1. ホーム >
2. ブラックリスト >
3. ブラックリスト シーズン5 >

ブラックリスト シーズン5　第15話『パティ・スー・エドワーズ』

※この記事にはプロモーションが含まれています

ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

謎のウイルステロ

トムを殺した犯人を追い続けるリズ。だがレッドはリズに新たなるブラックリスターの事件を話す。「トムの事件にしか興味がない。」と言うリズだがFBI捜査官に復帰した今、そう言う訳にもいかない。しかもレッドが「急を要する。NYで起きたウイルス感染は自然発生ではない。」と言った。
NYのダイナーで客たちが次々に咳込み発疹を出した件は疾病対策センターも動く大きな事件となっていた。
リズはこのことをチームに話す。「9ヶ月前南アフリカの闇商人が顧客の依頼でウイルスを求めレッドに接触した。その商人オコロの注文は”最も感染力の強い病原菌”。レッドは倫理的にマズイと断った。でも今朝の事件を知ってオコロの顧客の仕業じゃないかって。オコロが探していたのと同種類だった。」と話すリズを見てアラムは彼女の復帰が嬉しくてにやにやしていた。
レスラーは「顧客の特定は？」と聞いた。リズは「無理よ。オコロは殺されてる。」と答えた。
現場のCDCに詳しい話を聞く為レスラーたちはNYへと飛ぶ

分からぬ犯人の意図

感染力が強く周囲12ブロックが閉鎖されているとのこと。まだウイルス自体のことは詳しく分かっていないが、ダイナーから消えた一人の女性がいると教えてもらう。防犯カメラの映像を見せてもらい女性の顔や動きをチェックする。女性は吸入器を使って抗ウイルス薬を摂取していたのではないかと考えられた。ダイナーにいた他の客たちは危篤の人たちもいる。早急に女性の正体や行方を追うことにする。
だが一方で感染者たちが入院する病院から新たな通報が入った。エレベーター内にケースが置かれそれはウイルス拡散装置のようだというのだ。駆けつけたレスラーは「なぜ感染者をさらに感染させようとするんだ？」と聞いた。防護服に身を包みケースを開けた男性は「驚くでしょうがウイルスじゃない。治療法です。」と言って”治療方法”と書かれた紙をレスラーたちに見せた。
防犯カメラの映像から治療法のケースを置いていったのもダイナーにいた女性と同一人物であると分かった。感染させておいて治療法を出してくるとは一体…？犯人の意図が分からぬまま捜査は続く。
顔写真から身元を割り出した。パトリシア・スー・エドワーズ大尉。生化学者で陸軍感染症医学研究所で働いていた。ようは生物兵器の専門家である。夫はネイビー・シールズのデニス・エドワーズ少佐。だがデニスはシリアに駐屯していた時に押収品のアヘンを盗みそれを別のシールズの隊員に見つかり争いの末射殺されたとのこと。パトリシアも機密を扱う資格をはく奪され退役となったということだった。

犯人が本当に捜すもの

レスラーとナヴァービはCDCのテントに戻った。そこではウイルス情報を本部にアップロード中とのこと。じきに本部から連絡が来ると言われたがその時アラームが鳴り響きネットワークが停止。PCの画面はめちゃくちゃになってしまった。CDCのモーシェイ博士は「生物学的ウイルスがコンピュータウイルスに変化した。」と言った。
この一報を受けたクーパーは「人間のウイルスがネットワークを感染させるか？」と言う。アラムは「情報にすれば1と0です。今やコンピューターウイルスをゲノムに書き込める。被害者のDNA情報をアップロードする時そのウイルスも読み込む。」と言った。リズは「CDCのサーバー乗っ取りが犯行の目的？数千の殺人ウイルスにあのサーバーはアクセスできる。」と言う。アラムは「彼女の行動を調べるには直接サーバーにアクセスしないと。」と言った。しかし汚染区域の真ん中にサーバーはある。難しいがこの任務はアラムが行うことになった。
防護スーツを着ても汚染区域では20分ほどしか時間の余裕はない。そんな限られた時間で作業をこなすためアラムは1人、サーバールームへと向かった。マスクのせいで視界も悪く、初めての場所なため目的のサーバーを探すにも一苦労。お目当てのものを見つけ出した時には残り時間は7分だった。動きにくい防護スーツにイラつくアラムをナヴァービが無線で落ち着かせる。アラムは彼女の励ましで平常心を取り戻し犯人の本当の目的を見つけた。
「彼女はシステムを飛び越えてる。政府の通信網は繋がってるんだ。エドワーズはこのシステムを使って違うものを見てる。国防省だ。検索はDNA情報を条件に使ってる。捜してるのは人だ。誰かを捜してる。」と言った。

スポンサーリンク

エドワーズが求める真実

DNA情報を元にエドワーズが捜しているのがケイレブ・クローニンと言う元ネイビー・シールズの隊員だと分かる。
クーパーは「強硬手段を取るわけだ。特殊部隊のIDは機密だからな。」と言った。更にクローニンはエドワーズの夫を撃った人物であった。ナヴァービは「自己防衛が認められて彼女は不満だったのでしょう。」と言う。クーパーは「住所もすぐに見つけるだろう。早く捜さねば。」と言った。だがその頃すでにエドワーズはクローニンを見つけ出し挨拶をしていた。軍服で現れたエドワーズとクローニンは笑顔で握手をするが、彼女の手にはウイルス入りの針が仕込まれていた。エドワーズはクローニンに銃を向け、家の中へと入りこむ。そして彼をイスに縛り付けた。クローニンは咳をして発疹を出していた。苦しそうにしているクローニンにエドワーズは「治療法はあるの。ここにね。情報を渡せばあげる。」と言って吸入器を見せた。そして自分はデニス・エドワーズの妻であること話した。「あなたは夫がアヘンを盗んだと言った。でも私は知ってる。夫はトラックを引き留めていた。犯人を捜すため。返却された夫の軍服には血が付いてた。調べたわ。2つのDNAが出た。夫と、夫を殺した男。あなたよ。あなたがアヘンを盗み、夫に罪をなすりつけそして殺した。分からないのは他に誰が関わったか。」と言って自分は吸入器から抗ウイルス薬を摂取した。そして「解毒剤を使わないと3時間で死に至る。さぁ、話してよ。あなたの仲間は誰？」と言うがクローニンは拘束していたバンドを外しエドワーズに襲い掛かる。
もみ合った末に解毒剤の入った吸入器をクローニンが踏みつぶしてしまった…。「ウソでしょ…」とエドワーズは言った。

語られた真実

クローニンの住所を割り出したレスラーたちはすぐに家に踏み込むが、そこに2人の姿はなかった。
銃を持って出て行ったとの隣人の証言を得てレスラーはアラムにクローニンの車の情報などを調べてもらう。
すると車はエドワーズの自宅へ向かっていると分かりナヴァービは橋の側道に追い込む作戦に出ると言った。NY市警とも連携しながらエドワーズたちの乗った車を包囲することに成功。解毒剤が摂取できないことによりエドワーズにも症状が出ていた。2人はふらふらになって車から出てきた。クローニンはこの女が…早く薬を…と言うがエドワーズは「夫の名誉を回復し無実を証明したいの。誰も殺さない。」と言った。「無実…？」と引っかかったレスラーはクローニンに本当の事を話さないと治療はしないと言う。苦しさに負けたクローニンは真実を語る。自分たちがアヘンを盗んでいたこと、それをエドワーズの夫に見つかり通報すると言われたから殺したこと、他の仲間はストーンとマッグロウだと打ち明けたクローニン。
エドワーズとクローニンは治療を受け、回復したら逮捕されることになった。エドワーズの夫は名誉を回復。きちんとした軍人として再度送られた。

夫の無実を証明し、名誉を回復させてあげたいと言う健気な妻の思いでしたけどやり方が良くないですわね。
殺すつもりはなくても苦しませていること自体が問題。全く関係のない人々を危篤や重体に陥らせてはいかんです。
こうでもしなければ真実は語られないのだと考えた末のことでしょうがねぇ。結果的には誰も死なず、犯人は捕まりエドワーズも自身の罪を償わなければならない方向ですし、夫の名誉も回復できたしで全て丸く収まったけど。
すべてアラムちゃんの頑張りのお陰ですね！(笑)
■トムの事件の方ですけども…
シングルトンは汚職警官ではあるけれどもあのハゲデブメガネのやっていることは知らなかったということでしょうかねぇ？よく分からないな。仲間だけど仲間じゃないってか。あのハゲデブメガネ連邦保安官って席に書いてありましたよね。そんな人間が極悪人だとは…。シングルトン殺されちゃったけど、その現場でリズは声を聞きハゲデブメガネが”ダマスカス”であると気づきましたね。いよいよ本星にたどり着きました。
リズたちはどのように攻めていくのか楽しみですね。
■税務調査をごまかすために奔走するレッドw
早速フェイゲルにも活躍してもらってましたね。おもしろチームは出来てるけどやっぱり最後の最後にはレッドが動くんですよね。いつもながら彼の機エズ転エズは素晴らエズしいですエズw。
でもでもフェイゲルさん大丈夫かな～。彼の言う通り薬物依存症の人におクスリを与えるようなものですよね。一度”火がついたら”って思うと心配ですね。

今日の一枚

BLACKLIST season5 ep15