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SCORPIONスコーピオン シーズン2　第11話『別れのメッセージ』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

アウトブレイクは突然に

空港へ慌てて向かうウォルターたちチーム。何ごとかと思いきや目的はウォルターの両親の出迎えだった。15年ぶりに会う両親に分かるよう紙を掲げるウォルター。到着した両親とウォルターの間には何とも言えない壁があるようだった。
メーガンの容態が思わしくなく両親を呼んだわけだがその病院で問題は発生した。慌ただしくアナウンスが鳴り響き「病院は一時封鎖されます」と言われる。一体何が起こっているか分からないトビーとハッピーの前に厨房担当らしき女性が同僚の状態が急におかしくなった、誰かお医者さんはいませんか？と走って来る。そこにいた”お医者さん”はトビーしかいなかった。トビーは厨房に入るとすぐに手袋をして床で痙攣している男性の傍へ向かう。ハッピーは何やら壁に付着した黒い物質をトングで取ると「これは何？」とトビーに聞いた。トビーはそれが壁のあらゆる所にあるのを見て「有毒なスタキボトリス属菌かも。院内で何か起きてる」と答えた。ハッピーは「ヤバイ…黒カビの大発生か…」と言った。

カビさん、絶賛大放出中！

病院は封鎖され、トビーは「カビには近づかないことだ」と言うがカビはすごい勢いで厨房から外へ広がって行く。トビーは壁に赤いペンで印をつけ「これがカビの進路だ。1時間後、そしてこれは2時間後。」と言った。ハッピーが「最後の線まで来たら？」と聞くと「問題はカビが放出する胞子の量だ。今も皆少量を吸っているけど免疫力で処理できる。でも量が増えれば…」と答え、そこにいる人々に壁の汚れから離れるように指示した。そして封鎖されたドアの向こうを通る感染症科の医師と話をすると、他にも同じ症状の患者がいてそちらの方がヤバイとのこと。後で応援を寄越すと言われる。
トビーは倒れた男性の容態を詳しくチェック。すると彼のブーツにはドロがついていて、持ち物から彼は森林公園で金を採掘していて足にケガを負った、スタキボトリスより危険なメリオラ・アンフラクタに感染していると気づいた。すぐさまウォルターに連絡すると「6万年前の遺物から見つかった古いカビだ…」と言った。更にそれは防カビ剤に強く反応があると話しているとハッピーが監視カメラの映像を見て「大変だよ、感染症科の病棟で防カビ剤をまいてる」と言った。ウォルターはすぐさまアナウンスを通じて感染症科のカスティーヨ医師に呼びかける。「先生、それはメリオラだ。このメリオラは回復力がすごく防カビ剤を撒かれるとカビは攻撃とみなし繁殖しようと胞子を大放出する！」と話している矢先、カビの胞子が大量に舞い上がり医師たちは次々に倒れてしまった。

時間との戦い

ウォルターたちは感染症科の病棟へと向かうが、カビは今にも外に出て行こうとしていた。ウォルターは即席の石膏を作り病棟の扉を塞ごうと手で塗りたくっていた。そこへウォルターの父親がこれを使えと言って紙を持って来る。ウォルターは「そこに書かれた医師は全部倒れてる」と言うがウォルターの父親は「頭の固い奴だ」と言ってその紙を使って石膏をきれいに塗るように教えた。ペイジが持ってきた液体窒素を使うと石膏はあっという間に固まり父親もこれには驚いていた。
扉からカビが漏れることは阻止できたが、通気口を通じてしまうと病院全体にどんどん広がってしまう。ウォルターとペイジは地下のファンを止めるため向かった。集めたアルミの点滴台を使い仲間たちの放射線操作によりファンを止めようとするがファンの馬力が強く失敗してしまう。その時母親からメーガンが目覚めて呼んでいると言われたウォルターだが折れて突き刺さった点滴台の破片が邪魔して閉じ込められてしまった。カビの増殖スピードも上がりトビーから「あと60分でカビが通気口に達し院内の皆が感染する」と伝えた。外にいるケイブにCDCを呼んでもらっているが到着までには4時間かかる。それではとても間に合わない…。
さらにトビーとハッピーが閉じ込められているエリアにいた妊婦が破水してしまった…。

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スーパーパワーの持ち主

ハッピーは預かっていたシルヴェスターのスーパー・ファン・ガイ水筒に手形の分だけカビが繁殖していないことに気付いた。普段から潔癖症で抗菌剤ばかり使っているシルヴェスターは知らぬ間にカビを殺せるバクテリアができていたらしいwウォルターは「仮説の検証を」と言った。シルヴェスターは自分のバクテリアを付けた物をストローで天井のカビに吹き付けた。するとカビはみるみる消えていく。「スーパーパワーだ…。僕はバクテリアマン♪」と言った。
ウォルターは外にいるケイブにこのことを伝え「サンプルを培養し治療薬を作ってくれ」と言った。だがケイブは「天才はみんな中にいるのにどうやって？」と聞く。するとペイジは「外に一人いるわ」と言って、ケイブは学校にラルフを迎えに行った。シルヴェスターはウォルターの父親に手伝ってもらいながら自分のバクテリアを採集。それをボールのような物に詰めて消火栓のホースから放出。外にいるケイブとラルフがそれをリーフブロワを吸引に切り替えて受け取る作戦だった。それは上手くいき、ちょっとバカにしていたウォルターの父親も感心するがその時メーガンが発作を起こしてしまう。激しく痙攣するメーガン。このことは閉じ込められたままのウォルターにも伝えられる。ウォルターは何とかメーガンの所へ行けるよう必死にドアを殴っていた。

誕生と別れ

治療薬が出来たケイブとラルフは急いで病院へと持って来るが、閉鎖されていて警察官に通してもらえない。一体どうすれば閉鎖された病院内に薬を持ち込めるか…「送水管をつかう。でもどうやって部屋に拡散させる？」とウォルターが言うとペイジは「熱して気化させれば？ダメ？」と言った。ウォルターは「名案だ！」と言いハッピーにガス管を使って治療薬を熱すると伝えるが厨房内のカビはひどく繁殖していてガス管の周りをびっしりと覆い尽くしていた。「何とかする」と言うとハッピーはエプロンやヘアネットなどを借りてカビが繁殖しまくりの壁の隙間へ入って行く。ワインオープナーでガス管に穴を開けると火をつけ「うまく行って…」と呟いた。その頃ウォルターに頼まれた父親は院内のアナウンスで「除菌作業に協力願います。各階には複数の消火ホースがあります。ホースをノズルから離し下がっていてください」とみんなに伝えていた。ウォルターとペイジは何とか配膳用のエレベータから脱出しようとし、トビーはお産を手伝っていた。その時カビにまみれたハッピーが戻って来くるがその場にバタンと倒れてしまった。仲間も倒れいよいよ時間がなくなってくる。ハッピーがしてくれた作業によりガス管の上の送水管はだいぶ熱されていた。外からケイブとラルフは治療薬を流し込む。各階に気化した治療薬がまかれカビはどんどん消滅。ハッピーや医師たちの意識も戻る。お産も無事に終了。ウォルターとペイジも脱出しメーガンの元に駆け付けることができた。
メーガンは「ウォルター。どうか…恐れないで…恐れないでいいの…真の…」というと息を引き取った。

残されたメッセージ

悲しみ包まれ、ガレージに戻るスコーピオンとウォルターの両親。メーガンを救えなかったとウォルターは自分を責めた。そんなウォルターのパソコンにメーガンから”シルヴェスターに頼んだの”というメッセージが入る。それはまだ元気だったメーガンがウォルターに向けてメッセージを残した動画だった。「ウォルター。愛することを恐れないで。あなたはたくさんの人に愛されている。私のように幸せに包まれてほしいの」というメッセージをみんなが聞いた。ウォルターは目に涙をため、下へ降りて行くと皆に「みんな休んだ方がいい。」と言った。母親はすぐに会いましょうと言い、父親は「SFなんてバカにして悪かった。姉さんのために頑張ったな。」と声を掛けた。ウォルターが「姉さんが火災報知機を鳴らした話をしたっけ？」と言うと父親は聞いていないと答える。トビーが「聞かせてくれ」と言い皆は集まってメーガンの思い出話を聞いた。

メーガンがついに亡くなってしまいましたね…両親もやって来て危ないかなと思いましたが、きっと助かると信じていました。でもウォルターの研究もむなしくメーガンはこの世を去ってしまいました。ドラマの中の話しだとわかっていても鼻水だーだーで悲しんでしまいました…(;´･ω･)
天才たちはカビにも打ち勝つことができて良かったけれど、悲しい結末になってしまいましたね。でもウォルターとメーガンの幼少期のストーリーを聞いて両親や仲間達は彼女が生きていたという証に触れることができて良かったです。
両親との距離も縮まり、そして義理の息子であるシルヴェスターのことも認めてくれたウォルターパパ。今後はもっと仲良く、もっと家族になれるといいですね。そしてメーガンのメッセージ”愛することを恐れないで”を受け取ったウォルターはペイジとの関係をステップアップさせることができるでしょうかね？

今日の一枚

SCORPION season2 ep11