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MR. ROBOTミスターロボット シーズン2　第12話『パイソン(後編)』(シーズン最終話)

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

相関図の人物

目の前でシスコが殺されたが、何とか無事だったダーリーンはFBIに連れて来られ事情聴取を受けていた。ディピエッロたちが何か聞こうとしてもダーリーンは「憲法修正第5条を行使し質問への回答を拒否します。」とだけ言う。
ディピエッロはダーリーンと2人になると「今日中に私たちは親友になる。」と言った。
そして逮捕されたヴィンセントの仲間がダーリーンがリーダーだと言ったことなども話したうえでダーリーンを気遣う様子を見せた。だがダーリーンは不信感丸出し。反抗的な態度でディピエッロに食って掛かる。だがディピエッロは笑い飛ばし、「ちょっと待ってて。」と言うと取り調べ室から出て行った。戻って来ると様々な証拠品を持ってきていた。f.ソサエティのマスク、ビデオカメラ。「指紋とDNAは鑑定中。声明ビデオに使われたかじきに分かるわ。あなたのDNAが出たらどういう風に見えると思う？」と言う。だがダーリーンは「私は彼との変態プレイを撮ってただけ。それも反逆罪になる？」と言って負けてはいない。ディピエッロは薬莢を出し、これがダーリーンの元カレであるザンダー・ジョーンズの銃から発砲されたものだということ、そしてその銃をダーリーンが盗んだということを話しだす。「金庫には指紋が無かったけど。あなたならふき取る。ゲーセンでこの薬莢を見つけたのよ。まだ話す気にならない？」とジワリと追い込んできた。それでも何も話そうとしないダーリーン。ディピエッロは上司に「あの子を攻略すればトップに行き着く。秘密作戦だったけど試す価値がある。実力を認めさせないと協力は得られない。」と説得していた。上司は何ヶ月も練った作戦だと渋るがもう選択肢は残っていないというディピエッロに押され、彼女の案を採用することにした。ダーリーンをある部屋に連れて行ったディピエッロは「こういう重大事件では本人に悟られたら終わり。だから手出しせず待ってた。”パイソン戦法”よ。ひたすら伏せて待つの。絶好のチャンスまで。1年絶食してまでもね。」と話す。ダーリーンは呆然としている。ディピエッロは「ロメロのことで動揺したでしょ。ダーク・アーミーの仕業だと。あれは隣家からの流れ弾に当たっただけ。事故よ。」と言う。ダーリーンは歩き出すと壁に貼られた相関図を眺めていた。シスコ、ロメロ、ギデオンには死亡を示すバツ印が付けられている。オリー、アンジェラ、スーザン。そしてf･ソサエティの枠には自分の顔写真も貼られている。相関図の中心にいる人物はタイレル。だがその真下に大きく記されているのはエリオットだった…。ダーリーンは「これ何なのよ。」と戸惑いを見せていた。

第2段階の内容

タイレルに連れられとある建物へとやって来たエリオット。中には白い防護服のような物を着たダーク・アーミーの一員がいた。2人はその男に連れられてエレベーターへと乗り込んだ。「ダーク・アーミーと何をしてるんだ？」エリオットは頭で考えながらタイレルの顔を見ていた。そしてエレベーターはあるフロアに到着。なかなかエレベーターから降りないエリオットにタイレルは早く来いよと声を掛けた。殺風景な倉庫のような場所、窓には一面新聞紙が貼られている。「ここで寝泊まりを？」とエリオットが聞くとタイレルは「まさか。作業の間だけだ。」と答えた。エリオットは「ダーク・アーミーの手配か？」と聞く。タイレルは「協力者なんだから当然だ。僕たちが隠れるためさ。本当に忘れたらしいな。」と言い困ったように眉間を押さえた。そして「聞かせてもらうが本当にやれるのか？リスクを冒してここまで連れてきたのに…。その状態じゃ心配だ。」と言う。エリオットは「ヨアンナ。奥さんだろ。捜してたぞ。」と言う。タイレルは「これが僕の役目だ。」と言うとスーツの上着を脱いだ。そしてパソコンの前に座ると「成果を見るか？」と言う。エリオットはパソコンの前に行き画面をじっと見つめた。
パソコンの画面にはどこかの建物の図面が出ていた。タイレルは「どうだ？」と嬉しそうな顔をしている。エリオットは頭の中で”どんな計画だ？奴とタイレルとホワイトローズが共謀してる。何が最悪ってみんなが俺をリーダーだと思ってることだ。なのに何も分からない。建物の設計図と無停電電源装置の制御プログラム。それ以上は分からない。何をする気か彼に聞いてもいいがこいつこそ誰だ？”と考えていた。その時タイレルが「エリオット！こいよ。」と言って窓の新聞紙をめくって外を見せた。
外にはE・コープのマークが描かれたトラックが何台か停まり、何かが建物に運び込まれるのが見えた。タイレルは「徐々にだが確実に記録書類が集まってる。」と言った。エリオットの目線の先には書類が運び込まれる大きなビルがあった。”あれが設計図の建物のオフライン版？”と考えていた。タイレルは「71施設中17か所分が到着済みだ。来月中には全施設分到着する。1か所に集めてくれるなんてまさに好都合だ。」と言う。エリオットは”データーベース再構築のために書類を集めてるんだ。この国の不動産の全取引記録。奴らの生命線…”と考える。タイレルは「マルウェアを…」と話し始めるがそれを聞いたエリオットはマルウェア？と驚いた。タイレルは戸惑いつつ「君の秀逸な計画のことだ。ハッキングで…」と言いかける。するとエリオットが「無停電電源装置の安全制限を無効化しバッテリー室の蓄電池を過充電に。すると部屋はガスで充満。換気システムと予備電源を停止させ電源装置と変圧器の接続を何度も切り替えれば火花が散り爆発が起こる。ガスの発生量を考えれば倒壊は確実だ。」と言った。タイレルは「君のハッキングで裏口へのアクセスを得て感染させられたんだ。」と言う。エリオットは「フェムトセルの設置はダーリーンのためじゃ？」と驚く。タイレルは「電話会議のリークは笑えたよ。良い時間稼ぎだった。でもこれが本命だ。」と言い、そこにミスター・ロボットも現れ「俺たちのな。」と言った。

実物と幻覚の狭間で

ミスター・ロボットが横でわーわー騒いでいるが、エリオットは無視して一人じっと考え込んでいた。そして計画のこと、タイレルのことなどでエリオットはミスター・ロボットを責め2人は言い争いをしていた。エリオットはパソコンに向かうタイレルに「ハッキングは中止だ。やれば大勢が死ぬ。マルウェアを削除する。そして裏口も閉める。」と言ってパソコンを操作し始めた。タイレルもミスター・ロボットも必死に止めようとするがエリオットはキーボードを叩いて作業の中断をしようとしていた。
するとタイレルが銃を持ち出しエリオットに向ける。「どうしたんだ。一緒に神になる運命を壊そうなんて。わけが分からない。」とタイレルは言う。ミスター・ロボットも「おとなしくこいつに従うんだ。」と言ってくる。エリオットはこの状況に戸惑っていたが「2人は同じだ。」と言い出した。そして”またヤツが小細工してるんだ。”と考え始めた。タイレルは涙ぐみながら銃を向け「撃たせないでくれ…。」と言う。だがエリオットは「銃は持ってない。そもそもいないんだ。君は撃たない。撃てないんだ。存在しないから。いるのは俺だけ。コントロールを取り戻す。真のコントロールを。」と言い出した。タイレルはそんなエリオットの腹に銃弾を撃ち込んでしまった。血が出ているのを確認したエリオットは涙を流しながら倒れる。そんなエリオットに近づきながらタイレルは「誰にも邪魔をさせるなとこの銃をくれたよな。ようやく意味が分かったよ。望みどおりにした。」と言う。身体が消えかかっているミスター・ロボットも「これがお前の知りたがった”徹底的”だよ。悪いな。邪魔は許さない。俺たちでも。」と言った。
アンジェラは電話に出ると「アンジェラよ。タイレル聞こえてる？すぐ行くわ。目覚めるまで私以外近づけないで。あなたは悪くない。」と言った。

赤い手押し車ってワードは所々にちりばめられてこれまた深かったわけですね～。
結局エリオットの別人格がミスター・ロボットと言うことなんだけどミスター・ロボットがタイレルやホワイトローズと共謀し第2段階を実行しようとしていたがエリオットは全く記憶がないためわからず戸惑うと。
タイレルからしたらすべてエリオットの指示で今までやってきたわけですもんね～。そんなタイレルを幻覚だと思い込んでたエリオットはシーズン2もヤバかったですね。撃たれちゃいましたけど大丈夫なんでしょうか…。そしてタイレルとアンジェラも繋がっている…？第2段階が発動されたらどんな恐ろしいことになるんでしょ。
そしてFBIも実はエリオットが黒幕に近い人物だと分かっているようですね。それでもタイレルを捕まえるためにエリオットを泳がせているという感じなのかな？ダーリーンも相関図を見て驚いていたし一体どうなることやら…。
そしてヨアンナに色々送ったり、電話をしていたのはノウルズさんだったんですね。お腹の赤ちゃんごと妻を殺されたから辛い目に遭わせてやりたかったということですが、ヨアンナさんフルボッコにされてもドМだから喜んでいたんじゃ…(笑)
それから遠くへ逃亡中のモーブリー＆トレントン。彼らに話しかけたのはレオンだとぉ？モーブリーたち…危険信号か？それとも神の救いか？
これにてシーズン2は終了。シーズン3も続々配信されておりますのでチェックしたいと思います。

今日の一枚

Mr. Robot season2 ep12 season final