GRIMMグリム シーズン6(ファイナルシーズン) 第9話『ツリー・ピープル』
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ダイアナの力に操られボナパルトを殺してしまったレナード。しかし権力へのあこがれから鉤爪側になっているレナードの心は変わらずニックたちとの争いは激化する。
戦いの行方は?
そして”棒きれ”の力で瀕死の状態から助かったジュリエットの異変とは?
ご懐妊のロザリーは?
奪われたアダリンドとケリーは戻るのか?
ついに完結の最終シーズン!(13話構成だそうですよ!)
ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。
謎の怪物
夜の森で鹿狩りをするデヴとラルフ。デヴは鹿を仕留め大喜びするが辺りには何かきしむような音が響き始める。スルスルと伸びて来る蔓のようなものはデヴをぐるぐると巻き付けていった。
デヴの様子がおかしいことに気付き追って来たラルフは蔓に巻かれたデヴを見て駆け寄るがデヴは背中からの蔓に刺されてしまった。引きずられ持ち上げられるデヴ。それをやっているのは大きな動く”木”だった。ラルフはその木の化け物に発砲。しかし弾はデヴのおでこに当たる。ラルフは急いで車まで戻り走らせるが、後ろを気にしながら運転していると木に激突してしまった…。
幸いラルフは無事で、友達が木に殺されたとの通報が入りニックたちは現場へ向かうことに。
ラルフから話を聞きつつ、森の奥の”現場”に案内してもらう。しかし話を聞いても何のヴェッセンなのかも不明。ラルフが犯人であると言う可能性は捨てきれないためひとまず連行することに。
調べるとラルフとデヴは共に無許可の狩猟や飲酒運転などの前歴があった。ニックとハンクはデヴがヴェッセンでラルフはヴォーガした彼の姿に驚いて発砲したと言う可能性もあると考える。そこへウーがやって来て現場一帯ではこの5年で3人の行方不明者が出ているようだと教えてくれた。取り調べ室でもう一度ラルフから話を聞き、あらゆる角度から探りを入れる。どうやらデヴはヴェッセンではないようだった。
そこへウーが呼びに来る。ラルフのシャツについていたデヴの血。だがそれだけではなく大量の葉緑素が検出されたとのこと。それは自然界では存在しない濃度だと言う。「木の血だと?」とハンクが言うとニックは「怪物は蔓や葉に覆われていたと。本で探ってみるか。」と言った。
自然を守るシモベ
スパイス店へ行きモンローとロザリーに怪物の特徴を話す。蔓や葉に覆われ、被害者の遺体は見つからない。そして他にも行方不明者がいる。本を調べているとハンクがそれらしき記述を見つけた。それは日本のキノシモベと呼ばれるものだった。「”彼らの情報は不十分。観察者であるアケミ・アンドウ・アラキがアヘン漬けだからだ。この隠遁の種は記述されるも信ぴょう性に乏しく人型との証言もあるが実態は不明である。捕らわれた者は二度と戻らず樹海の奥へ消える。永遠に樹海の奥へ。”」と書かれていた。ニックは「ヴォーガ前の姿は記述なし。」と言う。するとモンローが「ヴォーガしないタイプか。自然を守るため常に防御モードだ。」と言った。
一方森の行方不明者を調べていたウーから連絡が入り署に戻るとあの区域では20年で10人は消えていると言われる。彼らはいずれも密猟や環境汚染などの前歴があった。
ニックたちはやはりキノシモベによる事件だと確信する。デヴは鹿を撃ったから殺され、ラルフは殺さなかったから逃げられたのだと考える。
その頃森では廃液処理の車を運転する女性が現れ、廃液を森へと流していた。廃液を流す間女性は折り畳みチェアーを出してタバコを吸っていた。そして眠り込んでしまい辺りが暗くなった頃、物音で目を覚ます。女性の足には蔓がスルスルと巻きつきデヴと同じように背後から貫かれる。キノシモベは女性をとある巨木の前に引きずって行くとひざまずき手の平を上に向け胸の前で上げるしぐさを見せた。巨木から伸びてきた蔓はすでに死んでいる女性に巻きつき巨木の中へと吸い込まれていった。
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異様な巨木
ニックとハンク、ウーはもう一度現場に行ってみることにする。分かれて色々探っているとニックは異様な雰囲気を放つ巨木の前で立ち止まった。普通とは違う何かを感じているニック。
そして別の場所を探していたウーは廃液処理の車を見つけ近づいた。車の横に置かれた折り畳みチェアーからはまだ新しい血痕が見つかる。垂れ流された廃液。ウーはニックたちに無線で連絡し「車を見つけた。有毒廃棄物を放出中。血染めのイスもある。遺体はなし。」と言った。
合流し車のナンバーなどを調べるウーたち。署に戻ると車の所有者はP.ヴェトヴァークで州のあちこちで有毒廃棄物を不法投棄している人物だとわかった。
ニックたちは過去の行方不明者の失踪地点を地図に印してみる。すると円を描くようになっていた。その中心に何があるのか…?彼らは再び森へ戻りそれを調べることにした。
するとそこは先ほどニックが気になっていた巨木のある場所だった。誰もが感じる異様な雰囲気。その木を調べてみると3人は驚いた。木の下には湿った血が落ちており、そして木にはまるで彫ったような焼き付けたような感じで苦悶の表情をした人の顔が浮かび上がっている。それも一つではなかった。蔓の間から覗く沢山の顔にハンクは「これぞ系統樹だな。」と言った。
スパイス店へ戻り木の写真を見てもらうとロザリーは「この木なら知ってる。ヴェッセンや怪物じゃなくて人間の血で生きている木。樹木子(ジュボッコ)よ。」と言った。だがジュボッコは地に根を張っているため移動はできない。そしてジュボッコの表面に現れていた人面。それは被害者たちのものとそっくりだった。
自然に還る
キノシモベが環境破壊する人間を殺しジュボッコに血を与えているのでは考えたニックたちはキノシモベをおびき出す作戦に出る。しかし環境を破壊するわけにはいかない。何かいい策はないかと話しているとロザリーが”ヴレ・ディ・ブーイ”と言うひどい悪臭で鱗のあるヴェッセンには毒となるが環境は破壊しないものをまいたらどうかと提案してくれた。
早速その”偽毒”を作ってもらい、ニックたちはモンローも連れて4人で森へと向かった。
キノシモベの行動範囲に到着すると早速ヴレ・ディ・ブーイを撒き始める。緑色の液体は辺りに悪臭を放った。4人はそれぞれ武器を持ちキノシモベが現れるのを待つが暗くなっても出てこない。やはり偽の毒ではだめなのか…?ロザリーに電話しより強力な毒が必要だと伝える。ロザリーは「ならテレビン油ね。松の精油だけど毒性は強い。」と言った。ロザリーは森にいるモンローたちにテレビン油を届けることになるが、未舗装の道路に入った時車底を打ってしまいオイルが漏れだした。車はモンロー達まであと少しの所で止まってしまった。その時ロザリーが遅いと心配したモンローから電話が入る。ロザリーは事の経緯をを説明。すぐに行くと言うモンローだがその時ロザリーの背後からムクリとキノシモベが起き上がりロザリーを追いかけ始めた。ロザリーの悲鳴を電話越しに聞きすぐに助けに向かうモンローたち。何とかロザリーを見つけ合流。みんなは急いで森を出ようと車のある場所へ向かった。ジュボッコに見とれるロザリーだがその時ロザリーの足に蔓が巻きついていく。斧やナタで蔓を切りロザリーを守ったが目の前にキノシモベがやって来る。みんな蔓に絡まれ首を絞められて行く。ニックは近づくキノシモベの胸に思い切り斧を突きつけた。傷からは緑色の”血”が流れ苦しむキノシモベ。蔓は弱まり仲間たちは解放される。キノシモベはよろよろと後ろに倒れ込んだ。するとジュボッコから伸びた蔓がキノシモベを巻き込みパックリと開けた自らの”体”にキノシモベを取り込んで行った。ジュボッコの表面にはキノシモベの顔が浮かび上がる。思わぬ展開でキノシモベを退治した一行。とりあえずは一件落着だと言って足早に車に乗ってその場から去って行った。ジュボッコの表面に浮かぶキノシモベの顔。目がカッと開き彼らが去るのを見ていた…。
日本が関係ありそうで関係ないと言うエピソードでしたw
てかアケミ・アンドウ・アラキって誰よ(笑)どんな名前だよwアンドウがミドルネームなのか?w
あとちょっとハリー・ポッター意識した?って部分もありましたね。系統樹やヴレ・ディ・ブーイが書いてある本の感じとか。
キノシモベはグルートか…?w
しかしロザリーのはハプニングでしたが、他の被害者は殺されても仕方ない人たちだったのですよね。
自分の家を守るため、そしてジュボッコを守るためキノシモベはせっせと悪い奴らを殺していたと。汚染してない人間は殺してないのでそれは良いことかな~と思います。
でもジュボッコと同化しても生き続けるってことですか?いつか再生してジュボッコから出て来るのかしら…。そんなことを思わせる目開きのシーンでしたね。
そしてダイアナの言う”鏡の穴が通じてる場所”と言うのはどこなのでしょうかねぇ。
鏡はよく異世界の入り口とされますけどグリムでの異世界は一体どこなのか…。そしてなぜイヴとの繋がりが深いのかも気になります。ケガを治したってだけじゃなさそうな感じもしますね。レナードも協力者の女性ダーシャと話をし少しずつですが核心に迫っていますよね。今の所は謎の模様と深く繋がる娘が心配って感じですけどやはりトンネルのことも気になるでしょうから後々はレナードも深く関わってくるのでしょうか。
GRIMM season6(Final Season) ep9
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Comment
妖怪辞典とは凄いですね!ブルブルとかいましたか?ww…
沙羅樹さん
コメントありがとうございます!
幼少期の愛読書は妖怪図鑑、幽霊図鑑です(笑)
オカルト好きは幼い頃からなのですよね。母親も好きなので完全に遺伝だと思ってますw
ボブ江さんは今回のエピソードに『ハリーポッター』を連想したのですね。私も連想したものが2、3あります。
一つは90年代の映画、『ガーディアン-森は泣いている-』で、木の一部が女に化けて気に入った赤ん坊がいる家の子守になり、赤ん坊を誘拐して木の餌にするという話です。赤ん坊は太い枝に乗せられると木に吸収されてしまいます。顔も木の一部となります。赤ん坊を助けにきた両親(だったか)が、その木を切ると血がドバッ!と出て、木とその女は一心同体なので、その女も弱っていきます。もう一つはジュボッコで、漢字で書くと樹木子となり、水木しげるの漫画に出てくるようですよ。戦場に生えていた木が戦死した兵士の血を吸って妖怪になったのだとか。
ニックも“Do you understand me?” などと言わずに「言葉は分かるのか?」と日本語で話しかければ話が通じたかも。…まさか。(笑)。まあ、キノシモベはアメリカ人にとっては「木の僕」ではなく、「ケノシモビ」ですね。
ケノシモビは、ジュボッコの一部ではないと思いますが、共生関係ですから寝床にしているのではないでしょうか。住み込みのお手伝いさんみたいに。木の幹に嵌まり込んで体力回復などに、ああやって寝るんじゃないでしょうか。昼間は現われないみたいですしね。
それから最後の天井の木目が顔に見えるシーンは可愛かったです。
沙羅樹さん
コメントありがとうございます!
今回はたぶん日本関係ないけど日本ぽくしてみましたエピソードでしたね。
楽しく観られたので全然良いけどw
妖怪図鑑見て育ってるので樹木子は知ってるのですwでもたしかもっと目がたくさんあったような気が…
枝も手みたいだった記憶があります。
キノシモベとは共生関係だったような感じですが、キノシモベが獲物をジュボッコの前に連れて行った時の手の動きとかは王に捧げものをするみたいな感じに見えましたよね~。
ちょっと妖怪ぽい感じでありつつ、色々な物を連想させてくれたし面白かったです。