コンスタンティンシーズン1　第9話『闇の正体(後編)』

2016/04/19

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コンスタンティンシーズン1のあらすじ

黒魔術の達人であり悪魔祓い師のジョン・コンスタンティン。
過去の悲劇的な事件をきっかけに悪魔祓いから退いていたが再び彼をその道に戻す出来事が発生。力を強める闇の勢力にコンスタンティンは立ち向かっていく。自らの行動により地獄行きが決まっている彼に魂の救済はあるのか…？

ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

闇の正体(前編)はコチラ

体内に悪魔を召還

アン・マリー(以下アニー)に撃たれインブンチェに狙われるハメになったコンスタンティン。傷のせいで動くことができずにいるとインブンチェはどんどん迫ってくる。コンスタンティンはパズズの護符を出すと呪文を唱え始めるがやってきたインブンチェが足に噛みつく。何とかインブンチェを追い払いながら呪文を唱え続けるとパズズの護符は真っ赤に熱し始める。コンスタンティンはそれを自分の腕に焼き印のように押し当てると一瞬気を失うがすぐに意識を取り戻す。再び開いたその目は赤くなっていた。威嚇するようにインブンチェを睨みつけるとインブンチェはじっとコンスタンティンを見つめ、”あ、あんたか”みたいな感じになって去って行った。そこに天使のマニーが現れ「神の杯と悪魔の杯を兼ねて飲むことはできぬ！悪魔を招き入れるなど救いへの希望を失ったか？」と言った。コンスタンティンは自分の体の中にパズズを入れてしまったのだった。コンスタンティンの傷はみるみる治って行き「神もあんたも助けてくれなかった」とマニーに言った。「神に乞うこともせず悪魔に助けを求めた。迫る闇の正体が分かったのに水の泡だ。君と私で闇を止められたのに」とマニーは怒り続けて去ってしまった。

逃げ出したゼッド

薬を打たれ拉致されたゼッドは車の中でビジョンを見て目が覚めた。自分に注射を打った男が運転席から「ビジョンか？父上が喜ぶだろう」と言った。バンの後ろに乗せられているゼッドは力づくでドアを開けようと体当たりを始める。慌てた男が車を停め再び薬を注射しようと後ろにやって来るがゼッドはうまく立ち回り逆に男に注射をして「魔術師と過ごして私もトリックを使えるようになったのよ！」と言い放つと男と死体を放り出し車を奪って逃走した。

制御できない力

迎えに来たチャズと共に地上に上がったコンスタンティンはチャズに一連の出来事を説明。苦肉の策で自分の中にパズズを召還してしまったことも話した。「インフルエンザと同じで潜伏期間がある。完全に憑依され乗っ取られるまで数日だろう。」と言った。チャズは「ジョン、待てよ。追い出せなかったら？」と聞く。コンスタンティンは「アニーと同じことをしてくれ。俺を殺せ」と答えた。そして対策としては自分の悪魔祓いをすると言うことだが早くしないと乗っ取られてしまうとも言った。そんなことを話している時にコンスタンティンの中のパズズが暴れ出す。よだれを垂らし動物のような唸り声を上げるコンスタンティンにチャズは必死に話しかけるがコンスタンティンの目は再び赤くなり「そんなことさせるか！」と言って物凄い力でチャズを突き飛ばしどこかに走って行ってしまった。コンスタンティンが次に目を覚ました時には道端で倒れ、周りにはギャングの死体。そして大勢の警官に囲まれていた。コンスタンティンは刑務所に入ることに…。
そこに居た何でも屋のようなフリオという男に金を払って”教会のような所”へ連れて行ってもらう。コンスタンティンはそこで自分の悪魔祓いに必要な道具を探していると殺したギャングの仲間たちがやって来る。フリオは「悪いな。こっちの方が金払いがいいもんで」と言って部屋を出て行く。ギャングに襲われそうになったコンスタンティンだが再びパズズが目を覚ます。必死に抑えようとするコンスタンティンだが抵抗できず電気はチカチカし獣のような咆哮を上げるとギャングたちを血祭りにした。

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バイロケーションでの再会

ゼッドもメキシコに駆け付けチャズと共にアニーと話をする。コンスタンティンは生きていること、体内にパズズを入れたこと、そしてコンスタンティンはマニーと言う天使と話ができる選ばれた人間であることを聞いたアニーはとても驚いた。
その頃目を覚ましたコンスタンティンは彼を恐れる囚人たちに囲まれていた。フリオを見つけると掴みかかるがフリオは「仕方なかったんだ。彼らはここのボスだ」と言った。コンスタンティンが「これからは俺がボスだ！！！うせろ！！」と囚人たちに言うとみなぞろぞろとその場を去って行く。そしてアニーのバイロケーションが姿を見せる。アニーはチャズとゼッドと話をしたと言う。コンスタンティンはもしもの時は死ぬ覚悟ができていることを話したりするが、アニーは「さよなら、ジョン。頑張って」と言い姿を消してしまった。

エデンの園のヘビ男

ゼッドとチャズは刑務所へとやって来る。アッシリアの儀式の呪文を録音したテープやチベット密教の宝剣などを持ち上手い事刑務所内へ入り込む。ゼッドとコンスタンティンが再会し話をしているとそこにアニーもやって来た。コンスタンティンは体育館で自分を縛り付けてもらい悪魔祓いを始めようとした。録音テープで呪文を流し、アニーが聖水をコンスタンティンにかける。だがコンスタンティンに反応がない。アニーが「悪魔の憑依なら聖水に反応するはず」と言うとコンスタンティンは「遅すぎたか…奥へ入ったんだ」と言った。その時一人の男が囚人を倒し入って来る。頭には何匹もの蛇がぐるぐるとまとわりついたその男は「ブルヘリアは怒ってるぞ！ジョン！」と言った。何者だ？と聞くコンスタンティンに「私はナハシュ。そしてトリックスター。今はビセンテ。地上の誘惑を体現する者だ」と男は答えた。「エデンの園のヘビか…奴らは何を約束してくれた？」とコンスタンティンが聞くと「約束ではない。解放してくれた。この罪深き世界に闇を降らせるためだ。お前を殺しに来たがその必要はないようだな。ほんの少し待てばお前は私の同類になる」とビセンテは言った。コンスタンティンはアニーにチベット密教の宝剣で自分を殺すように言うが、結局アニーはそれでビセンテを刺す。すると宝剣はパッと消えてなくなりビセンテは沢山のヘビとなり崩れ落ちた。「水車小屋なら悪魔の力を弱めるかも」と言うアニーの提案で一行は刑務所を何とか抜け出し”我が家”へと帰ることになった。帰り道は24時間もかかる。その間バズズが暴れない様にフリオにクスリを調達してもらい”象でも殺せる量”の薬を投与。眠らせて連れ帰ることにした。

エクソシストをエクソシズム

水車小屋に帰って来た一行は改めてコンスタンティンの悪魔祓いを始める。
コンスタンティンはアニーに「君がやれ。録音じゃだめだ。クズな男の声はパズズに効かない。本物の宗教的信念を持つ声でなきゃ。」と言う。アニーはできないと拒むが、コンスタンティンは何とか説得した。そしてコンスタンティンの状態が悪くなり始めアニーは悪魔祓いを始めることにする。「すべての悪と罪、お怒りにより我らを救いたまえ」と聖水を振りかけると今度は反応があった。アニーは悪魔払いを続けるがコンスタンティンは苦しそうにもがき尚もパズズは抵抗を見せる。「私の言葉では支配できない…」と弱気になるアニー。部屋中の物が散らばりシャンデリアが落ちる。パズズは不気味な笑い声を上げながら「その通りだ！見習いめ！」と言いチャズやゼッドにも悪態をつく。コンスタンティンを縛り付けたベッドはガタガタと揺れコンスタンティンティンは宙に浮き始める。チャズとゼッドは必死に押さえる。「私には無理だわ。救えない」と言うアニー。ゼッドは「許すのよ。あなた自身を許すの。ジョンに魔術を教えたことに責任を感じてる。彼が引き起こした苦しみとあなたは関係ない。でもこの悪魔が放たれたらあなたのせいよ！」と説得。アニーは「ああ神よ」と言うと再び悪魔祓いを開始した。今度は強い言葉と強い心で臨む。しばらくは抵抗していたパズズだが大声と共にコンスタンティンの口から黒い煙が出て来ると鎮まった。コンスタンティンの腕についていたパズズの焼き印も消えて行き悪魔祓いは無事に成功した。上から見ていたマニーも笑っていた。

インブンチェを避ける為にやむなく悪魔を体内に召還してしまったコンスタンティンですが、悪霊の王であるパズズの力はすさまじかったですね。仲間達の頑張りで悪魔祓いが成功してほんとに良かったです。
しかしブルヘリアは恐ろしい集団ですね。古代の方々まで利用するとは…。前回のラマシュトゥと言い今回のエデンの園のヘビ男と言いとんでもないのを送り込んでくるものです。ゼッドの能力を利用しようとしている謎の集団もまだまだよくわからないし、更なる危険が迫ってきそうですね！