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アクエリアス 刑事サム・ホディアック シーズン1 第10話『人種の壁』

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アクエリアス 刑事サム・ホディアックのあらすじ
1967年、ロサンゼルス。刑事であるサム・ホディアックは元恋人グレースから16歳の娘エマがいなくなったと連絡を受ける。捜査を進めていくとチャールズ・マンソンという男に当たる。この不思議な男は独自に”ファミリー”と呼ぶ共同体を作っていた。だがそれは後世に残る残虐な事件の始まりだった。サム・ホディアックは時代の波に飲み込まれながらもマンソンを追っていくが…

ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

狙われたホディアック

バーでマンソンにドラッグを盛られたホディアックは店の外でふらふらしていた。ドラッグのせいで周囲は滲みホディアックは上機嫌で歩いている。マンソンは囁きかけ、ホディアックを車が沢山行きかう車道へと導いていく。セディや取り巻きの女性を使い巧みにホディアックを誘導。クラクションを鳴らされてもお構いなし。ニヤニヤしながら立ち尽くすホディアックを一台の車が轢きそうになる。だが間一髪で同僚のジョーが助けてくれた。車を運転していた女が出てきて「飛び出してきたの」と言った。ジョーは「ああ、君のせいじゃない」と言い女は車に乗って去って行くが、その車にはマンソンが乗っていた。マンソンは事故に見せかけホディアックを殺そうとしていたのだった。

金蔓を連れて戻って来たエマ

結局エマはマンソンの元へ戻って来てしまった。しかも金持ちの息子リックを連れて来る。マンソンは女の子たちを使いリックを接待。そしてエマに「俺の所に戻って来てくれてありがとう。二度といなくなるな。頼むよ。悲しかった」と言い、エマも「二度と出て行かないわ」と約束した。
そして「あなたを本当に愛しているのよ、チャーリー。でも父のことは大嫌い。私を愛してくれなかった。醜い娘だと。」と言う。マンソンは君は誰よりも美しいし賢いと言った。エマは「父には秘密が?」と聞くがマンソンは「過去も未来も無いと認めろ。あるのは俺たちが今肌や心で感じることだけだ」と言って質問には答えなかった。

隠していた出自

翌朝シラフになったホディアックの家にジョーが尋ねて来る。ホディアックが礼を言うとジョーは「昨日の借りを取り立てに来た」と言う。ホディアックは新聞を見ながら今多発しているラテン系の女性ばかり狙う強盗についての記事でサラザールと言う記者が”ラテン系の刑事を増やせ”と怒っていると話した。ジョーは少し言いにくそうに「俺はキューバ人だ。本名はホセ・モラン」と告白する。ホディアックは「ウソだろ?アイルランド系じゃないのか?」と驚く。だがジョーは比較的色白の家系で祖母は赤毛で青い目であった。中学時代からジョーと名乗りモランもアイルランド系にある名字の為周りにはアイルランド系の白人であると思わせて今まで生活してきた。そして義父が差別的であることから妻にも言っていないと言う。家族や職を失いたくない気持ちから隠し通そうとしていたが、記者のサラザールがどこからか嗅ぎつけラテン系であることを隠していることに怒り世間にばらすと言って来たらしい。ジョーはどうすればいいかとホディアックに相談しに来たのだ。
ホディアックはサラザールを訪ねる。ジョーのことを公表したら彼は家族を失ってしまうと話して考え直すよう説得するが、サラザールの心は変わらなかった。

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大切なのは自分が何であるか

またもやバス強盗が起こり、今度は殺人に発展してしまった。このことでサラザールは来週と言っていたジョーに関する記事を翌日出すことにした。新聞で大々的に書かれたジョーは妻に追い出されてしまい、警察の同僚カトラーたちにもからかわれるハメに…。ジョーは片手に酒瓶、片手に銃を持ち署に入って来る。からかっている同僚にハハハと笑い「裏切ったな。話したのはお前か?バカ野郎」とウェイレン刑事に言った。ジョーは「ラテン系だと言えば仲間になれないかと思った。この仕事が好きだ。仲間に入りたかった。だがどうだ、俺と同じ人種が邪魔をする」と外で騒いでいるラテン系の人たちのデモを見た。ジョーは銃を自分のこめかみに当てる。ホディアックは「こめかみを撃つのはまずい。大脳全体が吹っ飛ぶぞ。寝たきりになって息子たちは20年間下の世話だ」と言う。ジョーはそうだなと言って今度はあごの下に銃を当てた。すると今度は「俺の父は破産し飛び降りたが二日間死ねなかった」と嘘を言い説得しようとするがジョーには届かない。ホディアックは「親父はユダヤ人だ。俺はアメリカ人だが親父はユダヤ人だ。俺も怖くてみんなに隠してた。お前と同じだ」と言う。親が何人であろうと自分はアメリカ人だし、それはお前も同じだと話すとジョーは「ありがとうサム。」と言って自殺を思い留まった。

グアポにたどり着くブライアン

ブライアンはロイたちにも信用され、グアポにたどり着いた。だがグアポはブライアンのタトゥーを見て軍隊出身者だとわかり「国に仕えていたなら警官じゃないのか?」と言い出した。ブライアンはその場を何とか取り繕ったがグアポはまだ信用していないようだった。更にマンソンの根城”らせん階段”に自分が警官だと知っているリックが来たことから、ブライアンはホディアックに相談をする。すると「助手にするんだ」とアドバイスをもらう。ブライアンはリックを連れ出し警察のバッジを見せる。「仮のバッジだ。数週間後に本物を渡す。」と言う。そして小声で宣誓させてリックを警官助手にした。
その後ブライアンはグアポの命令でロイ、グアポのイトコのフアンとクスリの取引に行くことになる。ブライアンは上司に報告し、その現場をおさえる作戦が組まれた。だがブライアンは適当な計画に「中止の時の合図は?」と聞いた。作戦を指揮するギルバートは何があっても守ってやるから大丈夫だと簡単に言った。だがそれを聞いていた署長は「念のため中止の合図を決めよう」と言いタバコに火をつけたら中止と言うことになった。

グアポの仕掛けた罠

ブライアンとロイ、フアンは日本電気という倉庫でブツの受渡を行うことになっていた。その周りには警官たちがスタンバイしている。ブライアンは待っている間落ち着かない様子だった。そしてグアポのイトコのフアンはブライアンをじっと見ていた。何かを感じたのか怖気づいたのか…ブライアンはタバコを取り出すと火をつけようとする。だがなかなか火がつかない。ロイに火を借りタバコに火をつけた。突入作戦は中止という合図が送られギルバートは「逮捕できたのに…腰抜けめ」と文句を言った。ブライアンは日の丸のついた小箱を受け取りその場から去って行った。
グアポの所へ戻るとブライアンはカッターを渡され箱を開けるよう促される。箱を開けて中身を確認するとそこにあったのはチェスのセットだった。驚いたブライアンは「ブツは?」と聞く。グアポは「お前を試した。」と言って握手を求めて来る。どうやらブライアンは仲間入りできたようだった。

黒人差別や女性蔑視だけでなく、ヒスパニック系やラテン系の方たちも差別されていたんですね~。いわゆる白人至上主義ってやつですか?…。ほんとにこれがついこの間のことっていうのはびっくりしますよね。ついこの間なんだから知らない所でまだまだ差別が残っているんでしょうね。そういえばついこの間も映画業界でもめてましたもんね。悪しき習慣はまだまだ根強くあるんですね。
そして、自分を解放しなさいと言われたエマちゃんは自宅に侵入してママの宝石を仲間たちと盗んでいましたが、残っていた親への愛情は全て切り捨てたという表れなのか…。マンソンの所へ戻った時点でもうアウトなんでしょうね。
そしてホディアックおじさんのパパン登場!
問題が全然片付いてないですが残り3話で伏線回収してもらえるのかな…それともごっそり次シーズンに…?

今日の一枚
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AQUARIUS season1 ep10

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