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ブラックリスト シーズン4　第14話『設計士』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

設計士と呼ばれる男

冷凍庫にイザベラ・ストーンを連れて来たレッドは雇い主は誰か聞き出そうとしていた。なかなか口を割らないイザベラにレッドは「現状で致命的なのは”寒さ”に思えるがその前に酸素の欠乏がある。凍死するまで長時間低酸素で苦しみたいか？」と言った。寒さに震えながらもイザベラは「夫はあなたの会計士でFBIに捕まると口封じで殺された。」と言う。それでもレッドは「雇い主は？」と聞いていた。そこへクーパーから連絡が入る。レッドがイザベラを連れ去ったことに怒ったクーパーは抗議するがレッドは「知りたいことが分かればすぐに君らに返す。」と言う。最近のレッドの身勝手な行動でチーム解体の危機を迎えていると言われたレッドは大物犯罪者”設計士”を差し出すと言った。
クーパーは設計士と呼ばれる者についてチームに話をする。「2014年ロンドンでタンカーが爆発。その10分後市街地で水道管が破裂した。そして騒ぎの間に宝石店から1億ドル分のダイヤが盗まれた。レッド曰く犯人は”設計士”。発案から請け負い完全犯罪を行うそうだ。”黒ミサ13”でハッカーをスカウトしているらしい」と言った。アラムは「この黒ミサはハッカーの競技会で勝者は魂を失うような仕事に雇われます。例えば産業妨害でほんとホラーです。」と言って競技会への”入口”を割り出した。
フィラデルフィアに向かったレスラーとリズはアラムに指示をもらいながら辺りを探っていた。するとレスラーはゴミ箱の横に貼ってあるQRコードを見つける。それをスマホで読み取ったリズは「”foo”の語源は最初のオブジェクト思考。」と出てきた画面を読み上げた。するとアラムが「こう入力を。それなら”bar”の語源はバイナリの任意の理由。」と言う。リズが言われた通りに打ち込むとある店の写真が出て来る。住所が分かった為次はそこへ向かった。レスラーたちが到着するとアラムは「妙な物は？」と聞く。だが見当たらない。店の写真を送ってもらったアラムはそれを見て「よし、分かった。」と言った。
アラムに言われた通りリズは「ペニー・キャンディを」と注文した。するとテンキーのついたボックスを渡される。「組み合わせは無数よ…」と嘆くリズだがレスラーはそのプラスチックのボックスを踏みつけて壊し中にあったメモリカードを取り出した。

思わぬ再会と乱入者たち

情報を読み取ったアラムはチームに「”ガーフィールド248に午後3時20分。黄色の帽子をかぶれ。”と指示されてる。潜入する人はハッカーに詳しくないとね。プログラム言語に加え隠語やカルチャーも。」と話すがリズもナヴァービもじっとアラムのことを見ていた。それに気づいたアラムは「僕はダメ。前回だって…イカれた恋人に殴られて合言葉の”バナナ”を連呼しただけ。」と言うが潜入するのはアラムに決定してしまった。
黄色の帽子をかぶり指定の場所で待つアラム。仲間たちと通信して不安を紛らわせようとするがそこに一台のバンがついてアラムは強引に乗せられてしまった。郵便局からバンを追跡していたナヴァービたちだが妨害ソフトのせいで画面が消えてしまいアラムを追うことができなくなってしまった。
一方ハッカーたちが大勢集まる場所に連れてこられたアラムはボディチェックを受けるためやむなく通信機を踏んで破壊した。ハッカーとして中に入り込むとそこに刑務所にいるはずの”元カノ”エリースを見つけ話しかけた。だが「今はやめて。」とエリースに言われてしまう。その時会場は派手な盛り上がりを見せ5分後に最強のハッカーを決めると男がマイクで皆に伝えていた。エリースも参加するハッカーの競技会でアラムは彼女への恨みが糧となり見事に優勝してしまう。喜んだのも束の間突然銃を持った男たちがやって来る。一斉に屈むハッカーたち。エリースはアラムに「政府側とバレたら私たちは死ぬ。」と言ってアラムの手を引っ張り会場から連れ出した。部屋の外へ出るとエリースは「政府が私のような天才を刑務所で腐らせると？」と言ってUSBメモリが仕込まれたメガネを見せた。アラムは「遠隔暗号化装置？何を盗む…」と言うが遮るようにエリースは「あなたの恋人に逮捕された瞬間から3省庁が私を奪い合った。今はNSA(国家安全保障局)よ。」と言った。
会場ではスーツを着た紳士風の男”設計士”が競技の主催者に「私は競技の優勝者と話がしたいんだ。」と言うが主催者は「今はどこにいるか知らない」と答えた。すると設計士はそれは残念だと言ってあっさり男を射殺し、手下に「(優勝者：アラムを)捜せ。」と言う。それから会場にいるハッカーたちに「全員端末の前に。仕事をしてもらう」と言った。

レッドを狙う者への足掛かり

引き続き冷凍庫でイザベラに話をするレッド。「ギャビンは優秀な会計士でいい人間だった。君に一途でね。ある時FBIが彼を訪ね私について質問した。彼の願いは妻子の身の安全と生活を守ることだけだった。私は彼を殺してないが存在を消す手伝いはした。彼は闇の世界から君を守ろうとしたんだ。皮肉な結果だな。」と言うとイザベラは「彼はどこ？…匿名で荷物が届いた。その中にはあなたの商売に関する詳細な情報があって報酬はクレジット・スティックだった。今は赤いシルクのドレスに縫い込んである。教えて。私の夫は今どこに？」と言った。レッドは「再婚した。彼は昔の君を覚えてる。今の君を見せるのは酷と言うものだ。だから居場所は言わん。だが部屋の温度を上げよう。凍え切っただろ。」と言った。
その後レッドはリズたちに「アナポリスにある製氷会社の冷凍倉庫へ行け。イザベラ・ストーンを返す」と言った。

捕まったアラム

エリースと共に逃げるアラムだが、設計士の部下たちが迫っていた。アラムは「傭兵の無線を奪って屋上に出ればFBIに連絡できる。」と言った。それから何か作戦を考えようとするが思わず以前のエリースとの関係に言及してしまった。「僕は真剣だった。仕事じゃないから。」と言うアラムにエリースは「私はあなたを打ちのめしたの。そんなことじゃ死ぬわよ。」と言った。
その頃設計士はハッカーたちにグループを組ませどこかへDDos攻撃を仕掛けさせていた。そしてこの計画を完成させるには優勝者が必要だと言って再度部下に指示を出していた。アラムたちの近くに傭兵が忍び寄る。だがエリースとのコンビで見事に倒すと銃と無線を奪うことができた。エリースは「地下から下水道へ出られるわ。一緒に来る？」と聞くがアラムは嫌だよと断って無線を持ち屋上へ向かった。そして緊急通報回線への接続要求を出しリズたちに繋ぐことができた。黒ミサに設計士と傭兵たちがやって来たことを報告。そして「トーン信号に変えるから追跡して。」と頼んだ。設計士の部下たちが屋上へやって来てアラムは捕まってしまった。設計士の元に連れてこられたアラムは仕事をしてほしいと言われるが断った。すると設計士は主催者の死体を指さして「ああなるぞ」と言った。アラムは死体に近づくと落ちていたメガネを拾い見つからないよう自分のポケットにしまった。そしてもう一度「犯罪には手を貸さない。協力はしない」と断る。設計士は銃をアラムに向ける。だがその時場所を特定したレスラーたちFBIが突入してくる。これで制圧できると思ったが設計士は手榴弾を投げその隙にアラムを連れて逃げてしまった。

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設計士たちの目的が判明

アラムが連れ去られてしまったが敵の目的すら分からない状況で困っているレスラーたち。彼らの前にエリースが現れ「アラムが計画なのよ。事件番号91170086、ジャネット・サザランド。私を撃つ前にそれを見てよ。」と言った。レスラーたちはまずエリースがこの場にいることにも驚いたが更に彼女がNSAの管理下にあることにもっと驚いた。彼女にムカツク気持ちはあるが今は協力してもらうほかない。エリースは「アラムはハッキング大会で優勝して計画の一員に選ばれた。攻撃対象はある施設の制御システム。”設計士”は南バージニアの電力網を攻撃してたわ。詳しい場所は分からない。調べてみる。とにかく連中は用が済んだらアラムを殺す。」と話した。
レスラーも色々調べていると分かったことがありクーパーに「グリーンヴィル刑務所に警官殺しで収監されている白人至上主義団体の会長でもあるロニー・パーキンズと言う男がいるが、その男は今夜処刑されることになっている。彼の団体なら金を集めて設計士を雇える。」と言った。クーパーは「システムを奪われても死刑囚を簡単に脱獄させない。何かあるな…」と言う。
その頃レスラーの読み通り刑務所の近くに連れてこられていたアラムは「刑務所の制御を乗っ取れ。26のファイアウォールがあるがハッカーが起こした停電で停止したよ」と言われていた。アラムが「だが刑務所のシステムは独立してる。遠隔操作で乗っ取るには…」と言うと設計士は「内部の協力者がバックドアを仕込まないとな。」と言った。どうやら準備は十分にできているらしい。刑務所内ではパーキンズの処刑が始まる所だったがそこへ設計士からの放送が入った。「所長ならびにご臨席の皆さん。5番の監視塔にご注目いただきたい。」と言われみんながそちらを見ていた。するとミサイルのような武器が発射され5番監視塔はあっという間に破壊されてしまった。

マッハ7で散りゆく命

マッハ7で飛ぶチタン製ロッドの威力を見せつける設計士は所長たちに「私が刑務所を乗っ取った。返して欲しければロニー・パーキンズを解放しろ。できなければ次の標的は君たちの部屋だ。」と脅しをかけた。牧師や一般人もいるため所長は仕方なく要求を飲むことにした。刑務所に向かうレスラーとナヴァービの所にクーパーから連絡が入る。どうやらアラムが拾ったエリースのメガネに仕込まれた暗号化装置を使った為居場所が特定できたらしい。急いでそちらに向かうことにする。
パーキンズは設計士の案内を聞きながらゲートの前までやって来る。設計士はアラムに「ゲートを開けろ」と言った。もちろん断るアラムだが銃で脅され開けさせられてしまった。パーキンズは脱獄に成功し迎えにきたバンに乗り込んだ。その時アラムの所にレスラーたちが駆けつけた。撃ち合いになるが設計士はまたもや隙をついて車に乗り込み逃げ始める。アラムは「逃がしたら終わりだ。奴を逃がせばまた死人が出る。」と言って落ちていた武器を拾うとチタン製ロッドを設計士の車に向け発射。見事命中させた。
そしてその後パーキンズも無事逮捕されたと連絡が入った。
アラムはエリースに「今生きてるのは君のお陰だね。ありがとう。でもチャラにはならない。」と言う。エリースは「アラム。ごめんなさい。」と謝ると笑顔で去って行った。

イザベラ・ストーンに金を払った者とは…

レッドはイザベラから得た情報を元にデヴィッドという男の所へ向かう。「君の銀行の預金者を調べてくれ。預金者の誰かが私の金を盗み事業を妨害し金庫番まで殺した。殺し屋に渡されたクレジット・スティックがある。データが暗号化されてるので調べてくれ。」と頼むレッドだがデヴィッドは「預金者の顔ぶれを想像しろ。秘密はもらせない。」と断る。しかも今は有名な画家であるポルペットがめったに描かない肖像画、ましてや自分を描いてくれている所なんだから邪魔するなと言われてしまった。
諦めるわけにいかないレッドはしばらく待ってポルペットを捕まえた。そして彼を上手く使ってデヴィッドに預金者のことを調べさせようとしたのだが、ポルペットはレッドの名前を聞いて創作意欲を刺激されたようでデヴィッドの絵を描かずにレッドの肖像画を描いていた。勝手に自分の家で、自分の絵を下地にされたデヴィッドは帰ってくれと言うがポルペットが「頼むからあと数時間描かせてくれ。彼は伝説なんだ。」と言った。レッドはそんなポルペットを見て「気の良い男だ。撃ち殺すのは心が痛むが君が預金者を調べないならやむを得ない。」と脅しをかける。デヴィッドは脅しに屈し「分かったからスティックをよこせ」と言った。
その後クレジット・スティックを調べたデヴィッドから連絡が入る。「私が顧客の秘密を守るかどうか試したのか？」と言うデヴィッドにレッドは「イザベラ・ストーンに金を払った者を言え」と言う。デヴィッドは「君だよ。レイモンド。君の口座の一つから払われてる。」と言った。あり得ないと驚くレッドにデヴィッドは「では情報が漏れてるんだ。タマをかきようもない。去勢されてるぞ。」と言った。
(まだ観てない方のために：このタマの表現はレッドがポルペットに絵を描いてもらってる時「退屈だ。タマも掻けない」とボヤいていたのをデヴィッドが皮肉ったものです)

あの～。クーパーの「なぜ君は近しい者に裏切られる？」と言う言葉でいやな仮説を思いついてしまったのですが…。
レッドを苦しめてるのってミスター・キャプランじゃないですよね…？違いますよね…？
何だかキャプランがなかなか出て来ないから邪推してしまいました(笑)そうでないことをもちろん願ってます！
今回の設計士はアウトキャストの悪いおじさん役の方だったんですけど、かわいい顔なのに悪役が多いんでしょうかね～。ご老齢なのに色々な知識を持ち合わせておられるようでブラックリストにふさわしい犯罪者でしたね。ラストは自分が用意した武器で散っていきましたがww
そしてトムも自分を”殺した”リチャード・ゲームを捜したけどすでに死亡していたため増々怪しく思い彼の母親に話を聞きにいきましたね～。誰かが母親にお金を渡しゲームに”台本”を読ませていたとか…。余計に謎が深まってしまいましたけど”台本”を書いたのはまさかレッドとかじゃないでしょうね？これまた邪推でしょうかwリズは入手した台本をスコティに見せたらどうかと言ってたけどどうなるんでしょうかね。トムサイドも楽しみですね！

今日の一枚

BLACKLIST season4 ep14