ハンニバル シーズン2 第11話『Ko No Mono 香の物』
※この記事にはプロモーションが含まれています
ウィル・グレアムは殺人犯に≪共感する≫という特殊能力を持ちFBIのアカデミーで講師をしながら捜査の手伝いをしていた。しかしウィルの能力は同時に本人の精神を蝕んでしまうため、FBIのジャック・クロフォードは精神科医のハンニバル・レクターにウィルの診察をしてもらうよう依頼する。しかしこの出会いが後々のウィルの精神を痛めつけてしまいついにウィルは恐ろしい連続殺人事件の容疑者となり逮捕されてしまう。ウィルは犯人がハンニバルだと確信。シーズン2では精神病院に入れられたウィルや彼を信じる仲間たちがどのようにして真実を導き出すのか…
ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。
ラウンズの死体
地下駐車場のスロープを火を噴く何かがスピードを上げて降りてきた。何事かと見に行く駐車場の管理人が目にしたものは車イスに乗せられ火ダルマになっている人間の姿。そしてその車いすが縁石に当たり止まった場所はラウンズの駐車スペースだった。検死の結果火ダルマの死体はラウンズと確定。ジャックの前でハンニバルとウィルはそれぞれのプロファイリングを披露した。あたかも犯人は別にいるかのように。
マーゴの策略
ハンニバルの患者のマーゴ。以前ウィルは成り行きでマーゴと体の関係を持ってしまった。だがそれはマーゴの策略だった。マーゴは兄にレズビアンだから子供を授かることができない。子供を産めないやつはクズだ的なことを言われていたためか男子の子孫に財産を譲り渡すと言う父親の遺言のせいかウィルを使って子どもを作ったのだった。マーゴとウィルとハンニバルの3人で話をするがウィルはショックを受けたようだった。そしてハンニバルに「知っていたのか?」と聞くとハンニバルは「子供を欲しがっていたことは。だが、君を使うとは思っていなかった」と答えた。
アラーナの訪問
ウィルの元を訪れたアラーナは涙ぐみながらこう聞いた。「あなたがラウンズを殺したの?」ウィルは「僕がハンニバルを告発したときに誰も信じなかった。同じように君が僕を告発しても誰も信じないだろう」と言う。それは罪の告白とも取れたアラーナは「ハンニバルはあなたにとって有害よ」と言う。ウィルは「恐れる者にはこれを使え。練習するんだ」とアラーナに銃を渡す。それは遠まわしにハンニバルに気を付けろという警告でもあった。
マーゴの兄のカウンセリング
ハンニバルの所へやって来たマーゴの兄メイスン。メイスンの粗野な振る舞いに少しうんざりした顔を見せるハンニバル。そしてメイスンは亡くなった父の偉大さを語るがハンニバルは「だが父上は亡くなった。今はマーゴが唯一の家族だ」と諭す。メイスンは「妹は僕の事を愛している。貧乏が嫌で仕方なくね。僕はただ一人の後継者だし。」と答えるがハンニバルは「生まれなければね。」とマーゴの妊娠について意味ありげにメイスンに語った。
後日メイスンはマーゴに「僕はリトルヴァージャーが欲しいんだ。ヴァージャー家の未来のためにもね。僕の精子を使って子どもを作ろう」というような話をする。マーゴは誰がメイスンに子供の話をしたのか想像がついた。
スポンサーリンク
父親の品格
ウィルとハンニバルは生と死について話をしていた。ウィルは「今まで死にこだわっていたが今は生み出すことの方に気がいっている」と言う。ハンニバルは「父親になると考え方が変わるものだ。どんな父親になる?」と聞く。「良い父親になるよ」と答えるウィルに生まれてもいないのにもう愛情が芽生えているのかを聞いたハンニバル。ウィルは「愛情はまだないけど、持てるといいと思っている」と答えた。その会話の流れでハンニバルにはミーシャと言う妹がいて彼が世話をしていたことがわかる。そして「アビゲイルは妹を彷彿させた」というハンニバルの言葉に「では何故殺したんだ?」と口調を強めたウィル。ハンニバルは「なるべくしてなった」と冷静に答えた。そして「君から取り上げてすまなかった」とも言った。
冒涜されたラウンズの遺体
埋葬されたばかりのラウンズの遺体が墓地の真ん中でシヴァ神のような姿で置かれているのが発見される。現場に来たジャックとウィルとアラーナ。アラーナはプロファイリングをする。殺害した犯人には支援者がおり、ラウンズの遺体をこのような姿にしたのはその支援者の仕業であること。おそらくこのことを話しながらアラーナは犯人が誰で支援者が誰なのか確証があったのだろう。
そしてウィルはハンニバルの所へ向かう。ウィルはシヴァ神の話をしながらもやはりアビゲイルを奪ったことを責めていた。だがハンニバルは到底凡人には理解できない難解な自論をウィルに話す。ウィルの中でのハンニバルに対する危険度がぐっと上がった感じがした。
悲しみのマーゴ
お腹の子供の事が兄にばれ身の危険を感じたマーゴは車で逃走しようとする。だがメイスンの手下のカルロに車をぶつけられ連れ去られてしまう。目が覚めたマーゴは病院にいた。手術着をきたメイスンが「お前の企みはわかってる。だから排除しなきゃ。みんなにはこう言うよ。お前の女性の部分に病巣が見つかった。だからすべて取り除いたとね。」マーゴはもう二度と妊娠できない体にされてしまう。そしてそれを知ったウィルは自分の子供を勝手に殺された怒りでメイスンの所へ向かい彼を殴りつける。そして凶暴な豚の檻に投げ込もうとするが「妊娠はマーゴの考えだったと思うか?お腹の子供を殺したのはお前の考えだったか?お前と僕とマーゴには共通点がある。それは3人とも同じ精神科医にかかっていることだ!豚の餌にするならハンニバルにしろ!」と言って去っていく。
そしてそして!ラウンズは生きていた!というのが最大のポイントですね。ジャックに警告にやってきたアラーナにジャックは生きているラウンズと会わせる。つまりウィルはハンニバルの正体を暴くためラウンズを殺したと偽装。ジャックも協力していてラウンズを匿っていると言うわけですね。あーウィルがおかしな人になったと思ったのはただのふりで人肉も食べてないということで良かった良かった。残りあと2話。ラストスパート凄すぎてわくわくしてしまいました。
記事下広告PC用336
PC用個別記事の最下部
関連記事
-
ハンニバル シーズン2 第9話『Shiizakana 強肴』
※この記事にはプロモーションが含まれていますハンニバルシーズン2のあらすじ ウィ …
-
ハンニバル シーズン2 第7話『Yakimono 焼物』
※この記事にはプロモーションが含まれていますハンニバルシーズン2のあらすじ ウィ …
-
ハンニバル シーズン2 第2話『Sakizuke 先付』
※この記事にはプロモーションが含まれていますハンニバル シーズン2のあらすじ ウ …
-
ハンニバル シーズン2 第1話『Kaiseki 懐石』
※この記事にはプロモーションが含まれていますハンニバル シーズン2のあらすじ ウ …
-
ハンニバル シーズン2 第3話『Hassun 八寸』
※この記事にはプロモーションが含まれていますハンニバル シーズン2のあらすじ ウ …