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ブラックリスト シーズン3　第6話『クリスピン･クランドル卿』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

ノアの箱舟

レッドは局長のアドバイザーをしていた計量経済学者でのアンドラス・ハルミが我々の欲しい情報を持っているが、彼が誘拐されたようだと話し「これはただの誘拐ではない。なぜなら別の計量経済学者がパリで誘拐された。高名な遺伝学者と土木技師も2名ずつ。男女の組み合わせで行方不明になってる。何者かがノアの箱舟を造り天才たちを集めてる。君の疑いを晴らすにはハルミが必要だ。そのためにも箱舟を探さないと」と説明。レスラーたちにもこの情報を流し協力を求めた。そしてハルミのことは局長に言わないようにと言った。この電話をしている時にレスラーたちの動向を伺っていた局長がやって来て「君たちのここ数週間の行動を調べた。レディントンやキーンと連絡を取っているだけでなく捜査絡みで連中を支援している」と言った。レスラーは「今もレディントンから電話があった所です」と報告する。誘拐事件について説明を求められたので話したがハルミのことは洩らさなかった。

無数に置かれた冷凍ボックス

アラムの調べで二日前にクチェラ博士と言う数学者が誘拐されたと分かる。ならばその部門の女性のトップが次の被害者だと考えその女性アナ・ニーホフの自宅へと向かう。だがすでに誘拐犯が迫っていた。ナヴァービはアナの携帯に留守電を入れ警戒をするように言った。それを聞いたアナは外に怪しい男たちを確認。ソファの下に隠れるが着信のバイブ音で気づかれてしまった。だがナヴァービたちもすぐ近くに来ていたためアナの誘拐は未遂に終わった。
捕まえた犯人の一人とレスラーは話をするが口を割らない。局長が「私が話そう」と言って取調室へと入る。局長は犯人の子供をネタに脅してノアの箱舟を造っている者の情報を聞き出した。局長はレスラーたちに「君らが捜すのはクリスピン・クランドル卿。誘拐した者は空港近くの施設へ連れて行くがその先は知らんそうだ」と言った。
レスラーたちはその冷凍施設へと向かった。するとそこには人が一人入れるボックスが並び中には冷凍された人たちが何人もいた。踏み込んだ”クランドル・クライオニクス”は人体冷凍の会社だった。高齢や病気で亡くなった人の体を冷凍し技術の進んだ未来で治療してもらうらしいが、失踪した科学者たちはいなかった。ナヴァービは「いたのは契約した顧客だけね。従業員は話さないしクランドルの尋問は無理。自家用機が家で給油も上空なのよ」と言った。アラムも「3年間で着陸は30回。いずれも誘拐直後だ。今日も着陸する予定だったが取り消してる」と言った。レスラーは「ニーホフ博士だな。飛行機が箱舟だ」と言った。

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目的に気付いている局長

レスラーはレッドと連絡を取り「誘拐後のことがわかった。クランドルという金持ちが被害者を冷凍に。自家用機内でやっていて着陸しない」と話した。レッドが「給油機は？」と聞くとレスラーは「離陸を禁止した」と言いレッドはそれで十分だと言った。そしてレッドは自家用ジェットを準備しクランドルに会いに行くとリズに言った。
レスラーたちも衛星でクランドルの飛行機を確認。もうすぐ燃料が切れる為着陸するはずだと考えハリファックスへと向かう。だがそれを見ていた局長がソロモンに電話を掛ける。「FBIは偽の情報でハリファックスへ。実際は30分後にピッツバーグの元陸軍飛行場に着陸する。そっちに手引きしたのはレディントンだ。ハルミを狙ってる。つまり奴とキーンもピッツバーグへ。2人を殺してハルミの遺体は回収してくれ。それで終わる」と言った。

死はプロセスである

レッドはクランドルの飛行機に給油を手配する形で潜りこむ。「給油代は払ったぞ」と言うクランドルにレッドは「受け取らなかった。違う形で頂きたいのでね。ハルミだ。彼の一部をもらえればいいんだがね。だがその前に教えてくれないか、科学者たちを凍らせてる理由を。実に興味深い」と言った。クランドルは「カブトガニの血に含まれる変形細胞溶解物が細胞内毒素の検査に使えるとわかった。私はその合成に成功。だが重要なのはカブトガニが4度絶滅の危機を乗り越えたことだ。しかし今最終的な危機が迫ってる。その原因は賢いが欲深い霊長類、ホモサピエンス。死はプロセスだよ。脳に蓄積された情報が失われるまでは死ではない。冷凍保存によりそれを防ぐのだ。」と言った。レッドは「不老不死の世など決して訪れない。あなたは天才たちを踏みにじった。その中には不老不死を実現できた者もいたかもしれないのにな。」と言いクランドルの胸に一発撃ち込み殺してしまった。駆けつけるスタッフたちに「死はプロセスなんだろ？」と言いながら奥へと入って行く。スタッフたちがすぐに冷凍保存の準備を…と話しているとそこにソロモン率いる部隊が入って来る。レッドとリズは冷凍保存の部屋へ行きハルミを見つけると指を切り落とす。そこへソロモン達もやって来て銃撃戦となるがレッド達は上手く逃げ出すことができた。

まんまと出し抜かれた局長

ソロモンは局長に電話をかけ「ハルミは確保したが親指がない」と報告。局長は「親指が…」と言うと何か心当たりがあるような顔をした。そして慌てた様子で車に乗り込みバンク・カナディアンに電話を掛けて「私は合衆国司法省の者だ。アンドラス・ハルミ氏の貸金庫に裁判所から差し押さえ命令が出た。私が着くまで誰一人として手を触れないように頼む」と言った。だがその頃レッドはかねてより準備していた場所から銀行の貸金庫室へ侵入。持ってきたハルミの親指で解錠し中に入っていた物を持ち去った。局長が着いた頃にはもう姿は無く、開けた貸金庫の中には親指が残されていた。

うまいこと局長を出し抜きましたが、相手もなかなか脅しに屈しないですね～。ハルミの貸金庫の中身はCIAから盗んだ高飛び用の資金だったのですが局長もヤバくなったらすぐ逃げる準備をしているのですね。
レスラーたちは完全にレッドとリズの味方ですよね。今後は局長を排除するため頑張ってくれそうです。
そして～。愛するリズの為に体を張ってるトム。ようやくカラクルトに行きついたようです。カラクルトを連れ帰りリズの汚名を晴らせるのか？次回が楽しみです！

今日の一枚

BLACKLIST season3 ep6