GOTHAMゴッサム シーズン3 第14話『サーカスの夜』
フィッシュとペンギンの争いも再び勃発、更には闇の組織を巡るブルースの戦いも始まりゴッサム・シティはさらなる混乱に陥っていく…。
ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。
ジェロームの行き先
暗闇に包まれたゴッサムの街。ジェロームの仲間たちが市警本部を襲撃し騒然となっていた。火炎瓶も投げ込まれ収拾がつかない状態となり、ジェロームの仲間は「今夜はゴッサムがついに目覚める時だ!」と騒いでいた。
街のあらゆる所で暴動が起きていると連絡を受けたゴードンは「カルトだけじゃなく一般市民まで暴れてるジェロームはシンボルです。奴を捕らえれば騒ぎは収まる。」とハービーに話す。だがジェロームの目的が一体何かもわからない。ゴードンはリーがジェロームと話したのを思い出し何を話したのか聞きに行く。するとリーはブルースの話をしていたと思い出した。ゴードンはリーにアルフレッドに連絡してくれと言うとすぐにブルースの家へ向かった。
一方真っ暗になったウェイン邸ではブルースとアルフレッドがロウソクや発電機の準備をしようとしていた。そこに鳴る電話のベル。2人は顔を見合わせこんな時間に誰が…と警戒する。しかしアルフレッドが受話器に触れた時電話は切れた。「アルフレッド」と呼ぶブルースにアルフレッドは指を口にあててシーっと言った。何者かの気配を感じ取り振り向くアルフレッドだったが殴られて倒されてしまう。現れたのはジェロームと仲間たちだった。仲間が金目のものを漁っている間にジェロームは何だかんだとブルースたちに話していたが手下が持ってきた”梟の像”にブルースが反応したことに気付いた。梟の像を手にすると「金持ちの趣味は理解不能だ」と言うジェローム。ブルースは「父がノミの市で買った思い出として置いてある。」と価値がない物だと思わせようとするがジェロームは騙されず「本当は高いんだろうな。こんなことしたら…」と言って像を下に落とす。だが絨毯の上だったため像は壊れず、一安心のブルースとアルフレッド。だがジェロームは像を拾い上げて「思ったより頑丈だな。」と言うと今度は暖炉の前の硬い部分に投げてしまう。梟の像は割れてしまった。
ジェロームはブルースの喉を切り裂いたら楽しいだろうなと言い出しナイフを向ける。ブルースは「あの晩のあなたは大したショーマンだった。今僕を殺したらガッカリだけど。僕はブルース・ウェインだ。僕の会社がゴッサムを動かしてる。なのに誰にも見せずに殺すのか?」とジェロームを煽った。ジェロームは「時間稼ぎして逃げるつもりだろ?でもある意味その通りだ!観客のいる前でやろう!」と言う。しかしアルフレッドのことは殺せと手下に指示する。止めようとするブルースだがアルフレッドは「大丈夫です。訓練を思い出して。おひとりで大丈夫です。」と言った。ジェロームはブルースを連れて出て行ってしまった。
狂気の遊園地
3人に囲まれたアルフレッド。だがそこにこっそりとゴードンが来ていることに気付く。アルフレッドはゴードンに敵が何人いて、どの辺りに立って武器は何を持っているかわかるように「あなたたち3人は後始末を任されたんですよね?よろいの横のあなた、早く撃ちなさい。」などと言った。ゴードンにもそれが伝わり敵を排除し始める。銃撃戦となって危険な目に遭うが何とか3人の敵を始末することができた。ゴードンとアルフレッドは急いでブルースを追うことにした。
その頃ブルースは遊園地に連れて来られていた。ジェロームの支持者たちが集まるその場所は狂気に満ちている。ボール投げや射的の的、そしてもぐら叩きのモグラも善良な市民たちがやらされている。「大イベントの前に楽しもう♪」とブルースに言うジェローム。ブルースは顔にピエロの化粧をされ、ジェロームのお遊びに付き合わされることに。
的の真ん中にボタンがあり、そこをボールで当てるとサラリーマンが下の水槽に落ちると言うゲームをすると言うジェローム。水槽の中にはピラニアが入っている。ブルースは何とかやめさせようと話しかけたりするがジェロームは適当に答えてボールを投げようとした。ブルースはジェロームを突き飛ばし「殺したいなら僕を殺せ!」と言う。ジェロームは「つまらない奴だ。」と言って的のボタンを手で押してしまう。サラリーマンは水槽に落ちピラニアの餌食となってしまった。
ジェロームは顔の皮が一部剥がれてきたのでステープラーで直し始める。「痛いだろ?」と聞くブルースにジェロームは「大したことない。試してみるか?」と言ってブルースの手にステープラーを打ち込んでしまった。耐えるブルースだが3発打たれた所で「やめろ!」と叫んだ。
歪んだ心と顔の皮
ジェロームはメインイベントを始めると言ってサーカスのステージへとやって来る。みんなが注目し騒いでいる中ポールに縛り付けられたブルースが登場する。そして巨大な大砲がブルースの前に持ってこられた。「ドカン!ドカン!」と観客たちは騒ぎ立てる。
大砲の中に大きな弾やナイフ、あらゆるガラクタを詰め込むジェローム。ブルースは何とか脱出しようと自分の手に打ち込まれた先ほどのステープラーの芯を取り外し、それで手錠を外そうとする。その時ゴードンや突撃部隊が到着し銃を鳴らして止めようとするがジェロームたちは暴れたり襲い掛かったりして抵抗する。ジェロームは大砲の導火線に火をつけてしまった。急いで手錠を外すブルースは片方の手錠を外せた。だがもう一方の手錠を外そうと焦っていると芯を落としてしまう。痛みに耐えながら自分の手からもう一つ芯を抜く。懸命に手錠を外そうとするブルース。その時大砲が発射される大きな音が響き渡った。ゴードンたちは手を止めブルースのいた所を見る。そこにはブルースの姿は無く、彼が縛り付けられていたポールには無数の釘やナイフが刺さっていた。ブルースがミラーハウスへ逃げ込むのを見つけたジェロームは追いかけて行く。「ショーを台無しにしたな…。隠れたっていいことはないぞ」と銃を持ちながら呼びかけるジェローム。ブルースはミラーハウスの特性を生かしながら姿を現し「隠れていない。つけさせたんだ。犯した罪を償え。」と言った。アルフレッドを殺されたと思っているブルースは怒りに震えている。ミラーを上手に使いながらジェロームの背後へ回ると飛びかかった。向かってくるジェロームを上手く避けながら反撃をするブルースはジェロームに馬乗りになって何度も何度も殴りつけた。そして割れたミラーの破片でジェロームを刺し殺そうとしたが、ふと鏡に映った自分の姿を見て手が止まる。「どうした?やれよ。」と言うジェロームだがブルースはわぁ~!と叫ぶと破片を置いてミラーハウスから出て行った。そこでアルフレッドと再会しお互いの無事を確認すると抱き合って喜んだ。それを見たゴードンも安堵の表情を浮かべるが、ミラーハウスからミラーの破片を握ったジェロームがやって来る。ゴードンが殴りつけるとジェロームの顔の皮はベロンと剥がれビチャッと下に落ちた。おぞましい姿のジェロームは後ろに倒れた。
ジェロームが逮捕され街も静かになった。ブルースは自分の知らない一面を知ってしまい落ちこんでいたがアルフレッドは励まし”殺さない”というルールを確認させた。
スポンサーリンク
エドの復讐
拉致され捕まっている(とペンギンは思い込んでいる)エドから電話をもらったペンギンはすぐさま言われた場所へとやって来た。手下2人を連れ「エド!エドワード!!」と叫んでいた。するとエドが現れる。「エド?大丈夫か?ケガは?」と言って抱き付くペンギン。エドは冷めた顔で「大丈夫。」と言った。ペンギンは「良かった…。犯人は?誰が君を誘拐したんだ?」と聞くがエドは自分一人だと答え、「お供は2人?」と聞いた。そしてその2人を射殺してしまう。驚くペンギンに銃を向けたエドは「これからもっと面白くなる。」と言った。
誘拐は自作自演であることや、ペンギンがイザベラ殺しの主犯だと分かっている事などをぶちまけたエドはイザベラが死ぬときに乗っていた車にペンギンを縛り付ける。愛していたからだとか、それは違うとか言い争いをしながらエドはペンギンに上を見るように言った。そこには大きな入れ物が少し傾いた状態で吊るされている。「大きな容器の中身は腐食性の酸だ。それを支えるのはこの鎖だけ。」と言って容器から繋がる鎖を指さす。鎖には大きな氷がついていた。エドは「この氷が解ければ鎖が緩んで酸の容器が傾き…わかるね。」と言った。「お願いだ!やめてくれ!俺は変わる、君を愛してるから変われるよ!」と懇願するペンギンだがエドは氷の下のバーナーに火をつけて出て行ってしまった。
「誰か!助けてくれ!」と言って叫び続けるペンギン。そこへ警備員がやって来る。ちょっと話の通じない警備員にイラつきながらもペンギンは縄をほどいてもらいギリギリの所で救出された。
こじれた愛
命からがら脱出し自宅に戻って来たペンギンは手下の名前を呼んで捜すが、そこにいたのはブッチとタビサだった。タビサは鞭でペンギンの首を締め上げる。2人はエドがどこにいると尋ねてきた。「知らない」と答えるペンギン。しかし二人に連れ去れてしまう。
バーバラの前につれてこられたペンギンは全てバーバラが仕組んだことだと気づいた。エドが自分を憎むよう仕向け自分のすべてを奪って殺す。そんな計画の全貌を知った。ペンギンは「欲しいものは得たからエドは用済みか。」と言う。バーバラは「期間限定の関係よ。終われば消えてもらう。」と答えた。ペンギンは「俺がエド捜しに協力すれば命を助けるが断れば俺を殺すわけか。」と言い、バーバラはそうよと答えた。バーバラたちはエドに連絡して居場所を突き止めろと言う。するとペンギンは何かに気付いたようで切なそうな顔をして「そうか…。なるほど。彼の死を願うべきだ。エドの言った通り愛してると思っただけだ…。母さんみたいに優しいから。エドを独占したかった。彼は”愛は犠牲だ”って。自分を犠牲にすべきだったのにしなかった。でも今はできる。エドに電話はしない。彼を守る!」と言い出した。そこへエドが現れる。彼らはペンギンがエドを売るかどうか、そしてエドはペンギンが”やはり誰も愛せない”と絶望することを望んでいた。しかしペンギンは愛とは自己犠牲だということを悟ってしまったのだった。
そんなペンギンを連れエドは波止場にやって来る。銃を突きつけるエドにペンギンは「エド、愛してる。人を殺せば君は変わってしまう。君は俺が必要だ。俺には君が必要だ。互いにそうだろ?」と説得しようとしていた。だがエドはイザベラを殺されたことが許せない。「僕の苦しみを君にも味わってもらう。彼女を愛してた。君には死んでもらう。」と言うとペンギンの腹に銃弾を撃ち込んだ。ペンギンは血を流しながらエドの顔を見上げる。エドはペンギンを掴むと海へ突き落とした。ペンギンは海の底へ沈んで行った。
ジェローム役の役者さん上手ですよね~。すっかりジョーカーになってた。映画のジョーカーを思い出します。
色々なことがあってジョーカーやバットマンが作られていったのかなと思うと面白いですよね。
しかしブルースとアルフレッドの絆はすごいですよね~。もう本当の親子以上じゃないかと思うくらいの絆ですね。感動してしまいました。時には親であり、師匠であり、友達でもある。そんな関係はすごいな~と思います。
やっとジェローム問題が片付いたゴッサムですが、そろそろ梟の法廷が動き出しそうですね。すっかり忘れていたブルースのそっくりさんファイブの存在が絡んでくるのはわかるんだけど、ゴードンのおじさんまで?キャサリンさんはゴードンに協力させたいような感じでしたけど一体どうなるんでしょうね~。
梟の像も割れてしまったし、ブルースたちは対抗策があるのでしょうか。
GOTHAM seson3 ep14
記事下広告PC用336
PC用個別記事の最下部
関連記事
-
-
GOTHAMゴッサム シーズン3 第18話『兵器の正体』
GOTHAMゴッサム シーズン3のあらすじ アーカムの地下で人体実験をされていた …
-
-
GOTHAMゴッサム シーズン3 第20話『放たれた狂気』
GOTHAMゴッサム シーズン3のあらすじ アーカムの地下で人体実験をされていた …
-
-
GOTHAMゴッサム シーズン3 第3話『催眠術師』
GOTHAMゴッサム シーズン3のあらすじ アーカムの地下で人体実験をされていた …
-
-
GOTHAMゴッサム シーズン3 第11話『怪物の覚醒』
GOTHAMゴッサム シーズン3のあらすじ アーカムの地下で人体実験をされていた …
-
-
GOTHAMゴッサム シーズン3 第13話『甦る狂気』
GOTHAMゴッサム シーズン3のあらすじ アーカムの地下で人体実験をされていた …