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GRIMMグリム シーズン6(ファイナルシーズン)　第4話『エル・クエグレ』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

幻…？それとも…

「選択を誤ったな。」そう言ってレナードの前に現れたマイズナー。驚きを隠せないレナードは「幻だ…死んだはずだ。」と首を横に振った。「関係あるか？」と言うマイズナーにレナードはここから失せろと言いマイズナーに触れるがたしかに手はマイズナーに”触れて”いる。その時電話が鳴った。出ると鉤爪の仲間のようで「テレビを観た、どういうことだ？」と怒りの電話だった。あれは絡まる双子の呪いを使ったグリムの仕業だと説明しレナードも怒って電話を切ると目の前にいたはずのマイズナーは姿を消していた。
一方どうしてニックがパパの姿に？などと質問するダイアナに手を焼く大人たち。何とかごまかしていたがダイアナはロザリーのお腹の中に子供がいることまで見透かしてしまうパワーの持ち主。しかもロザリーのお腹の中には”赤ちゃんたち”がいるとまで言って大人たちを驚かせていた。とりあえずニックも元の姿に戻り、ダイアナはニックとアダリンドとケリーと共にロフトへと帰っていった。ロフトでも”ここで大勢が死んだ”と見透かすダイアナ。彼女の計り知れない能力にニックたちは再び驚きアダリンドは彼女を守らなくてはと言った。

復職デカたち

取引通り市警に復帰したニック。おとり捜査を成功させた人物としてみんなに温かく迎えられていた。ウーとハンクも無事に復職し久しぶりに警察署で3人そろっていた。そんな3人をオフィスに呼んだレナードは「過ちは誰にでもある。我々のオトリ作戦は大成功。」と皮肉を言いつつ「この署を仕切るのは私だ。また盾突けば放り出す。」と言った。ニックは「じゃあメダルはなし？」と嫌味で返しハンクらと共にオフィスから出て行った。ムッとした表情をしたレナードの前にまたマイズナーが現れた。マイズナーは幻覚らしい。本人はマイズナーと話しているつもりだが傍から見ると何やら一人で熱く話している、様子のおかしいレナードを外からニックたちも見ていた。レナードはマイズナーと言い争い”幻”にコーヒーまでぶっかける始末。「逆恨みだぞ。苦しませないために撃ったのに。」とレナードが言うとマイズナーは「いや、感謝してるとも。だが大本の死因はお前の裏切りだ。」と言った。「私と組めと言ったのに！！」とレナードは増々ヒートアップ。相手にしてられんと言ってオフィスから出て行った。

怪物による誘拐事件

ニックたちは早速事件の現場へと向かった。昨夜オーギーと言う名の赤ん坊が何者かに連れ去られたとのこと。オーギーの母親ヘイリーは連れ去ったのは”怪物”だと話していた。ニックたちは夫妻に話を聞くことに。夜中に赤ん坊の泣き声がしたため起きたヘイリーは子供部屋に様子を見に行ったのだがそこに見知らぬ男がいてその男は腕と目が3つずつあったと言うのだ。もちろんニックたちは真面目に話を聞いていたがヘイリーの夫ポールは全く信じていなかった。
ヘイリーは怪物を止めようとしたのだが突き飛ばされ頭をぶつけて失神。起きた時にはもう怪物は息子と共に消えていたということだった。
ニックはヘイリーに「怪物の絵を描ける？」と聞いた。ヘイリーは「描けるわ。」と言って紙に描いてくれた。その怪物は額にも目があり、そして3本目の手は首の後ろ辺りから生えているように描かれていた。ニックたちは署に戻り詳しく調べてみることにした。すると同様の”怪物が赤ん坊をさらった事件”が3件あったと分かる。怪物の正体は一体何なのか？スパイス店へ行って本で調べてみようということになった。
その頃赤ん坊をさらった怪物はひどい頭痛に悩まされていた。そして泣き続ける赤ん坊に近づきヴォーガ。赤ん坊を襲う…かと思ったら優しく抱き、赤ん坊をあやしていた。

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”悪い未来を断つ”ヴェッセン

目が3つに腕が3本。そんなヴェッセンはモンローたちでも聞いたことがなかった。みんなでスパイス店の地下で本を見ているとハンクがそれらしきものを見つけた。そこには怪物が赤ん坊を無残に食らう恐ろしい絵が描かれていた。ニックは該当のページを皆に読み聞かせる。「”私は幸運にも遭遇しなかったが聞いた話ではある女性が運悪く3つ目3本腕の奴の犠牲となった。スペインの山岳地帯カンタブリアで悪名高いヴェッセン、エル・クエグレだ。エル・クエグレは母親たちから幼い赤子を奪い去り鬼胎の間手元に置く。鬼胎の間とはエル・クエグレが確信するまで。アボルタール・マル・フトゥーロを。”」と言う。モンローは「誰でも分かるスペイン語だ。”悪い未来を断つ”。」と言った。つまり赤ん坊を”食べる”ということだとニックたちは言った。赤子を食らうなんてとんでもないと目を赤く光らせて怒るモンロー。
その頃エル・クエグレは人間の姿でコンビニへ行くと幼児用咳止めシロップを手にしていた。だがその時また激しい頭痛に襲われたようでその場で倒れ込んでしまった。店員が驚いて駆け寄るがエル・クエグレはコートを頭からかぶって隠していたものの顔を出してしまい恐ろしい姿を人に見られてしまった。慌てて店から出て行ったが当然通報が入りニックたちはウーに言われてコンビニに向かうことに。防犯カメラの映像を見せてもらうと男の車のナンバーが分かったがレンタカーだった。しかし記入されていた住所から男がイシドロ・マルピカであり、更に現在車がセント・ジョンズのビルにあることも判明。ニックたちはすぐに向かいイシドロの部屋に踏み込んだ。イシドロはヴォーガし襲い掛かって来る。1本多くある腕にねじ伏せられそうになりながら3人は必死に戦い何とかイシドロを押さえつけることに成功。後ろ手に手錠をかけるのだがハンクは「輪っかが足りん！」と冗談交じりにボヤいていた。
イシドロは逮捕。赤ん坊のオーギーも無事に親の元へ戻された。

赤ん坊を食らう理由

ニックとハンクは取調室でイシドロと話をする。イシドロは「赤ん坊は親の元に戻すべきじゃない。」と言いニックに「グリムでも分かるまい。グリムは物知り顔だ。昔も今も。俺の片方の目には過去が見える。もう一方には現在が。第3の目には未来が映るんだ。将来邪悪な所業をなす子供が見えるんだ。だから連れ去ってやむなく食う。」と話す。ハンクは「それが誘拐の理由か？裁判で通用すると思うんなら考え直せ。」と怒る。イシドロは「オーギーは19歳になると惨事を起こす。両親の仲は日ごとに悪化しやがて暴力を伴う。オーギーは孤独にむしばまれ心が不安定に。そして19歳の誕生日に両親を殺す。ほんの手始めにな。”鬼胎の間”が過ぎれば見えるんだ。」と言った。それが本当だとしてもそんな理由でイシドロを釈放しオーギーを食わせるわけにはいかない。ハンクはまだ怒っている。するとイシドロは過去の誘拐された子供の名を出した。食うためにさらったがイシドロは殺せず親元に戻したのだがその結果成長したその子はアイダホで10人殺したということだった。調べてみるとそれは本当のことだった。ニックは他にもイシドロが殺せずに戻した子が人に危害を加えているのを知りイシドロの話は真実なのではとハンクに言っていた。
そしてもう一度イシドロに話を聞こうとしたのだがイシドロは見張りを襲い取調室から逃走していたのだった。
すぐにオーギーの両親に犯人が逃走して向かっていることを伝えニックたちも急いでオーギーの家へと向かった。
だがすでにイシドロはオーギーの家まで来ていた。家の中に入って来たイシドロを見てヘイリーは慌ててオーギーと共に2階の部屋に隠れた。イシドロは扉を破ろうと体当たりをしているがそこにニックたちが駆けつけた。もみ合いの末イシドロは2階の踊り場から1階に転落。「クマだ…クマ…」と言う言葉を遺し息を引き取った。
クマって何だ…？と話すニックとハンク。ハンクはテーブルに置かれたオーギーの毛布にクマのアップリケがついていることに気付きニックにそれを見せた。2階ではヘイリーの言葉を信じないポールのせいで2人は言い争いになっていた。イシドロの話に近づいている気がしてニックとハンクは心配そうに2階を見つめていた。

気持ちの悪いヴェッセンでしたね。目はいいんだけど腕がキモい！どこから生えてるんでしょうかねぇ。
でも実はいいことしてるんですよね…。イシドロの言っていることは真実だけれどさすがに赤ん坊を食らうのはキツイなぁ。イシドロも本当は優しい人だから赤ん坊を食べることができず親に戻したら…って感じなのですよね。
19年後オーギーはどうなってるんでしょう…。答えは19年後しか分からないですね…。
イヴは完全に嫉妬心が芽生えてますよね。やっぱり気持ちがジュリエットの頃に戻りつつあるのかなぁ。
棒きれを取り出したことで手の平に模様の一つが浮かびあがり、狂ったように壁になにやら描いてたけど何してるんだろうwてかなぜイヴは1人でトンネルにいるのよ…？行く場所ないから？あそこで暮らすの？毎日ニックとアダリンドの楽しそうな声を聞きながら？辛そう…何かよからぬ感情も芽生えそうだけど”無垢”だからそれはなのでしょうか。
ロザリーも妊娠を機に色々と考えてるみたいですね。安全に過ごし家族を守りたいと言うのは当然の気持ちです。でもいなくなるのはイヤだな。寂しい。
そしてダイアナちゃんは何だって分かるのですね～。あんな子いたら恐ろしいわ。全て見透かされて何だか恥ずかしくなりそう…(;´Д｀)そんなダイアナちゃんをレナードはうま～いこと操ろうとしてましたよね。打倒ニックに使うつもりだな…！w
で、マイズナーさんは幻でした～ってオチ…。何だよ…ちょっと期待してたんだからね(´・ω・｀)

今日の一枚

GRIMM season6(Final Season) ep4