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マレフィセント

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2014年　アメリカ　97分　ファンタジー　(原題：maleficent)

大きな翼を持つ最強の妖精マレフィセントは人間の男の子ステファンと出会い恋をする。
成長した二人は真実の愛のキスを交わすがやがて大人になったステファンはマレフィセントを捨て、国王になるべく野望を抱く。
そして国王になる為マレフィセントを欺き翼をもぎ取ってしまった。

愛するステファンにされたひどい仕打ちに心が荒んでしまったマレフィセントは住んでいた美しい森も闇に変えてしまう。

やがて国王になったステファンに女の赤ちゃんが生まれる。
マレフィセントは城に出向き、恐ろしい呪いをかけてしまう。

ステファンは子供を守るため森の奥で妖精に王女のオーロラを育てさせることにするが…
という有名なお話「眠りの森の美女」をアレンジした作品です。

愛するステファンに裏切られたマレフィセントが勢いでオーロラに呪いをかけてしまったものの、元々優しい性格だから心配でオーロラの成長をずっと近くで見守っていくという何だかずっと悲しい気持ちがしてしまう感じでした。

オーロラも見守ってくれていることを知っていたので
二人が顔を合わせた時マレフィセントのことをフェアリーゴッドマザーと呼び、自分をずっと見ていてくれたことを知っているわとかなり懐いてくれています。

成長しても純真無垢さを失わないかわいいオーロラをいとおしく思い、マレフィセントは自分がかけた呪いを解こうと試行錯誤するけれどこの呪いは永遠に解けないという呪いまで自分でかけていたので解くことができないのもなんか切なかったですね。

もちろんハッピーエンドですが、マレフィセントのもの悲しい気持ちが何とも…
マレフィセントのしもべでもありよき理解者でもあるカラスのディアヴァルとともに赤ちゃんの頃から見守っているから親心みたいな深い愛情なんかも二人から感じられました。

そしてキスでオーロラが目覚めてハイ、終わりではなくてそこから先が少しあるんですが長くてもういいわっとはならなかったです。
それほど楽しめたのだと思います。

悲しみを背負うマレフィセントのアンジェリーナ・ジョリーはすごく上手でしたね～。表情から感情があふれ出るかのようでした。
そして微妙に美女？なオーロラと微妙過ぎるオーロラの相手の王子も合わせて楽しめると思います。
私はカラスのディアヴァルが優しそうで好きですね。

今日の一枚