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GOTHAMゴッサム シーズン3　第10話『破滅の足音』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

狙われたのは…

結婚式を2日後に控え、式前日のディナーの試食を行っていたファルコン、マリオ、リー。食事を終え店から出て車をまわしてもらおうとするが、係の者がエンジンをかけた瞬間車は爆発してしまった。
現場に駆け付ける警察とゴードン。するとファルコンが「話がある。」と言った。ゴードンは2人で話をする。ゴードンが「心当たりは？」と聞くとファルコンは「敵は大勢作ってきたからな…。長男の結婚は恨みを晴らすにはいい機会だ。」と答えた。ゴードンは「あなたの復帰を阻止したい誰かでは？」と言う。ファルコンは復帰の予定はないが、見過ごす予定もないと言った。
ハービーが警部代理を務めるゴッサム市警。ルーシャスがハービーとゴードンの所へやって来て「車の爆破に使われたのは軍用レベルのプラスチック爆弾だ。」と報告した。「ギャングが軍用を？」と言うゴードンにルーシャスは「そのうえ燃焼促進剤も使ってる。跡形もなく爆破できる。」と答えた。するとハービーが「作れそうな奴を知ってる。元陸軍の変人で名前はヒューズだ。」と言った。ゴードンと2人でヒューズを訪ねるがヒューズはすでに殺されていた。依頼主に殺されたのではと考えるゴードンたち。するとマットレスの間からファイルが見つかる。それを見たゴードンは驚きハービーに「標的は別人です…」と言って慌てて部屋を出た。
標的はファルコンではなくマリオの方だった。ゴードンが病院にいるマリオの所へ駆けつけた頃マリオは病院の外でバイクに乗った2人組に襲われていた。ゴードンが応戦したため敵を撃退することができたがマリオを署に連れて行くことにした。

愛の代わりに失ったもの

ペンギンの元を訪れ銃を突きつけて「ブッチとタビサはどこ？」と聞くバーバラ。だがペンギンは知らないと言って自分に銃を向けるバーバラにいら立った。しかしその後バーバラはペンギン邸のメイドオルガからペンギンがエドのことを”好き”と言う情報を得る。そしてエドが配送の話をしてたけど商品は届かず請求書が届いたという。その情報を元にフェチ道具の揃うお店へ出向き店主を拘束道具に吊るして鞭で叩きつつ金庫の暗証番号を聞き出す。そしてエドが購入した物が配達された場所を探った。
その頃ブッチがイザベラを殺していると信じているエドはブッチの頭に電流を流す拷問を加えていた。その横には同じく拘束されているタビサがいた。「最愛の人をお前が奪った！！」とブッチに怒りまくるエドだがもちろんブッチは身に覚えがない。しかしそう言ってもエドは信じず拷問を続けた。
そして嬉しそうに小さなギロチンを持ち出してくる。「どう使うか見たい？まずはこのタイマーを55秒に合わせる。タイマーがゼロになったらバネが外れて刃が落ちる。ボタンを押せば刃の落下は止まる。でも同時にブッチを黒焦げにするほどの電流が流れる。単純だ。刃の落下を止めてブッチを殺すか、それとも？選ぶんだ。」と言ってタビサの手首をギロチンに固定した。タビサが手首を切り落としブッチと”お揃い”にすれば2人とも解放してやるというエド。ギロチンのタイマーが回される。ブッチは「タビサ、まさか俺を…絶対に逃げられる」と言うがタビサは「あなたが好きよ。でも正直今は愛とかどうでもいい。」と答える。そんな2人のやりとりを聞いてエドは大笑いしていた。ブッチは覚悟を決めると「タビサ、君と一緒にいられて幸せだった。愛さなくてもいい。俺は愛してる。俺にはそれで十分だ。ニグマ、お前が愛した女は確かに俺が殺した。銃弾をぶち込む前に彼女は言った。”本物の男と付き合ってみたかった”と。」と言う。それを聞いたエドは驚いた顔をする。そしてタビサは「ブッチ。優しいのね。」と言ってタイマーを止めるボタンを落とした。「よせっ！」と言うブッチだが、その時ギロチンが落下。タビサの手首は切り落とされてしまった。ブッチはエドに「早く解放しろ！病院に連れて行かないと！」と言う。タビサはたくさん血を流し気を失ってしまう。エドは銃弾ではなくイザベラは車に細工をされて死んだと話し始めるがそこにバーバラが登場。すぐにタビサを病院に運んだ。

刻まれた紋章

ウェイン邸でネックレスに隠された鍵が何なのかを調べるブルースたち。セリーナは自由に外に出たいというがブルースは危険だからダメだと言った。あらゆる本を調べるがなかなかヒントになる物が見つからない。
同じくウェイン邸にいるアイビー。アルフレッドは温室にいるアイビーに朝食を持って行く。アイビーは「警報装置を解除してくれる？」と言う。アルフレッドは「おひとりで外へ出ないでください。」と言った。するとアイビーはまたもあの攻撃に出る。自分の首筋の匂いを嗅げと言うのだ。嗅がされたアルフレッドは意識がもうろうとする。アイビーは「クローブとフェヌグリークとヤロウを混ぜたの。教えて。警報装置の解除法は？」と言いアルフレッドはそれに従いアイビーを外へ出してしまった。
汚れのヒドイ鍵を見てセリーナは酢と重曹を混ぜた物に入れた。すると鳥か何かが彫ってあることが分かった。それを見たブルースは「ただの鳥じゃない。フクロウだ！」と言い慌てて温室にいるアルフレッドに見せに行く。鍵を見たアルフレッドは「フクロウ・マスクの女性との約束を破ることになるのでは…？」と言った。ブルースは「アイビーが何も知らずに盗んだことを説明しよう」と言うがその時セリーナがアイビーがいないことに気付く。アルフレッドは気まずそうに「外に出ました。」と言う。その時電話が鳴る。出ると「ネックレスはあるな？仲間は預かった。引き換えだ。」と言われた。

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仲間を得たはずのブルースだが…

言われた場所へとやって来たブルースたち。マンホールから地下道へと入って行くと縛られているアイビーを見つけた。そして奥から男たちも出て来る。ブルースは「僕の名前はブルース・ウェイン。キャサリンと話をさせてくれ。約束を破る気はない。」と言う。男は「ネックレスと仲間の交換。それが約束だ。」と言った。しかしブルースの考えは間違っていた。男は「あの女が言ったことは全部ウソだ。奴らに誇りなどない。俺らを裏切ったようにお前も裏切る。」と話す。「彼らの手下じゃないの？」とブルースは驚いた。男は「俺らは組織を潰したい。”梟の法廷”と名乗る組織をね。」と言った。
続けて男は「俺の名前はボルクだ。弟のジェイコブと彼はディミトリ。」と紹介をした。鉄みたいなマスクをしているディミトリを見てセリーナは「その変なマスクは？」と言った。ボルクは「気に入った。キエフにいる妹に似てる。彼は新人でマスクは沈黙のしるしだ。正規メンバーになれば取る。俺たちはウイスパー・ギャング。街で一番の密輸組織だ。以前は数百名の大所帯で梟の法廷とも提携してたが裏切られた。多くはウクライナに逃げたが俺たちは報復の方法を探し見つけた。あの鍵だ。」と言った。鍵は梟の法廷の建物の一つにある金庫の鍵だという。そこには梟の法廷を滅ぼせるものが入っているらしいが、それが何かは分からないらしい。鍵は元々2つあり無くなったと思われていた鍵が今回の鍵ということだった。ブルースは鍵を出し「彼らは両親を殺した。敵わないと思って引き下がった。その話が本当で金庫に何か入っているなら今度は戦える。」と言った。
その晩波止場にいるボルクとディミトリ。そこにフクロウのマスクを被った男が現れる。男は素早い動きでディミトリを刺し殺しボルクに「消えた鍵は見つけたのか？」と言いながらボルクを襲った。戦うボルクだが男の身のこなしには勝てず殺されてしまった。

マリオの異変

ゴードンはマリオに襲われる覚えはないかと尋ねるがマリオには全く分からないという。ゴードンが危険だからしばらく外へ出るなと言うがマリオは「そんなの無理だ。今から指輪を取りに行く。明日は結婚式だ。中止させる気か？」と言いゴードンがわざと中止に向けて動いているのかと疑ってかかる。否定するゴードンだがマリオは信じないようだった。
ゴードンはファルコンに会いに行き、狙いはファルコンではなくマリオであると話した。そして「使われた爆弾は軍用レベルだ。暗殺者も現れた。ギャングの抗争とは思えない。マリオは何かに関与を？」と言った。ファルコンは「リーの婚約者の悪事への関与を期待してるなら残念だが息子は品行方正な人間だ。我々とは違う。」と答えた。そこへマリオが警察署からいなくなったと連絡が入りゴードンはマリオは自ら決着をつけるために出たのだと考え宝飾店へと向かった。
案の定指輪を取りに来ていたマリオにゴードンは「自らオトリになる気か。殺されるぞ。」と言う。マリオは「リーを守るためだ。」と言ったがなぜ自分が狙われるのか本当にわかっていないらしい。意思の固いマリオにゴードンは「一般客から離れないと…」と言うがもう刺客は来ていた。襲い掛かって来る刺客と戦うゴードンだがその隙にもう一人の刺客がマリオに襲い掛かる。しかしマリオは必死に抵抗し近くに落ちていたカメオブローチを刺客の目に刺し馬乗りになった。「彼女を危険に…誰の依頼だ？！なぜ俺を殺そうとする！！」というと鬼の形相で刺客の首を力いっぱい締め上げる。「理由は…わかってるはず…」と苦しそうに言う刺客。マリオは手を緩めず更にきつく締めあげた。

ファルコン親子の秘密

ファルコンはゴードンたちが席を外した隙に捕まえた刺客の一人の所へ行く。「誰に雇われたか見当はついてるし話さないのも分かってる。」と言って刺客を掴むとナイフで口の中を痛めつける。監視カメラでそれに気づいたゴードンたちは慌てて取調室に駆け付けた。ファルコンは刺客の歯を1本抜いていた。その歯にはブルースの鍵と同じフクロウのマークが刻まれていた。やって来たゴードンたちに「彼の雇い主が分かったよ。かつての私の仲間だ。私がカタをつける。もう終わりだ。」と言って去って行った。
ファルコンは抜き取った歯を持ってある人物と密会していた。その人物は闇の組織(梟の法廷)のキャサリンだった。「梟の法廷に頼まれたことは不本意でも全てやった。インディアン・ヒルも手にいれた。なぜ息子を殺そうとする？」とファルコンは聞いた。キャサリンは「答えらえらない。でもせねばならないことよ。」と答える。ファルコンは「息子を傷つけたら私は全身全霊をかけてあんたを追う。息子が死んだら勝っても無意味だ。ゴッサムを滅ぼす。」と脅しをかける。キャサリンは「この街はすでに滅びかけている。救えるのは私たちだけ。協力を要請したら手を貸して。それまで息子は殺さない。少なくとも我々わね。」と言った。まだまだファルコンも知らない秘密があるようだった。
その頃リーはゴードンの家を訪ねていた。「私たち別れを言い続けてる。ちゃんと別れてないのよ。」と言ってリーはゴードンにキスをした。そして「さよなら、ジム。」と言って部屋から出て行った。外でタクシーに乗り込むリーをじっと見つめるマリオの姿が…。マリオは絡んできたチンピラの言葉が届かないようで頭の中では”彼女は彼を愛している”と繰り返し聞こえていた。チンピラに肩を掴まれたマリオはチンピラの喉元を掴むと片手で持ち上げてしまう。もう一人のチンピラが殴り掛かるがそれも片手で簡単に止めて手を折ってしまう。「彼女は私を愛してる。彼女は渡さない。彼女は私を愛してる！！！！」と叫ぶマリオの目は血走り、バーンズと同じように顔の血管が浮き上がっていた。

えっ…。マリオはアリスの血に感染してるってことですか？バーンズと全く同じ症状が出てましたよね。これはかなり危険な兆候！一体どうなるんでしょうか。
そして闇の組織が梟の法廷と呼ばれるものだと判明。謎の鍵を巡りブルースは反撃の機会と仲間を得たと思ったのにボルクさん殺されちゃいましたね…。でもどういう鍵であるかなどは聞いたから何とか動き出せそうな気もします。この梟の法廷にはファルコンも関わっていたのですね～。あのファルコンさえも従える組織とは一体どこまで影響力を持ってるんでしょ。キャサリンおばばファルコンにすごまれてちょっとビビり顔になってましたが一体どんな秘密があるのでしょうかね。
で、エドはブッチがイザベラを殺した犯人でないと分かったようですが同時にバーバラにもわかっちゃいましたよね。ペンギン大ピンチ！

今日の一枚

GOTHAM seson3 ep10