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SCORPIONスコーピオン シーズン2　第15話『幻の兵器を追え』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

カエルの子はカエルじゃない

資料を持ってやって来たケイブ。広い心を持って臨んでくれと言って皆に配るがそれを見たシルヴェスターははぁはあと息が荒くなり脈も速くなった。「この任務は無理」と言うがそこで一人の男性がやって来る。ケイブは「みんな。こちらはケン。アーケン陸軍基地の退役将校で非従来型の大量破壊兵器に詳しい。シルヴェスターの親父さんだ」とみんなに紹介した。驚くスコーピオン。シルヴェスターはガチガチに固まり「こんにちは(ハロー、サー)」と挨拶した。鋭いまなざしのケンは表情をピクリとも変えずしかめっ面でみんなの前に立つ。ケイブは依頼について話し始める。「ケンは統合参謀本部など各機関に本件を報告した。製造不可能と思われていた兵器を敵国が造りテスト中らしい。今回の依頼はその調査だ」と言った。続けてケンが「第2次大戦中枢軸国はいたる所に勝つための力を求めた。天にすらもね。そして得た構想の一つがこの太陽砲だ。当初は宇宙ステーションを造る計画だった。8200キロ上空にね。金属ナトリウム製の反射板でできた巨大な凹面鏡(オウメンキョウ)を搭載した衛星だ。」と説明。するとウォルターが「それで太陽光を集約し地球に照射できる。」と言いハッピーも「都市は一瞬で焼失…」と言った。その太陽砲が実際に造られていることがわかり動画もあった。テストされている場所は北アフリカの国バハリ。クーデター後にデスタ・ラハルが大統領となるが国内は未だ混乱状態で人々は飢えている。そんな中でこの太陽砲がなぜ作れたのか…？ケンは「大戦時のドイツ軍の塹壕が国内に多く残ってる。そこに試作品があったのかも」と言った。完成前に太陽砲を見つけて破壊する為、調査能力の高いスコーピオンに依頼が来たと言うことだった。ハッピーたちは太陽エネルギーの痕跡を装置で捜すため大統領には「砂漠内で強力なエネルギーを探知したから天才の調査チームを送る」と言ってあるらしく、ケンも一緒にバハリに向かうことになった。

とんでもない威力

インフルエンザのトビーはガレージでお留守番。残りのメンバーとケンはバハリに入った。飢えに苦しむ村人を見た後、ラハルの豪邸を見ると皆は腹が立つがそれはおさえてラハルと面会する。ラハルはスコーピオンを笑顔で迎え、自分たちに隠し事は無いから自由に調査してくれと言った。
部屋に通された後、準備を進めるウォルターだが秘書が部屋にやって来て「大統領がウォルターを呼んでいます」と言って来た。ウォルターは仕方なく従うことにする。「君が来た本当の目的を知っている」と言われドキッとするウォルターだが、ラハルは自分も天才だと言い(思い込んでる)同じく天才のウォルターが自分に挑戦しに来たんだろ～♪とゴキゲンで話し始めた。そしてウォルターの実績を気に入っているラハルは技術責任者としてウォルターを迎えたいと言って年収まで提示してきた。一方他の仲間たちは分かれて太陽砲の行方を捜していた。シルヴェスター親子とペイジは倉庫で沢山の太陽光パネルを見つけるがこの中に太陽砲の反射パネルがあるのかわからない。シルヴェスターは紙飛行機を作りそれにライターで火をつける。「ここに金属ナトリウムの反射板があればどんな自然光でも1000倍に集約してはね返す」と言い3人がそれぞれ違う列に向かって紙飛行機を飛ばした。すると数か所のパネルが紙飛行機(火)が通過すると同時に天井に穴が開くほどのビームを発した。ケンは「言ったろ。実在すると」と言った。ケンとシルヴェスターが下に降りて太陽光パネルの下に金属ナトリウムのパネルが隠されているのを発見した。

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メートルとフィートの差

ハッピーたちと合流したシルヴェスター。金属ナトリウムパネルは頑丈だから壊すと音で守衛に気付かれてしまうため、近くにある飛行船でパネルを国外に出すことを考える。計算して地中海に落ちるようにしてそれを特殊部隊が回収するという計画だ。トビーがシステムをいじりつつ、大統領につかまっているウォルターの機転を生かして10分ほどの時間を稼ぐのに成功。ケイブたちは走って飛行船に向かった。だが小型飛行船を前にハッピーとシルヴェスターがフィートとメートルの食い違いがあるとわかりシルヴェスターのやった計算では地中海に落とすことができないことが発覚。丘の向こうから守衛たちの車もやって来たためヤバイ状況に…。シルヴェスターはトビーにカメラ映像で角度を確認してもらいながらケンたちと共に飛行船の角度をずらすと守衛たちが来る前に何とか飛ばすことができた。そしてすぐに身を隠したので何とか見つからずに済んだ。

新たな問題

ウキウキな大統領に捕まっているウォルターは「ロケットを作ってくれ♪」と言われて設計図を見せられた。それを見たウォルターは仲間たちの所へ戻り「まだ帰れないぞ。」と言う。すでにパネルは飛行船に乗せたから任務完了かと思われていたがウォルターは「ラハルは既にパネルを複製し太陽砲を造れる状態かも。耐荷重6トンはあるロケットを造る気だ。」と説明した。ケンも「それなら太陽砲も搭載できる」と言う。スコーピオンは複製されたパネルを見つけることにした。
だが持ってきた装置は使用済みにしか反応しない。新品のパネルはどこか安全な場所に隠しているはずだと考えると、光の届かない地下ではないかと思い当たる。だが広大な土地のどこに…。ペイジはラハルがお気に入りのウォルターがさぐったらいいのでは提案した。ウォルターは渋々ながら再びラハルの所へ行き何とか隠し場所を見つけ出そうとする。ラハルのご機嫌を取りながら話をすると50メートルのプールがあると聞き出した。これに天才たちは反応。砂漠の中にプールがあってもすぐに蒸発してしまう。そうしないためにはポンプが必要であるし、パネルを冷やすためにも必要になる。工場はその近辺にあるのではと考えた。

閉じ込められる親子

設備をエジプト式のしっくいで固め、機械を使えなくしようと考えたスコーピオンは手分けして準備を始める。石灰と砂、そして水でしっくいを作るシルヴェスター親子。ケンは塩素と水で塩酸を作り施設への錠を開けたシルヴェスターに「見事だった」と言う。だがそんなことを話しているとはずみでバッグが落ち中の金属ナトリウムパネルに光が当たってしまう。ビームは上のハッチに当たりハッチを閉じて熱で”封”をしてしまう。「なんでパネルを持ってる？僕が計算しただろ？信じなかったの？」と自分を信じてくれない父親に怒るシルヴェスター。ケンも「よく知らない人間をどう信じろというんだ！14歳で家を出たくせに！」と言い返してしまう。「だったら今から知ればいい。ビームの熱でハッチが溶接された。ここから出られない」とシルヴェスターは言った。通信機も落とし仲間と連絡が取れず完全に閉じ込められてしまった親子。言い争いが続いたせいで固まったしっくいに自分たちがハマっていることに気付くのが遅れた。

最後はタイミングが合うんです

ゲートを開けるにはラハルのスマートウォッチが必要なため、何とか盗み出そうと考えるペイジたち。ペイジはウォルターとデュエット曲を歌い、ハッピーはラハルとダンスし時計を盗む。そしてさっさと退散を始めるがラハルはすぐに時計がなくなったと気づきウォルターたちを追いかけるように命令を出した。
その頃しっくいにハマったまま話をすることで長年のわだかまりがとけたシルヴェスター親子。どうにか脱出するために親子共同作業が始まる。スマホの光をシルヴェスターが調整し、ケンは言われた角度でパネルを投げる。無事にハッチは開き、足元のしっくいも砕くことができた。ケイブが用意していた車に全員乗り込むと守衛が発砲してくる。だが何とかゲートを開けてウォルターたちは脱出することができた。

シルヴェスターのお父さん登場でしたね。うん。そりゃ気が合わないよね。全く逆のタイプだものって思っちゃいました。体育会系と頭脳系。しかもお父さん将校だったら尚更厳しかったでしょうしね。でもしっくいにハマったからこそ仲直りができて良かったですね。9年も会ってなかったってちょっとアレですけど…。
今回は北アフリカまで出かけての任務。ラハルさんがゴキゲン過ぎてツボにはまってしまいましたww
白い歯を出してニカっと笑うあの表情。可愛すぎるww
そしてウォルターが音痴すぎる…

今日の一枚

SCORPION season2 ep15