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ブラックリスト シーズン5　第20話『ニコラス・T・ムーア』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

過去から来た者？

父親らしき男性と共に逃げる古風な恰好をした少女。男性は何者かに捕まり少女は飛び出した道路でトラック運転手に保護され病院へと運ばれた。
この一件は”過去から来た少女？”と新聞でも報じられていたのだが、リズがレッドに会いに行った際にレッドがこの新聞記事を隠したことでリズはこの少女の件は”秘密”と関係があるのではと思いチームに伝え、調べることとなった。
リズとナヴァービは少女がいる病院へ向かう。少女は体に触れさせることを断固拒否。ベッドの周りには何やら茶色い粉をまいていてそれは無害な鉱物であるらしいが本人は魔除けのつもりではないかと医師は言った。
リズは1人で病室へ入り少女に「私は味方よ。」と言って安心させつつ近づいていく。だがリズが粉を越えようとしたとき少女は「感染者は来ないで！ダメ！」と言ってまたあばれてしまった。
その頃少女の父親は時が止まったかのような村に連れて来られていた。”外”へ出た彼は感染したとみなされ焼却炉で”浄化”されることになってしまった。

以前にも同じような人物がいた

アラムの調べで過去にも少女と同じようなことを口走る者がいたと分かる。フロストと言う男性が線路を歩いている所を保護されたのだが彼の身元も暮らしていた村も確認できなかった。現代医療の痕跡もなく血液検査の結果も少女と酷似。フロストは2005年から3年間精神科センターにいたと分かりリズたちは担当医だったワーナー博士に話を聞きに行くことにする。ワーナー博士も少女の記事を読んでいて気になっていたと話してくれた。そして博士が「少女は感染の話をしたかね？」と聞いてきたのでリズたちは驚いた。
フロストも同じ話をしていて、彼のインタビュービデオを見せてもらう。フロストの話によると1957年のある日感染がアメリカ全土へと広がり森へと逃げた者たちだけが感染を免れた。彼らはニューヘイブンと言う村をつくりそこで”オロ”と呼ばれる保菌者から身を守りつつ村も守って来たと言う。もしも感染したら焼却炉で”浄化”すると言うのだ。
博士は「彼らを守ってくれるのが”ライオライト”でその粉で床や窓に線を引き結界を張った。」と教えてくれた。ナヴァービは「今フロストはどこに？」と聞く。博士は「ある夜、彼の部屋の窓が割れ争った跡があった。彼の言う通り”オロ”が追って来たのかも。」と答えた。

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一冊の本

リズは再び少女の病室へ向かう。ライオライトを手にし、ニューヘイブンやオロの話で少女に近づく。少女はメイベルと言う名前だった。メイベルは病気でありそれを治すために父親と外へ出たと言う。だが父親は追って来たオロに捕まってしまったとのこと。もし父親が見つかったとしても感染しているからどうするかはムーアさんが決めると教えてくれた。
リズはムーアさんに会いたいから連れて行ってくれる？とメイベルに話していたがその時男性看護師が医者の指示だからと言ってメイベルを車イスに乗せて連れ出した。だがその直後別の看護師が現れたためメイベルを連れ出したのは偽の看護師だと分かる。すぐにナヴァービが追いかけるが逆に男に気絶させられメイベルと共にバンに乗せられ連れ去られてしまった…。
監視映像や走り去った車の情報から行き先を割り出そうとするが分からず、カメラに映った男も犯罪者リストに該当なし。アラムは焦っていた。そこへレスラーがムーアと言う名前からある人物を見つけたと言って来た。
1973年、30歳の時に行方不明となったニコラス・T・ムーア。メイベルの発見場所であるグラフトンで姿を消していた。そこはフロストの発見場所でもあった。ムーアには奥さんがいることが分かり夫人に話を聞きにいくことに。
突然姿を消したと言うムーア。リズが夫人に「発見された少女はご主人に会ってるかも。」と言うと夫人はありえないと驚いた。レスラーは「(最初の感染者とされる)カール・デイヴィーズに心当たりは？」と聞くと夫人は「何の関係が？彼はニューヘイブンができた原因よ。」と答える。少女がニューヘイブンから来たと話していると聞くと夫人はさらに驚き「オロを怖がりライオライトで身を守っている？」と聞いた。そして一冊の本を渡してくれる。それはムーアが以前出版した小説で”感染の時代”と言うタイトルだった。すべてはその小説に書かれている通りのことなのだとリズたちは知った。
その頃メイベルを連れ去った男はムーアにメイベルを引き渡していた。だがナヴァービのことは「この女は俺が片付ける」と言っていた。

明かされる真実

アラムはムーアの小説を読みニューヘイブンがあるのではと考えられる場所を割り出した。
一方、村に連れてこられたメイベルは外に出た感染者として浄化するため焼却炉に入れられているところだった。メイベルの母親は涙を流しそれを受け入れられずにいる。ムーアは神にメイベルの魂を救いたまえと言い、まさに火が入れられようとしていたがその時FBIの突入部隊がやって来て辺りは騒然となった。オロが来たと慌てる村人たちはすぐに家へと逃げ込む。銃撃戦となりながら部隊は村を包囲。リズたちは焼却炉に入れられたメイベルを助け出した。しかしナヴァービの姿は見えない。村人たちは家に籠城しているためアラムはどこかの家にナヴァービがいるのでは、少なくとも誰かが情報を持っていると言うがリズたちは手順があるから待ってと言った。しかし居ても立ってもいられないアラムは村人の家に近づいた。手にはムーアの小説が握られている。アラムは自分や他の人はFBIの人間であり感染してないしオロでもないと話す。簡単には村人たちは信じないがアラムが全ては物語でありフィクションだと言って小説を見せた。
ムーアはみんなに嘘をついていて、すべては小説の中に書かれていたものだと説明する。そして「読んでみて、全て分かる」と言って小説を地面に置いた。するとメイベルの母親がすぐに外へ出てきてその小説を拾い上げた。裏表紙に載っている若き日のムーアの写真。そして感染やオロのことが書かれているのを知りムーアを問い詰める。ムーアはそれは預言書だ、今から起こるのだと言ってごまかそうとするが村人の多くはムーアに不信感を抱き家から出て来る。しかしムーアが1人の村人を撃ったので再び銃撃戦が始まってしまう。FBIは村を制圧。ムーアは捕まった。だが村中を調べたがナヴァービの姿はなかった。アラムはムーアに掴みかかりナヴァービはどこだと聞くがムーアは「行ったよ。遠くへ。」としか言わなかった。

最初からそうだと言われて育てば人間は疑うこともしなくなるのでしょかねぇ。まぁそうだわなぁ…。
他のドラマでもありますよね。外へ出ては感染してしまうから…ってお話。しかし怖いですよね。ムーアは自分の小説を現実にしたかったのか？自分でニューヘイブンを作ることで神まがいのことでもしたかったのでしょうかね。
今回のメイベルの父親は少しでも疑いを持っていたということなのかな？娘を救いたい一心で感染覚悟で外へ向かった訳ですけど外なら治せると言うのは知っていたのですよね。色々と謎でありますが彼の勇気ある行動が多くの人を助けることになって良かったです。メイベルも治療を受けられるようですしね。しかしこれレッドと何かつながるのでしょうかね？
連れ去られたナヴァービが心配ですね！アラムちゃん心配だろうし、手放したことを後悔してそう…。連れ去った奴はヤバイ感じでしたから何とか早く見つけてあげて欲しいです！
そして結局ハゲデブメガネは死んだのですね…。で、バッグが行方不明であると。リリアンことジェニファーの母親ナオミはすでに亡くなっていてそこに預けているのではという憶測も外れましたね～。
しかし結社から守るためだったとは言え家族を捨てなければならなかったレッド。リズにあれだけ想いがあるから何だかもう一つ家庭があったのかみたいな複雑な気持ちになりますけれどね…。
コスタリカに飛んだスモーキーが頼りですかね～。
シーズン5も残り2話。骨や秘密はどうなるか？そしてナヴァービはどうなるか？あとレッドの体調はどうなのか？気になる所ですね。

今日の一枚

BLACKLIST season5 ep20