1. ホーム >
2. スーパーナチュラル >
3. スーパーナチュラル シーズン9 >

スーパーナチュラル シーズン9　第5話『犬になったディーン』

※この記事にはプロモーションが含まれています

ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

剥製師の死体

剥製師のマックス・アレクサンダーという男性が全身の関節がはずれ骨も粉々に砕かれて殺されると言う事件を知ったサムは近くだから行ってみようとディーンを誘う。ディーンは体がまだ回復していないサムが心配だが渋々出かけることにした。
マックスの剥製屋に着くと入り口に赤いスプレーのようなもので”死ね”と落書きされていて、動物の足跡のようなマークが付けられていた。そのマークを記録してディーンたちはFBIのふりをして店内へ入って行く。保安官の紹介で第一発見者の男性に話を聞く。男性はマックスの狩り仲間であり、彼が剥製を作る際に出る動物の心臓などの内臓を回収する仕事をしているということだった。何か変わった事は無かったかと聞くと「別に…いつもと変わらないよ。店にはカーネル(マックスの愛犬)がいただけだし…ただいつもは満タンになってる内臓置き場が空っぽだったんだ」と言った。サムたちは「犬がいたことと、マックスの骨が粉々になっていたのと、内臓泥棒がいたってこと…？」と犯人の目星がつかず不思議そうにしていた。

勘違い野郎ではない

サムはモーテルに戻ると店の前に付けられていたマークを調べ始める。するとそれはまじないなどの類ではなくスナートという動物愛護団体のマークだと分かる。二人はスナートの創設者が経営している自然派カフェへと向かった。店内には嗅いだことのない不思議な匂いが漂っていて、肉食のディーンは不満そうな顔をしていた。そして創設者の男女は店内なのにサングラスをかけていた。「屋内でサングラスなんて目が不自由か、勘違い野郎のどっちかだな」とディーンは言った。
早速創設者の男女オリビアとディランに話を聞くと剥製を作る為に動物を殺すマックスに脅しをかけてやろうと落書きをしたそうだ。だが彼が殺されたと聞くと「私たちは暴力には反対なの。それに逆に脅されたわ」と言い、落書きをした後にシューシューと蛇の音のようなものが聞こえ怖くなって路地に逃げたら催涙スプレーのような物を掛けられたということだった。二人がサングラスを外すと目の周りがただれていた。「警察にも行けないし…」「店内でサングラスなんて勘違い野郎みたいでしょ？」と言った。
その後モーテルに戻ったサムはオリビア達のただれについて調べた。すると目の周りは壊死していて催涙スプレーとは関係ないとわかる。「考えられる原因は外傷、放射能、毒物。剥製師は圧死だしオリビア達は蛇の音を聞いたし…」と言うとディーンが「毒だな。今回の敵は蛇の怪物か？」と言った。

新たな死体と目撃犬

夜になり保健所にカウボーイハットを被った男がやって来た。カウボーイハットの男は当直の職員にお金を渡す。「今日はいつもより早いんだね」と職員の男は言った。カウボーイハットの男は奥へ行き保護されている猫ばかりを次々と持ってきた袋に入れて行く。職員はあまりにも鳴く猫や犬たちをおかしく思い奥へ行くとカウボーイハットの男が猫を丸のみしている所を目撃してしまう。「何やってるんだ…！あんた化粧品会社から来たって言ってただろ！？」と言った。カウボーイハットの男の目はまるで猫のようにぎらぎらと光り爪が鋭く伸びて行く。職員の男性は驚いて逃げようとするがカウボーイハットの男に爪で引っかかれ殺されてしまった。
翌朝ディーンたちも保健所へとやって来る。「昨日は蛇怪物で今日は殺人ネコかよ！」とディーンたちは首をかしげた。そこでマックスの飼い犬カーネルも保護されていてディーンは「二つの現場にいたよな。もしかしてシェイプシフターとか？」と言ってカーネルに銀貨を当てるが何の変化もなかった。そこへ保安官がやって来るがその途端にカーネルは吠え始めた。ディーンは保安官に「ちょっと帽子貸して」と言って借りると頭に乗せた。その途端にカーネルが吠えることから「もしかしてカーネルは犯人じゃなくて目撃者なのかもしれないな」とサムは言った。そしてケビンに電話をかけ”犬と話す方法”を調べてほしいと頼んだ。

スポンサーリンク

ディーン、犬になる

賢人の資料にあったイヌイットの文献から”犬の思考と融合できる”というまじないを見つけてもらったサムは早速その特製ドリンクを作る。ディーンは「俺が飲む。お前の中は一杯だろ？」と言って特製ドリンクを飲んで呪文を唱える。だがカーネルの声は聞こえない。「ケビンに言っておけよ。クソまずい上に効かなかったって」と言ってハンバーガーを食べ終えたディーン。その時”ラジオを別の局に変えろ”という声が聞こえる。驚いた顔をしてカーネルを見つめるディーン。カーネルはディーンの顔をじっと見つめて”早く変えろよ”と言った。ディーンはサムに「まじない効いちゃってる！！」と言いサムも「えっ！早く話を聞けよ！」と慌てた。ディーンはカーネルからマックスを殺した犯人はカウボーイハットを被った男で保健所にもそいつが現れたことを聞きだす。その間サムがゴミ箱に向かって投げるごみを何度も拾ってサムに渡すディーン。無意識のうちに行動が犬になっているようだった。「どうやらまじないが効きすぎたみたいだね」と言うサムの言葉通りその後もディーンは郵便配達員に吠えたり、頭を掻いたり、ハトとケンカしたり、車から身を乗り出して風を感じたりピンクのリボンをつけたプードルをいやらしい目で見たりと行動が犬そのものになっていた。

犯人の居所

カーネルも連れて保健所に戻ったディーンたちは残った犬たちに話を聞いて回る。すると一匹のヨークシャー・テリアが「俺は全部見たぜ～！でも教える代わりに腹を撫でてくれよ～。そっちのデッカイ方に撫でてほしい」と言い出し仕方なくそうすることに。するとカウボーイハットの男が猫を入れるのに持ってきた袋に文字が書いてあることがわかりそこには”アバンギャルド・キュイジーヌ”と書かれていたと教えてくれた。それは近くのレストランだとわかりディーンたちは早速向かう。その時ディーンは保護されている”仲間たち”の檻の鍵を全て外し自由の身にしてあげた。
丁度定休日のレストランの裏口から侵入すると事務所を調べ始める。カウボーイハットの男はシェフであることがわかり、机の引き出しには強い鎮痛剤などが沢山あった。そして冷蔵庫の中にはフクロウの脳、チーターの肝、熊の心臓など変わった物が保存されていた。サムもまじないの本を見つけ「動物の臓器を食べて呪文を唱えれば一時的にその動物の力が得られると書いてある」と言った。だがその時物音が聞こえ分かれて警戒しながら向かうと壁に同化していたシェフがサムの喉元を切り裂いた。「カメレオンは鶏肉に近い味がする」と言うシェフ。サムは大量に出血しフラフラとし始めるがそこでエゼキエルが登場した。エゼキエルは傷を修復すると再びサムに戻った。「どうやってそれを…お前は一体何者だ！」と驚く犯人だが、サムはもっと驚いていた。「突然変異種か…！お前がメインディッシュだ！」とシェフはサムを思い切り殴るとサムは気絶してしまった。

仲間たちの助け

シェフは包丁を研ぎながら「なんで犬の臭いがする…？」と振り返った。そこには銃を構えたディーンがいた。ディーンは発砲するがシェフは銃弾をかわし人間とは思えない素早い動きでディーンに襲い掛かり柱に縛り付けた。ディーンは「病気だろ。いや頭じゃなくて。イカレてるけどそうじゃない。ガンの臭いがする」とシェフに言う。ステージ4のガンである為まじないに頼っているうちにすっかりハマってしまったということだが「猛獣を食っているうちに猛獣になったようだ」とシェフは言った。縛られていたコードをほどいて外に逃げたディーン。そこに仲間の犬たちが沢山やって来た。みんな一斉にシェフに襲い掛かりかみ殺してくれた。
キッチンに戻りサムに「おい！死ぬんじゃないぞサミー！！ジークでもどっちでもいい！目を覚ませ！」と頬を叩いて起こすディーン。目を覚ましたのはサムだった。ディーンは安堵の表情を見せた。
その後カーネルは動物愛護団体のオリビア達に引き取ってもらうことになる。「また会いたいな」と握手を交わすカーネルとディーン。カーネルが「最後に言っておきたいんだが犬は人間の最良の友じゃない。陰謀説のように聞こえるが俺たちがここにいる理由は…ワンッ！！」と話してくれたが最後の肝心な部分でディーンのまじないが解けカーネルの言葉がわからなくなってしまった。「まじないがきれちまった！こんな肝心な所で！」とディーンは怒った。

ディーンが”何者か”になる回はいつも楽しめますね～。前になんにでも怯えるようになったディーンの時もかなり面白かったですが今回も行動が 犬そのものになっちゃって面白かったです。
シェフにお前は何者だと言われたことが気になってるサム。ディーンは何とかごまかしましたがサムは賢いから気付くのに時間はかからないかもしれませんね。

今日の一枚

supernatural season9 ep5