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ウォーキング・デッド シーズン9　第4話『各々の義務』(The Obliged)

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

計画の始まり

キャンプにいるリック。キャロルもまた王国の住民を連れて戻ると聞き話をしていた。救世主たちが去った今、人手は足らず橋の修復は困難となっていた。リックは「聖域は？」と聞く。キャロルは「アルデンを戻らせたわ。彼らだけで何とかする。何かが起こっても彼らの責任よ。ニーガンのことも。未来は彼ら自身が決める。」と言い意志は固い。リックはそれを受け止めるしかなさそうだった。「俺は正しいんだろうか。分からない。」と言うリック。キャロルは「私もまだ模索してる。みんなと同じ。ごめんなさい。成功させたかった。本当に。」と答えた。リックは「分かってる。」と言った。その時ジェリーがやって来て「あなたに伝言が。マギーがアレクサンドリアへ向かったとジーザスから連絡が。”意味は分かるだろ”と。」と言う。リックはすぐに無線機を持ちアレクサンドリア中継点へ連絡を入れる。「マギーが来たらミショーンに報せ付き添いなしで彼女を入れるな。」と指示し無線の相手は「了解。すぐ伝えるわ。」と言うがそれはオーシャンサイドのレイチェルのためリックの指示はアレクサンドリアには届かないだろう。
リックはマギーにも無線連絡を入れるが応答はない。そこにダリルがどうした？と声をかけてくる。リックはマギーがアレクサンドリアで何かする気だと話す。ダリルはバイクで連れてくよと言いリックを後ろに乗せた。
だがダリルもマギーの協力者である。ダリルは途中でアレクサンドリアとは違う方向へと向かう。リックは気づきすぐに降ろせと言い、ダリルはバイクを止めた。「何なんだ」と言うリックにダリルは「分かってるだろ。これで正しい方向へ向かう。」と言った。指示がアレクサンドリアに伝わっていないと分かりリックは無線機を取り出すがダリルが取り上げようとし2人はもみ合いになってしまう。そのはずみで崖を転げ落ち2人そろって深い穴へと落ちてしまった。

心の内で燃えるもの

昨晩からニーガンが食事を摂らないと聞いたミショーンは食事を持って牢へと向かった。
「ハンストは終わりよ。」と言うミショーン。ニーガンは「ハンストじゃない。食べたくないだけだ。」と言った。ミショーンはニーガンを生かすためには食事をさせなくてはならない。そのためにニーガンの要望でしばらく話をすることになる。
「俺は独房で朽ち果てるべきじゃないし、君の中の戦士も耕作や子育てをしてるべきじゃない。」とニーガンは言う。ミショーンは「誤解してるわ。世界を再生してる。体制を整え法を作ってる。私たちのスタートは誰も止められない。何もないあんたはここで朽ち果てる。」と言い返した。ニーガンは妻がガンで亡くなったこと、そしてカールのことなどを話す。カールは見渡せばどこにでもいると話すミショーンの様子からニーガンはかつてミショーンに子供がいたと気づく。ミショーンは息子のアンドレを失った傷は癒えていると強がった。
ニーガンはミショーンの”本性”を見透かしたように「俺たちは今でももっとやれる。壁や柵の中じゃ死んだも同然。外へ出るのは中毒みたいなもんだ。言ってる意味分かるだろ？君も良かったと思ってる。アンドレの死だ。彼の存在は君を弱くさせてた。」と言う。ミショーンは夜な夜な外へ出てウォーカー狩りをしていたこと、そしてアンドレのことが図星だったのかニーガンの食事をぶちまけると去って行った。
一旦自宅へ戻り憲章作りの続きをしようとするミショーンだが手に着かない。サンドイッチを作って再びニーガンの所へ向かう。自分は物事をよくさせようとしている、団結させようとしている、子供たちのために世界を築こうとしていると言う。するとニーガンは「俺と同じ結末を迎えることを恐れてるんだな。愛する者をすべて失うことを。無より恐ろしいことはない。」と言った。ミショーンは「息をしてる限り無じゃないわ。時間切れよ。食べて。」と言う。ニーガンは頷き、サンドイッチを一口食べると「一つだけ頼みがある。こんな世界だから必死で何かにしがみつきたい。彼女に会わせてくれ。必要なんだ。」と頼む。ミショーンは「バットはないわ。」と答える。ニーガンは「彼女に何をした？」と聞いた。ミショーンが「外に。」と答えるとニーガンは「そんな…ダメだ。」とうろたえる。ミショーンが去ってもニーガンは「ルシールに会わせてくれ。」と言いひどく悲しんで壁に頭を打ち付けた。

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問われる信頼関係

深い穴に落ちたリックとダリル。これはダリルにも”予想外”の出来事であった。よじ登るには高すぎる。2人は何とか穴の周辺にある木の根を使って登ろうと考えた。しかしなかなか上手くいかない。
苛立つニックは「これも計画のうちか？」と言う。もちろんダリルはそうではないと言うが、マギーをアレクサンドリアに行かせるため協力していることは話した。「奴(ニーガン)を生かすことに意味がある。」と言うリックだがダリルは「彼女(マギー)には死に意味が。」と言った。
リックは気持ちは痛いほど分かると言うが2人は言い争いになってしまう。ダリルはグレンがいたからリックは救われ、ローリとカールを見つけることができた、自分たちと出会えたのも全てグレンのお陰なのに忘れたのか？と言った。
リックは「忘れてない。日々考える。マギーには悪いがすべきことをしてる。」と答えた。ダリルはマギーもそうだと言い水掛け論になってしまう。ダリルは「努力したが受け入れられなかった。オーシャンサイドも。」と言う。リックは救世主を連れ去って殺していたのがオーシャンサイドだと知り驚いた。ダリルは「当然の報いだ。」と言うがリックは「知ってて言わなかった？」と怒る。ダリルは「俺も我慢できなかった。」と言う。リックはマギーがニーガンを殺せば全て意味が無くなってしまうと言う。カールの死も無意味になると言う。だがダリルは「俺たちはどうなる？クソな世界で生き残った俺たちは？他の奴らを信じろと言うが俺たちを信じてない。あんたのために死ねる。カールのために死ねた。分かってるだろ。だが話を聞け。カールにとらわれ進む方向を間違えてる。彼の言葉は忘れろ。忘れるんだ。」と言った。
リックは「俺に従えと頼んだことはない。」と言う。ダリルは「そうだな。分かってるが頼むべきだった。」と言った。

失った逃げ場

王国への帰り支度をしているキャロルたち。その時キャロルは不穏な気配を感じる。銃を構えて向かった先にはジェッドたち救世主が大勢でやって来ていた。ジェッドは何故か銃を持っている。キャロルが聞くとアルデンから奪ったとのこと。「銃を下ろせばだれも傷つかない。」とキャロルは言うがジェッドたちは武器を構えたままで「実は戻る途中で分かったんだ。犯人はオーシャンサイドだ。俺たちへの宣戦布告さ。受けて立つ。」と言う。キャロルはみんな死ぬわと言うがジェッドは「あんたはボスじゃない。生き延びたのは運が良かっただけ。」と言いお互い銃を向け合い危険な状況となった。銃を下ろせと言われキャロルは下ろした。ジェッドはキャロルが腰に付けた鍵の束をとる。しかしキャロルはジェッドが横を向いた瞬間蹴り飛ばした。辺りに響き渡る銃声。その音は穴に落ちたリックとダリルの耳にも届く。キャンプで何かがあったと気づきダリルはリックを担ぎ上げて何とか上へ行かせようとする。リックも上にある木の根を掴み必死に登ろうとしているが上からウォーカーが落ちてくる。銃声で群れが引き寄せられこのままではキャンプも自分たちも危険である。
リックとダリルは上から滑り落ちてくるウォーカーを避け、倒しながら何とか這い上がろうとする。リックは穴の外へ出ると辺りを見渡し、丈夫そうな木の根を掴んでまだ登れていないダリルに手を伸ばす。「もう少しだ。兄弟、兄弟。手を掴め。」と言うとダリルは頑張って手を掴み無事に上がることができた。
だが群れが迫り危険な状況は変わらない。急いでキャンプへ戻ろうとするがリックは群れを逸らすから残ると言う。ダリルは橋に誘導すれば作りかけの橋の底が抜けるからウォーカーを川に流せると言うがリックは橋の修復を諦めていなかった。ダリルを無理やり納得させると銃声で逃げて来た馬に乗り一人で群れを誘導し始めた。
途中まで上手くいっていた誘導だが交差路に差し掛かると反対方向からもかなり大きな群れが向かってきていた。もう一方は瓦礫が積んでありリックは逃げ場を失ってしまう。馬もうろたえ前足を上げた時にリックは振り落とされてしまった。
リックは瓦礫の上へと落ちてしまいウワァーっと大きな声を上げて苦悶の表情を見せる。リックの背中にはコンクリート片が。そして左わき腹の当たりには鉄筋が刺さっていた。2方向から迫るウォーカーの大群。だがリックは動けず気絶してしまった…。

しばらくブログお休みしていて申し訳ございませんでした。
また再開しますので月10のゾンビ祭ご一緒いただけると幸いです～。
さっそく大ピンチを迎えてしまいましたね～。あれ…りっく先生もうお別れなんでしょうか？
まさかこんな早々に退散しないですよね？
気を失ったリックがウォーカー的に”死亡認定”されて奇跡のスルーとか見せてくれるのでしょうか？
4話目にしてこの惨事！次がどうなるのか気になりますね。
そしてミショーンの最初のシーンは何だかシュールでしたね。昼間は子育てし、アレクサンドリアを立て直し、憲章作りをするけれど夜になると一人刀を持ってウォーカー狩り。彼女も普通の生活に収まるような人ではないんですよね。
ニーガンはそれをお見通しなのかな。ミショーンも本当は気づいてて”ニーガン化”するのを恐れてる感じでしたね。
愛する者をすべて失うのは誰でも怖いですよ。幸せな家族を持てば増々怖い。一度失ったことのあるミショーンはその辛さを知ってるから尚怖いですよね。
このニーガンとの会話が今後どう転ぶのか？アレクサンドリアもマギーが到着したらどうなることやらですね。
マギーが着いた頃にはニーガン頭から血が噴き出して死んでたりしてw
ルシールへの執着はやはりスゴイですね。
そしてキャンプの方もエライことになってしまいましたね。さすがキャロル姐さん。男に怯むようなタマじゃないッス。でもでもあんだけ大勢の救世主がワーッと向かって来たらちょっと厳しいですよね。ダリル先輩！早くキャンプへGOですぞ！
で、ついに奴の名前が字幕にあがりましたね(笑)オールデンと呼んでいましたが字幕上ではアルデンとなっていましたので今後はアルデンって書きますね。もうすっかりオールデンで馴染んじゃってたけど…。オールデンじゃなくて残念…w
あいつジェッドに武器とられるなんてへなちょこ野郎だな(´・ω・｀)
それから割愛しましたがアンとゲイブリエルのその後ですね。アンちゃんはやはりなつめカットから変身することができなかったんですね(違)ゲイブリエルへの愛は本物だから、彼を殺さず去ると言う選択をしましたが一体どこへ行かれたんでしょう？
これまた後々出てきて新たな脅威となるのでしょうか？
色々と気になりますがやはり一番気になるのはりっく先生の安否ですよね。はぁ～どうなるの～りっく先生死んじゃうの？

今日の一枚

The Walking Dead season9 ep4