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SCORPIONスコーピオン シーズン3　第22話『火星基地からの脱出』

ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

”火星”からの修理依頼

トビーとハッピーのパーティーの準備が着々と進む中、火星環境の実験施設から修理の依頼が入る。カッパー航空宇宙工業のバイオドームは火星生活の疑似体験が可能な施設でNASAのために開発されたらしい。そこには居住空間やラボ、そして食物の栽培なども可能だという。科学者のサルヴァトーレと植物学者のジェニファーが11ヶ月前にドームに入っており彼らはあと30日で任務を終える。その後カッパーたちは巨額の報酬を手にするということだが送電網に問題が起こったとのこと。
設計図を見たハッピーは「この原子炉ならすぐ治せる。」と言うがトビーが実験の完璧性を守るためサルヴァトーレたちとの接触は避けなければならないという。幸い彼らは原子炉から遠くのラボで作業をしているらしいので、その隙に修理をすることにしウォルターとハッピーとトビーは”火星”へと向かうことになった。

生活感溢れるドームへ

実験の決まりを守るために通信機や携帯電話などはカッパーに預け、3人はドームの中に入って行くが中はかなり荒れ果てている。トビーは”住人”は実験を成功させる重圧でかなり精神を消耗しているんだろと話した。その時物陰からサルヴァトーレが現れた。ラボにいるはずのサルヴァトーレ。カッパーは”予定では”と言っていたので嘘をついたわけではないとトビーは言った。サルヴァトーレは「欠陥ドームにイカれた金髪と閉じ込められてみろ。」と文句を言い出すがそこへジェニファーもやって来た。「330日ぶりに外の人に会って私の悪口？」と言い返す。2人の仲はかなり悪いようだった。
2人を何とかなだめるとトビーはジェニファーの菜園へ、ウォルターとハッピーはサルヴァトーレの案内で原子炉へ向かった。どうやらサルヴァトーレが勝手に配線を増やしたため原子炉がやられてしまったらしい。蓋を開けたハッピーは「ヤバいよ。システムが過熱してる。間に合わないよ！爆発する！」と言い3人は急いで部屋から脱出した。
その直後に爆発が起きたが、ウォルターたちは無事だった。ただウォルターはドームの匂いや爆発のショックで過去に宇宙へ飛ばされペイジの幻覚と過ごしていた時の記憶が断片的に蘇るようになっていた。
ハッピーたちは急いでトビーの所へ向かうが爆発により菜園のロフトに積み上げられていた土が入り口を塞いでしまって脱出不能になっていた。「マズイ。暑くなってきた。」と中からトビーが言うとウォルターも「こっちも暑くなってきた。トリウムが熱を発してる。」と言って上着を脱いだ。炭素繊維のドームのせいで熱が逃げず、このままでは短時間で高温になってしまう。ジェニファーの体調も悪くなってきたため急いでトビーたちを救出しようと考える。
一方ガレージからドームのシステムに侵入しているラルフはペイジとカッパーと共にモニタリングをしていたが、シルヴェスターからドームの辺りで地震が起こったという情報をもらい調べてみると地震ではなくトリウム原子炉の爆発であると気づいた。タイムラグをなくし監視カメラの映像を確認するとヒドイ有様のドームが映し出された。ペイジは資金をケチっていたカッパーに「中は安全だって言ったわよね？」と怒った。

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ザ・ミスト

ウォルターはトビーに入り口に積もった大量の土に水を掛けるように指示する。そしてウォルターたちは硝酸アンモニウムを土の中に埋め込んでいく。すると土はみるみる凍り始めた。凍った土を砕いて塊を取り出していくとトビーとジェニファーを何とか助け出すことができた。
その頃ガレージではカッパーが遠隔で扉を開けようとするが爆発による損傷で開かないと判明した。手動で開けようにもドームに着いた頃にはもう手遅れになっている。どんどん温度が上昇しているドーム。ラルフは放送設備に入ってそれを使おうとパソコンに向かっている。するとカッパーは「秘密保持の契約は結んでるし、ヤバそうだから退散するよ。」と言ってさっさとガレージから出て行ってしまった。
扉に向かうウォルターたちにペイジはドーム内の放送を使って呼びかけた。「スライとケイブにもつないであるわ。ドアは開けられない。カッパーは逃げた。」と言う。トビーは「早く出ないとマズイ。湿度がすごいんだ。50度になれば水蒸気が肺で水になり死ぬ。30分も持たない！脱出方法を見つけるまで時間稼ぎを。」と言った。ウォルターは「ジェンのエアコンの冷媒で原子炉を冷やそう！」と言う。それで室温の上昇を遅くすることができる。ウォルターたちは早速材料を集め実行に移した。その計画自体は上手く行ったのだが、また新たな問題が発生する。
ドームの近くに到着したケイブとシルヴェスターがドームの周りに発生している霧を発見。それは汚物タンクから漏れ出ているようで、それを聞いたトビーは「アンモニアと湿った空気で致死性のスモッグになる。ロンドンでは二酸化窒素と二酸化硫黄が霧に混じり4000人が死んだ。」と言う。シルヴェスターは「霧が邪魔でドアを開けられない。」と言った。ケイブは「落ち着け。方法を考えよう。君らは待ってろ。」と言い何か策を練ろうとするが、ドーム内に外の霧が侵入。増々時間が無くなってしまう。

両面攻撃

通気口から漏れ出る霧を土で何とか塞ごうとするウォルターたち。
一方外ではタンクを塞ぐためケイブとシルヴェスターがパーティー用に注文していたトビーとハッピーを模したピニャータを頭からかぶり消臭スプレーとプレート、そしてチャッカマンを手にタンクへと向かった。溶接の要領でタンクを無事に塞ぎ作業完了を報告。その頃ウォルターは天井の通気口を塞ぐため危険を冒しつつ上へあがり作業をしていた。マスクをしているものの1、2分しか持たない。作業を進めるウォルターだったが酸素が少なくなったせいか再びペイジの幻覚の記憶を思い出してしまった。その結果作業場から足を滑らせロープで宙ぶらりんとなってしまった。記憶が蘇るものの現実と幻覚を混同し混乱するウォルター。ハッピーもハシゴを上り通気口を塞いでからウォルターに絡まったロープを切った。ウォルターは下のマットレスに無事着地。何とか無事だった。だがジェニファーが意識を失ってかなりマズイ状態となる。
急いでドアを開けてもらわないと危険なのだが、まずは生理食塩水を与えなくてはいけない。ハッピーたちはその場にあるポンプ内蔵給水器や磁石、そして電流を使って即席注入器を作り食塩水をジェニファーに投与。ジェニファーは何とか目を覚ましてくれた。
そして外ではケイブたちがシャンパンとガソリンで作った火炎瓶を用意、ウォルターたちは中から酸化アルミニウムや水酸化カルシウムで爆薬を作りそれをドアに貼りつけてスタンバイ。ケイブたちが外から火をつけてくれると見事にドアは吹き飛びウォルターたちは外へ出ることができた。

緊迫感のあるお仕事でしたねwあんなところに閉じ込められたら…。私ならすぐ死ぬな。間違いない。
カッパーは最悪ですよね。自分の責任なのによくあの場から逃げ出せたもんだ。ウォルターたちが天才だったからどうにかなったものの、もし秀才だったら死んでいたかもしれないですよね。
とにかく、彼らが無事で良かったです。
で、ウォルター。今更宇宙の時の記憶が蘇ったの…？しかも本人の中では幻覚じゃないわけだからそりゃぁ混乱するでしょうよ。皆が知っていて本人だけが知らなかった恥ずかしい事実が判明してしまったわけだけどなぜペイジ解雇につながるんだろ。さすがのケイブも去って行きましたよね。
ウォルターの中ではそれが最善策だと考えた結果だと思うけど、やっぱりまだまだEQは低いか…(´・ω・｀)
ラルフはIQもEQも高いんだけどな～。
この間良い感じだなって思ってたのに…。また振り出しどころかマイナスですよね。もうヤキモキしちゃう(´・ω・｀)
ケイブとシルヴェスターのピニャータの所最高だった♡

今日の一枚

SCORPION season3 ep22