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メンタリスト シーズン6　第17話『銀の翼が時を越え』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

テロではないと見破るジェーン

バス停で爆発が起き一人が死亡すると言う事件が発生。現場にやって来たアボットたちはテロの可能性もあるからその方向で捜査を始めようとしていた。だがジェーンは「いや、ただの殺人だ。ここはバス停だよ、大勢を狙ってもおかしくない。でも死者は1人だけ。効果のないテロだね。」とバッサリ。アボットは「でもテロの可能性は排除しない」と言った。そこへ爆弾チームの女性捜査官がやって来て「爆弾の入ってたケースの破片とこれを発見しました。毛布です。おそらく爆弾を包んでた。妙ですよね。毛布で威力を弱めたと思います。近くの人間だけを殺すのが目的だったと思います」と言った。ジェーンは「ほらね、大当たりだ」と笑った。

冤罪の死刑囚との関係

爆弾により死亡した男性デーヴィッド・ロナルドを調べてみると14年前女性を殺し死刑執行を間近に控えたルイス・クルーズという死刑囚と関係があることがわかった。ロナルドはクルーズの無罪を証明しようとずっと動いていた人物だということだった。アボットはクルーズに面会に行きロナルドが殺されたことを話す。クルーズは「ロナルドの家に里子になってからずっと兄弟のように育ってきた。あいつは本当に良いやつでこんな俺のことにいつも一生懸命やってくれた。でも俺はいつもクスリで…殺人についても自腹で弁護士を雇って無実を証明しようとしてくれていた」と言った。アボットは「最近彼から連絡はありましたか？」と聞いた。クルーズは「数日前にあった。”朗報があるが確信できたら言う”と言っていた。」と話す。アボットはご協力どうもと立ち去ろうとするがクルーズは「何かしてほしいとは思ってない。でもこれだけは信じてほしい。俺は散々悪いことをしたが人は殺さない」と訴えた。アボットはクルーズは本当に無実ではないかと思った。

実行犯と助手

ジェーンたちはバス停の向かいにあったATMのカメラの映像を確認していた。そこにはロナルドと同じバッグを持った男がロナルドの隣に座り、カバンをすり替えた後その男はバスに乗車。直後に爆発が起こっていることがわかった。最初からロナルドを殺すつもりで爆弾を置き、更に彼のバッグの中身が必要だったのではと思われた。ジェーンはバスが来る直前にベビーカーを押した女性がロナルドの気をカバンから逸らしていることに気が付き、「その女性を見つければいい」と言った。顔認識ソフトで女性の身元はすぐに判明。フィッシャーたちが向かった。すると女性は確かに気を逸らすように依頼されたが、爆弾のことは全く聞いていなかったということだった。頼んできた男は探偵のピーター・コッチであると教えてくれたが、その時コッチが路地で死亡しているのを発見されたと連絡が入る。頭部を撃たれて財布がないことから警察は強盗の仕業だと判断した。だがコッチが持ち去ったロナルドのバッグがどこにもないことから、強盗ではなくロナルドを殺すよう依頼した人物の犯行を疑った。

ジェーンの作戦

クルーズが無実の証拠をつかんだロナルドが殺され、そのロナルドを殺した探偵も殺されたことによりアボットたちはクルーズが射殺したとされる14年前のサラ・ファインバーグの事件を洗い直すことにする。調べによると遺体を発見したのは夫であり大学病院の精神科医エドワード・ファインバーグ。クルーズは彼の運営する更生施設に入所しており、接点はある。証拠はサラの血が付いたクルーズの服だけで銃は見つかっていなかった。ジェーンとリズボンはファインバーグの自宅を訪れる。彼は再婚しており、メイという若い奥さんがいた。家の中に通されたジェーンはいつものようにウロウロとする。そして不躾な質問をしながら「トイレを貸して」と言う。トイレに行くフリをして自宅にあるファインバーグの診療室に入り込んだジェーンは処方箋の紙を盗み出した。リビングに戻ると突然「2人は結婚前、いつから不倫を？」と聞く。ファインバーグは精神科医らしく慎重に否定した。だがジェーンは「奥さんを殺したのはあなただね。自供すれば手間が省ける」と言い出すが、当然エドワードもメイも怒り出したのでジェーンたちはおいとますることに。

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仕組まれた逮捕

ロナルドのアパートを捜索していたフィッシャーとチョウは古い資料の中に一つだけ真新しい地図があることに気付く。そしてクローゼットの中にはウェットスーツがあった。調べてみるとロナルドは最近ダイビングを習い始めたということだが、何の為なのか不思議に思っているとジェーンが「理由は明らかだ。銃を捜してた。サラ殺しの凶器は見つかってない。この新しい地図は現場から半径80キロ内の川や湖のものだ。ロナルドは全部潜って銃を見つけようとした」と言った。この段階で死刑執行まであと20時間アボットは「切迫してるな」と言った。ジェーンは「ワイリーの助けと手荷物検査所が必要になる」と言って、チョウにファインバーグの所から拝借してきた処方箋を持って行かせ「この処方箋を薬物使用者に売りましたね」とでっち上げてファインバーグを一晩拘束することにした。妻のメイも心配だから一緒に行くと言ってついてきた。二人は手荷物検査所で腕時計や携帯電話などを預けなくてはならなかった。そしてオフィスへ向かうとワイリーのパソコンが”5時です”と告げる。自分に何か言われたのかと思ったファインバーグは「え？何ですか？」と聞くがワイリーは「パソコンの声なんです。耳を塞いで」と言った。すると辺りには火災警報の音が鳴り響く。ワイリーは「火災警報の点検中で9時と5時に鳴るんです」とファインバーグ夫妻に言った。

死刑執行と真犯人の目星

ジェーンやアボット、そしてフィッシャー、チョウと代わる代わるファインバーグの事情聴取を始める。弁護士も同席するがFBIは処方箋のことではなく妻殺しのことについて延々と話を聞き出そうとする。だがファインバーグは否定するばかりで何も話そうとしなかった。ついには夜中になりあきらめたフィッシャーはファインバーグに枕と毛布を渡した。弁護士は一旦帰るといい、妻のメイは別室で待機すると言った。翌朝例の火災警報で目を覚ましたファインバーグ。部屋に入って来たアボットは「9時ちょっと過ぎだ。善人が徹夜で悪人が仮眠とはな…」と言った。ファインバーグが「銃は見つからなかったってことか」と言うとアボットは「ああ。だから40分で口を割らせる」と言った。ファインバーグは「でも私は無実だ」と言う。その頃オフィスに妻のメイがやって来た。差し迫る死刑執行に現場が焦る様子を見ていた。みんながニュースを見つめているとアボットが「この結果は実に残念だ。」と言った。その時ニュースのテロップに”死刑執行”と映し出された。捜査官たちは皆落ち込んでしまう。ジェーンは死刑が執行されたことをファインバーグに話す。彼は「ただ悲しい。妻は戻らないし…」と少し涙を見せた。「私を疑ってる君にこんな話をするとはね」というファインバーグに「あなたは殺していない」とジェーンは言った。驚いた顔をするファインバーグに「最初からそう思ってた。そして今の反応を見て確信した。でも奥さんのメイは…」と言って死刑執行のテロップが流れた瞬間のメイを映した映像を見せる。そこには安堵の表情を浮かべるメイの姿があった。「あなたとクルーズ以外にサラを殺すような人は？メイは更生施設でクルーズの服を盗み、家へ行きサラを撃ち彼の服を置いた。帰りに銃を湖に捨てた。あなたが離婚しないから手を下した。メイは教え子であり愛人でありあなたを崇拝していたから」と言う。ファインバーグは混乱するが、不倫関係にあったことは認めた。だがメイがやったとは確信が持てないが疑い始めていた。そしてファインバーグは釈放されることになりメイと帰宅するのだが…。

時間のトリック

帰りの車内でファインバーグはメイから真実を聞き出そうとしていた。口論になった時メイは「私たちのためよ！その方法しかなかった！」とサラを殺したことを認める発言をする。その時FBIの車がファインバーグの車を取り囲む。ジェーンはファインバーグに盗聴器を取り付けていたから会話を全て聞いたと言った。メイはサラとロナルドとコッチ殺しの容疑で逮捕されるが「サラはクルーズが殺した。死刑が…」と言う。ジェーンは「執行されてないよ。」と言う。メイが「10時に執行されたはず」と言うとジェーンは腕時計を見せた。「8時半…どうして…」とメイは驚いた。実は最初からメイを疑っていたジェーンは目につくすべての時計を先に進め、ニュースのテロップも偽装したことを話す。メイは観念して銃の隠し場所を話し、クルーズは無実を勝ち取ることができた。

と今回は時間を上手に使ったトリックで見事真犯人を捕まえ、無実の死刑囚を救うことができました。
パイク捜査官とデートを重ねるリズボンに口では楽しんでと言ってるジェーンだけど、確実に寂しそうですよね～。ちょっとヤキモチやいてるし。早いとこ告白したらいいのに…

今日の一枚

mentalist season6 ep17