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ハンニバル シーズン3　第7話『ディジェスティーヴォDigestivo』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

やって来たのは助けではなく…

「前にジャックが君の頭の中を覗こうと言った。その機会を得られたよ」と言ってハンニバルは電動ノコギリでウィルの頭を開こうとしていた。薬のせいで体が動かず止めることができないジャックは”ノォ～！！！”と叫ぶことしかできなかった。その時イタリアの捜査官たちが入って来る。ジャックは「私はFBI捜査官のジャック・クロフォードだ」と説明するが現れたベネッティ捜査官はメイスンに買収された男だった。ハンニバルとウィルは連れ去られジャックは残った2人のベネッティの仲間に”ハンニバルがやったように見えるよう”電ノコで頭を切られようとしていた。だがその時パリンと音がした。外から千代が男たちを狙撃してくれた。千代はジャックの前にやって来る。そしてハンニバルがどこに連れ去られたかを聞くと部屋から出て行った。

”食べ方”の相談

マスクラット・ファームに連れてこられたハンニバルとウィル。メイスンはやっとハンニバルたちを捕まえることができて興奮していた。豚の脂肪の厚さを調べる為に持ち歩くナイフでハンニバルの背中を刺し「痩せ気味だな。もっと太らせないと…」と言った。メイスンはハンニバルとウィルにもきちんと服を着せ食事の席につかせた。お抱えの医師でもありシェフでもあるコーデルとハンニバルのどこから食べどう調理するかなど話をしていた。ハンニバルはそれを興味深そうに聞くだけだった。メイスンはウィルに目をやると「新しい顔をもらえた。移植手術には高度な技術がいるからコーデルに顔を剥いでもらう」と言った。ウィルは「君は彼を食べる気なのか？僕の顔で？」と聞いた。メイスンは「そうだ。お前らに自分の鼻を食わされ人肉の味を覚えた。」と答えた。そしてコーデルに「ウィルの顔が乾いている」と言う。コーデルがクリームを塗ろうとウィルに近づいたその時ウィルはコーデルの頬の肉を食いちぎった。メイスンは「君の顔はもっと文明的な方法で剥ぐよ」とウィルに言った。

ハンニバルを逃がす者

メイスンはマーゴに「お前を驚かせる物があるんだよ。すでに代理母を見つけたと言ったら不都合でもあるか？」と言う。マーゴはメイスンの真意に気付き「代理母はどこ？」と聞いた。メイスンは「ファームにいる。だが心の準備が必要だ。お前にとっては感動すべき体験だからな。タイミングを見計らってる。」と答えた。
その後マーゴは背中に焼き印を押され首輪をつけられ、縄に繋がれそして裸で豚小屋に入れられているハンニバルの所へと行く。「兄はある物を私に返すと。私から奪ったものよ。代理母がいたのよ。赤ん坊が生まれる。私の子よ。」と話すとハンニバルは「メイスンは裏切る。今まで同様にね。奴を殺すしかない」と言った。そこへアラーナもやって来る。アラーナは銃で見張りを撃つとナイフを持ってハンニバルに近づいた。「ウィルを救いたかったけど、今彼を救えるのはあなただけ。助けると約束して」と話しハンニバルを縛っているロープの一つを切るとナイフをハンニバルに渡して去った。

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それぞれの手術

ウィルは顔を剥ぎ取られる”手術”を受ける為機械に繋がれて寝かされていた。メイスンは「僕は君の顔が欲しい」と言いウィルの剥ぎ取った顔を自分につけると話した。そしてメイスンは麻酔がきいて眠りについた。コーデルは自分の顔をかじられた恨みからか「この薬は体が動かなくなるけど感覚はそのままですべて感じる」と麻酔を使わずウィルを苦しめようとした。そしてウィルの顔にメスを入れていく…。
一方アラーナとマーゴはファーム内にいる”代理母”を発見する。だがそれは人間ではなく豚だった。豚の胎内に入れられた赤ん坊の心臓は動いていなかった。「取り出して…」マーゴはアラーナに言った。取り出された赤ん坊を抱いたマーゴは悲しみに満ちていた。

晴らされた恨み

目を覚ましたメイスンは違和感を感じコーデルを呼ぶ。被されたマスクを取ると上に乗っていた人の皮膚はずるりと下に落ちて行った。「コーデル！コーデル！」と声を上げるがコーデルは現れない。代わりに現れたのはアラーナだった。「何事だ？コーデルは？」とメイスンは聞いた。「彼は死んだわ。外の部下もやられハンニバルは逃げた」とアラーナは答えた。そしてマーゴもやって来る。「兄さんからもらえる物は全部もらったわ」というマーゴに「お前に僕は殺せない。何もかも失うからな。相続人がいない場合全財産は南部バプテスト教会へいく」とメイスンは言った。だがマーゴは「相続人は生まれるのよ。ヴァージャー家の赤ん坊が。」と言い、続けてアラーナが「前立腺を電気棒で刺激したらどうなると？ハンニバルが精子を搾り取ったわ」と言った。怒ったメイスンが銃を構えようとするとマーゴが飛びかかりメイスンを水槽に落とした。メイスンの頭を押さえ付けていると水槽の中にいたウツボがメイスンの口の中に無理やり入って行く。メイスンは血を流しぷかぷかと水の中を漂っていた。

ハンニバルの選んだ道

メイスンの手下を倒しながらウィルを救い出したハンニバルはウィルを抱えて外へ来ていた。追手を千代が狙撃して倒してくれる。その後3人はウィルの家にたどり着く。ウィルが眠っている間ハンニバルと千代は話をする。「見守ってくれるか？」と言うハンニバルに「そうするわ。檻に入れずに。檻に入れるべきでない獣もいる」と千代は答えた。そして「彼女(ミーシャ)を食べた？」と聞いた。ハンニバルは「食べた。だが殺してない。」と答えた。千代は去りハンニバルは目を覚ましたウィルと話をする。複雑な関係に陥ってしまった二人だがウィルは「犬たちが恋しい。だがあなたは恋しくない。見つける気もないしあなたを捜す気もない。どこで何をしてるか知りたくないしあなたについて考えたくない。さよなら、ハンニバル。」と言った。ハンニバルはショックを受けた顔をしウィルの家から出て行った。
その後ジャックたちFBIがやって来る。ウィルは「彼は去ったよ」と言うがその時家の横から「ジャック」と言う声がした。手を挙げながらハンニバルが現れる。FBIに囲まれながら手を頭の後ろに当て膝をついたハンニバルは「私の居場所を知っててほしい。どこで私と会えるか」とウィルの顔を見た。ハンニバルは手錠を掛けられ連行された。それをライフル越しに見ていた千代もその場を去った。

とりあえずハンニバルは逮捕されたということで。一区切りつきましたね。長かったな…。ウィルに対する執着がすごすぎてウィルとの縁を保つために捕まったということですね。次回からはこれから3年後、そしてレッド・ドラゴンへとつながるストーリーが展開されるようですね。切り裂き魔が終わったら噛みつき魔の登場となりますが楽しみです。しかし今シーズンはグロさが増してる気がするんですが…直視できないシーンが多かったですね。特に今回。(グロ苦手なんで)

今日の一枚

hannibal season3 ep7