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MR. ROBOTミスターロボット シーズン2　第11話『パイソン(前編)』

※この記事にはプロモーションが含まれています

ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

2人の金髪ポニーテール

地下鉄でアンジェラの前に現れた男と女。アンジェラはその2人にバンに乗せられどこかに連れて行かれていた。男女は何も言わずアンジェラが行き先を聞いても答えない。逃げ出せないかと試みるが車から出ることもできない。
そのまま寝てしまったアンジェラは目を覚ますとすでに外は明るくなっていた。車は走り続けていたようである家にやって来るとガレージに車を停めた。アンジェラは促され家の中の一室へと入れられる。大きな水槽ではコイが泳ぎ、室内にはテーブルとイスが置かれていた。テーブルの上には古いコンピューターと電話などがある。しばらく待つと部屋にはアンジェラと同じ金髪ポニーテールの少女が入って来る。やけに大人びた少女はイスに座ると「時間がないから始めましょ。」と言ってコンピューターにフロッピーディスクを入れて準備を始めた。「あなた誰なの？」とアンジェラは言うが少女は「あの水槽の水が減って行くから時間がないの。」と言ってコンピューターの操作を始めた。起動されると画面には”ランド・オブ・エコデリア”と浮かんだ。少女は「セックス中に泣いたことは？」と質問を始める。突拍子もない質問にアンジェラは「何なの？」と驚いた。それでも少女は同じ質問を繰り返す。アンジェラは答えないわよと言う。すると少女は立ち上がり「答えてもらえないとお仕置きされる。」と言って自分の背中を見せた。そこには鞭で叩かれたようなひどい傷がいくつもついていた。アンジェラは驚き「誰の仕業？」と言うがその時部屋の電話が鳴る。少女は出ると「はい。分かった。じゃぁ。」と答えアンジェラに「早く始めないと時間がなくなる。」と言った。また同じ質問。アンジェラは「ない。」と答える。すると少女は質問を変えアンジェラの返事をコンピューターに打ち込んで行った。
水槽の水が半分くらいになった。それでも質問は続いて行く。「鍵は部屋にある？」と聞く少女だがアンジェラは意味が分からない。すると部屋の電話が鳴った。少女が出るがアンジェラに代われと言われたようで受話器をアンジェラに渡した。電話の相手は女性で「暗くて何も見えない部屋でたいまつとマッチがあればどうする？」と聞く。アンジェラは戸惑いながらも「火をつける」と答えた。電話の相手は「たいまつの火で目の前にドアが見えた。どうする？」と聞く。ドアを開けると答えたアンジェラに更に「どう開ける？」と質問する。「ノブを回す。」と答えるアンジェラ。電話の相手は「ノブが回らない。どうする？」と質問を重ねてくる。アンジェラは返答に困り分からないわと言うが電話の相手はしつこく同じ質問を繰り返す。苛立ったアンジェラは「鍵よ。鍵でドアを開けるわ。」と言った。すると電話の相手はありがとうと言ってそれ以降何の反応もしなくなった。
少女は「鍵は部屋にある？」と聞く。意味不明で困るアンジェラだが「あるわ。鍵は手の中に。手はポケットの中。」と答えた。少女はコンピューターの電源を落としフロッピーディスクを抜くと部屋から出て行ってしまった。

アンジェラを連れて来させた人物とは

すっかり水槽の水がなくなり、先ほどまで泳いでいた鯉は息絶えていた。アンジェラは相変わらず部屋に閉じ込められている。するとある人物が部屋に入って来た。その人物はタバコに火をつける。それはホワイトローズだった。
「あなた誰？あなたの家？ずっと待ってた。」と言うアンジェラにホワイトローズは「時間を無駄にしないかの確認よ。」と言った。そして「あなたとの会話に使えるのは28分間よ。特別待遇なの。だから始めましょう。待たされた理由を知りたいはず。自分の時間に価値があると思ってるならね。4時間もいたのに外に出なかった。」と話した。アンジェラは「あなたは最低よ。子供に暴力を。」と言う。ホワイトローズは「あれはメイクよ。あれも実験のうち。”感情移入度”や”ダマされやすさ”を測った。」と答えた。アンジェラは「実験？なぜ私を？」と聞く。ホワイトローズは「あなたが情報を公表すると困るの。普通なら殺してる所よ。」と答える。アンジェラは「あなたは誰なの？」と言う。ホワイトローズは「時間に忠実な女よ。偶然は信じない。いらただしいほどにあなたは姿を現し続けてる。どこにでも顔を出すから会うことにした。フィリップ・プライスが特別視する理由を知るため。我々の関係を壊したのもあなたのせい。私たちは事件や友人で繋がってるの。それが持つ意味は理解できていないけど。ワシントン・タウンシップの事件の後あなたとオルダーソンさんがたどった道も必然。」と言った。「エリオットと何の関係が？知り合い？」とアンジェラは聞く。ホワイトローズはフーっと短い息を吐くと「あなたの母親と彼の父親は大義のために死んだ。生贄よ。彼らの命を捧げたおかげで人類は進化できる。あの事件が無ければあなたはここで私と会うことはなかった。あなたはすべての交差点にいるの。だから殺しはしない。でもあなたがこだわってる使命を私が絶対に諦めさせてみせるわ。」と言う。アンジェラは怯えたような困ったような顔をし「何が望みか知らないけどデータは渡すわ。だから解放して。」と頼んだ。ホワイトローズは「データはまたすぐに手に入る。復讐心を原動力にしていつか私の計画を潰すかもしれない。証拠など要らない。欲しいのはあなたの信念。」と言った。

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暗号の先には…

突然姿を見せなくなったミスター・ロボット。エリオットは逆にミスター・ロボットを見てやろうとある言葉を唱えながら眠りについた。「脳は覚醒、体は睡眠…脳は覚醒、体は睡眠…脳は覚醒、体は睡眠…」と呟きながら眠りに落ちるとエリオットは願った状況を手に入れることができた。脳は覚醒し、寝ているけど寝ていない状態。すると部屋の中で郵便物を漁るミスター・ロボットを見つけた。ミスター・ロボットはエリオットが覗いていることに全く気付いていない。ミスター・ロボットは郵便物の中から一つを取り出すとそれを難しい顔で見ていた。エリオットが近づいても話しても全く気付かない。エリオットはミスター・ロボットが手にしている”赤い手押し車バーベキュー”と言う店のメニュー表を見てそこに何やら暗号が書かれていることに気付き。「送り主は誰だ？」と考えているとミスター・ロボットはその暗号を解き始めた。何重にも仕掛けられた暗号はエルデシュ=ウッズ予想やペリン数列を用いて次々に核心に迫って行く。するとある電話番号が導き出された。ミスター・ロボットがそこに電話を掛けると「8番街の25丁目でタクシーが待っている。」と言われた。部屋を出て行くミスター・ロボット。エリオットは見失わないように尾行する。
「奴はどこへ？いや…思い出せ。追いかけてない。俺がヤツなんだ。」と呟くとエリオットは停まっているタクシーの扉を開けた。運転手は「エリオット？エリオットか？」と話しかけて来るがあまり英語が話せないようで何やらブツブツと母国語で文句を言っている。エリオットはとにかくそのタクシーに乗り込んだ。運転手は「行き先は？」と尋ねるがエリオットには答えようがない。話がかみ合わず困惑するお互い。だがそこに男が乗り込んで来てその男は「チャーチ通りへ。」と運転手に告げた。エリオットは驚いた顔を見せる。その男はタイレルだった。死んだはずの男が目の前に現れる…。エリオットは必死に頭の中を整理しようとする。”見えてるものはもはや関係ない。信用できないのは知ってる。見えてないものこそ重要だ”と言っていた。
タイレルは「俺たちが会うのは危険だ。だが守られている。影響力の強い協力者のおかげでね。」と言った。エリオットは目の前にいるタイレルが実物かわからず運転手に「彼が見えるか？なぁ見えるか？」と強い口調で問いただす。パニックになるエリオットが抑えきれずタクシーからは降ろされてしまった。タイレルは「君のストレスも分かるがぼくだって大変だったんだ。ここでは話せない。行こう。すぐ近くだ。」と言う。エリオットはどこへ？と聞くがタイレルは怪訝な顔をする。そして「全部忘れたのか？第2段階の準備が整った。君も見たら喜ぶさ。うまくいったんだ。あとは僕ら次第さ。」と言ってエリオットの肩を叩いた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

あら…タイレルさん出て来た…(笑)
もう意味わかんな～いっ！何がどうでどこでどう動いてるんだよぉ～！
エリオットはなんで第2段階のことすっかり忘れてるわけ？もうバカなの？この先一体どうなるのかしら…。
そしてホワイトローズに会い、何かが変わったアンジェラ。顔つきまでおかしかったけど大丈夫でしょうかね？
リークすることもできなくなった訳だけど、どうするんだろう。もうホワイトローズお姉さまの配下になるんだろうか。
それからE・コープ救済のために中国政府が無金利で2兆ドルを融資するということが決定。
プライスさん、密かにパニックを利用してE・コインなしでは生きられない世界を創り上げそうですよね。元々一枚噛んでるのか、この状況を上手く利用しただけなのか…。ホワイトローズとの関係もありますしこの辺りの動きも気になりますよね。
ホワイトローズは…何だろ(笑)すごいな。もうそれしか言えない…w
ディピエッロさんはメンタル的にちょっとキちゃってますよね～。話し相手、他にはいないんでしょうか…。

今日の一枚

Mr. Robot season2 ep11