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ブラックリスト シーズン5　第4話『エンドリング』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

故意に作られる”最後の一つ”

レッドから連絡を受け、彼の滞在先へと向かったリズ。そこで新聞を見せられるが”名馬と調教師が厩舎の火事で死亡”と書かれていた。レッドは「フィッツプレジャーは欧州競馬の最強馬で種付け料は15万ユーロ。だが生前種付けしたのはたったの一回。殺されたんだよ。競走馬は血統がすべて。フィッツは種牝馬として大いに稼げたはずだがそれが死に、別の馬主が注目を集めている。」と言う。リズは「フィッツの子の馬主ね。でも馬がブラックリストとどう関係する訳？」と聞いた。レッドは「例えばシロサイやドードー鳥。地球で最後の1匹は”エンドリング”と呼ばれる。馬を殺したのは通称エンドリングと言う悪党で故意に”最後の一つ”にしてその価値を高めるんだ。」と言った。
リズはこの件をチームに知らせる。調べるとシュメールの女神イナンナ像や干ばつに強い大麦が盗まれたりして故意に価値を上げられていたことが分かった。
厩舎の火事の直前に調教師が女性客と会っていたことが分かっており、彼女は中東系の30代前半でアリシア・グレイと名乗っていたことも掴んでいる。
クーパーはこの件で恩恵を受けたフィッツの子の馬主ケイレブ・ヘスから話を聞くようにみんなに言った。始めはシラを切っていたヘスだが息子の話を出されると態度が変わる。もしも立証されたら息子も共犯者として捜査すると言われたヘスは観念し女の事を話し始めた。「殺すなんて知らなかったんだ。子馬の価値を上げてやると言われただけだ。向こうから接触してきて報酬は”ある情報”だった。ある王女に対する警護計画だ。モンテネグロのソーニャ王女だ。わが社が警護班を訓練した。」と言った。

黄金の血と呼ばれる人々

王女が死ねば王家が途絶え王政復古の芽が摘み取られる。アラムが王女の滞在先のホテルを見つけレスラーたちは直ちに向かう。警護班に事情を説明しすぐに警戒にあたってもらう。
だがその頃エンドリングの女も従業員の制服を奪い着々と準備を進めていた。ホテルの電源が落とされ、エレベーターに仕込まれた爆弾でレスラーとナヴァービは吹っ飛ばされてしまうが何とか立ち上がり急いで王女を避難させる。「対象を確保。移動する。」と通信するがそれはエンドリングも聞いていた。レスラーたちが王女を連れて去っていくとエンドリングは王女のアシスタントと思われるアナ・デワンに声を掛け、警備部だと嘘をついて連れ出した。
王女は無事であったがアナが拉致されたと分かりクーパーはなぜアナが連れ去られたのかと王女に尋ねる。王女は妊娠中なのだが彼女は特殊な血液型であった。万が一に備えアナがいるのだと言う。アナは所謂”黄金の血”と呼ばれる誰にでも輸血可能な血液の持ち主だった。黄金の血の持ち主は世界に7人しかいないらしい。チームは黄金の血を持つ者が1人になれば高値がつくからそのせいでアナは連れ去られたのではと考えた。
他の黄金の血の持ち主を調べるとDCのマーシー病院にイーサン・アイザックスが入院していると分かりすぐに向かうことにした。しかしレスラーたちが病院に到着した時にはすでにイーサンは連れ去られたあとだった…。

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モラルなき医師団

アラムたちはイーサンについて調べを進める。9歳のイーサンは2010年に養子となりシリアからアメリカに来ていた。2008年生まれで元の名はシャヒール・アマッド。母親はニーラ・アマッド。この女性ニーラこそがエンドリングであり、イーサンを連れ去った人物であることが分かった。だがニーラも”黄金の血”の持ち主であった。
イーサンは進行性の突発性心筋炎を患っていて黄金の血を輸血する必要があるがそれができないため自宅で死を迎えることになっていた。しかし実母が誘拐。リズは「彼女はエンドリングを作るためでなく息子のために血を集めてたのよ。」と言う。アラムは「だがイーサンには心臓移植が必要で”黄金の血の心臓”でなければいけない。」と言った。
ニーラの調べを進めると共に交通カメラに一緒に映っていた男が運転する車の行方を追うようにクーパーは指示を出した。
リズはレッドの所へ行き、ニーラの本当の目的を話しそして運転手の男などに心当たりがないかと尋ねた。写真を見せてもらったレッドは「心当たりはある。」と言ってリズと共に動物病院へと向かった。
受付で”合言葉”を言い奥に通してもらったレッドとリズ。リズは「ここは何なの？」と聞いた。レッドは「メリッサ・ローメイ医師の個人診療所だ。彼女は外科医で”モラルなき医師団”の代表だ。犯罪者が医療を受けたい時はここを頼る。」と答えた。旧知の仲らしいメリッサと挨拶を交わすレッド。昔話で盛り上がるレッドを制するように「時間がないの。」と割って入るリズ。ニーラと一緒にいたドレズナー医師の居場所を聞き出そうとする。メリッサは教える訳がないと言って協力を拒むがレッドは「君まで危なくなるぞ」と説得しドレズナー医師の居場所を教えてもらった。

母親の愛

教えてもらった場所へ向かうリズとレッド。簡易診療所となった場所ではイーサンとアナの心臓移植が行われる寸前だった。銃を向け合いながらリズはニーラを説得しようとするがニーラは一歩も引き下がらない。レッドは「救える者がいる。この宇宙で母の愛ほど強い力があるか？君なら救える。だがここでは無理だ。まもなく警察が来て全員を逮捕し連行する。イーサンを助けたいなら我々は去らねば。今すぐに。」と言う。ニーラは「ダメよ。医師も移植する心臓もなくなる。」と言うがレッドは説得を続けニーラはそれに応じた。
その後すぐにレスラーたちが乗り込んでくるがその時にはすでにニーラやイーサンの姿はなかった。リズは来た時にはすでにいなかったと嘘を言った。
一方ニーラたちを連れて行ったレッドはニックを呼びメリッサと共にイーサンの心臓移植をしてもらうことになった。
レッドはニーラに銃を渡す。ニーラは「不思議ね。この子を救うのに黄金の血が必要だけど自分の存在に気付かなかった。」と言うと銃を顎の下に当てて自殺をした。彼女の心臓はすぐにイーサンへと移植される。手術は成功し、今夜を乗り切れば大丈夫だろうとニックは言った。

最初から自分の心臓でいけるじゃん？って気づいて欲しかったですね(;´･ω･)
エンドリングを作り出すかと思いきや、息子の命を救うためだったと言う今回の件。何かちょっとニーラが自分勝手すぎかなとおもってモヤモヤしました。
最終的には美談になりましたけれどもね…。どうもスッキリしないです。
リズはレッドと行動してその結果チームにウソをついてしまいましたけどこれは良くないですね。クーパーさん怒ってたけど怒って当然だと思うしリズに対する信用が失われるような気がします。こういうの続くとちょっとマズイですよね～。
一方レッドはまたもや新たな仲間と新たなお仕事を見つけたようですね。こういう所すごいよな～。やっぱり普通の仕事と言う目線じゃないから目の付け所が一般人とは違いますよねw普通ならそんな稼業思いつきもしないわ。
そして！ニック殺されちゃった…。ピートが裏切ったのかはたまた骨を狙う別の者の犯行か…？何だかこちらもややこしくなってきましたね。というかここが一番ややこしいですわね。
ミスター・キャプランが残した物は波乱を巻き起こす種でございますね。

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BLACKLIST season5 ep4