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スーパーナチュラル シーズン9　第9話『エゼキエルの正体』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

キャスの手助け

天使同士の争いと思われる事件が発生。サムとディーンは早速事件が起こった場所へと向かうがエゼキエルがサムと切り替わりこの件に関わるのは危険だと言う。自分が天使に近づきバレてしまうと結局はサムにも危険が及ぶとディーンに言うが「このまま避けてたらサムが怪しむだろう」と反論され仕方なく現場へと向かう。バーで屈強なバイカーたちが惨殺されたのだがいつものようにFBIのフリをして現場に入ろうとすると警官に「お仲間が来てるよ」と言われる。中に入るとスーツを着たキャスがいた。キャスは天使同士の争いなら止めたいし、ディーンたちに手助けしたいと言う。ディーンは「どういうつもりだ？」とあまりいい顔をしなかった。だが結局3人で捜査をすることになる。

天使の派閥争い

バーソロミューの側近たちとそれに反発する派閥のリーダー、マラカイたちが話し合いの場を設ける。マラカイは「バーソロミューはどうした？」と言うと側近の女が「彼は多忙で…」と答えた。マラカイはトップ同士の話し合いを要求したが来ないことに腹を立てた。そして「メタトロンから天界を奪い返し戻るには手を組むしかない。バーソロミューに伝えろ。地上での全面戦争を避けたいなら交渉の席に着けと」と言うとバーソロミューの側近の女は馬鹿にしたように鼻で笑うと「先に言っておけば良かったわね。バーソロミューからの伝言よ。”チンピラとは交渉しない”」と言った。マラカイが「よくわかった」と言うと彼の仲間がバーソロミューの側近たちを攻撃。天使の剣で殺してしまった。交渉は完全に決裂。全面戦争が始まろうとしていた。

サムでもエゼキエルでもなく…

ディーンとサム、キャスはバーでビールを飲み再会を楽しんでいた。だがキャスがビールを取りに行っている時にサムがエゼキエルに切り替わる。「カスティエルは天使の灯台みたいなものだ。彼の近くにいては危険なんだぞ」とディーンに言う。ディーンも分かっていはいるがキャスのことも大事だった。キャスが戻って来るとエゼキエルは「車に忘れ物をした」と言って外へ出て行く。するとエゼキエルの前にメタトロンが現れる。「君の正体は分かっている。サムでもない。それにエゼキエルでも。バラしはしないよ。でもなぜエゼキエルに？」と聞いた。「彼は優秀な天使で皆が一目置いているから。」と答えた。メタトロンは「そうか。君は皆に蔑まれているからな。ガドリエル。」とサムの中にいる本当の天使の名を言った。ガドリエルは「みんなが知ってる話は事実じゃない！」と言うが「君が何千年も重罪犯の牢獄に閉じ込められていたのはれっきとした事実だ。今は人間の器の中に隠れてる。神は君を最も信頼していた。だから楽園を託したんだ。唯一の任務は悪を入れないこと。だが失敗した。理由は何であれヘビは侵入し地上は呪われた。誰かが責任をとらねばな。」とメタトロンに言われる。ガドリエルは「私にどうしろと言うんだ？」と聞いた。「友人じゃないか。古い付き合いだろ。君を牢獄から解放したのは私だしな。牢獄にいた天使を含めてすべての天使を地上に落としたんだ。天界を立て直すんだよ。精鋭だけを集めてね。バーソロミューみたいな下級役人はいらない。私と一緒に理想郷を造ろう。」とメタトロンは話を持ち掛けた。

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捕まってしまったキャス

サムとディーンは隠れ家へ戻り事件について調べていた。すると殺されたバイカー達の写真から彼らがバディ・ボイルの信者だと分かる。となると彼らはバーソロミュー派であり敵対する勢力に虐殺されたのだと考えた。「新勢力は荒っぽい。天使はクソだな。」とディーンは言った。その後マラカイ派の天使が殺され天使たちの殺し合いは激化していった。その情報を得たディーンたちは天使の石板の解読をしているケビンに「時間がない」と言った。
一方キャスは天使に祈っていた。長い時間様々な態勢で祈りを続けると一人の女性保安官がやって来る。彼女は天使で名はミリュエル。彼女はキャスだと気が付くと「話すとまずいのよ」と立ち去ろうとするがキャスは一所懸命引き留めた。そして彼女からバーソロミューの反対派閥はマラカイ派で今や中立の天使たちも減ってきていると聞く。捕まってどちらかにつかなければ拷問されて殺されると言うのだ。その時マラカイ派がやって来てキャスたちは連れて行かれてしまう。キャストミリュエルはマラカイたちに拷問される。ミリュエルは殺されキャスは執拗に痛めつけられた。「天使が天使を痛めつけるとはな…」と言うキャスに「元々はお前が始めたことだろう？地上に堕ちた時も大勢の仲間たちが死んだ。アズリエル、ソフィア、エゼキエル…」とマラカイは話すがそれを聞いてキャスは”エゼキエルは死んだ？”と言う顔をした。マラカイは「あとは職人に任せるよ」と言って部屋を出て行きキャスは拷問職人テオと二人きりにされ覚悟を決めた。だがテオは「メタトロンに話をしてくれ。彼は君の話なら聞くだろう。俺は天界に戻りたいんだ。メタトロンの戦士になったっていい」と言った。キャスは上手い事話を合わせて拘束を解いてもらう。そして隙を見て天使の剣でテオの喉を裂き恩寵を奪うとキャスの傷はすっかり回復する。そしてテオに手をかざし殺すとマラカイの手下たちも倒して逃げ出すことに成功した。

渡された邪魔者リスト

脱出したキャスはディーンに電話をする。「反対勢力のリーダーはマラカイというやつだ。捕まって拷問を受けた。だが逃げ出せたよ。恩寵を奪って天使に戻った。戦う準備はできている。それよりマラカイからエゼキエルは死んだと聞いた。落下した時に死んだと言っていた。」と話した。それを聞いたディーンはケビンに「大至急まじないを探せ」と言う。「天使を追い出せるのは器の人間だけだ。天使の支配を弱めて本人だけになれるか？例えばだが天使に聞かれずに器と話したい時はどうすれば？」と言うがケビンは「なんで？」といきなりの話しに不思議がった。ディーンは世の中には大勢器になってる人間がいるんだとごまかしてまじないを探してもらう。その頃サムの体を借りたガドリエルはメタトロンに会っていた。「考えたけど。君の副官になるよ」とメタトロンと手を組むことを了承していた。喜ぶメタトロンだが忠誠心を試したいと言い出す。脅威になる敵がいるから始末しろと言って「邪魔者リストの一人目だ」とガドリエルに紙を渡した。

リストに書かれた人物の死

まじないの図形を見つけたケビン。ディーンは早速サムを部屋に呼びその図形を使ってエゼキエル(実はガドリエル)に聞かれないように話をしようとする。ディーンはサムに天使を中に入れたと告白する。だまして承諾させたと。サムは「だます？またか！」と怒る。ディーンは「なじりたいなら後からいくらでもやってくれ。だが今はもっと大きな問題がある。中に入っている天使はエゼキエルと名乗った。キャスは良い天使だと。だが奴じゃなかったんだ！」と言った。サムはじゃあ一体誰なんだ？と驚く。「誰かわからない。天使に乗っ取られる前にそいつを追い出せ」とディーンが言うがサムはわなわなと震えながらディーンを殴って気絶させ部屋から出て行ってしまう。そしてケビンに近づくと頭に手をかざし殺してしまった。目を覚まして追いかけて来たディーンは「やめろ！！」と駆け寄るがケビンは目を焼かれて死んでしまう。サムはディーンを押さえつけると「サムはもういない。君がサムだと思い込むほどうまく演じられた。君らの会話を立ち聞きして図形を変えた。ほんの少しだけ。ケビンにはすまないがこれで良かった。私は自分のすべきことをしたまでだ」と言ってケビンの死体にメタトロンから渡されたリストを乗せた。そこにはケビン・トランと書かれていた。サム(ガドリエル)は天使の石板を持ち家から出て行ってしまう。残されたディーンはケビンの死体を見て涙を流した。

あー！ケビンが殺されてしまいました…ちょいちょい出てきて活躍してくれてたので残念ですがまさか預言者が殺されてしまうなんて…。更にサムに入っていたのはエゼキエルでもなくガドリエルという天使だと～？！メタトロンにいいように操られてしまったガドリエル。その器になってしまったサムの行く末も心配です。ディーンとキャスが手を組んで何とかサムからガドリエルを追い出すことができればいいのですが…。

今日の一枚

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