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スーパーナチュラル シーズン9　第20話『モンスターの街』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

怪物同士のいがみ合い

おしゃれなレストランに彼女のタマラを連れて来たエニス。支配人に婚約指輪をシャンパンの中に入れてほしいと話しているとそこにサルと言う上客がやって来て、支配人はエニスとの話の途中でそちらへ行ってしまう。「まだ話が途中だろ？」と言いに行くエニスにサルの護衛らしき男が「文句あるのか？」と言って来た。鏡に映ったその男はただれたような顔の怪物でエニスは驚いて何も言えなくなってしまった。そしてサルと支配人は奥のVIPエリアへと行ってしまった。
そのエリアにはどう見ても人間ではない者たちが集っていた。上機嫌で楽しむサルの所へジュリアンという男がやって来る。2人は仲が悪いらしくいがみ合う。サルはシェイプシフターであり、ジュリアンは狼人間だということで2人は互いの悪口を言うと掴み合いになってしまう。人に止められ何とかその場は収まったがその後何者かによって店は停電させられる。するとフードを被り鉤爪を持った者が入って来て次々にVIPエリアの怪物たちを殺し始める。

恋人を殺された男

店で嫌な気分にさせられたエニスはタマラを連れてフェリー乗り場へとやって来た。そこで彼女に指輪を見せプロポーズ。タマラも「ウソでしょ…」と突然のプロポーズに驚くが喜んでいた。その時腹から血を流したサルが助けを求めてふらふらとやって来る。エニスはタマラに通報するように言いサルに駆け寄る。サルは「デイビッド…すまない…ああするしか…」と言っている。そこへ鉤爪男がやって来て電話をしようとしているタマラを投げ飛ばしタマラはシャッターに強く打ち付けられてしまう。そしてサルに近づきトドメの一撃を刺してしまった。驚くエニスは慌ててタマラに駆け寄るがタマラは息をしていなかった。
その後エニスは警察で事情を聞かれる。エニスの父ネイトも元は警官だったらしくネイトに仕込まれたと言う刑事が担当していた。だがエニスの怪物がやったという話を全く信じてもらえない。その時FBIに扮したサムとディーンがやって来る。2人はエニスに怪物について細かく話を聞くが、結局「怪物なんていない」とエニスに言い、事を収めようとした。

戦争勃発の危機

兄のサルが殺されたと連絡を受けたデイビッドはしばらく出ていた家へ戻る。その家では姉のマーゴがサルを殺したのは狼人間のジュリアンに違いない、戦争をすると騒いでいた。デイビッドは確証がないからそんなことすべきではないとマーゴに言う。マーゴは相変わらずねとデイビッドに言い「そういえば、元カノが結婚するわよ？バイオレットのことよ。ニューヨークの狼ファミリーと政略結婚」と言った。デイビッドは「戦うなとは言ってない。でもまず事実を突き止めろ」と言うがマーゴは「口出しする気？」と言ってデイビッドの言うことを聞かなかった。
一方狼一族のジュリアンの妹バイオレットはサルが殺されたということを知り兄に「サルを殺したの？」と聞いた。ジュリアンは「殺していない」と答えた。でもなぜジンのボスを呼び出したのかと聞くバイオレットに「マーゴが俺を狙ってるからだ。これを機にシェイプシフターを縄張りから追い出す。戦争になるぞ」と答えた。バイオレットは止めようとするが「お前は血筋を継ぐメスだ。黙って着飾っていればいい。口を出すな」と言われてしまった。

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恋人の敵を取る為に…

恋人の復讐をしたいエニスは父親の遺品の中から銃と銀色の銃弾を見つける。そしてそれを持って事件当夜サルと会ったレストランのVIPエリアへと入って行く。鉤爪の痕や血だまりが残るその現場へ入り色々と見ているとそこに掃除用具を持った支配人がやって来たためエリスは慌ててカウンターに身を隠す。だが支配人も”人間”ではないようだ。クンクンと匂いを嗅ぎつけるとエニスのすぐそばまでやって来た。エニスは「手を挙げろ！シカゴ警察だ！」と言い銃を向けるが支配人は「何言ってる」と言って鋭い牙を見せて来た。エニスは何発か銃弾を撃ち込むが支配人は全く怯まない。捕まり喰われかけたその時ディーンが背後から支配人の首をハネ飛ばした。ディーンは「もう帰れ」とエニスに言うがエニスは説明を聞くまでは帰らないと言う。仕方なくサムは怪物たちが存在すること、自分たちはそれらを狩るハンターであることを説明した。ディーンは店の棚の中に人間の血や肉がたくさん入ってるのを見て「サルは人間じゃなかったようだな。モンスター同士で殺し合いか？」と言った。調査を続けようとするサムたちに自分も手伝わせてくれとエニスは言うがサムは「同じ経験があるからわかるよ。でも君の為に言っておく。やめとけ」と言った。

シカゴはモンスターの街

エニスの家に担当刑事コスタがやって来る。だがエニスは彼に何か違和感を感じた。「ごめん、メールだ」と言って携帯を出すと刑事をカメラ越しに見る。すると彼の目は光っていた。怪物であると確信したエニスは上手いことを言って彼を誘導。隙を見て銃を向ける。「銀の銃弾が入っている！お前は誰なんだ！？」と言うと刑事のフリをしていた男は正体を現す。それはシェイプシフターのデイビッドだった。デイビッドは兄のサルを殺した犯人を突き止めたいから刑事の姿を借りエニスに話を聞きに来たと言う。そして「この街で何が起こってるか知ってるか？シカゴは5大モンスターのものだ。警察も支配下だ。ファミリーごとに縄張りがあるんだ。目立ちたくないから争いは避ける。人間の犠牲は最小限に。でも今戦争が起きようとしてる。それを止めたい」と話した。エニスは信じないし、変わらず銃を向けている。デイビッドは隙をついて家から出て行った。

また現れた鉤爪男

夜になるとエニスはジュリアンの家に近づいていた。サムとディーンも外にいて事件のことを話していた。エニスはサムたちに見つからないよう庭へと侵入していく。そしてデイビッドも執事の姿に化けてバイオレットに近づいていた。デイビッドはサルを殺したのはジュリアンじゃないと分かってるから、マーゴとの話し合いの橋渡しをしてほしいとバイオレットに頼む。そして会話からかつて二人が恋人同士で駆け落ちしようとしていた仲だとわかる。だが待ち合わせの場所にバイオレットがいなかったようだ。「僕は待ち合わせの場所に行った。君は…？」と話していると例のフード鉤爪男が上から飛び降りてきて襲い掛かって来た。デイビッドはバイオレットに逃げろ！と言った。銀の鉤爪に触れられデイビッドは火傷と共に傷を負う。「うわぁ～！！」というデイビッドの叫び声と共に銃声も聞こえた。サムとディーンもそれを聞きつける。鉤爪男に発砲したのはエニスだった。男は逃げたがその先でバイオレットを捕まえたようだった。バイオレットの叫び声を聞き慌てて向かうが彼女はいなくなっていた。そこへディーンたちもやって来て「とにかく逃げよう。急げ！」と言ってジュリアンの屋敷からみんなで逃げ出した。

鉤爪男の正体と末路

携帯のGPSでバイオレットの居場所を割り出した4人は仕方なく一緒に向かうことになった。慎重に中へと進んでいたがデイビッドが捕まってしまう。鉤爪男の正体は人間だった。男は幼い息子を切り刻まれ殺されたと言い、やったのはサルとジュリアンだと言う。復讐の為モンスターたちを襲い怪物同士で戦争をするよう仕向けていたとわかる。そして縛られ吊るされたデイビッドが鉤爪で刺されていくのを見てバイオレットは目が緑色になり大きくなっていく。そして爪がスルスルと伸び始め狼化が始まる。縛られていた鎖をほどくと歯をむき出しにし鉤爪男に襲い掛かり顔に爪を立てる。デイビッドは慌ててバイオレットを止めに入る。バイオレットも落ち着いたころにサムとディーン、エニスが到着。すると鉤爪男はエニスを見て「ああ。覚えてるよ。彼女は死んじまったんだろ？不運な事故だ。分かってくれるよな？悪いのは怪物だ。こいつらのせいだ！！」と言うがエニスは「本当の怪物はお前だ」と言って鉤爪男に発砲。始末した。

今回はいつもとはテイストが違ってましたね。スピンオフ的な感じ？主役はサムとディーンではなかったです。
シカゴは５大モンスターに支配されているとか、デイビッドとバイオレットも両想いなんだけど血筋を守る為サルがバイオレットを説得し離れ離れになったというモンスター版ロミジュリみたいな感じで良かったですね。
そしてエニスの死んだと思ってた父親は実はハンターになってるっぽかったのでエニスもこのままハンター街道まっしぐらになりそうです。いつかまたどこかで登場する日があるのでしょうか。
サムとディーンはキャスからメタトロンの情報をもらったみたいですね。今シーズンも残り3話。いよいよ本筋が動き始めそうです！

今日の一枚

supernatural season9 ep20