ゲーム・オブ・スローンズ第6章：冬の狂風　第4話『異客の書』(Book of the Stranger)

2016/05/16

ゲーム・オブ・スローンズ第6章：冬の狂風のあらすじ

失明したアリア、逃げ出したサンサ、捕まったデナーリス…そして刺されたジョン・スノウなど。
過酷な状況にさらされたそれぞれの運命がまたしても大きく動き出す！
一体だれが生き残り正義の裁きを下すことができるのか、そしてジョン・スノウはどうなってしまったのか！？

ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

兄妹の再会

ナイツ・ウォッチをやめると言い出したジョン・スノウ。エドは「奴らが来るのに俺たちを置いて行くのか？」と聞いた。ジョン・スノウは「もう全力を尽くした。兄弟に殺された。なのに留まれと？」と答えた。その時角笛が鳴り「騎手たちが接近！」と言う声が聞こえる。外に出たジョン・スノウはやって来た者の姿を見て驚いた。そこにはブライエニーとポッドに付き添われたサンサの姿が…。2人は抱き合い再会をかみしめた。
思い出話に浸りながらもサンサはジョン・スノウにボルトンからウィンターフェルを奪回しようと言う。「家族の故郷よ。戦って奪回しなきゃ。」と話すがジョン・スノウは「軍隊がない。戦いはうんざりだ。故郷を出てから戦いばかり。誓約の兄弟や野人、尊敬する人々を殺した。ブランより幼い子を縛り首にした。俺は戦い…敗れた」と言う。それでもサンサは「北部を奪回しない限り危険よ。力を貸して。私一人でも戦う」と言った。
そしてここではもう一組再会していた。レンリーの王の楯であったブライエニーと彼を殺したメリサンドル、そしてダヴォスである。何も知らなかったダヴォスはブライエニーからスタニスは破れ彼女がとどめをさしたことを聞かされる。ブライエニーは「レンリーを殺したことを忘れもしないし、許しもしない」と言った。

ティリオンの交渉

ティリオンはグッド・マスターズ(善良なる親方)の代表を招き入れ交渉を始める。グレイワームとミッサンディは敵と話すなんてと反対するが、ティリオンは「かつての賢者は言った。”友でなく敵と手を結べ”」などと言って無理やり納得させようとしていた。「ドラゴンと傭兵を連れて奴隷商人湾を去れ」と親方は要求を出す。だがティリオンは奴隷がいなくても金を稼ぐことはできると言って「女王の提案だがミーリーンでは奴隷制度は廃止。だが他の都市には新制度への移行期間を設ける。奴隷制度の完全廃止まで7年の猶予を与える。奴隷を解放した者には金銭で保障するからハーピーの息子たちへの援助をやめろ」と言って女を与えた。親方たちと和平を結ぼうとしていることを聞きつけた元奴隷たちはティリオンに怒る。グレイワームやミッサンディになぜ奴隷商人を信用できる？と聞くがミッサンディは「信用はしてない。でもかつて賢者がこう言った。友でなく敵と手を結べと」と言った。だがこうは言ったものの不満なのは変わらない。グレイワームは「逆に利用されるぞ」とティリオンに忠告した。

弱い兄、強い妹

ハイ・スパローはマージェリーを呼び「今解放されたらどこへ行きますか？」と聞く。マージェリーは「兄の元へ行くわ。夫と家族の元へ」と答える。ハイ・スパローは「でしょうな。しかしそれは金や美服や権力を求めるのと同じ。家族を求めるのは罪の追求。私もかつて同じ物を求めました」と言って過去に犯した自分の”罪”をマージェリーに話し出す。そして「会いに行きましょう。兄君に」と言ってマージェリーとロラスを会わせた。変わり果てた姿の兄を見て驚き悲しむマージェリー。だが彼女はロラスに心を強く持って、彼らの策略にはまらないでと諭す。しかしロラスは「もうやめてほしい…助けてくれ…」と涙を流した。マージェリーは「彼らは私に兄上の心を引き裂かせたがっている。だから会わせたのよ。ここで屈したら彼らの勝ちよ」と言うがロラスは「勝たせればいい。終わらせてくれ」と言った。マージェリーは「わかったわ」と言って兄を抱きしめた。

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反撃開始

トメンからハイ・スパローと話したと聞いたサーセイ。トメンは「誰にも言わないと誓ったんですが…」と言ってサーセイにある話をした。それを聞いたサーセイはジェイミーと共にオレナとケヴァンの所へ行きトメンから聞いた話をする。「ハイ・スパローは我々が権力奪回に踏み切らないと読んだ。その通りになってる。今や七王国の未来は彼の汚い手の中。数日後私の審判がある。その前に王妃の”贖罪の道行き”ね。善良な市民たちの前で罪を悔い改める。」と言った。それを聞いたオレナは「いいえ。そんなことさせない。絶対にさせない」と言う。サーセイは「同意するわ」と言った。ジェイミーは「七王国で2番目に大きいタイレル家の軍隊で恥辱を受ける前に王妃を奪還する。」と計画を話すがケヴァンはハイ・スパローたちに手を出すなと王が言っていると心配する。だがサーセイは息子のランセルを変えられて諦めるの？と説得した。息子を諦めることはできないと言うケヴァンに「では言う通りにして。我々が連中を倒すから」とサーセイは言った。

ラムジーの挑発

ラムジーに呼ばれたオシャは彼を誘惑して隙を見て殺そうとするが、ラムジーはそれがわかっていた。オシャがナイフで刺そうとするがその前にラムジーはオシャの首を刺した。オシャは大量の血を流しながら床に倒れそのまま死んでしまった。そしてジョン・スノウの元にラムジーからの手紙が届けられる。そこには”落とし子ジョン・スノウ。野人の大群に壁を越えさせたな。北部への裏切りだ。ウィンターフェルはいただいた。見に来い。弟リコンは地下牢だ”と書かれておりジョン・スノウとサンサは驚いた。更に花嫁を返せばお前と野人は放っておく。だが匿えば皆殺しに、サンサもひどい目に遭わせると書かれていた。締めくくりはウィンターフェル城主・北部総督となっていた。怒りは抱えるが一歩踏み出せないジョン・スノウにサンサは「怪物が私たちの故郷と弟を奪った。ウィンターフェルを奪還し救わないと」と説得。ジョン・スノウはやっと首を縦に振った。

デナーリスの作戦

デナーリスを追ってヴァエス･ドスラクに到着したジョラーとナハリス。夕闇に紛れ潜入するがドスラク人2人に見つかってしまう。逃げた一人をナハリスが追いかけ仕留める。もう一人と闘うジョラーだが歯が立たず殺されそうになる。だがナハリスが助けてくれた。そして若い寡妃と外を歩くデナーリスと合流。デナーリスは「生きてここを出られない。でもいい考えがある。手伝って」とジョラーたちに言った。
そしてデナーリスの審判の日がやって来る。部族の男たちはデナーリスを見て犯すだの奴隷商人に売れだのと好き勝手に話す。デナーリスは「私の意見を言っても？どちらも嫌よ。」と言ってかつてこの寡妃の会の神殿でドロゴが海を渡り鉄の甲冑の男どもを殺すと部族に約束した話をする。そして「あなたたちは何を話し合ってる？襲う村や犯す女の数やもらう馬の数の話し…。皆小さいわね。ドスラクを率いる資質はない。私は違う。私が率いる。」と宣言すると男たちは大笑いする。そしてデナーリスを順番に犯す、俺たちがお前に仕えると思ったか？と怒り出した。デナーリスは涼しい顔をして「いいえ、お前たちはここで死ぬ」と言うと火が焚かれた台を倒す。辺りに火が回り寡妃の会の神殿は燃え始めた。出口へと行く男たちだが外からかんぬきを掛けられ出られない。デナーリスは次々に台を倒すと男たちを燃やした。大きな炎を上げて燃える神殿にドスラク人たちも集まって来る。その時中から裸のデナーリスが現れる。炎に包まれても傷一つないデナーリスの姿にドスラク人はひれ伏した。ジョラーとナハリスもやって来てその神々しい姿に跪いた。

やっとジョン・スノウとサンサが再会できましたね。すっかり強気になったサンサと疲れ果てているジョン・スノウに温度差はありますが、打倒ラムジーに向けて気持ちは一致したようです。オシャが殺されてしまったしリコンが心配。早くラムちゃんを始末してほしいですね！
ベイリッシュはロビンを巧みに操り打倒ボルトンの戦に加わるよう谷間の騎士たちに伝えたけど、本当に策士ですな。またこの戦を使って悪だくみしてないといいですが…。
そしてシオンもようやく故郷へと戻りました。でも父の死などを聞かされたりと幸せと言うわけにはいかないですね。こちらも後継者を巡って一悶着起きそうな気配です。
王都の方でもサーセイとオレナ達が手を組んでようやくハイ・スパローに立ち向かうようです。上手くやらないとマージェリーたちに危険が及びそうだからしっかりやってもらいたいですね。
今回おもしろかったのはトアマンドのブライエニーを見る目ですね( ﾟДﾟ)ブライエニーに興味津々のトアマンド。ここでロマンスが生まれるのか？wこの二人何だかお似合いだから上手く行って欲しいなぁ。