The Exorcistエクソシスト シーズン1 第3話『扉をたたく音』
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だがこういったことに否定的なトマス神父はアンジェラの言葉を真に受けなかったが、ある日夢の中で少年の悪魔祓いを行うマーカス神父が出て来る。
マーカス神父は実在し、自分が見た夢は現実に起こったことだと知ったトマス神父。その後恐ろしい戦いが始まる…
ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。
挑発
アンジェラは夫とケイシーと共に教会へとやって来る。トマスとマーカスは奥の部屋でケイシーと3人で話をすることにした。
「パパまで怖がってるから2人には大丈夫だと言って」と頼んでくるケイシー。そんなケイシーにトマスは屋根裏であったことや英語以外の言語を話すことはできるかと聞いたり、このペンを動かせるか?などと質問をしていた。見かねたマーカスが「私からいくつか質問してもいいかな?」と言いケイシーの前に座る。最初は優しく話すマーカスだがキャサリンを引き合いに出しケイシーを揺さぶり始める。美しいが自己中で思慮のないキャサリン、一方普通の少女であるケイシーが美しい姉に対して抱いているだろう劣等感や不満を煽るような発言をする。そしてケイシーの部屋から持ってきたオルゴールを開いて中に入っていた黒のコンパクトを出すと中の鏡を確認する。その鏡は割れていた。「鏡を割ると7年の不幸を呼ぶと言うね。誰にもらった?」とマーカスは聞く。うつむくケイシーの背後には例の男が現れる。だがその男は神父たちには見えていない。「古そうな物だな。誰にもらったんだい?」とマーカスがもう一度聞くとケイシーは「セールスマン」と答える。後ろの男は”何も話すな”と忠告する。男の声が聞こえないマーカスは「理解できん男の子っぽい娘にコンパクトか…」と続けていると謎の男はケイシーに顔を近づけ”君はとても美しかった”と言う。それを聞いたケイシーは「私が美しかったから」と言った。マーカスは「姉さんには負ける。彼はウソで君に取り入った。君は特別だと?これをくれた男は今この部屋にいる?」と聞く。ケイシーは明らかに動揺し、トマスとマーカスは辺りを見回す。だが男の姿が見えることはない。謎の男は自分の存在に気付かれたからか焦り始めケイシーに”立て、ここから出るんだ”と言っていた。
正体を現した謎の男
マーカスは「君が頭の中で存在を求めた時現れた。」と語り続ける。その時部屋に飾られていた絵画が壁から落ちる。マーカスはケイシーの腕を掴むと「ケイシー・ランスの中にいる者よ。神の御名において答えろ。少女をどうする?存在を示せ。なぜ彼女だ。姉とは違う。上物が得られず妥協したんだろ?」と挑発し始める。部屋の電気はチカチカし、不穏な風が吹いて机はガタガタと揺れ、古いコンパクトは猛スピードで回転していた。「この安物で満足なのか?彼女がお前を選んだのかもな。つまりお前は弱い。彼女の奴隷なんだ。」とマーカスが言うとケイシーは男の声で「誰の奴隷でもない。意図がある。邪魔するな」と言い始めた。神父たちを見上げる目は漆黒の闇のように深いのにらんらんと輝いている。トマスは慌ててカメラを回し始めた。
「お前は何者だ?」と聞くマーカス。ケイシーは尚も男の声で「あの少年がよろしくと。彼の名前は何だったか…そうだ。ガブリエルだったな。首が折れた時のあの音は竹をなたで裂くような音だ。」と答える。「やあ、バプティスト(ガブリエルに憑いていた悪霊の名)」とマーカスは挨拶する。だがケイシーは「私はバプティストではないが彼に感謝してる。精神的ダメージを受けたろ。ズタズタなはずだ」と半笑いで話した。「やめろ!!!」とマーカスが怒鳴るとケイシーはふふんという顔をして大人しくなった。
受け入れられない現実
トマスとマーカスはケイシーの様子をおさめた動画を補佐司教と教皇のお供で来ていた広報と警備の責任者ベネットに見せた。「憑依です。十分すぎる証拠でしょう。悪魔祓いの許可を」と頼むが、動画をみても相変わらずの補佐司教たち。「アラム語を話しただろ?公立学校で教わるか?どうしてこれが分からないんだ?」とマーカスは苛立ちを見せた。補佐司教は「娘を精神科医に見せろ。何度も同じことを言わせるな」と言う。そしてベネットはマーカスに封書を渡す。「ローマから?」と聞くマーカスにベネットは「破門宣告書だ。即時有効となる。君はカラーを外しミサも行えない。君は私に銃を向け悪魔祓いをし、少年を死なせた。修養センターを抜け出し勝手に少女を尋問した。」と答える。マーカスは「今回は今までと違う。少女の中にいる悪霊は私を知っていた。悪霊同士で情報を共有してるんだ」と言い、さらに「南部で起きた一連の殺人事件で犯人は目、心臓、肝臓、生殖器を取り手の平と足裏の皮も…」と話すがベネットは黙れ!と言いマーカスは追い出されてしまった。
トマスとマーカスは2人で話しトマスは「あの家族には我々が必要です。彼女を助けたい。やり方を教えてください」と頼む。マーカスは「否定できぬ証拠を得られる時が来る。それを司教に示し助けてもらえ。もう死者は出したくない。命の責任は持てん」と言った。トマスは「私は諦めない」と呟いた。
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感じる不穏な動き
マーカスは1人でケイシー宅を訪ねた。だが家族は出かけていていない。すると家の前に車が停まり中からベネットが車に乗る様に言った。車でどこかへ向かいながら「少女の問題は?」とマーカスは聞いた。「私には関係ない」とベネットは答える。「9人の犠牲者が出た。心臓、目、生殖器、手、足…”灰の儀式(ヴォカレ・プルヴェレ)”に使われる。複数の悪霊を呼ぶ。」とマーカスは一連の事件を持ち出す。ベネットは運転手に音楽をかけるよう言うとマーカスに近づき「昨日過激な信者がホテル前で焼身自殺を図った。どう火をつけたかは不明。自然発火したとか。教皇は素晴らしいお方だ。彼を失えば世界中が困る。ここへの訪問をお止めしても逆効果で。教会に問題があるかわからないが調べてみるつもりだ。」と話してマーカスにバスのチケットを渡した。それはフロリダのタラハシー行きのものであるが、もう一枚はタラハシー行きの最初の停車地エルジンから再びシカゴに戻って来るものだった。そしてチケットの裏には”友達のリスト”が書かれていた。
しつこい男は嫌われる
キャサリンの事故で亡くなった友達の追悼式が行われた。バレエ団の仲間でもあり亡くなったジュリアと事故で膝を悪くしてしまったキャサリンだが、他の仲間達がそんな2人に向けたパフォーマンスを披露してくれた。仲間たちの舞台を観て涙を流すキャサリン。一方ケイシーは具合が悪そうにしていた。そして耐え切れなくなり会場から出て行ってしまう。父親が追いかけ2人は電車に乗って帰ろうとしていた。父親はケイシーを心配し何かあるなら話してくれと言っていたがケイシーは別に何もないと答える。その時父親が目の辺りを押さえたと思ったら気絶してしまう。それと同時に電車が駅に到着し騒がしい一行が電車に乗り込んで来た。人波に押されるケイシー。すると乗り込んできたガラの悪い男がセクシーなドレスを着ているケイシーに絡み始めた。「エロいドレス着といて何だよ。ほら優しくしてるだろ?激しいのが好きならそう言え」と言って嫌がるケイシーの腕を掴んだりする。誰も助けに入らず困った顔をするケイシーが車両の前に目を向けると例の男が薄汚れた姿で歩いてくる。男はケイシーの目の前に来ると激しいキスをする。
キスが終わると男は消え、ケイシーは憑依状態となった。絡んでくる男を軽々と放り投げ止めようと声を掛ける男性も目で弾き飛ばす。電車内の灯りは非常灯に切り替わり乗車しているお客たちは悲鳴を上げていた。ケイシーは放り投げた男の所へ近づき馬乗りになると「激しいのが好きならそう言え」と言って男のシャツをびりびりに破き始めた。そして男の体を爪で激しく傷つける。男の口に指を突っ込むと男のあごをはずしてしまう。目を覚ました父親が「ケイシー!!」と声をかける。電車内に明かりが戻りケイシーは父親の方へ振り向く。血だらけの娘を見て愕然とする父親。ケイシーは無表情のまま失禁をしていた。
頭デッカチな補佐司教のせいでなかなか悪魔祓いの許可が得られないですが、ケイシーは大勢の前で恐ろしい姿をさらしてしまいましたね~。いや~。おっさんとのキスシーンにお疲れさまですと言いたいです。
あの男が、ケイシーに憑りつくものだったんですね。本当はキャサリンに憑こうとしてたけどダメだったからケイシーに憑いたと。
でもってガブリエル少年に憑いていたのとはまた別の悪霊なんですね。トマスが夢でマーカスに会ったから同じ悪霊なのかと思ったけれど違うんですね~。一体どんな導きがあったのか不思議です。
そして何だか教会自体で不穏な動きがみられるんでしょうか。殺人事件は儀式と関係があるようですし、ベネットはマーカスを追い出すどころか何か協力者の所へ向かうよう仕向けている感じでしたね。
教皇が訪れると言うこの時期に関係して何か大きな邪悪の力が動こうとしていて、それに気づいている教会関係者もいますよと言う感じなのかな~。あの巨漢のおばさまウォルターズさんもその一人なんでしょうかね。
何だか奥が深そうで、何がどのように結びついていくのか今後が楽しみです!
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Comment
面白いですね。マーカス神父が謎過ぎます。
まさかの日本語をしゃべるとは、びっくりです。
日本には悪魔どころか、妖怪やゴジラもいるので、修行で
来てたのかもしれません。
悪霊に北斗の拳ばりに、日本語で「お前はもう死んでいる。」と
言って欲しかったですね。ww
けるんさん
コメントありがとうございます!
日本には魑魅魍魎がおりますのでね…(笑)
修行で来てたらおもしろすぎますww
北斗残悔拳で悪霊に己の過ちを悔いる3秒を与えてやっちまってほしいです~!