Empire 成功の代償シーズン1　第11話『欲望と嫉妬』

2015/05/21

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Empire 成功の代償のあらすじ

生きるため9歳でヤクの売人になったルシウス。しかし彼は類稀なる音楽の才能とカリスマ性で一躍ヒップホップ界の重鎮と呼ばれるようになり大手レコード会社「エンパイア社」のCEOへと成り上がった。
しかしルシウスは突然余命宣告を受ける。残された時間で彼は3人の息子からたった一人を後継者に選ぶことに決める。しかしそれは簡単ではなく様々な問題が立ちふさがるという音楽業界の裏側や人間関係を描いたドラマ

ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

最高の女クッキー・ライオン

完全に家族にそっぽを向かれてしまったルシウスだが、当の本人はあまり気にしていないようだった。それよりも自分のラスト(予定)のコンサートのことに頭がいっていた。そして人生最後に最高の曲を作りたいと作曲し始めるが、思った通りの物ができない。そんな時ルシウスは子供たちがまだ小さかった時のことを思い出す。駆け回り大きな声で騒ぐ幼い子供たちの相手をしながらも的確なアドバイスで自分の曲を手伝ってくれたクッキー。今まさにクッキーが必要だとルシウスは感じた。どこかへ行ってしまったクッキーを探すようスタッフのベッキーに命じる。ベッキーは事情を知っているような微妙な顔をする。
その頃クッキーは新しい彼氏で警備主任のマルコムと雪が積もる別荘で二人きりの休日を楽しんでいた。「ルシウス以外の男を知らないんだ」そう言うクッキーに「君のペースでいいよ。焦らずに行こう」とマルコムは優しく言うがそれに火がついたのかクッキーはマルコムのシャツのボタンをはずし、二人は一線を越えてしまう。(クッキーのベッドシーンとか誰得なのかわかんないけど…)

新たな病気？

目がかすんだりと体調が思わしくないルシウスだが「死ぬ前にやることがたくさんある」と動き回る。心配した看護師が「大丈夫ですか？少し休まないと」と言うがルシウスは「大丈夫だ。目がかすむだけだから」と答える。だがその言葉に看護師は「目がかすむのはALSの症状じゃないはずだ…」と何やら調べ始めた。

息子たちの活躍と湧き出た問題

ジャマルはアルバムを発売し、サイン会も盛況だった。
株式上場を控えて大きなライブの計画を立てているルシウスはアーティストと共にマスコミの質問に答えていた。この時点でルシウスはハキーム推しだが、マスコミにジャマルの活躍についてコメントを求められる。そして「ジャマルはルシウスも超える存在と言われていますが…」ということまで言われて少しムッとするルシウスだが、そこはうまくハキームを推しながらユーモアを交えてすり抜けた。それを終えると一通の手紙を渡される。中を見るとクリードモアのベレッティからの楽曲使用の差し止め請求だった。ベレッティはルシウスの楽曲の権利を持っているためもし差し止めれればルシウスは自分の曲を歌うことができなくなってしまう。ルシウスは何とかしようと考える。
その晩マスコミの前で新生エンパイアのライブが披露された。スヌープ、タイタンといった顔触れが曲を披露し「ブチかませ！ハキーム！」とステージ上の二人に呼ばれ「やってやるよ」とハキームがラップを始める。だがその内容はルシウスをこき下ろしたとんでもないラップだった。言いたいことを言ってさっさと帰るハキームを追いかけたルシウスはハキームを思い切り殴ってしまう。

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神に心を預けたアンドレ

双極性障害の治療で知り合った音楽療法士のミシェルに”祈る”ということを教えてもらったアンドレ。最初は祈って何になるんだろうという感じだったが、スーツを身に纏いネクタイを締め会社に行こうとするがそれがものすごく窮屈なことに感じたアンドレはミシェルがいる教会を訪れる。そこでまたミシェルに祈りましょうと言われて一緒に祈ることに。アンドレはミシェルと教会に居ることに安らぎを感じ始め、もう会社のことはどうでもよくなり教会の手伝いをするようになる。

男は女の浮気が許せない

妹のキャロルを連れてエンパイア社にやって来たクッキーだがセキュリティカードがエラーになってしまう。警備員が出てきて「奥へは通せません。」と言われてしまう。すると奥からルシウスが出てきて「ボーイフレンドは助けに来ないぞ」と言う。クッキーは「そういうことか。今まで散々私にひどいことして嫉妬してんの？私はあんたのものじゃない」と食って掛かる。クッキーは解雇されることになりオフィスの私物を片付けていた。するとマルコムがやって来る。クッキーは「あんたは何を理由に解雇されたの？」と聞いたがマルコムは「解雇されていない。でも俺と一緒に来てほしい。ワシントンに。政府の重職に内定していた。まだポストは空いているんだ」と話す。クッキーは複雑な顔をして「私は今まで積み上げてきたものが捨てられないんだ。あんたは本当に良い人だよ、ありがとう」と言い別れのキスをする。

ダークサイドに堕ちたジャマル？

人気者となり雑誌でも取り上げられるほどになったジャマル。ルシウスはクラブにいジャマルに会いにくる。「いい曲が作れないんだ」と話すルシウスにジャマルは「わかるよ。ライターの壁だろ？」と言う。ルシウスは「お前たちの一人を後継者にすると言っていたがお前は怪物になれるか？必要とあらば」と意味深な発言をする。だがそれがどういう意味かはわかるという顔をしたジャマルだった。
ジャマルは自身もスランプに陥った経験から、「原点に戻るのが一番だ」と子供の頃に住んでいた家にルシウスを連れて行く。ジャマルは作曲を手伝う代わりにクッキーを戻すと言う条件を出しルシウスはそれをのんだ。中に入ると当時のままでルシウスのキーボードやギターも置いてあった。二人は互いに競う様にセッションを始め、最高の曲を作り上げた。久しぶりの感覚に喜ぶルシウスだった。そしてジャマルに「エンパイアを継ぎたかったら俺の原盤をベレッティから取り返してみろ。どんな手を使っても。」と言う。ジャマルはベレッティのパーティーを訪れる。うまいこと言って外に連れ出しベレッティをビルの上から落とすような態勢にして脅迫。その時ハキームがベレッティと手を組みそうだと連絡を受けたルシウスも現れる。ジャマルの姿を見て驚くがジャマルは「ここは俺にまかせておけ。」と頼もしい言葉を…その男気に嬉しそうな顔をするルシウスは会場のどこかにいるハキームを探す
。見つけたと思ったらハキームはお楽しみの最中…しかも相手は自分の元婚約者アニカたんだった…(てか、ハキームどんだけ熟女好きなのー！？)

ルシウスの本当の病名

目がかすむのはALSの症状ではないという看護師の指摘から、もう一度調べ直した医者がルシウスの元を訪れる。そしてルシウスに衝撃の真実が発覚。ルシウスはALSではなかった！
ALSは他の類似疾患との鑑別が困難で…という医者の説明を神妙な顔で聞くルシウス。そして本当の病名は「重症筋無力症」。難病ではあるが、治療が可能で命を脅かすような病気ではないということだった。余命がわずかではないことがわかったが今までやってきた後継者争いのことなどを考えると腹が立ったルシウスは「俺の家から出て行け」と医者を追い出す。

ルシウスは神よりも強大だった…

新しいCFOをさがしてくれ。俺はおりると教会に入り浸りのアンドレの元を訪れたルシウス。上場に関することを熱弁し、なんとかアンドレに戻ってくるよう説得をする。だがアンドレはもう戻る気はないんだと言う。そして丁度歌っていたミシェルを見てルシウスは「あの子がお前に”崇高な使命”を吹き込んだ天使か。神と俺とどっちが強大かな」と言う。ルシウスは目にうっすらと涙を浮かべてミシェルに拍手をしながら近づき「初めて神の声が届いた。すごく感動したからゴスペルのアルバムを出したい。是非君に参加してもらいたいんだ。」と誘惑する。突然現れた音楽界の大物にスカウトされ感動したミシェルはあっけなく陥落。にやりと笑うルシウスを見て怒りに震えるアンドレだった。

思いがけない告白

正しい病名を宣告されたルシウスは看護師に注射を打たれていた。これを続ければ数週間で良くなるということでゴキゲンのルシウス。そして注射の影響ですぐに夢うつつになってしまう。そこにジャマルのおかげで戻って来たクッキーがやってきてルシウスに話しかけるがムニャムニャしているルシウスに「なんだ、寝てるのか…薬のせいだね。」なんて言っているとルシウスは意味不明な事を話し出す。「俺を連れて行くなバンキー、消えろ！」「お前は死んだ。俺が殺した。俺を脅す奴は皆殺す」「俺を裏切るやつは死ぬ。一人残らず。」「ALSじゃなかった、俺は死なない。俺は蘇ったんだ」と起き上がりうつろな目で話しまた眠ってしまった。だが一部始終を聞いてしまったクッキーは驚きを隠せなかった。クッキーは枕を手にしてルシウスの顔に…

と言う所で今回は終わりです。今回は内容盛りだくさんでしたね。ルシウスもかなり悪い奴だけど息子たちにも少なからず影響してますよね。そしてもうすぐ死ぬから目をつぶっていられたことも死なないなら話は別！クッキーは枕でルシウスを殺せないとは思うけど殺したいと思うほどに憎んでしまったのは事実でしょうね。次のシーズンの為にルシウスはALSではなくしたのだと思いますが話全部ひっくり返るよな～。と思ってしまいました。でも楽しいからいいです。来週が楽しみ。