に買い物に出かけていたと言った。そしてその後ティミーをいじめていた少年が草刈機でケガを負ってしまう。サムは「ティミーをいじめてた子だよね」と言った。ディーンは「それが?」と聞き返す。サムは「ティミーは一年前に廃墟で発見された。ネットに顔写真を乗せたけど親は名乗り出なかったそうだ。孤児院を嫌がって逃げ出すからソニーが預かることにしたそうだ。」と話す。「つまり何だ。ティミーに害を加える奴はケガをしてティミーだけ無傷。悪魔の子だって言いたいのか?」と言うディーンにサムは「違う。EMFが反応したなら幽霊が憑いてる」と言った。
暴走する母親の愛情
ティミーを捜して家に入ったディーンは昔農場にいるときに付き合っていたロビンと再会。少年たちにギターを教えに来ているロビンを見てディーンは昔の淡い恋の記憶を思い出していた。だが今はそんな時間はない。ディーンは「今は説明してる時間がないんだ。でも信じてくれ。ここを出た方がいい。」とロビンの腕をつかんで外に出そうとするが扉が勝手に閉まってしまう。振り向くとそこにティミーがいて「ごめんなさい。僕には止められないんだ…」と言った。すると色々な物が飛んできたのでディーンとロビンは逃げる。サムも家に閉じ込められてしまい何とか塩のサークルを作ってロビンを守ろうとした。「僕のいう事をきかないんだ…」ティミーが背後にいた。「誰が聞かないんだ?」とディーンが聞くが横から「君のママだろ」とサムが言った。サムはティミーに「ティミー。事故がどうして起こったのか話を聞かせてくれないか。」と言った。サムは納屋の屋根裏に書かれたティミーの絵が母親との事故を描いたものだとわかり詳しく話を聞こうとしていたのだ。ティミーは「夜遅く家に帰る途中で事故にあって車から火が。ママは僕を外に出して…車は爆発したんだ。ママを乗せたまま。」と話す。サムは「それだけじゃないだろ?それからどうなった?」と優しく聞く。「林の中にあった空き家に隠れたんだ。暗くて寒くて怖くなって…泣きながらママを呼んだら…来てくれた。でもママの姿は変わってた。」と答えた。ディーンたちはいつもティミーが持っている人形のブルースに母親が憑りついているのではと考えコンロで人形を燃やすが気配が消えない。ティミー自身に憑りついていると思われた。どうするか話しているとロビンが「あなたたち…信じられないわ…」と塩のサークルから出て逃げ出してしまった。ディーンは追いかけて守りたいと説明するがそこにティミーの母親の霊が現れディーンを痛めつける。恐ろしい形相になり全身が焦げたような姿の母親は怨霊化し始めていて善悪の判断がつかなくなっていた。サムも動きを封じられ二人は苦しんでいた。ディーンは「ティミー、出て行くように頼むんだ。このままだとママは暴走する。いいか、愛する者を傷つけても間違いは正せ。握手を思い出すんだ。もっと強くだ!」と言うとティミーは「ママやめて!人を傷つけないで!」と言った。母親の霊はディーンとサムへの攻撃を止めるとティミーの方を向いた。「もう行って。戻ってこないで。僕は1人で生きていけるよ」とティミーに言われると全身を覆っていた焦げが剥がれて行き美しい母親の姿に戻った。そして涙を流して笑顔になるとじーっとティミーを見つめていた。ティミーが「僕も大好きだよ」と言うと光りに包まれてスーッと消えて行った。
悲しいお話しでしたね。ティミーを守ろうとこの世に残った母親の霊は意図せず怨霊化してしまったという。でもティミーの強い一言で無事に成仏できたようです。そして何も言わず姿を消してしまったディーンにずっと怒っていたロビンですが、ディーンの家業を知って当時も話せない理由があったことを知りました。2人ともわだかまりが解けて良い思い出だけとなったようです。チャラ男のディーンでしたが昔からサムのことを大切にしているから自分を犠牲にして生きてきたという事がわかるシーンもありました。なんだか今回はちょっとほろっとしてしまいましたね。
supernatural season9 ep7
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