GRIMMグリム シーズン5 第19話『忍び寄る影』
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自分とアダリンドの子供も出産を迎えニックはアダリンドとの奇妙な生活を送ることになる。
さらに警部とアダリンドとの子供であるダイアナを巡って王家とレジスタンスの対立が強まる中、更なる強敵が現れる!
ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。
ウーを狙う者…?
頭から血を流していたウーは病院に運ばれ、検査のため入院していた。お見舞に訪れたニックとハンクだがウーはあの時モンローに近づいた男を見たけれどその後の記憶がぷっつりとなくなり気が付いたら病院だったと話した。
男の狙いがモンローから自分に変わったこと、そしてひき殺される寸前だったと聞かされたウーは驚いていた。ニックとハンクはまた来ると言って病室から出て行くがその二人を見送った後ウーの病室に近づき電話で「見つけた。病院にいる。」と話している謎の男の姿が…。
その晩、眠っているウーの脈などを確認している看護師。するとウーはうなされ始める。どんどん上昇する心拍。看護師が驚いているとウーは眠ったまま”変身”を始めてしまった。いきなり豹変したウーの姿を見て看護師は悲鳴を上げて病室から出て行く。すぐに他の医師たちを連れ部屋に戻って来るが、ベッドにウーはいない。「大変!あれが逃げ出したわ!」と看護師が騒ぐが、その時ウーが素知らぬ顔でトイレから出て来る。何ともないウーの姿を見て医師たちは看護師の顔をじっと見ていた。
ダイアナを巡って
マイズナーはある家にやって来た。どうやらそこはダイアナを匿っていた家のようだが灯りは消え、お守り役らしき人々は惨殺されている。マイズナーは懐中電灯を持って慎重に奥へと進んで行くがもぬけの殻となったダイアナの部屋の壁に鉤爪の印が刻まれているのを見て驚いた顔をしていた。部屋から出ると知らない男がやって来る。男は「捜し物か?」と聞く。マイズナーは「彼女はどこだ?言わねば血が流れる。」と言って臨戦態勢に入った。男はイノシシのような姿にヴォーガするとマイズナーに襲い掛かり2人は激しい戦いになってしまう。壊れた家具の足を持ち男がマイズナーに殴りかかろうとしたその時、男の手首が切り落とされる。切り落とした者は男の腹にナイフを刺すとクイッとひねって始末した。やったのはトラブルだった。トラブルは「敵の番兵は3人だけ。」と言う。マイズナーが「残り2人?」と言うとトラブルは「ゼロ。」と答え、すでにほかの番兵を倒していたようだった。
その頃親子の再会を果たしていたアダリンドとダイアナ。久しぶりに会った母親に甘えるダイアナだが、アダリンドは今一緒に行くことができない。「今は無理だが、少しの辛抱だ。」と警部が言うがダイアナは強い口調で「今来てほしい。」と言って目を薄紫色に光らせた。言い聞かせようとする警部だが廃墟の壁のトタンがガタガタと動き出し飛んだと思ったら柱に突き刺さった。アダリンドも声を掛けるとようやくダイアナは分かったと言って目を元の色に戻した。
家に帰りダイアナを寝かしつけた警部が階下へ降りると、一人の男が声を掛けて来た。男は「私はボナパルト。」と自己紹介をする。警部は「会うのは明日かと…」と言い握手を交わした。ボナパルトは「親子が再会を果たしたそうだね。アダリンドを正さねば。」と言う。警部は「彼女次第です。魔女ですよ。」と言った。するとボナパルトは「なおさら引き入れたい。グリムにつけば殺さねばならん。」と言う。警部は「ダイアナには秘密に。」と言った。ボナパルトはダイアナも貴重であること、そしてニックのことも引き入れようと考えていることも話した。
一方眠っているアダリンドはダイアナが自分を呼ぶ声で目が覚める。起きると目の前にはダイアナの幻覚がいて「ママ、どこにいるの?」と言ってスーッと消えてしまった。「ここよ、ここにいるわ!」とアダリンドは手を伸ばし動揺していた。ケリーを見ようとするとニックが抱っこしていた。アダリンドはケリーを大切そうに抱っこするとベビーベッドに戻し、ついにニックに魔女の力が戻ったことを打ち明ける。「知ってたわよね?でも言い出せなかった。隠し事は嫌。でも怖くて…。」と涙ぐむアダリンドの手をぎゅっと握ったニックは「殺さないと言っただろ。俺は12歳で母親を失った。その後再会を果たしたがまた失った。息子には失わせない。」と言う。アダリンドは「私もあなたを傷つけない。でも邪魔が入りそうで不安よ。」と言った。
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ウーを尾け狙う男はヴェッセン
容態も安定しているため退院できることになったウー。ニックとハンクに家まで送ってもらい、こんな話を切り出した。「最近、妙な夢を見る。森を駆け回り狩りをする夢だ。やけに鮮明で原始的で獣っぽい。何だろうな。ヴェッセンと過ごしすぎか?」と話す。ニックは「その夢が続くならロザリーに話して薬をもらえ。」とアドバイスした。そして着替えて出勤しようとするウーに休めと言って家から出て行った。
その後自宅で過ごすウーだが、ふと外を見た時に見張られているような気がした。あまり気にせずキッチンでサンドイッチを作っているとマスタードの瓶の蓋がなかなか開かない。蓋の辺りをコンコンと台の角で叩くが力が強かったのかマスタードの瓶はいきなり割れてしまった。手の平に傷を負ったウーは水で流そうとするがその手はみるみる毛深くなり爪がとがっていく。必死に心を落ち着けると何とか治まったが心配になったウーはロザリーの店に電話を入れ「妙なことが起きててお手上げでね。店に行くよ。」と言った。
家を出て車に乗ろうとするウーだが、見張っている車の男が気になり歩き出すと路地で待ち伏せして声を掛けた。「セオ・デラノ。なぜ尾ける?家の前で張ってただろ。お前の車を押収してやる。」と言う。するとセオは「理由は?」と食って掛かる。ウーは「”3度の逮捕を恨み脅しに来た”と。」と答えた。セオは「鋭いな。」と言うとトカゲの姿にヴォーガしウーに襲い掛かった。
見つかった遺体
トラブルから連絡が入りHWの司令本部へとやって来たニックとハンク。そこでダイアナが連れ去られ、狙いはアダリンドとニックであることを告げられる。イヴたちはアダリンドは親子再会も果たしたようだからもしかしたらケリーを連れて行ってしまうかもしれないと警告するがニックは「そうはさせない。」と言う。その時遺体が出たと連絡が入ったので、それぞれやるべきことをやると言う話で司令本部を後にした。
現場に到着したニックたち。フランコから「何者かにチェーンソーでえぐられた感じだな。札付きのチンピラだよ。セオ・デラノ。逮捕歴は数え切れんほどだ。」と聞かされた。そこへロザリーから電話が入りウーが来ると言ったのに2時間経っても来ていないと言われる。心配になったニックたちはすぐ近くのウーの自宅へ向かう。玄関の扉には血の手形が付いていて少し開いている。ニックとハンクは銃を抜き構えながら室内へと入って行く。「ウー?ウー!」と寝室へ行くと血だらけのウーがベッドに仰向けに倒れていた。どうやら気を失っているだけみたいで2人は安心するがこれほど血まみれなのに傷が見当たらない。2人はウーを起こし血だらけだぞと言う。驚いて飛び起きたウーは鏡で自分の姿を見て愕然とする。そしてまた記憶が飛んでいた。断片を探ると自分を張っていたセオ・デラノをおびき出して対峙し、セオのヴォーガを見たところまでは思い出した。だがその後が分からない。ニックたちにセオが近所で死んでいたと言われウーは「まさか…俺が…?まるで分からん。あいつの血か?」と困惑する。ニックたちはとにかく着替えて現場に同行させることにする。現場に行き自分を襲ったのが間違いなく死んでいるセオだと確認したウー。3人はロザリーの店へ向かうことにした。
自分の姿を目の当たりにして
身に起こっていることを説明するウー。話を聞いていたモンローが「レヴォカリ・テネブリスは?」と言った。ロザリーは「効くかも。レヴォカリ・テネブリス。”暗闇の回視”よ。海馬を刺激して記憶を呼び起こすの。副作用は脳がようやく葬った記憶も頭の奥底から蘇る。」と言う。とにかくそれを試してみることにし、ウーは用意してもらった青い液体を一気に飲み干し横になった。ウーはすぐに気を失う。ロザリーは「薬の効果で眠りながら話し始めるわ。」と言った。その言葉通りウーは「セオ・デラノ…セオ・デラノ…」と話し始めた。あの時スカレンゲックにヴォーガしたセオに馬乗りになられたウーは自分も”変身”しセオの喉を鋭い爪で引き裂いた。そのことを寝ながら説明していたウーだがその時みんなの前でみるみる毛深い姿に変わって行った。驚いて離れるロザリーは「こんなの初めてよ。」と言った。モンローはタブレットを持ち出してすぐに録画を始めた。セオとのことを話し終るとウーは元の姿に戻って行く。「ヴェッセンか?」と聞くハンクにモンローは「いや、別ものだ。」と答えた。ロザリーは「噛まれたのかも…ライカンスロープに似てるわ。どこかで読んだのよ。突然変異が起きたのはウイルス感染が原因だと。」と言う。ニックは「そのウイルスがウーの中に?」と聞く。ロザリーは「傷口から感染する。」と答えた。「マズいな…」とハンクが言うとウーが目を覚まし自分がセオを殺したと嘆いていた。「どうやって…」とうろたえるウーにモンローは先ほど録画したものを見せた。自分だけれど自分ではない姿を見てパニック寸前のウー。「ライカンスロープに襲われたでしょ。」とロザリーが聞くと「ああ。」と答え「俺はヴェッセンに?違う?なら何だ?」と言う。ロザリーは「闘争・逃走反応みたいな感情の表れかも。それで気を失って姿が変わるの。」と説明した。とにかく治す方法を探ってみるから今夜はうちにとロザリーが言ってくれたがウーは「いや。これは俺の問題だ。自力で抑えることを早く覚えないと。」と言った。その時トラブルから連絡が入りセオも鉤爪の一員だと教えてもらう。更にイヴからアダリンドが大変だから早く家に戻れと言われニックは急いで戻るがそこにはアダリンドもケリーもいなかった。置手紙には”苦渋の決断よ。分かってとは言わない。でも子供を守るためなの。疑うだろうけどあなたを愛してる。ごめんなさい。”と書かれていたがそれを読み終わると特定の文字以外が消え”あなたを守りたい”と言うメッセージが残るがそれもまたすぐに消えてしまった。
ウーさんの身に起こっていることがついに皆に知れ渡りましたね。治療法あるかな~。ウイルスだから何とかなりそうな気もしないでもないです。ロザリーが何とかしてくれると願いたいですね。ウーさん色々なことが起き過ぎてかわいそうなんで、たまにはハンクにも起こってって思ったけど悪の手が迫ってるんですよね。ズーリは残念ながら鉤爪側でしたね。みんな色仕掛けに弱いな…ハンクを人質にされちゃうパターンでしょうかね?
そしてダイアナの力は強大すぎてマズイ状況ですよね。制御がきかない感じだし。イヴの所にも生霊飛ばしてましたよね。しかも鏡をドクロ柄にヒビ割らせるとか。完全にダークサイドにしか思えないんですけどってそうか。根本は魔女なんですもんね。邪悪でも仕方ないのか。アダちゃんが妊娠中にわけわからんものお腹に塗ってましたしね。
で、今回チラチラと登場したMr・ビーン似のボナパルト氏はグリムであるニックをも手に入れようと画策しているわけなんですね?アダちゃんにも接触し軽く脅しをかまして鉤爪側に引き入れようということですがそんなことよりもダイアナによる作戦と母性本能であっさり行っちゃいましたよね。もちろんニックを守ると言う意味もありますが…。どうなるんでしょうかね?
シーズン5も残すところあと3話。最終的な勢力図はどうなるのか…。気になる所ですね。
あ、警部の胸筋アピール(?)も笑えるけど、マイズナーさんも相当”脱ぎ担当”ですよね(笑)あの場面でなぜシャツはだけるの…?w
脱ぐ必要なくないですかい?w
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