GRIMMグリム シーズン6(ファイナルシーズン) 第11話『異界』
※この記事にはプロモーションが含まれています
ダイアナの力に操られボナパルトを殺してしまったレナード。しかし権力へのあこがれから鉤爪側になっているレナードの心は変わらずニックたちとの争いは激化する。
戦いの行方は?
そして”棒きれ”の力で瀕死の状態から助かったジュリエットの異変とは?
ご懐妊のロザリーは?
奪われたアダリンドとケリーは戻るのか?
ついに完結の最終シーズン!(13話構成だそうですよ!)
ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。
鏡の向こう
自宅に戻ったロザリーとモンロー。紙を貼っていたはずの鏡がむき出しとなり枠には血がついている。横にはイヴの使った魔女の本が置かれていた。そして鏡の前に落ちている短剣。モンローはすぐにニックに連絡を入れた。
電話を受けニックはスピーカーにしアダリンドと共にイヴがいなくなったことを聞く。モンローが「魔女の本が開いてて鏡の枠に血痕だ。」と言いロザリーが「鏡を通り抜ける術が?」と言うとアダリンドは「どの本?」と聞いた。
ロザリーが「黒くて大判。”蠱惑と呪文”よ。」と言って本を閉じた瞬間手にしていた短剣がするすると動き再び本の閂となった。驚くロザリーたち。本は開くことができなくなりそれをモンローが報告するとアダリンドはヘクセンビーストしか開けられないと言った。ニックたちはすぐにモンローの家へ向かうことにした。
その頃雪が降る森で目を覚ましたイヴ。黒っぽい石柱のようなものが並びストーンヘンジのような場所。振り向くと一つの石柱には鏡の向こうの世界が映っていて心配するロザリーとモンローの姿が見えた。イヴは石柱を叩きながら2人の名前を呼ぶが全く向こうには聞こえていない。
そこへニックたちもやって来てイヴはニックやアダリンドの名前も呼ぶが届かず石柱は石へと戻り、そこにはダイアナが描いたあの模様が刻まれていた。その時男の声が聞こえイヴはそちらへ向かう。すると一人の男性がヴェッセンに殺され、そして食われている光景を見てしまった。
異界への侵入
モンローの家へやって来たダイアナは鏡をじっと見ると「イヴは鏡の向こうよ。これは彼女の血。」と言った。それを聞きアダリンドは血の魔術をやったのだと分かる。ヘクセンビーストの血は”通行料”になるとのこと。アダリンドは本を開くためヴォーガしイヴがどの魔術を使ったのか詳しく調べる。
やはりヘクセンビーストの血は通行料であると書かれている。つまりアダリンドも鏡の道を”開ける”ことができる。しかし通れるのは血の主だけだということだった。短剣を手にし鏡の向こうへ行こうとするアダリンドだが皆が止める。万が一のことがあれば子供たちがかわいそうである。
ニックも別案を探せと言った。しかしそうそう簡単に鏡を通る術が見つかるものでもない。そこでニックは「これを試してみる。」と言って持ってきた棒きれを取り出した。ニックは棒を鏡にかざそうとするがアダリンドが止める。「いやな予感がするわ。力も出所も影響も分からない棒よ。」と言う彼女にニックはまず開くかどうか試すと言った。モンローも開いたら一緒に行くと言うが反対された。ニックは「もし開いたらまた棒の助けを願うさ。」と言ってアダリンドとハグし、それから棒を鏡にかざした。すると鏡は波紋のように揺れ奥は死の把捉の時にイヴが見た光景が広がった。
ニックが手で触れると指は奥に入って行く。皆が心配する中、覚悟を決めたニックは鏡の中へと入って行くが棒は弾かれるように残ってしまった。ダイアナは「異界の物でなきゃ通れない。」と言った。
特異な世界の特異なヴェッセン
目を覚ましたニックはイヴが目覚めたのと同じ場所にいた。入り口となっている石柱にはモンローたちが映っているがそれも次第に消え謎の模様のついた石へと変わる。モンローが棒を拾っているのを見て焦るニック。唯一頼れる武器は腰に下げた銃だった。
辺りをぐるっと見回すと石柱の中央には血に染まった祭壇のようなものもあった。その時獣のような人のような息遣いが聞こえニックはそちらへ走って行く。するとヴェッセン同士で殺し合いをしている所だった。近くで見ていたニックだがヴェッセンに気付かれてしまう。ニックは「変な気を起こすな。」と警告するが相手はドイツ語を話しニックに襲い掛かってきた。もみ合いになりながら戦うニックだが敵は強い。立ち上がったヴェッセンにニックは「悪いが時間がない。」と言って銃弾を撃ち込んだ。その銃声を聞きイヴがやって来る。合流できた2人はお互いの無事を確認。そしてニックはこの森は黒い森に似ていると言う。イヴも「ヴェッセンは特異よ。ヴォーガが解けない。」と言った。ニックは勝手に一人で異界へと飛び込んだイヴに怒るがイヴもまた言い返し軽く言い合いになってしまった。しかし今はそんなことをしている場合ではない。とにかく”敵の巣”から逃れようと2人は動き出した。
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ドクロとダイアナの繋がり
アダリンドは二人を助けるために自分が行くと言いだすがそれはモンローたちに強く止められた。何か他の案を考えようと言うモンロー。アダリンドはレナードの友達なら分かるのかもしれないと言う。ダイアナの絵でレナードが模様の事を知ってると聞き驚くモンローたち。散々裏切ってきたレナードを信じることはできないと言うがそれでも背に腹は代えられない。レナードにトンネルを見せ事情を話すことにしたモンローたちはロフトにウーとハンクも呼んだ。
やって来たレナードにトンネルを見せ、この模様はイヴが彫ったのだと話す。そして黒い森で見つけた物をくるんだ布に描かれていた模様であることも話すとレナードは「待て。鍵と関係あるのか?」と聞いた。鍵を集め十字軍の隠した宝を手に入れたこと、それが”棒きれ”であることを知ってレナードは驚くがニックが鉤爪との戦いの際に死ななかったのはこの棒のお陰であること、そしてイヴの傷やモンローを治したものだと分かり納得していた。
ダイアナとも何等かの繋がりがあるためレナードはダーシャにさらに話を聞くことにする。ダーシャは直接ダイアナとも話し色々な事を聞いていた。するとダーシャは「”箱の猫”ね。」と言った。モンローは「毒を仕込んだ箱に猫を入れる思考実験か。」と言う。それは毒を仕込んだ箱に猫を閉じ込めるものだが猫の生死率は半々であり箱が閉まっている状態では生と死2つの世界が存在する。しかし箱を開ければ生か死か分かるため世界は一つとなる。ニックたちは”箱”を開けてしまった状態なのだとダーシャは言った。レナードは我々が生きているということはニックたちは死んでいるのかと聞くが死は普遍的であり必ずしもそうとは言い切れないとダーシャは答える。来世か前世かということもあると言った。ダイアナは「でも異界には怖い顔をした奴がいるわ。」と言う。ダーシャはそれがドクロのような顔だと聞き「それはコシチェイのような骸骨っぽい顔?」と尋ねるが見たのはニックとイヴでモンローたちには分からない。しかしイヴが引き込まれそうになっていたことを知るとダーシャは困ったような顔を見せレナードにロシア語でダイアナはロシア語が分かるかと聞いた。話せないと聞くとロシア語で話しを続けた。これはモンローたちにも分からない会話だった。
ダーシャはダイアナは”シャファート”なのではないかと言う。皆の言うドクロ男は悪魔でありシャファートとは彼の花嫁であるのだと言った。そういう予言があるのだそうだ。しかし抗う術はないらしくその時に”備える”しか手立てはないと言われレナードは考え込んでいた。
ドクロの居場所
しばらく森をさまよっていると仲間を殺されニックたちを追っているブルットバッドの群れが近づいていることに気付き走り出す。暗くなった森を走っていると松明が焚かれ木の杭で防御された砦のような場所を見つけた。そこは人間たちがヴェッセンから身を隠している場所だった。ニックはそこへ行き止まるとブルットバッドたちに発砲。数体を倒すと一人は逃げていった。その様子を警戒しながら見ている人間たち。言葉が通じない彼らに何とか知っているドイツ語を絞り出して語り掛けるニック。すると中から一人の男が出てきてブルットバッドの死体を足で蹴って確認していた。完全に死んでいると分かると仲間たちに”死んでいる!彼のおかげだ!”と言った。人間たちは外へ出てきてブルットバッドの死体を砦の中へと入れた。そしてニックたちも中へ入れてくれた。
言葉はあまり通じないがヴェッセンの名前を言うとそれは通じた。ニックは石と炭で例のドクロの絵を描き人間たちに見せた。すると「ツェアシュテーラー!!!」とみんなは口々に言う。それはどこにいるのかと尋ねると男は「黒い森だ。」と教えてくれた。ニックは「振り出しに戻ったか…。」とイヴに言った。そこへ丸焼きにされたブルットバッドの肉が運ばれる。もてなしを断れずニックはブルットバッドの肉を口にしたのだった…
そして見たこともない強い武器(銃)を持っているニックがツェアシュテーラーを殺せると信じ奴の居場所に案内してくれることになる。
一方逃げ出したブルットバッドはニックがたちが目覚めた石柱が並ぶ場所へと来ていた。ブルットバッドの前には長い木の杖のようなものを持ったドクロ、ツェアシュテーラーが現れた。言葉を発さずともブルットバッドの言っていることがわかる様子のドクロ。目を緑色に光らせ怒りの表情へと変わった。
そしてニックたちは人間の男に案内されツェアシュテーラーの居場所の近くへとやって来る。そこは自分たちが目覚めた場所だとわかり驚くニックとイヴ。2人は模様が刻まれた石柱の前へと行きその後中央の祭壇のような所へ向かった。その時気配に気づき銃を構えるニック。すると先ほど逃げて行ったブルットバッドがイヴに襲い掛かった。ニックが銃で仕留めるがイヴは首を少しケガしてしまった。ニックは「殺し損ねたブルットバッドだ。ここで奴に報告を…。居所がバレた。」と言って辺りを警戒し始めた。すると地面が揺れ2人の前にツェアシュテーラーが現れた。ツェアシュテーラーは杖で地面を叩くと波動が起きニックたちは吹っ飛ばされた。ニックはすぐに起き上がりツェアシュテーラーに向けて残りの弾丸を発砲したが全く効かなかった。さらにニックがグリムであることも分かっているようだが全く恐れていない。
ツェアシュテーラーは杖を上に掲げると杖はビリビリと緑色に光り出した…
ニックも異世界へと向かってしまいましたね。ブルットバッドの肉を食べさせられるニック…(笑)
箱の猫の話がよく分からないと言うかどうニックたちの世界を例えているのかが分からなかったのですが、まぁつまりニックたちは別次元にいるってことねってことで自分を納得させてみましたw
ドクロがツェアシュテーラーと言う人型ヴェッセンであり、そいつは異界に潜んでいて他の凶暴なヴェッセンたちからも恐れられる存在なのだと分かりましたね。
そしてここは意外や意外…?ダイアナを嫁にしようとしているとな…?目的はダイアナなのかしら…だったらイヴは一体どういう役割なの?ニックも一体?棒は異界には入れなかったけどどんな役割が…?ツェアシュテーラーはこちらの世界へ来るのが目的でイヴたちを利用しているとか…?とまだまだ謎ばかりですわね~。
ただレナードが敵としてではなく娘を守る父親として参加してくれてることは良かったです。敵だとまたみんなギスギスしちゃうしメンドクサイですからね。ちゃんとダイアナがシャファートなのかもしれないと皆に話したし良かったです。
残すところあと2話!弾丸も効かない、すごいパワーの敵をどんな方法で倒すのか?ニックたちは元の世界へ帰ることができるのか?色々と楽しみですね。終わりが近づき寂しいけれど…( ノД`)
GRIMM season6(Final Season) ep11
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Comment
こんにちは、いつも楽しく拝見してます。
ニックが鏡の中に入った時に、棒きれはダメなのに銃は持っていけるんかーい!とつっこみを入れてしまいました。
グリムのラストはハッピーエンドになってくれるといいですね。きっとそうなると信じてます!
きよりんさん
コメントありがとうございます!
棒きれはニックを異界に送る力はあるけど一緒に行くことはできないんですのね(笑)
最強の武器を持参できずニックも”ヤバイ”と思ったでしょうねw
銃があって助かりましたけど。
一体どんな最後になるでしょうねぇ。絶対ハッピーエンドだと思うのですよ。だってグリムだものw
箱の中の猫の話ですが、箱の中には2つの可能性(世界)があって、箱のふたを開けてしまえば、一つの事実だけが残り、どちらかの可能性(世界)はなくなる訳ですよね。確か、『フリンジ』でも、こちらの世界とパラレルワールドが出会ってしまえば、どちらかが崩壊してしまうという話がありました。
もしかして、あのツェアシュテーラーが、この世界と異界との間に穴をあけ、こちらの世界を滅ぼしに来るということになるのではないですか?ツェアシュテーラーはサタンであり、サタンはルシファーと同義であるという考え方もありますが、こう言ってしまうと俄然『スーパーナチュラル』っぽくなってしまうのですが、最後はグリムがこの世の崩壊を阻止するという展開になるのではないでしょうか。
それから、ジュリエットはニックと知り合わなければ、ヘクセンビーストにもイヴにもなることはなかったわけで、獣医師として穏やかな人生を送ることが出来たはずでした。しかし、何が起こったにせよ起こるにせよ、それらには理由があり、今となってはイヴは何も後悔していないと。今さらジュリエットと重ね合わせて、ニックが罪悪感を感じることはないと。人間は変わるものだと。イヴはある意味でニックよりも成長したのかもしれませんね。
沙羅樹さん
コメントありがとうございます!
あのドクロおじさんはやはりこちらの世界へとやってこようとしているのですよね…?
パワーガールダイアナを嫁にして子供を100人作る…想像しただけでも恐ろしい…(;´・ω・)
ダイアナちゃんの恐ろしい力はドクロおじさんにはどう作用するのでしょうか?倒すことはできないのかしら。
ドクロおじさんがサタンであるとか、ちょっと思った方向と違う方へと進んでますよねw
ジュリエットというかイヴというかは強いですね。やっぱり女性の方がさっぱりしてるし強いよな~って思いました。
グリムの血が目覚めたニックのせいで彼女の人生は変わったけれど、ニックがグリムだと知った後でも別れるタイミングはあったわけでそれでも別れなかったのはジュリエットの選択。彼女はそれも分かってますもんね。
色々と関係が複雑になってしまったけれど、とりあえずニックと共にあちらの世界から戻って来てほしいですね!
久しぶりに面白かった!とウチの旦那が申しておりました(。・m・)クス
私は今までが毎回面白くて今回からのドキドキものは少し苦手です(笑)
ニックが残り玉の三発を無駄遣いしたことに非常に腹が立ちました(≧∀≦)
なんで無意味に打つんだよ〜でもドクロさんには銃なんて意味なさそうでしたね。残りの回数でこのお話に切りをつけられるのかが心配です!
ロザリーとモンローの3つ子ちゃんの出生も見届けたい親戚のオバチャン気分です(/ _ ; )
micaさん
コメントありがとうございます!
今回も(笑)面白かったですね!
ドクロさんの正体が分かったり、ダイアナとの意外な繋がりみたいなものも判明し増々今後が楽しみな展開ですね。
ニックたちがどう戦うのか、こちらの世界に残った仲間たちはどう動くのかも楽しみですよね~。
ロザリーとモンローの三つ子ちゃん見れたらいいな…。戦いが終わって何か月後…みたいな感じでチラッとでも見せてほしいですね♪