GRIMMグリム シーズン5 第16話『信じる者たち』
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自分とアダリンドの子供も出産を迎えニックはアダリンドとの奇妙な生活を送ることになる。
さらに警部とアダリンドとの子供であるダイアナを巡って王家とレジスタンスの対立が強まる中、更なる強敵が現れる!
ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。
何かと忙しい仲間たち
スパイス店の地下に集まるニック、ハンク、ロザリー、モンロー。広報係のレイチェルが鉤爪のメンバーであることや、警部が関係していることなどを話していた。その時モンローの携帯がなる。友人のクリーガーからだが、例の”棒きれ”を包んでいた布に書かれていた文字を調べるため教授であるクリーガーにどうにかしてもらえないかと頼む所だった。モンローは遺物はおじから受け継いだ物だと嘘を言い、何とか鑑定してもらおうとする。クリーガーは「画像分析とか等角投影法、赤外線測定などを試そうか。研究所で都合がつくのは木曜の午前だな。10時頃だ。」と言ってくれた。モンローは「助かるよ、ありがとう。」と言って電話を切った。
とりあえず布はクリーガーに任せようと話していると店のベルが鳴る。店へ出るとイヴがいた。イヴは「頼み事がある。魔女の帽子を覚えてる?」と言う。「また使う気か?」と聞くハンクにそうよと答え、すでに警部に変身してみたことを話す。「目的は?」と聞くニックにイヴは「情報収集よ。私が彼の周辺を探るにはこれが最適。そのために彼の居所を把握しておきたい。協力して。」と言う。ニックは「努力する。」と言った。イヴは「いずれ連絡する。」と言うと店から出て行った。
悪魔を自分に憑りつかせる男
テントで開かれるドワイト・エリエイザー師による伝道集会。陽気なゴスペルが歌われ和やかな会場。信者たちも手拍子しながら楽しんでいた。歌が終わるとエリエイザーは「今夜は多くの善が見える。だが同時に悪徳も多く見られる。悪魔よ!出て来い!隠れるな!構わん、私の中に入れ!皆の魂には手を出すな!皆の罪がどれほどのものであろうとも私が引き受ける!悪魔よ、さぁ!私に憑りつけ!」と言い始めた。すると身体をよじり始め苦しそうな顔を見せる。そしてまるで赤い悪魔のような姿となる。信者たちは声を上げて驚いた。エリエイザーは悪魔の姿のまままるで内側から戦っているように体を激しく動かす。しばらく苦しんでいると「出ろ!私から出て行け!」と言い元の人間の姿に戻った。これをみた信者たちは興奮し皆立ち上がって拍手を送った。
この様子を一部始終携帯ムービーで撮影していた男がいた。男はすぐに会場を去っていくが、撮影していたのだと気づいた警備のルークが男を追いかける。もみ合った際にルークは地面の石に頭を打ち付け死んでしまった。すぐに仲間の警備員たちも駆けつけるが男は車で逃走してしまった。
殺人事件発生の一報を受けニックたちも現場へとやって来た。ウーから撮影禁止なのに撮影した男がいて追いかけた警備員が殺されたと説明を受け、その後エリエイザーに話を聞くことにする。だがエリエイザーはニックたちが自分のことを知らないとわかると「信じないよ。悪無しに善は存在しない。私は救いを求める者たちから罪悪を取り込むのだ。私の体内に。自身に悪魔を憑りつかせ信仰心の力で打ち払う。」と話した。ハンクは「悪魔が実際に憑くと?」と聞く。エリエイザーは「見に来れば悪魔が存在すると分かる。」と言った。
神の言葉教会と言う存在
動画を撮影した男は仲間たちの所へと戻って来る。「証拠だ。やはり悪魔が詐欺を働いてる!」と仲間たちに言う。動画を見た仲間は「悪魔が体内に…追い出すしかない。我々こそが彼の救い。」と言った。
そして仲間の女は「今夜が勝負よ。明日には移動してしまう。連絡を取って。」と男に言った。男は「本当にやるかどうか…彼には難題だ。」と言う。女は赤い袋を持って来ると「これの力で。」と言って男の手に袋から出した金貨を渡した。
一方警備員の証言から逃走した男の車が判明し、マッカラ名義のその車は現在アルバータ通りに駐車中との情報を得たのですぐに向かう。丁度”神の言葉教会”から出て来たマッカラを見つけ話をする。本人と確認できたので連行することになった。目撃した警備員にも面通ししてもらい、ルークを殺したのはマッカラだと確定。マッカラについて調べを進めることに。いくつもの犯罪歴があるがここ3年はクリーンであるとわかる。ウーは「改心を促す宗教なら俺は大賛成。」と言った。一方マッカラ逮捕の時に外へ出て来た仲間と思われる女性についても調べたニックは「ジョーン・ヴァーク。テキサス出身。こっちも逮捕歴アリ。だが7年前に改心したようだ。」と話す。その時ウーが突然首筋に痛みが走ったようで首をおさえた。「筋を違えたかな。平気だ。」と言うがかなり痛そうな顔をしていた。
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見た目で損する種族
ニックたちはマッカラを取り調べる。正当防衛を訴えるマッカラにハンクは「なぜ撮影してた?」と聞いた。マッカラは「ドワイトは悪魔憑きだ。携帯の映像が証拠だよ。人々を欺いて金を奪ってる。神の名を騙ってね。非道だ。あの映像で彼が危険だと世間に示すつもりだった。」と話した。ニックは「あの金貨は?1万2000ドル以上の価値がある。」と聞く。マッカラは「預金用の教会の金だ。返してもらうぞ。」と答えた。「あの女性も教会の関係者?」と聞くとマッカラは「教会の主宰者だ。真の預言者さ。ドワイトは悪魔の使徒。俺は正当防衛で無実だ。」と言った。
ニックたちはマッカラの携帯に入っている映像を見てみる。赤い悪魔のような姿になるエリエイザーを見てニックは「ヴェッセンだといいが…」と言った。ウーには神の言葉教会を探ってもらうことにし、ニックとハンクはモンローの所へ行って映像を見てもらう。「ヴォーガだろ?」とニックが聞くとロザリーが「ええ。フューリス・ルビオンね。昔からよく悪魔と間違えられる。」と答える。モンローは「暗黒時代、ローマ教皇はサン・ピエトロ大聖堂の地下で数人を飼ってて時々連れ出し悪魔の恐怖を大衆に示した。教会への寄付金は急増。」と話す。ロザリーは「でも皮肉にも凶暴な種じゃないの。外見で損してる。」と言う。今日もエリエイザーの集会があると聞きモンローたちも同行すると言った。
嘘から生まれる救い
集会へやって来たニックたち。ヴォーガする様子を見てロザリーは「なかなか真に迫ってるわね。」と感心していた。そして人間の姿に戻ったエリエイザーを見て信者たちは大興奮。モンローは「判断に迷うね。救われてる人の方が多そうだ。」と言った。
立ち上がり拍手を送る信者たちだが、それを見ていた警備の男マーク(マッカラの面通しをした人)は電話が鳴ったようで確認する。そしてテントの外へと出て行った。待っていたのはヴァークだった。マークは金は?と言うがヴァークは「仕事が終わってからよ。私たちだけが彼を救える。」と言うがマークは「金を用意しろ。救いたきゃな。」と言って去って行った。
説教が終わりニックとハンクはエリエイザーとトレーラーで3人で話をする。ニックは「フューリス・ルビオンが一体なぜ伝道師に?魂を救うためか金儲けか。」と言う。もちろんエリエイザーはとぼけるがニックは「嘘は無駄だ。デカピターレまたはグリムには。」と言った。するとエリエイザーはヴォーガしニックを見ると「デカピターレか。噂には聞いてたが…。出会うとは意外だ。首を刎ねに来たか?」と聞いた。ニックは部下は正体を知っているかと聞くがどうやら誰も知らないようだ。エリエイザーは「悪魔憑きは偽り。だが皆を苦悩から救ってるのは事実だ。撮影した者を止めるよう言ったのは画面を通すと嘘っぽくなるからだ。だが暴力は反対だ。警護役たちは過去に苦労を味わってる。口より先に手が出てしまう。私を逮捕などできるのか?役割は他の聖職者と同じ。希望を与えてるだけだ。私を殺すつもりならやるがいい。抵抗はしない運命を受け入れる。さもなくば出て行け。明日も魂を救わねばならない。」と言った。ニックたちは「お時間を取らせました。」と言うとトレーラーから去って行った。
信じる者は救われない
その晩エリエイザーのトレーラーにマークがやって来る。「赦しを得たい。あなたの救済なんだ。」とマークが言うと神の言葉教会にいた男が背後から現れエリエイザーを殴って気絶させた。
一方神の言葉教会が”悪魔憑き”であるエリエイザーを殺そうとしてるのではないか、あの金貨は殺人の対価ではないかと気づいたニックとハンク。マッカラを釈放し泳がせる作戦にでることにした。
そこへウーがやって来てエリエイザーとヴァークが7年前に結婚していたと写真を見せた。15ヶ月で別れたのだが原因はエリエイザーが教区民たちと浮気をしたことだと言う。ヴァークは”悪魔が彼を操った”と当時言っていたらしい。ニックたちは警部に金貨を見せ話をすることに。警部は「金貨12枚、悪魔、憑依。中世の気分だ。」と言うがフューリス・ルビオンと言うヴェッセンのことを知らなかった。ハンクは「マッカラを泳がせ金貨の用途を探ります。ヴェッセン絡みだしご協力を。」と言う。警部は「よし。釈放して後をつけろ。」と言った。
その頃気絶し、連れ去られたエリエイザーは床に書かれた五芒星の上に寝かされ縛られていた。目を覚ますと元妻の姿や他の者たちを見て驚いた。熱した火かき棒を手にしたヴァークたちは「悪魔に憑かれ自分ではどうしようもないのね。私たちの力で撃退してあげる。」と言った。そこへマッカラがやって来るが先に金貨をテントにいるマークに渡そうと寄っていたのだがそこで首つり自殺をしているマークを発見。慌ててこちらへやって来てヴァークにマークが死んだことを伝えた。エリエイザーがマークを自殺させたんだと言う神の言葉教会の信者たちは火かき棒をエリエイザーに当て拷問を始める。苦しみヴォーガするエリエイザーの腹にヴァークは「神の名において悪魔よ出て行け!彼を解放しなさい!」と言って火かき棒を刺してしまった。エリエイザーは手を縛っていた縄をほどくとヴァークを殴りつける。信者たちが火かき棒で襲い掛かるがエリエイザーは暴れる。そこへやって来たニックたちが押さえ付け静まるように言う。するとエリエイザーは人間の姿に戻った。ヴァークは悪魔が去ったのだと喜び、エリエイザーも「ああ。君が救ったんだ。」と言うがそのまま息を引き取ってしまった。ニックたちはヴァークや信者たちを誘拐と殺人で逮捕した。
あんな公衆の面前でヴォーガしてて、今までよくヴェッセン評議会に消されなかったなと思うボブ江でございますw
あんなの目の前で見せられたら間違いなく信じちゃいますよね!
今回の件はとても後味が悪いですね。もちろんエリエイザーがやってたことは人を救ってるかもしれないけど良いか悪いかで言えば悪いと思うし、ヴァークは完全に自分の頭の中で事をすすめて信じ切っちゃってて最悪だし…。巻き込まれた人々がかわいそうだなと思いました。マークなんか心を痛めて自殺までしてしまいましたもんね。
そしてそう言えば…ウーさんあのひっかき傷どうなった?と思ってたら、なんとなく症状が出始めちゃったみたいですね。首の辺りを押さえるけど首から何か生まれてくるのでしょうか(笑)心配ですね。
警部の姿に変身したイヴでしたが、歩き方とか笑えますねw終わった後の布団の握りしめ方も最高でした(笑)オカマちゃんみたいでかわいかったですね~。
そして棒きれを包んでいた布の解析が進みましたが、なんせめちゃくちゃ古い文字(古ラテン語)で書かれていてうっすらと判別できるようになったから解読に乗り出したけれど”ミラクルム”(つまりミラクル)”ぺリクロスム(有害・危険)”と言うのが読み取れたようですね~。すごいミラクルだけど危険!って…。まんまの気がしますけどね…。
GRIMM season5 ep16
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Comment
100話を超える話の中で、今回みたいに人間らしい死に方(後頭部強打で死亡と首つり自殺)ってもしかしたら初めてなのでは・・(;・∀・)
勃たなかったレナードのシーンはなかなかシュールでした(笑)
結構シリアスなドラマの中で挟まれるコミカルなシーンてちょっとほっとします。
『グリム』自体が、差別問題を意識して作られたということなので、今回のエピソードはある意味腑に落ちるものでした。ヴェセン内でも差別って当然あるでしょうからね。後味は良くないですけど。ヒューリス・ルビオン、可哀想ですね。西洋の悪魔って皮膚が赤黒くて、角があり、鰐やトカゲのような目をしているというのが、一般的ですよね。あの姿に蝙蝠の翼があれば完璧に悪魔ですね。
何を信じるかというのは、その人の自由だと思うし、難しい問題ですけど、一番、頭にくるのがその為に、悪魔祓いだとか言って正義ぶっていた人たちですね。人を殺してしまったのは完全に犯罪。真っ赤に燃えている火掻き棒を身体に突き刺せば、死んでしまうに決まっているじゃないですか。マークも板挟みになって可哀想。
レナード警部のオカマちゃんぶりは傑作でしたね。思わず吹き出してしまいました。あれは、きっと撮影現場でもスタッフ一同、爆笑しながら撮影していたのではないでしょうか。男の人って基本的にガニ股じゃないですか、諸事情あって。「イヴ」が歩き方にぎこちないのもうなづけますね。”BOYS DON’T CRY”でヒラリー・スワンクは役作りのために股間に詰め物をしたりしたそうです。サイボーグ・イヴは感情表現がほとんどないので、今回のような所で、そこはかとなく笑いを取っているというところでしょうか。
サシャ・ロイズは以前は切り裂きジャックに取り憑かれたり、今回は内面がイヴということだったり、結構、面白い役どころですよね。
沙羅樹さん
コメントありがとうございます!
見かけは悪魔のようだけれど、攻撃的ではない種族と言うことでしたがかなり昔から利用されてきたと言った感じでしたね。
それを逆手にとって名声を得たのはすごいなと感心しましたが、やはり人間相手にヴォーガを披露していてはいけませんよね。
ヴェッセンは個性的なと言うか主には動物ベースですが、こう言った何とも表現しがたい姿のヴェッセンが出てくると新鮮に感じます。
たしかにあんなヴォーガを見てしまえば悪魔が憑いていると言われても仕方ないけれど、ヴァークたちの方が狂信的に思えました。
火かき棒を当てるだけならまだしも突き刺せば命の危険に直結するのは分かることですもんね~。
ヴェッセン事情を知らない一般人が度を超すとああなると言うことなんでしょうか。
警部はというかイヴは?w笑えましたね~。サイボーグというかロボコップというか(笑)
警部はイヴのキャラを見事に乗せて演じてくれましたよね。
やっぱり男性に変身するとなるお股の辺りがおかしな感じがして歩きにくくはなりますでしょうねww
私の中では、色々あったけれども警部って一緒に乗り越えた部分もあり”仲間”だなと言う考えだったのですがシーズン5になりまた遠い存在と言うかニックたちがあまり信用してないということで何だか残念に思うところもあります。
おもしろい役どころもこなしてくれてるから、何とか悪者になることは避けてもらいたいです…。
ほんと公衆の面前で堂々とヴォーガあっぱれ!でしたねーw
あの俳優さんよく海外ドラマのチョイ役で見かけるような気がします(。・m・)クス
今更ながら人に見えるヴォーガ堂々と見えないヴォーガの違いを勉強しなくては…Σ( ̄。 ̄ノ)ノ グリムにしか見えないのかと思いきや、結構みなさん見てますもんねw
警部のカマっぷり可愛かったです♪
初めてだし〜みたいな感じで(//∇//)
あの魔法の杖がこれからのお話のキーワードになっていくのでしょうか?
文字解析をお願いした教授までもがいつ敵になるか?とヒヤヒヤしながら見ていました。ちょっと人間不信になるグリムです(。・m・)クス
micaさん
コメントありがとうございます!
あんな大々的にヴォーガして、ほんと今までよく無事でいられたな?という感じですよね。
あの伝道師役の方、私はLOSTのイーサン役がすごく印象に残ってて出てくると「あ、イーサンだ。」と言ってます。本名知らないしイーサンって呼び名でw
ヴォーガに関しては昔のエピソードで”見せようと思って見せるヴォーガ”と”感情が制御できない場合のヴォーガ?”みたいな時に一般人も見えるみたいなこと言ってましたよね。
今回のは見せようと思って見せるヴォーガでしょうか。
このほかにも”油断してうっかり見せちゃったヴォーガ”もあるような気がするんですけどねw
警部のおキャマかわいかったですよね~。全然キャラ違うやん!って思ったけど演技が素晴らしかったですね。
レイチェルもびっくりしたことでしょうw
あの棒きれはどのような展開を見せるのでしょうかね。シーズン5も後半戦になりましたし鉤爪との戦いや忘れてるけど王家のこととか、ダイアナちゃんのこととかまだまだ気になることもたくさんありますよね!