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スーパーナチュラル シーズン9　第11話『元始の剣』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

地獄の騎士を殺せる武器

ケビンを殺された復讐をする為一人旅立ったディーンはガドリエルの”器”が働くバーに来ていた。酒を飲んでいるとそこにクラウリーが現れる。ディーンはナイフを出して殺そうとするがクラウリーは”アバドンを殺せる武器”の話を始めた。その元始の剣を何十年も捜し続けてあと一歩の所まで来ていた時ディーンの父親ジョンに邪魔されてそれきり行方を掴めずにいるという事だった。クラウリーは「親父さんが何か情報を持ってるかも」と言い出した。ディーンは渋々手帳を開きそれらしき項目を確認。クラウリーとジョンの倉庫へ向かうことになった。そこでジョンが書き残したメモを発見。それによるとアバドンの側近を拷問し元始の剣のありかを聞き出したということだった。そしてジョンはハンターのタラとそれを行ったと書かれていた。ディーンは「生きているか分からんが、タラを捜そう」と言った。

サムの中に残された天使の残留物

残されたサムとキャスは隠れ家にいた。サムの傷ついた体を治療しようと指をあてたキャスはある異変に気が付く。サムの中に”何か”があるというのだ。2人は賢人の本を見てそれが何かを探ると天使の器になった人間には天使が去った後いわゆる天使の指紋のような残留物が残ると書かれていた。その中には恩寵が含まれそれを使えばガドリエルを追跡できるとキャスは言う。しかしその恩寵を取り出すには特殊な注射器のようなもので行い激しい痛みが伴うということだった。賢人の本には「確証は得られない」と書かれていたのを見てサムは「モルモット(実験台)がいなかったからな。でもここにいる」と自分が実験台になると話したのだがキャスは「モルモットがいるのか？ここに？」と本物のモルモットがいるのかと勘違いして驚いていた。
キャスは止めたがサムは自分の残留物を取り出すと言い、キャスは仕方なくサムの首に注射器を刺した。想像以上の痛みに苦しむサムだが耐え忍び何とかまじないに必要な量の恩寵を取り出す事ができた。だがまじないは上手くいかなかった。キャスは「恩寵が足りなかったかもしれない…私は全ての原因のメタトロンを捜す」とサムに言った。

元始の剣を見つけるまじない

タラの元を訪れたディーン。タラはクラウリーを見て銃を構えたがディーンが事情を説明し何とか理解してもらった。そしてジョンと追っていた元始の剣の話を聞く。するとタラは「ずーっと探したけど見つけたのは”元始の剣を見つけるまじない”。でも材料があと一つ足りない。クラーケンのエキスがどうしても手に入らないのよ」と言った。それを聞いてクラウリーはすぐとって来ると言って本当にすぐに取って来た。ディーンたちは調合した薬を地図にまき火をつけた。するとミズーリ州が焼け残った。ディーンはタラに礼を言って示された場所へと向かう。

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伝説の人物

ディーンとクラウリーが着いたのはのどかな田園風景の広がる田舎だった。そこにある一軒の家の前に車を停めるとディーンは歩き出すがクラウリーが「ちょっと待て。邪悪な者を感じる」と言った。「へぇ、お前よりも？」と言うがクラウリーは何か困った感じになり前方に目をやって「おい、マズイ…」と言った。ディーンがそちらの方向を見るとそこには養蜂家の恰好をした男が蜂の世話をしていた。クラウリーは「ここは来る所じゃない…。あいつは養蜂家なんかじゃないぞ。人類最初の人殺しだ。」と言った。ディーンが意味が分からず「それどういうことだ？」と聞くとクラウリーは「カインだ」と答えた。ディーンも「それって兄弟殺しの？カインとアベルの？」と驚く。2人は振り返り帰ろうとするが背後にカインが現れ「どこにも行けないぞ」と言った。
カインの家に監禁された2人。ディーンはクラウリーにカインについて聞くと「弟を殺した後に悪魔になった。この世で最も邪悪な悪魔に。何千人と殺してた。でもある日忽然と姿を消したんだ。みんな死んだと思ってたんだが…」と話すがその時カインがお茶を持ってやって来た。「何しにやって来たんだ？」と聞くカインにディーンは元始の剣を捜してると話した。だがカインは「帰れ。二度と来るな」とディーンたちに言った。

カインの昔話

カインが町へ出かけた隙に家に忍び込んだディーンたちは元始の剣を捜し始めた。その時飾られた写真立てを見てカインには奥さんがいたことを知ったディーン。しかし剣を見つけられぬままカインが買い物から帰ってきてしまう。慌てるディーンたちだが見つかってしまった。その時外で車の音がした。見ると悪魔がたくさん集まって来ていた。奴らはアバドンの手下でタラを拷問してディーンたちの居場所を聞き出しやって来たと言うことだった。戦いの準備を始めるディーンに「俺は手伝わないぞ。君らのおかげで隠れ家がバレてしまった」とカインは言いともろこしの皮むきを始める。腑抜けになってしまったようなカインを責めるディーンだが逆に「君はさびついてしまったのか？」と言われる。そしてカインは指を鳴らすとわざと悪魔を部屋の中に入れてディーンと戦わせた。何とか悪魔を倒したディーンは「試験のつもりか？早く剣を渡せ！」とカインに怒った。カインは「ここに剣はない。失くしてしまったんだ」と言う。クラウリーが「まじないでここに来たんだぞ？」と言うと「力の源に引きつけられてきたんだろう」と言ってカインは腕にある刻印を見せた。クラウリーは「カインの刻印だ…」と少し後ずさりした。カインは「ルシファーが付けた。刻印と剣は連動している。刻印が無ければ剣はただの骨だ。」と言った。そしてアベルが神に愛されたから殺したのではなくルシファーと通じたから取引して殺したと言う。「アベルを天国に、私を地獄にと。ルシファーは承知して私を地獄の騎士にした。その後私は騎士団を作り上げて残虐の限りを尽くした。だがコレットと出会った…」と話し出した。コレットと出会ったカインは全てを許してくれ受け入れてくれたコレットを愛するがコレットからたった一つ”殺しをやめる”ようにお願いされる。カインはそのお願いを聞くがそれが騎士にばれてしまいコレットは連れ去られてしまった。カインは地獄の騎士たちを殺しコレットを助けに行くがアバドンがコレットに憑依していた。アバドンは内側からコレットを痛めつけ体から抜け出そうとした瞬間にカインは逃がさないよう慌てて元始の剣でコレットを刺したがアバドンは逃げてしまい残ったのはコレット本人だった。カインはコレットを抱きかかえ「必ず復讐する」と言うが「だめよ。もう誰も殺さないで」とコレットに言われ今日に至るということだった。

受け継がれしカインの刻印

カインの家の周りには次々と悪魔が集まって来ていた。そんな中カインはディーンに「君なら刻印を受け継げる。その資格がある」と言った。ディーンは「そしたらアバドンを殺せるのか？」と聞きカインは「ああ。だが刻印は大きな重荷になる。代償は大きい」と答えるがディーンはいまさら忠告かよと言い刻印を受け継ぐことに決めた。ディーンとカインはお互いの手首を握る様にすると血管を伝い刻印はディーンの体に刻まれた。カインは「あの剣は海の奥深くに沈めた。妻との約束を守るために。剣を捜してアバドンを殺せ。だが一つだけ約束してくれ。私はいつか君を呼び出す。その時は私を剣で刺してくれ。」と言うと指を鳴らし悪魔を自分の家に入れた後ディーンとクラウリーの肩に触れ、二人を家の外へとワープさせた。ディーンたちは車に乗り込みその場から離れた。
車を停めるとクラウリーは「海の中を捜しておく。見つけたら届けるよ」と言って車から降りた。ディーンは「待てよ。俺は知ってるぞ。お前俺が悪魔と戦わされているのを見てただろ。最初から知ってたんだな？カインとアバドンの関係も。悪魔が尾行していたことも！アバドンを殺したら次はお前を殺す！必ずな！」と言った。

ついにカインまで出てきましたね～。昔のシーズンでたしかディーンとサムはカインとアベルの血筋だと言われていた気がするんですが…。刻印を受け継いだディーンですが大きな代償っていうのは何でしょうね。今後が気になります。

今日の一枚

supernatural season9 ep11