ウォーキング・デッドシーズン9　第3話『A、又はB』(Warning Signs)

2018/10/29

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ウォーキング・デッドシーズン9のあらすじ

救世主との全面戦争がようやく終結したリックたち。
リックはカールの望みからニーガンを殺さず生かして共存する道を選んだ。
しかしマギーやダリルはニーガンを生かし聖域の元救世主たちを支援することに不満を抱えていた。
そしてリックたちを脅かす新たな集団も現れる！
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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

不穏な空気

暗闇でウォーカーに食われる一人の人間…。ウォーカーはある程度食らい満足するとその場を離れる。食われた人間はしばらく動かなかったがその後ウォーカーとして再び目を覚ました。
フラフラと歩き出したそのニューウォーカー。それは救世主のジャスティンだった…。
ジャスティンが彷徨い出した場所の建物には”最終警告”と大きく書かれていた。
一方ミショーンの説得に応じる形でマギーは物資を積んでヒルトップのカルと共に馬車で橋へとやって来る。その前に現れたのは救世主のメンバーたち。警戒するマギーに救世主のジェッドは「俺たちキモサベ(友人)だろ？」と言う。マギーが「橋の修復は？」と聞くと救世主は「昨夜消えた仲間を捜してる。」と答えた。馬車の荷台からトマトをとるとそれをかじるジェッド。まるでマギーが消えたジャスティンの行方を知っているかのような態度のジェッドにマギーは「名前は？記録しておく。」と言う。ジェッドは「マッド(泥)さ。未亡人だろ？」と嫌な物言いで返しをする。するとローラが「ジェッドよ。食料をありがとう。燃料は必ず届けるわ。」と言い仲間に行くわよと言って連れていった。
再び馬車を動かすマギー。その時カルが前方を指差し「あれを見ろ」と言った。そこにはフラフラと動く男の姿があった。

不満爆発

束の間の休みをとるリックはアレクサンドリアでミショーンとジュディスと幸せな時間を過ごしていた。
ポーチの階段に腰掛け、ジュディスに本を読んでいるとスコットが走って来る。ミショーンはスコットの所へ行き話を聞く。リックもすぐに駆け寄った。スコットは「消えた男を救世主たちが捜し、見つけたが死んでいた。事故ではなく明らかに誰かが殺した。」と話した。不穏な空気を感じとったリックとミショーンはお互いの手を握り合った。
ウォーカーと化したジャスティンが見つかり、その死体の胸には明らかに殺されたのだと分かる丸い傷があった。
これを見た救世主たちは怒り、そして不安に感じて銃を持たせろと言い出した。救世主とそれ以外の人間たちとの対立が始まってしまう。一触即発の状況からもみ合いへと発展するがその間に入って何とか止めようとするオールデン。「やめろ！二度と起きないようにする。」と救世主に言うがジェッドは「お前はもう仲間じゃない。」と言った。「みんな仲間だ。」と言うオールデンだがそんなきれいごとは通じずジェッドに殴られてしまう。ジェッドは「誰がジャスティンを殺した？」と拳を振りかざすがそれを止めるキャロル。片手はジェッドを押さえ、もう一方の手はホルスターの中の銃に置いている。キャロルは「後ろを向きなさい。」と救世主たちに言うがジェッドは「お断わりだね。今ここで撃ってくれ。怯えて過ごすよりマシだ。」と言った。するとキャロルや他の仲間たちは一斉にホルスターから銃を取り出した。かなり緊迫した状況になりローラは「争いは望んでない。身を守りたいだけ。」と言うがダリルは「銃は渡さない。」と言った。
救世主の男は「お前が殺したのか？」と言うが他の男が「違うな。ゴミ女が怪しい。」と言う。するとレジーナが「サイモンへの報復かもね。」と言い出す。救世主たちは半殺しにすると言って橋の修復で使っている斧などを持ち出した。アラットが止めに入るも荒ぶる救世主は聞く耳を持たない。今すぐに殺し合いが始まりそうな雰囲気となってしまった。
だがそこへ馬に乗ったリックがやって来る。互いに武器を下ろすように言いその場を鎮める。
救世主の男たちは不満そうだがローラやアラットは男たちに争いをしないよう言い、この場は一旦収まった。

疑いの目

リックはゲイブリエルに「アンは仲間だが教えてくれ。昨夜彼女はどこに？」と聞く。ゲイブリエルは一晩中自分と一緒に見張りをしていたと答えた。リックは「一応見張っていてくれ。彼女を疑ってる者が何をするか分からない。」と言った。
ゲイブリエルはアンに話をしに行く。疑われたことがショックだったアン。リックがゲイブリエルに聞いたと言うこともさらにショックのようで「明日に備えて休むわ。」と言うとテントから出て行った。
続いてリックはダリルの所へ行く。ジャスティンの傷が小さく丸い物で刺されていたとダリルに話す。ダリルを疑ってはいないがそう思う者もいるから一応確認だとリックは言った。ダリルは「殺すなら堂々と殺す。誰がやったにせよ理由は分かる。あんたもだろ？一緒にいればこういうことが起きる。」と言う。リックはそれでも共存することが未来だと言うがダリルはやはり納得いかない。奪われた仲間たち、搾取され続けた人々、その人たちのことを考えたことがあるか？とダリルが言ってもリックはやはり理想論を掲げ、ダリルに納得していなくても実行して皆に示して欲しいのだと言った。
群れの状況を確認するため二人一組になって辺りを捜索することになる。シンディと組んだマギーは森の中でどこかに向かうウォーカーを見つける。シンディは「森の中の家へ向かってるのかも。近くに住んでた。オーシャンサイドの前よ。」と言った。シンディの言う通りそこには家があり、剥がれたトタンが屋根に引っかかり音を立てているためウォーカーが集まっていたのだ。マギーが引きつけている間シンディがそれを落とす作戦へ出る。家の扉らしき場所にはたくさんの木が打ち付けられているが中からたくさんのウォーカーの手が出していた。
シンディがポーチを歩いていると床が腐っていたらしく踏み外してしまう。その音でウォーカーが一掃暴れたのか、打ち付けられた板を破り大勢のウォーカーが出てきてしまう。すぐにマギーが駆けつけナイフで一体、また一体と殺して行くがシンディは襲われ危険な状況だった。
その時シンディを襲っているウォーカーに矢が射貫かれた。応援に駆け付けたダリルたちが助けてくれたのだった。
何とかその場は助かるが、5区のビアトリスとアラットのコンビと連絡が取れないと判明。無線で何度呼びかけても応答がなく皆で捜しに向かう。すると森の中で倒れているビアトリスが見つかった。幸いビアトリスは無事だったが何者かに後ろから殴られたとのこと。アラットはいなくなっていた。無線機とナイフが落ちていることからアラットは誰かに連れ去られたと分かる。また一人救世主が消えリックは大きくため息をついた。

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ゴミ山に隠された秘密

1人ゴミ山に戻ったアン(ジェイディス)。山の中からボックスを見つけるとその中にあった無線機を取り出した。バッテリーをとりつけ周波数を設定すると「ジェイディスよ。近くにいるんでしょ。ヘリを見たわ。」と呼びかける。少しすると無線機から男の声で「何がある？AかBか。」と返って来た。アンは「あなたが連れ去ったの？」と聞く。男は「収穫はないが取引は続行する。AかBどっちだ？」と言う。アンは「いいえ、私だけよ。負担分は払った。」と答えるが男は「それは相殺済みだ。」と言った。「何が必要？」と聞くと男は「Aだ。明日だ。」と答えた。
その時物音が聞こえアンはそちらへ銃を向ける。そこに隠れていたのはゲイブリエルだった。ゲイブリエルは「誰と話している？君だったのか？君が何かしたのか？」と聞く。アンはいいえと答えた。ゲイブリエルはなら誰と話して何をしているのかと問いただす。アンは「悪いことよ。」と言い、物資のために”人間”を取引しようとしていたことを話す。リックや自分までも売ろうとしていたと知りショックを受けるゲイブリエル。アンは「最初は違った。でも結局こうなった。溶け込もうとした。でも何かあれば私が一番に疑われる。リックに疑われた。みんなも救世主と同じ考えだった。あなた以外は。ゲイブリエル、私と来て。別の場所があるの。遠いけど2人なら行ける。良い所よ。一つ約束して。誰にも言わないで。私を信じて。」と手を伸ばした。だがゲイブリエルは「私にはできない。リックに話す。裏切れない。」と言う。アンは「あなたはBだと思ってた。」と言うと銃でゲイブリエルの頭を殴った。

人さらいの真実

リックたちはアラットが消えたことを救世主には隠して、捜索することにする。
リックはキャロルと、ダリルはマギーと組んで捜索にあたる。ダリルとマギーはリックのやり方について話をしながら進んでいた。するとそこで死んだ女性の遺体に矢のような物が刺さっているのを見つける。ダリルはそれを抜くと「犯人が分かった。」と言った。
辺りが暗くなった頃、ウォーカーの声を聞きつけたリックとキャロルは慎重に進んでいくがそこで待ち構えていた救世主のジェッドとDJがキャロルを捕まえ喉元にナイフを突きつけて銃を寄越せとリックを脅す。”ペット計画”から外れ、家に帰るまでの安全のために銃が必要なのだと言うジェッド。「殺せば元に戻らない。全て終わってしまう。」と説得するリック。
しかしジェッドは「ジャスティンはかえってこない。」と言う。「終わりよ。」とキャロルが言うとリックも「終わりだ。」と言う。その瞬間キャロルは袖に隠して持っていたナイフを出してジェッドの肩を刺した。リックも銃を向けDJを制圧。そしてリックは「押さえとけ。キャンプで手当てする。」と言った。ジェッドは「なぜ殺さない？」と聞く。キャロルは「命は尊いからよ。」と答えた。
一方犯人の正体が分かったダリルとマギーはとある場所へ向かっていた。それはある人物が「住んでいた」と言っていた場所。そしてジャスティンがウォーカーになった場所でもあった。
到着すると建物の裏から「彼らのように命乞いしなさい。」と言う声が聞こえて来たのでそちらへ向かう。
そこではひざまずいたアラットが頭に銃を突きつけられている。突きつけていたのはシンディやビアトリスたちオーシャンサイドの女性だった。ビアトリスは水中銃を構えている。ダリルは「ジャスティンもそれで？」と聞く。ビアトリスは「夫を殺した。」と答えた。アラットはダリルたちに助けを求めるがダリルはアラットが何をしたのかシンディたちに聞く。かつて男たちを皆殺しにされたシンディたち。アラットはその現場にいて、シンディの弟を殺したとのこと。そしてアラットが復讐リストの最後の人物であることも話す。シンディは「リックに従ったのは他に選択肢がなかったから。でもグレゴリーを…それで悟ったの。リックに従わなくていい。あなたが道を示した。」と言う。マギーは「私が…こうさせた？」とショックを受けた。アラットは泣いているシンディの弟を見て笑い”例外はない”と撃ち殺したと分かる。アラットは自分は変わった、今は仲間だと言って命乞いするがダリルとマギーはアラットの過去の悪行を聞きかばう気になれず黙ってその場から去っていく。「行かないで！」と涙を流すアラットだが、シンディに後ろから頭を刺されて死亡した…
マギーはダリルに「私が道を示したと。私を支持してくれた。リックのやり方は終わり。ニーガンの所へ。」と言う。ダリルも「分かった。」と言い2人は歩き出した。

”リショーン”のきゃっきゃうふふが長いんだわ(笑)
もうミショーンのお腹に新たな命が宿っていても「うん、そうだろうね。」としか思えないイチャつきぶり。もう良いんですよ。大人の時間を入れてくれなくても。ウォーキング・デッドにそういうの求めてないからw
リックも本能的にはニーガンを殺したいと思っているようですね。でもカールとの約束や亡くなった人々への敬意としてそれを我慢してると言う感じでしょうか。てかもう意地になっているようにも見えますけどね～。
不満爆発の救世主たちはキャンプを去り聖域へと帰って行くのかしら？やっぱり共存は難しかったですね。
身を守るため銃が欲しい彼らの気持ちも分かるけど、信用できない相手に銃なんて渡せないからこうなったのは仕方ないですよね。最初から無理があったわけですよ。
人を使いたい側の人間はそうそう簡単に使われる側に落ち着きませんってことで。
また面倒な抗争にならないといいけどな～。
そして消えた救世主たちを処刑していたのは何とオーシャンサイドのご婦人方だったのですね！
いや～わたくし全然気づきませんでした(笑)まさかのまさかw
でもよく考えたらシンディたちは男を皆殺しにされたりしてひどい目に遭わされてたのですもんね。
復讐リストを完遂できて良かったのではないでしょうか。復讐は更なる復讐を呼ぶかもしれないし、復讐したから気が晴れるものでもないかもしれないけど、救世主のしたことを考えるととりあえず復讐しないと前に進めないと思うしそういう世界ですよね。
で、オーシャンサイドが立ち上がったきっかけがマギーの”グレゴリー処刑”だったと…。
ちょっと複雑な状況になってきましたけど、ダリルとマギーもニーガンが生きてる限り前に進める気がしないのでしょうね。この世界ではマギーたちの方が正しいように思えます。リックのはほんとに理想論なんですよね…。そりゃそんな世界になればいいんだけどさ…っていう。
マギーたちの行動にリックはどう反応するのか？内輪もめはしないでもらいたいけど穏便に済むとは思えないので心配ですね。
それからゴミ山のアンちゃんはキャラ変に成功したかと思ってたけど、やっぱり人の本性って変わらないものなんですね…。
ジェイディスに逆戻りしてましたね～。AとかBってなんぞ？ゲイブリエルはBだと思ってたのBってなんやね～ん！
そして無線の相手は誰なんでしょ。前はヘリはフィアーの方と関係してるって話題に上ってましたけどそうなの？それともまた別の団体さんが？何にせよ善人の感じはしないから先々どうなるか不安ですね。
ゲイブちゃん。せっかくの恋が…。お疲れちゃん。