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SCORPIONスコーピオン シーズン2　第8話『暴走列車』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

制御不能の電車

学校の宿題のため、ラルフとラルフの同級生、その母親と4人で科学館に行くことになったペイジ。地下鉄に乗り向かっているが、降りるはずの駅を電車が通過してしまう。「週末のダイヤは変則的なのよ。次の駅で降りましょ」と言うペイジだがその時大きく電車が揺れる。電車は明らかに様子がおかしい。何度も揺れる電車でラルフは「電車が早すぎて揺れるんだ。加速してる。何か変だ」と言った。
ペイジはすぐにウォルターたちに電話を掛け、電車が暴走していると伝えた。ペイジ達の乗っている電車は自動運転で車掌がいない。大きな揺れと異常なスピードに乗客たちは怯え始めていた。ケイブはすぐに交通局に連絡し、南カリフォルニア交通局のタギットに繋がる。だがタギットたちも現状を把握できておらず混乱状態だった。ウォルターはハッキングして勝手に減速のスイッチを下げるが、電車は反応しないと分かる。その時ハッピーが「この33キロ先のカーブは曲がり切れないよ」と言いシルヴェスターも計算して今のままでは高さが足りない、脱線すると言った。

故障ではなく破壊工作であった

問題のカーブの場所にウォルターたちも急いで向かう。チャッキー・バーガーという店に来ると廃油のタンクにホースをつなぎ、それを使ってポリタンクに油を移す。「油を線路にまくだけ？」と聞くケイブに「油で車輪との摩擦係数が下がりカーブを曲がれるくらいに失速するかも」とウォルターは答えるが、”かも”でありシルヴェスターの計算によると成功率は42%だった。だがやれることはやるしかない。ハッピーとウォルターは線路に下りて急いで油を撒いた。そこに暴走列車がやって来てすごいスピードで駆け抜けていく。中にいるペイジと一瞬だが目を合わせたウォルター。電車は無事にカーブを曲がり何とか脱線せずにすんだ。ハッピーはペイジに連絡を取り「その電車はA250だった。運転室にハッチがある。手動運転に切り替えれば電車を止められる」と言うが運転室にはロックがかかっていた。ラルフが「壁面センサーの電池を」と言うと乗客である作業員の男性が渡してくれた。そしてラルフは同級生に電池を持たせると自分はケーブルを持って「サーボモーター式ロックはコンピューターの信号で開く。信号を送れば僕でも開けられる」と言って見事ロックを解除した。中に入ったペイジはハッチを開けウォルターたちの指示通りにやろうとするが、あるはずのスイッチがない。それを聞いたウォルターは「電車は故障じゃない。破壊工作だ。誰かが遠隔操作してる」と言った。ルーターのケーブルは電車の底面にあり抜くことは不可能。ハッピーは「電車を止める方法はない」と言った。

犯人の目的は…

対策を練るため再びガレージに戻るウォルターたち。トビーは「これがテロだとすると犯人は電車を衝突させるはずだ。何かおかしい」と言った。すると他の電車が衝突を避けるために操車場へ帰って行くのに気づき、犯人は線路を空けさせたいのではないかと言う。ではなぜ？話し合っているとトンネルのいくつかは警備の厳しい空港の下にあるとわかる。「犯人は線路を通って警備を回避し空港に侵入したかったのかも」と言った。
急いで税関に向かったスコーピオンだがすでに床から穴が開き、誰かが何かを盗んだ後だった。「テロじゃなくて強盗か。ここには何があった？」とケイブが尋ねると「5000万ドル相当のイギリスの金貨があった」と税関職員は答えた。その時穴から音がしたので皆は下におりると線路を逃げる男がいた。水たまりで転ぶが急いで逃げる男。ハッピーは感電させてやるというとスパナを線路に落とし、男を感電させた。気絶した男に駆け寄ると盗まれた金貨を持っていた。だが男の仲間が別の場所で電車を操作しているはず。ウォルターは暴走列車に乗り込んでコンピューターを接続、ファイアウォールを構築すると言い出した。

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時には攻撃的に

1人電車に飛び乗ったウォルター。外にはりつくウォルターを何とか中に入れようとするペイジだが非常扉も開かない。ラルフは「磁器製のジュエリーある？強化ガラスを割れる」と乗客に聞くがそれよりもペイジは持ってきていたラルフの望遠鏡でガラスをたたき割った。接続箱にぶつかるギリギリでウォルターは電車内に入ることができ早速作業に取り掛かる。「この電車のシステムに僕のPCを接続してファイアウォールを築き犯人のアクセスを阻む」とラルフとペイジに説明した。
その頃捕まえた男を大きな箱に入れて、車に乗せ揺らして運ぶ「フリ」をした後生き埋めすると”思わせた”トビーとケイブ。エア生き埋めの効果は抜群で男は「分かったよ！相棒の名はアルド！倉庫で電車を操ってる！クック通り4343番地だ！」と吐いた。ケイブとトビーは大急ぎでそこへ向かいPCの前に座っている男を殴りつけるが、ロックがかかりPCを操作できない。そして暴走列車も分岐点が近くなりもし分岐できなければ未完成の駅に突っ込み激突してしまう…。だが遠隔操作も、切り替えをする手段もなく困っていると線路の向こう側からハッピーが走って来た。ハッピーは線路を猛烈にダッシュすると切り替えのレバーを操作！間一髪で成功した。
そして再起動したことにより遠隔制御を停止したトビー。これでウォルターのコンピューターで制御できるようになりハッピーの指示通り徐々にブレーキを掛けて行く。電車は減速を始めるが前に撒いた油の影響でオーバーヒートを起こす。そして摩擦により高温となり油に引火してしまった。これによりブレーキが効かなくなる。ウォルターは乗客を後ろの車両に移動させると「2両目以降の車両を切り離す」と言った。

天才は数秒でも何かできる

ペイジとラルフも2両目に行かせ、そちらからレバーを頼むと言ったウォルターだが2両目にレバーはなかった。ペイジはウォルターの意図に気付き「何してるの！？」と叫ぶが車両間の扉は閉められ、「切り離すには一人ここに残る必要がある」と言われてしまう。またもやウォルターは自分を犠牲にして人々を助けようとしていた。「ウォルター…お願いよ…」と言うペイジだがウォルターはレバーを操作。1両目は切り離されドンドン離れて行く。だがウォルターも諦めてはいない。中にあった工具を使い何とか脱出に役立つ物を作る。残り5秒…。ケイブ、トビー、ハッピーの待つ駅に入って来た1両目は来たと同時に傾き、止まった。慌てて駆けつける3人。ウォルターの姿は見えず焦っていると「ここだよ！」と声が聞こえる。ウォルターは電車上部のハッチから出て即席のロープでトンネルの天井にぶら下がっていた。ケイブに手伝ってもらい下に降りるとそこにペイジもやって来る。ペイジは思い切りウォルターを引っぱたき「あんなこと二度としないで！」と言った。
今回も大変な思いをしたが、力を合わせ何とか大勢の命を救うことができたスコーピオンだった。

今回はラルフもまぁまぁ活躍してくれたし、乗客たちの「何だ？この天才キッズは？」みたいな表情がおもしろかったですね～。
ウォルターの自己犠牲の感じ、どうにかならんのでしょうかね？ペイジに殴られても仕方ないですよね。でもちょっと多すぎてああまた今回もと思うようになってしまったので、もうちょっとパターンを変えてもらいたいですね。
ケイブとトビーが”エア生き埋め”をしている時に帰ってきたレイがまずいもん見ちゃったな～みたいな顔して出て行ったのが笑えました～wwでもそんな明るいレイにも親友を亡くした辛い過去があるんですよね。そんなレイのアドバイスに従ってペイジと話をするウォルターでしたがまたも邪魔が入っちゃいましたね。
にしても～…。ハッピーがコメディアンって！天才ネタだから笑ってるのシルヴェスターだけwwでも事実を知ったトビーは今後ハッピーとの関わり方が少し変わりそうですね。

今日の一枚

SCORPION season2 ep8